どれいのはなし

会川 明

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3ぺーじ

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ほしをながめていました。

よるのねるまでのみじかいじかん。

コンクリートのわれめからのぞく、キラキラひかるほし。

ながれぼしがながれないかな、とおもっていました。

ながれぼしにおねがいをすると、ほしいものがてにはいるとききました。

でも、いちどもまだ、みれたことはありません。

あたらしいムチか、あたらしいくさりか。

きょうもレイはゆめのなかでねがいました。
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