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第1章 魔犬
5.凌辱
ひどく痩せた女性がベッドに横たわっている
その横にはまだ就学前くらいの小さな男の子が寄り添うように女性にくっついて座っている。
ーーあぁ、夢を見ているのか。
ユウトはすぐに自分が夢の中にいると気がついた。
小さな時から繰り返しよく見ている夢。
あの女性はユウトの母親で小さな男の子はユウト自身だ。
最近は見なくなっていたのに、結婚パーティーでキースに言われたからだろうか。
悪いことばかりではない
こうしてたまに母に会える
ユウトは毎回同じ結末をたどるその光景をぼんやりと眺めていた
「ユウト、この手紙を角のメルケスさんのお店に出してきてちょうだい」
「うん。わかった」
「お金も持ったわね」
「うん。」
「ちょっと、こっちへおいで」
母はユウトを手招きして愛おしそうに抱き締めた。
「ユウト、大好きよ。ママの元に産まれてくれてありがとう」
「僕もママが大好きだよ」
ユウトが言うと母は嬉しそうに笑った。
「さぁ、行ってきなさい」
「うん」
ここで一旦シーンが切り替わる。
いつもそうだ。子供ながらに記憶の断片を集めて作られた夢だから途切れている部分がある。
ユウトはスラム街の孤児院にいた。
一人一着しかない薄汚れた服、ボサボサの髪、朝はスープの上澄みのみで夜は固いパンに豆のスープ。
年上の子供達に苛められ、ユウトはいつも孤児院の前に一人で座り行き交う人達をぼんやりと見ていた。
母に会いたい
考えることはそればかりだ
ある日、いつも通りぼんやりしていると、目の前にスラム街には不似合いな黒塗りの高級車が止まり、中から金髪の男性が飛び下りてきた。
「ユウト!君、ユウトだろう?」
ーーーだれ?なぜぼくをしっているんだろう?
続けて車から降りてきた女性とユウトと同じくらいの歳の子供も近くへ寄ってきた。
「可哀想に。こんなところで」
子供は青い大きな目でユウトを覗き込んだ。
「ぼく、クリス。よろしくね。きみはぼくの弟になるんだ。早く一緒に帰ろう」
夢はいつもここで終わる
この後、俺は母の兄であるジョン・マグドーに引き取られてマグドー家の養子になった。
何だろう…暑い
息苦しい感じもする
夢は終わったのに、こんなことは初めてだ
ユウトが見ている光景がぐるりと大きく揺れ暗転する
暑い…なんだ…うっ…
まどろみながらユウトが目をなんとか開けると、そこは暗闇だった。
ーーー暑い
お酒でまだ頭が働かない
ユウトは横たわる自分の上に黒く大きな塊があることに気がついた
塊はユウトの唇に吸い付いてきた。
唇を嵌まれ、息苦しい
「やめろっっ」
右足で思いっきり蹴り上げると、黒い塊は「うっ」と声を発してベッドから転がり落ちた。
ーーー誰なんだ
武器になるような物が欲しいが目ぼしいものは何もない。
また襲いかかってくるかもしれない
どうしよう…
冷や汗が出て、尋常じゃないくらい酷く喉が渇く、その間にもユウトの心臓はドキドキと激しく波打っている。
白壁に塗り込まれた夜光貝が僅かに部屋を照らす
その灯りを頼りにユウトは目を必死に凝らす
塊はベッドから落ちたまま動かない。
ユウトより大きい、男のようだ
ーーー頼む、動かないでくれ
ユウトは縋るような気持ちでじっと男を見る
段々暗闇に目が慣れてきて乱暴者の姿が少しずつ見えてくる
それと同時に一つの考えが頭の中を占拠する
ここは魔法で管理された部屋の続き部屋だ
ドアだけじゃない、窓も魔法で管理されている
ただの荒くれ者が入れる部屋じゃない…
ユウトの頭の中に一人の人物が浮かんだ時、やっと闇に慣れた目にもその姿がうつりこんだ。
「リオルド王子…」
床にはユウトに蹴り飛ばされ、座り込んだリオルドの姿があった
パーティーでは纏めていた髪を下ろし、シャツの前部分を開け、立て膝でユウトを睨み付けている
ドクンドクン…
ユウトの胸は激しく波打つ
「ど…どうかされたのですか?部屋を…お間違いに?」
緊張のあまり声が上ずるが、リオルドは何も答えることなくこちらを睨み続けている
「あの…先程はちょっと…蹴ってしまい申し訳ございませんでした。王子は酔って部屋を間違えたのですよね」
ーーーそうだ。と言って部屋から去って欲しい。そうしたら俺も今のことは忘れるから。
ユウトは暗闇に流れる空気が変わったような気がした
「いいんじゃないか?防犯意識が高いのは褒められることだ」
指輪を貰った時とは違い、とても低く冷たい声だ
座り込んでいたリオルドがゆっくりと立ち上がる
「それが自分の伴侶に対してであれば問題だがな」
リオルドとユウトの間に緊迫した空気が流れる
「そのままこちらに背を向けて座れ」
「え?」
ーーー嫌な予感がする。でもメイはまだ先と言っていた
「早くしろ」
ユウトは体をビクリとさせると言われるがままにベッドの上でリオルドに背を向け正座した
リオルドがユウトに近づいてくる気配がする
ユウトが恐怖で体を固くすると、突然後ろから押され、ベッドに顔と肩を押し付けられた
「あっ…いた…」
ユウトは何とか身を逃そうとするものの、リオルドの力は強く肩は全く浮き上がらない
ーーーまさか、嘘だろう
ユウトは反抗しながらも、自分のガウンが足元からたくしあげられていることに気が付いた
足元からどんどん捲られ今は腰の上まで晒されている
「や、やめろ」
抵抗する声も虚しく、リオルドはユウトの下着を一気に引き下ろした
小瓶を開け香油をユウトの尻に垂らす
「ひゃあ…!」
香油の冷たさにユウトは思わず声を上げた
これはメイから聞いていた夫婦の営みだ
このあと時間をかけて準備すると言っていた
どうしよう
どうしたらいい
ユウトの頭はパニック状態に陥り、動悸は止まることなく胸を打ち続けている
一瞬のことだった。
リオルドは準備などせず、ユウトの後ろ頭を片手でベッドに押し付けたまま、己のものを孔にあてると一気に貫いた
「ヒィっ…!あ…!!痛い…いたっ…」
ユウトは悲鳴にも近い声をあげた
ーーー痛い!痛い!だれか…
「ひぃ…や…やだ…いたい…いた…」
下半身はこれまで感じたことが無いほどに熱く痛み自然に涙が溢れてくる
「いや…いたい…だれか…たすけて…あ、あっ…」
どのくらいの時間が過ぎたのだろう
ユウトの涙はとうに枯れ、下半身に痛みも感覚も無くなったころ、リオルドからようやく解放された
リオルドはベッドを離れるとそのまま歩きだしドアから出ていった
労りも言葉もーーー何も無かった
ことが終わってもユウトはうつ伏せになったままだった
身体中がベトベトして気持ち悪いが、起き上がろうにも体が痛くて動けそうにない
何より、ショックを受けて放心状態だった
「うっ…」
胃から何かが込み上げてきてその体勢のまま吐いた
黄色い胃液が食道の奥から出てきて真っ白なシーツを汚す。
動くことも出来ず、精液と胃液にまみれたベッドでユウトは気を失うように眠りについた
その横にはまだ就学前くらいの小さな男の子が寄り添うように女性にくっついて座っている。
ーーあぁ、夢を見ているのか。
ユウトはすぐに自分が夢の中にいると気がついた。
小さな時から繰り返しよく見ている夢。
あの女性はユウトの母親で小さな男の子はユウト自身だ。
最近は見なくなっていたのに、結婚パーティーでキースに言われたからだろうか。
悪いことばかりではない
こうしてたまに母に会える
ユウトは毎回同じ結末をたどるその光景をぼんやりと眺めていた
「ユウト、この手紙を角のメルケスさんのお店に出してきてちょうだい」
「うん。わかった」
「お金も持ったわね」
「うん。」
「ちょっと、こっちへおいで」
母はユウトを手招きして愛おしそうに抱き締めた。
「ユウト、大好きよ。ママの元に産まれてくれてありがとう」
「僕もママが大好きだよ」
ユウトが言うと母は嬉しそうに笑った。
「さぁ、行ってきなさい」
「うん」
ここで一旦シーンが切り替わる。
いつもそうだ。子供ながらに記憶の断片を集めて作られた夢だから途切れている部分がある。
ユウトはスラム街の孤児院にいた。
一人一着しかない薄汚れた服、ボサボサの髪、朝はスープの上澄みのみで夜は固いパンに豆のスープ。
年上の子供達に苛められ、ユウトはいつも孤児院の前に一人で座り行き交う人達をぼんやりと見ていた。
母に会いたい
考えることはそればかりだ
ある日、いつも通りぼんやりしていると、目の前にスラム街には不似合いな黒塗りの高級車が止まり、中から金髪の男性が飛び下りてきた。
「ユウト!君、ユウトだろう?」
ーーーだれ?なぜぼくをしっているんだろう?
続けて車から降りてきた女性とユウトと同じくらいの歳の子供も近くへ寄ってきた。
「可哀想に。こんなところで」
子供は青い大きな目でユウトを覗き込んだ。
「ぼく、クリス。よろしくね。きみはぼくの弟になるんだ。早く一緒に帰ろう」
夢はいつもここで終わる
この後、俺は母の兄であるジョン・マグドーに引き取られてマグドー家の養子になった。
何だろう…暑い
息苦しい感じもする
夢は終わったのに、こんなことは初めてだ
ユウトが見ている光景がぐるりと大きく揺れ暗転する
暑い…なんだ…うっ…
まどろみながらユウトが目をなんとか開けると、そこは暗闇だった。
ーーー暑い
お酒でまだ頭が働かない
ユウトは横たわる自分の上に黒く大きな塊があることに気がついた
塊はユウトの唇に吸い付いてきた。
唇を嵌まれ、息苦しい
「やめろっっ」
右足で思いっきり蹴り上げると、黒い塊は「うっ」と声を発してベッドから転がり落ちた。
ーーー誰なんだ
武器になるような物が欲しいが目ぼしいものは何もない。
また襲いかかってくるかもしれない
どうしよう…
冷や汗が出て、尋常じゃないくらい酷く喉が渇く、その間にもユウトの心臓はドキドキと激しく波打っている。
白壁に塗り込まれた夜光貝が僅かに部屋を照らす
その灯りを頼りにユウトは目を必死に凝らす
塊はベッドから落ちたまま動かない。
ユウトより大きい、男のようだ
ーーー頼む、動かないでくれ
ユウトは縋るような気持ちでじっと男を見る
段々暗闇に目が慣れてきて乱暴者の姿が少しずつ見えてくる
それと同時に一つの考えが頭の中を占拠する
ここは魔法で管理された部屋の続き部屋だ
ドアだけじゃない、窓も魔法で管理されている
ただの荒くれ者が入れる部屋じゃない…
ユウトの頭の中に一人の人物が浮かんだ時、やっと闇に慣れた目にもその姿がうつりこんだ。
「リオルド王子…」
床にはユウトに蹴り飛ばされ、座り込んだリオルドの姿があった
パーティーでは纏めていた髪を下ろし、シャツの前部分を開け、立て膝でユウトを睨み付けている
ドクンドクン…
ユウトの胸は激しく波打つ
「ど…どうかされたのですか?部屋を…お間違いに?」
緊張のあまり声が上ずるが、リオルドは何も答えることなくこちらを睨み続けている
「あの…先程はちょっと…蹴ってしまい申し訳ございませんでした。王子は酔って部屋を間違えたのですよね」
ーーーそうだ。と言って部屋から去って欲しい。そうしたら俺も今のことは忘れるから。
ユウトは暗闇に流れる空気が変わったような気がした
「いいんじゃないか?防犯意識が高いのは褒められることだ」
指輪を貰った時とは違い、とても低く冷たい声だ
座り込んでいたリオルドがゆっくりと立ち上がる
「それが自分の伴侶に対してであれば問題だがな」
リオルドとユウトの間に緊迫した空気が流れる
「そのままこちらに背を向けて座れ」
「え?」
ーーー嫌な予感がする。でもメイはまだ先と言っていた
「早くしろ」
ユウトは体をビクリとさせると言われるがままにベッドの上でリオルドに背を向け正座した
リオルドがユウトに近づいてくる気配がする
ユウトが恐怖で体を固くすると、突然後ろから押され、ベッドに顔と肩を押し付けられた
「あっ…いた…」
ユウトは何とか身を逃そうとするものの、リオルドの力は強く肩は全く浮き上がらない
ーーーまさか、嘘だろう
ユウトは反抗しながらも、自分のガウンが足元からたくしあげられていることに気が付いた
足元からどんどん捲られ今は腰の上まで晒されている
「や、やめろ」
抵抗する声も虚しく、リオルドはユウトの下着を一気に引き下ろした
小瓶を開け香油をユウトの尻に垂らす
「ひゃあ…!」
香油の冷たさにユウトは思わず声を上げた
これはメイから聞いていた夫婦の営みだ
このあと時間をかけて準備すると言っていた
どうしよう
どうしたらいい
ユウトの頭はパニック状態に陥り、動悸は止まることなく胸を打ち続けている
一瞬のことだった。
リオルドは準備などせず、ユウトの後ろ頭を片手でベッドに押し付けたまま、己のものを孔にあてると一気に貫いた
「ヒィっ…!あ…!!痛い…いたっ…」
ユウトは悲鳴にも近い声をあげた
ーーー痛い!痛い!だれか…
「ひぃ…や…やだ…いたい…いた…」
下半身はこれまで感じたことが無いほどに熱く痛み自然に涙が溢れてくる
「いや…いたい…だれか…たすけて…あ、あっ…」
どのくらいの時間が過ぎたのだろう
ユウトの涙はとうに枯れ、下半身に痛みも感覚も無くなったころ、リオルドからようやく解放された
リオルドはベッドを離れるとそのまま歩きだしドアから出ていった
労りも言葉もーーー何も無かった
ことが終わってもユウトはうつ伏せになったままだった
身体中がベトベトして気持ち悪いが、起き上がろうにも体が痛くて動けそうにない
何より、ショックを受けて放心状態だった
「うっ…」
胃から何かが込み上げてきてその体勢のまま吐いた
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