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第1章 統一戦争
38話
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最も夜襲に適したタイミングというのは日の入りからおよそ2時間後だ。
太陽は沈み、月は昇りきらない時間。
この時間帯は最も暗くなり、何事にもタイムラグを発生させる。
薄暮、と呼ばれるその時間は暗視装置が普及すると陳腐化し死語同然だったが、この時代では十分に効力を発揮する。
およそ20kmにもわたり築かれた塹壕陣地から飛び出したバルトニア軍は敵の前線を粉砕、各所で突破、包囲を重ねていった。
開戦当初の攻勢に比べ、今回の攻撃で我々に与えられた任務は非常にゆったりとしたものだった。
進軍を開始してから3時間。
いまだ目立った戦闘はなく、雪の中で時折エンジンが止まりかける戦車を気遣いながらの行軍であった。
ふと、数週間前に出会った二人のソビエト軍人のことを思い出した。
彼らは元気だろうか。
そんな風にぼんやりとしていると、前方を前進する海蛇大隊第1中隊から「敵機接近」の報告が上がってきた。
思考を引きずり戻す。
我々は特筆するような対空火器は持ち合わせていない。
故にできることは
「敵機襲来! 森の中に逃げ込みなさい!」
私はそう叫ぶと自らの戦車も林道から外し、森の中へと向かわせた。
直後、強烈なエンジン音。
不用意に射撃しようとした者をいさめつつ、私は空を睨む。
すると護衛もつけずに攻撃機のIL2が3機上空を飛んでいた。
空飛ぶ戦車の異名を持つそれは我々のような軽微な対空兵器ではどうしようもない。
かといって我が国が大規模な空軍を保有しているわけでもなく、陸上では押していても、空中は完全に支配されているのが現状だ。
直後、私は自らの目を疑った。
IL2の後ろに無数の大型機が随伴しているではないか。
私は驚いて砲塔の中にあった双眼鏡を手に取り、それを覗く。
後方にはIL2で編成された編隊が4個の合計12機とその後方には数十機のTB3。
最初、私はそれを首都や後方地域を爆撃するための戦略爆撃編隊ではないかと思ったが、すぐにその予想は覆された。
我々の頭上を通りすぎ、数kmほど後方に行ったところで彼らは何やらTB3から落とし始めた。
すると無線からの絶叫。
「こちら第23治安維持憲兵小隊! 上空に空挺部隊! 繰り返す上空に空挺部隊!!」
その直後に無線は途切れた。
私は舌打をする。
敵の規模、練度などを一切伝えることなく通信が切断されたためだ。
「旅団の中隊長以上に連絡、至急終結」
私の命令に通信員は素早く動いた。
恐らく敵は1個空挺旅団。
編隊の規模から恐らく1個大隊を先遣として投入してきたはずだ。
そうなると後2個大隊は後方に控えているだろう。
私は各中隊長に伝え、どうするべきだろうかと尋ねた。
その問いに沈黙する各中隊長。
無理もない。彼らは後方を空挺で強襲されるなど初めての経験なのだから。
私だってそうだが、彼らよりは幾分かの知識はある。
恐らく彼らは前線に突き出すようになっている突起部の根本に対し空挺を降下させ、両翼から突起部の底部を突破し包囲を狙っているだろう。
現在主力はクラスノエという町を攻撃しており、我々はそれよりも数km後方に位置している。
我々よりも後方にいるのは各占領地の治安維持を行っている部隊だけで、およそ空挺旅団に対処できるだけの戦力はない。
だが、ここで我々が後方に向かえば前線部隊が危機に陥った際、助けに行くことができなくなる。
やられた。そう思うしかなかった。
「後方に向かいましょう」
ヴェゼモアがそういった。
「我々は統合軍の指揮下にあります。陸軍やイギリスの作戦に協力はしておりますが、指揮下にはございません。何をしようと自由かと」
「前線が崩壊した場合は?」
最大の懸念を私は尋ねた。
ヴェゼモアは悩むそぶりもなく口を開く。
「このまま後方を放置すれば必ず我々は包囲されます。しかし前線が崩壊するかは不確定です。どちらを優先すべきかは明確かと」
100点だ。
私は心の中でひそかに笑う。
そう、ようは損切りだ。
最小限の損害で敵の奇襲を乗り越えるためには多少の被害は容認しなければならない。
「そういうことよ。各員反転用意」
どうしてこうも敵は私のところに寄って来るのかしらね。
反転を開始してから数分もしないうちに北部方面軍からの敵空挺部隊迎撃要請が来た。
予想以上に速い対応に私は驚きつつも『心得た』と返信する。
現在私は戦車中隊、自動車化中隊と共に先行し、敵がいるであろうチェレメキノという小さな町へと向かっている。
例の如く進軍速度に差がある海蛇大隊は後方を進ませている。
我々がおよそ1時間でチェレメキノに到達するのに対し、海蛇大隊はどんなに頑張っても2時間はかかる。
この問題はかねてより問題視されており、海蛇大隊向けの水陸両用の兵員輸送車両の開発が進められているが未だ完成には至っていない。
史実のアメリカでもLVTが完成したのは1941年ことだから仕方ないといえばそうなのだが、なるべく早急に海蛇大隊も自動車化したいものだ。
反転を開始してから45分が経過し、戦闘前最後の休憩が行われた。
各員に対する糧食の配布や水の補充などが行われる。
その間に私は後方に居る支援部隊や予備隊をウルマニスから付与された臨時部隊編入権を用いて統合軍に編入、私の指揮下に置いた。
そのほとんどが旧式の砲を装備する部隊であるが、空挺部隊に対しては十分に効力を発揮する。
砲撃支援を要請すると5分後には砲撃を開始するとの旨が返ってきた。
どうやら彼らもこの事態の重要性に気が付いているらしい。
5分後、遠くから砲弾の着弾する音が聞こえ始めた。
どうやら始まったらしい。
「諸君! 休憩はおしまいよ! すぐに出発するわ!」
私は配下の部隊にそう叫び出撃命令を下した。
まずは町の付近にある高台へと進出する。
そしてそこを旅団通信所兼、司令部として陣を引く。
司令部がある丘の頂上から街を見下ろすと、いくつもの爆炎が街から吹きあがっていた。
双眼鏡でよく見ると必死に消火作業にあたる兵士の姿がある。
さらに視線を移すとある程度木製の箱が積まれた地点があり、物資も潤沢に備えているようだ。
そこに書かれた文字こそ見えないものの、我が国で使用するトラックが数両置かれていることから恐らく本国からの輸送部隊を襲撃し鹵獲したのだろうとうかがえた。
そうなると捕虜がいる可能性がある。
彼らが拷問などをされる前に奪還する必要性があることを認識した私は電撃的にこの町を落とすことにした。
本来我々は敵の部隊をこの町で包囲しながら増援を待つという戦法を考えていたのだが、捕虜を取られている可能性があるとなると別だ。
まずは彼らの安全を確保しなければならない。
数分後、私は再度各部隊長を招集し最終確認を行う。
「一つ、迅速に敵部隊をこの町から排除すること」
敵の増援が来る前にこの町を確保しなければならない。
「一つ、敵は捕虜を取っている可能性がある、隠密行動に努められたし」
早くから接近を悟られると捕虜を盾にされる可能性がある。
今は砲撃の対処で精一杯の彼らだが、直に我々の接近に気が付くだろう。
「一つ、制空権は敵に確保されている」
可笑しな話なのだが、ソビエトに対して陸軍は侵攻し100kmもの前進に成功したが、空軍や海軍はその活動圏を広げることはなく、戦前の領有地域のパトロールで完結している。
故に、占領地上空は敵の航空機が我が物顔で飛ぶのが日常茶飯事となっている。
「以上の三つに留意されたし」
私は言葉を厳しくする。
普段のような口調でない。
それだけ私も緊張しているのだ。
私の知らない戦争が目の前に広がっていた。
時計の針がちょうど14時を指した。
部隊行動開始だ。
普段のように勇ましく号令を下すことはない。
できる限り、我々は静かに行動しなければならないのだ。
そのため、各砲兵部隊には10発に1発程度の割合で煙幕を混ぜさせている。
これにより敵の視界を制限する。
次に、中央から進撃した戦車中隊が街を全速力で駆け抜ける。
この部隊は制圧を目的としておらず、とにかく街道沿いに突き進み敵のかく乱を目的としている。
その間に両翼から迫った自動車化中隊が混乱する敵部隊を各個撃破。
これが私の描いた戦術。
だったがうまく万事うまく行くとは限らない。
特に私はこの戦闘で私はそれを実感した。
ソビエト軍最優秀部隊が彼女に牙を向かんと今虎視眈々と狙いを定めていた。
太陽は沈み、月は昇りきらない時間。
この時間帯は最も暗くなり、何事にもタイムラグを発生させる。
薄暮、と呼ばれるその時間は暗視装置が普及すると陳腐化し死語同然だったが、この時代では十分に効力を発揮する。
およそ20kmにもわたり築かれた塹壕陣地から飛び出したバルトニア軍は敵の前線を粉砕、各所で突破、包囲を重ねていった。
開戦当初の攻勢に比べ、今回の攻撃で我々に与えられた任務は非常にゆったりとしたものだった。
進軍を開始してから3時間。
いまだ目立った戦闘はなく、雪の中で時折エンジンが止まりかける戦車を気遣いながらの行軍であった。
ふと、数週間前に出会った二人のソビエト軍人のことを思い出した。
彼らは元気だろうか。
そんな風にぼんやりとしていると、前方を前進する海蛇大隊第1中隊から「敵機接近」の報告が上がってきた。
思考を引きずり戻す。
我々は特筆するような対空火器は持ち合わせていない。
故にできることは
「敵機襲来! 森の中に逃げ込みなさい!」
私はそう叫ぶと自らの戦車も林道から外し、森の中へと向かわせた。
直後、強烈なエンジン音。
不用意に射撃しようとした者をいさめつつ、私は空を睨む。
すると護衛もつけずに攻撃機のIL2が3機上空を飛んでいた。
空飛ぶ戦車の異名を持つそれは我々のような軽微な対空兵器ではどうしようもない。
かといって我が国が大規模な空軍を保有しているわけでもなく、陸上では押していても、空中は完全に支配されているのが現状だ。
直後、私は自らの目を疑った。
IL2の後ろに無数の大型機が随伴しているではないか。
私は驚いて砲塔の中にあった双眼鏡を手に取り、それを覗く。
後方にはIL2で編成された編隊が4個の合計12機とその後方には数十機のTB3。
最初、私はそれを首都や後方地域を爆撃するための戦略爆撃編隊ではないかと思ったが、すぐにその予想は覆された。
我々の頭上を通りすぎ、数kmほど後方に行ったところで彼らは何やらTB3から落とし始めた。
すると無線からの絶叫。
「こちら第23治安維持憲兵小隊! 上空に空挺部隊! 繰り返す上空に空挺部隊!!」
その直後に無線は途切れた。
私は舌打をする。
敵の規模、練度などを一切伝えることなく通信が切断されたためだ。
「旅団の中隊長以上に連絡、至急終結」
私の命令に通信員は素早く動いた。
恐らく敵は1個空挺旅団。
編隊の規模から恐らく1個大隊を先遣として投入してきたはずだ。
そうなると後2個大隊は後方に控えているだろう。
私は各中隊長に伝え、どうするべきだろうかと尋ねた。
その問いに沈黙する各中隊長。
無理もない。彼らは後方を空挺で強襲されるなど初めての経験なのだから。
私だってそうだが、彼らよりは幾分かの知識はある。
恐らく彼らは前線に突き出すようになっている突起部の根本に対し空挺を降下させ、両翼から突起部の底部を突破し包囲を狙っているだろう。
現在主力はクラスノエという町を攻撃しており、我々はそれよりも数km後方に位置している。
我々よりも後方にいるのは各占領地の治安維持を行っている部隊だけで、およそ空挺旅団に対処できるだけの戦力はない。
だが、ここで我々が後方に向かえば前線部隊が危機に陥った際、助けに行くことができなくなる。
やられた。そう思うしかなかった。
「後方に向かいましょう」
ヴェゼモアがそういった。
「我々は統合軍の指揮下にあります。陸軍やイギリスの作戦に協力はしておりますが、指揮下にはございません。何をしようと自由かと」
「前線が崩壊した場合は?」
最大の懸念を私は尋ねた。
ヴェゼモアは悩むそぶりもなく口を開く。
「このまま後方を放置すれば必ず我々は包囲されます。しかし前線が崩壊するかは不確定です。どちらを優先すべきかは明確かと」
100点だ。
私は心の中でひそかに笑う。
そう、ようは損切りだ。
最小限の損害で敵の奇襲を乗り越えるためには多少の被害は容認しなければならない。
「そういうことよ。各員反転用意」
どうしてこうも敵は私のところに寄って来るのかしらね。
反転を開始してから数分もしないうちに北部方面軍からの敵空挺部隊迎撃要請が来た。
予想以上に速い対応に私は驚きつつも『心得た』と返信する。
現在私は戦車中隊、自動車化中隊と共に先行し、敵がいるであろうチェレメキノという小さな町へと向かっている。
例の如く進軍速度に差がある海蛇大隊は後方を進ませている。
我々がおよそ1時間でチェレメキノに到達するのに対し、海蛇大隊はどんなに頑張っても2時間はかかる。
この問題はかねてより問題視されており、海蛇大隊向けの水陸両用の兵員輸送車両の開発が進められているが未だ完成には至っていない。
史実のアメリカでもLVTが完成したのは1941年ことだから仕方ないといえばそうなのだが、なるべく早急に海蛇大隊も自動車化したいものだ。
反転を開始してから45分が経過し、戦闘前最後の休憩が行われた。
各員に対する糧食の配布や水の補充などが行われる。
その間に私は後方に居る支援部隊や予備隊をウルマニスから付与された臨時部隊編入権を用いて統合軍に編入、私の指揮下に置いた。
そのほとんどが旧式の砲を装備する部隊であるが、空挺部隊に対しては十分に効力を発揮する。
砲撃支援を要請すると5分後には砲撃を開始するとの旨が返ってきた。
どうやら彼らもこの事態の重要性に気が付いているらしい。
5分後、遠くから砲弾の着弾する音が聞こえ始めた。
どうやら始まったらしい。
「諸君! 休憩はおしまいよ! すぐに出発するわ!」
私は配下の部隊にそう叫び出撃命令を下した。
まずは町の付近にある高台へと進出する。
そしてそこを旅団通信所兼、司令部として陣を引く。
司令部がある丘の頂上から街を見下ろすと、いくつもの爆炎が街から吹きあがっていた。
双眼鏡でよく見ると必死に消火作業にあたる兵士の姿がある。
さらに視線を移すとある程度木製の箱が積まれた地点があり、物資も潤沢に備えているようだ。
そこに書かれた文字こそ見えないものの、我が国で使用するトラックが数両置かれていることから恐らく本国からの輸送部隊を襲撃し鹵獲したのだろうとうかがえた。
そうなると捕虜がいる可能性がある。
彼らが拷問などをされる前に奪還する必要性があることを認識した私は電撃的にこの町を落とすことにした。
本来我々は敵の部隊をこの町で包囲しながら増援を待つという戦法を考えていたのだが、捕虜を取られている可能性があるとなると別だ。
まずは彼らの安全を確保しなければならない。
数分後、私は再度各部隊長を招集し最終確認を行う。
「一つ、迅速に敵部隊をこの町から排除すること」
敵の増援が来る前にこの町を確保しなければならない。
「一つ、敵は捕虜を取っている可能性がある、隠密行動に努められたし」
早くから接近を悟られると捕虜を盾にされる可能性がある。
今は砲撃の対処で精一杯の彼らだが、直に我々の接近に気が付くだろう。
「一つ、制空権は敵に確保されている」
可笑しな話なのだが、ソビエトに対して陸軍は侵攻し100kmもの前進に成功したが、空軍や海軍はその活動圏を広げることはなく、戦前の領有地域のパトロールで完結している。
故に、占領地上空は敵の航空機が我が物顔で飛ぶのが日常茶飯事となっている。
「以上の三つに留意されたし」
私は言葉を厳しくする。
普段のような口調でない。
それだけ私も緊張しているのだ。
私の知らない戦争が目の前に広がっていた。
時計の針がちょうど14時を指した。
部隊行動開始だ。
普段のように勇ましく号令を下すことはない。
できる限り、我々は静かに行動しなければならないのだ。
そのため、各砲兵部隊には10発に1発程度の割合で煙幕を混ぜさせている。
これにより敵の視界を制限する。
次に、中央から進撃した戦車中隊が街を全速力で駆け抜ける。
この部隊は制圧を目的としておらず、とにかく街道沿いに突き進み敵のかく乱を目的としている。
その間に両翼から迫った自動車化中隊が混乱する敵部隊を各個撃破。
これが私の描いた戦術。
だったがうまく万事うまく行くとは限らない。
特に私はこの戦闘で私はそれを実感した。
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