2 / 28
第一章
いつもと同じだったはずの日(一)
しおりを挟む
オークヴェイル王国の東側にある広大な森。その森の奥深くには、とても大きな邸とこぢんまりとした小さな店があった。邸と店は森に住む魔女のもので、いつからか、人々はこの森を“魔女の森”と呼ぶようになっていた。
「それでねぇ、魔女様。その日からどうも腰が重い気がしてね……やっぱり私も歳かしらねぇ」
「何を言ってるの。まだまだ十分若いじゃない。でも、用心するに越したことはないから、次から薬はわたしが配達するよ」
「まあ、そんなの悪いわよぉ」
「いいんだ。ここまで薬を買いに来る人は滅多にいないからね。五十年も常連でいてくれたお嬢さんなら知ってると思うけど」
「まっ、お嬢さんだなんて!」
ふくよかな顔に刻まれた皺をさらに深めて笑った女性に、店主である魔女――アザレアも小さな笑みを返す。
女性は出された薬草茶に口を付けると、「それにしても」とまじまじとアザレアを見た。
「魔女様って本当に歳をとらないのねぇ。昔は私よりお姉さんだったのに、今じゃ孫とそう変わらないわ」
「おや。ハンナの孫娘はもうそんなに大きくなったの?」
「そうなの! もう十一歳なのよぉ」
「……わたしの見た目は二十歳前後のはずなのだけれど」
「十歳も二十歳も変わらないわよぉ! あっという間なんだから!」
「それは……その通りだね」
ハンナは「そうでしょぉ!」と楽しそうに笑うと、孫自慢を始めた。それに時折相槌を打ちながら、アザレアは薬草茶に口を付ける。
幸せそうに孫の話をする彼女は微笑ましい。けれど、彼女の孫の成長を感じるほど、彼女との別れが近付いてきているのだと思わずにはいられなかった。
「それでねぇ、初めて手料理を振る舞ってくれたの! とっても嬉しかったわぁ」
「そう。きっととても美味しかったのだろうね」
「ふふ、わかる? 野菜は生煮えで、味は少し薄かったけど、でもとんでもなく美味しかったの」
「幸せだね」
「ええ。とぉーっても! こうして長話に付き合ってくれるお友だちもいるし、私は本当に果報者だわ」
心底幸せそうに笑うハンナに、アザレアは胸に去来した哀愁を少しも滲ませず、にこやかな笑みを返した。
「わたしもハンナの話を聞くのはとても楽しいよ。ところで……そろそろ帰らなくて大丈夫かな?」
「えっ? ――まあ、いけない! すっかり話し込んじゃったわっ」
残っていた薬草茶を一気に飲み干すと、ハンナは慌てたように帰り支度を始めた。それにくすくすと笑みを漏らしながら、アザレアも席を立つ。
「真っ直ぐ家に帰るなら魔法で送るよ」
「まあ、いいの? 悪いわねぇ」
「気にしないで。薬の配達は何日がいい?」
「本当にいいの? それなら……魔女様が街に薬を卸しに来る日でいいわぁ。毎月第一週と第三週の三番目の日だったかしら?」
「そうだね。それなら第三週の三番目の日に行こうかな」
「本当にありがとう、魔女様。来てくれる日を楽しみにしてるわねぇ。たいしたおもてなしはできないけど」
「ハンナが元気でいてくれれば十分だよ」
にこりと笑えば、ハンナは喜色満面で「まあっ」と声を上げた。
アザレアはそれにくすりと笑みをこぼしながら、床を爪先で軽く叩く。するとハンナの足元が淡く光り始めた。
「それじゃあ、ハンナ。体には気を付けて」
「魔女様も。気が向いたら、いつでも遊びに来てちょうだいねぇ」
「ありがとう」
手を振るハンナに同じように手を振り返せば、淡い光が彼女を包み込み、彼女の姿が消える。
アザレアは浮かべていた笑みを消すと、小さく息を吐き出した。
先ほどまでの和やかな雰囲気が嘘のように、店の中は静まり返っている。
(……わたしはいつまでこうやって生きるのだろう。いったいいつまで、独りでこの森にいるつもりなのだろう)
独りで過ごす時間が長くなればなるほど、その後の人生も長く生きなければいけないというのに。
過ぎゆく時間をただ生きる毎日。
人生の目標や活力などは特になく、代わり映えのしない日々を送っている。
(自分の人生の終わらせ方を知っているくせに……)
何故自分はこの森で長い年月を過ごしているのだろう。
出て行こうと思えばいつだって出て行くことができるのに。
この国の王だって、魔女である自分を縛り付けることはできないのに。
(でも……今はだめだ。友の最期を見届けるまではこの地を離れられない)
そう言い続けて、いったい何百年経っただろう。
何十人の友を見送れば、自分は満足するのだろう。
いったい何が自分の腰を重くしているのか、アザレア自身にもわからなかった。
「……まあ、考えても仕方ないか」
アザレアは肩を竦めると、カップを宙に浮かせ、そのまま水を纏わせて洗う。その光景をぼんやりと眺めていたアザレアは、不意に窓に映る自分自身へと目を向けた。
緩く波打った赤い髪に白い瞳。白い瞳は魔女の特徴ではあったが、他の魔女に比べると自分の瞳はとても無機質に思えた。
感情がないわけではないのに、感情の見えにくい瞳。
(魔女は育ての親の影響を強く受けると言うけれど……わたしのこの気質は養父が由来なのか、はたまた前世の記憶とやらが由来なのか……)
アザレアは、短い溜息を一つつく。
アザレアには、二つの前世の記憶があった。
一つは趣味に生きた人間の記憶で、もう一つは孤高に生きた竜の記憶だ。
人間は毎日楽しそうに暮らし、竜は些細なことに怒っては暴れまわっていた。
(ふむ……前世はどちらも感情豊かだし、やはり養父の影響かな)
記憶を得た当初はその記憶に人格が引っ張られることもあったが、今はすっかり落ち着いている。そう考えると、やはり養父の影響のような気がした。
もはや遠い過去となった養父との暮らしを思い出し始めたところで、アザレアは素早く扉を振り返る。
綺麗になったカップを風で乾かし、さっと戸棚へ戻すと、店の外へと出た。
店の前は小さな庭になっており、丸太を半分に切った長椅子の上ではうさぎが、小さな池ではカメが、木の柵の上ではリスが思い思いに過ごしていた。
肩に飛び乗って来たモモンガの頭を撫でながら、アザレアはただ真っ直ぐ前を見続ける。
木のアーチの向こう側。森の中へと真っ直ぐ続く一本道を見続けてどれくらい経っただろうか。一頭の馬がこちらに駆けて来るのが見えた。馬に跨っている人物には見覚えがある。
(……なんだか嫌な予感がするね)
蹄の音が大きくなってくると、動物たちは素早く森の中へと散っていった。
アザレアはモモンガに蹴られた肩を撫でながら小さく息を吐くと、敷地の外に出て、店の裏へと伸びる道を進んでいく。
店の裏には貴族の邸宅のような広大な邸がそびえ立っていた。赤茶色の外壁と白い窓枠が印象的な邸に向け歩いていると、馬の足の音がゆったりしたものに変わる。
音がすぐ近くから聞こえることから、追いついたであろうことはすぐにわかった。けれど、アザレアは振り返ることなく歩き続け、ようやく邸の入り口に辿り着いたところで後ろを振り返った。
「友として来たなら歓迎するけど……格好を見る限りそうではなさそうだね?」
馬から下りた若い男は、そばかすのある顔に満面の笑みを浮かべると、胸を強く叩いた。
「お察しの通り騎士団からの依頼をお伝えに参りました!」
「受けないよ」
「そう言わず! 奴隷に関することなのです!」
“奴隷”という言葉に、アザレアの眉がぴくりと揺れる。
「……この国の奴隷制度をなくしたのは確かにわたしだよ。けれどそれももう五百年以上前の話で、その後の摘発は騎士団――ひいては国に一任している。わたしが関わる義理はないね。何百年か前にもそう伝えたと思うけれど」
一生懸命に走って来たであろう馬に水を与えながら首を横に振れば、若い男――フィンは「いいえ!」と声を上げた。
「確かに、騎士団の方針はそうなっています! しかし、今回はどうしても魔女様もお力が必要なのです!」
「だから――」
「他の魔女が関わっているという噂があるのです!」
「……なに?」
ざわつくアザレアの心を表すかのように、冷たい風が二人の間を吹き抜けていった。
「それでねぇ、魔女様。その日からどうも腰が重い気がしてね……やっぱり私も歳かしらねぇ」
「何を言ってるの。まだまだ十分若いじゃない。でも、用心するに越したことはないから、次から薬はわたしが配達するよ」
「まあ、そんなの悪いわよぉ」
「いいんだ。ここまで薬を買いに来る人は滅多にいないからね。五十年も常連でいてくれたお嬢さんなら知ってると思うけど」
「まっ、お嬢さんだなんて!」
ふくよかな顔に刻まれた皺をさらに深めて笑った女性に、店主である魔女――アザレアも小さな笑みを返す。
女性は出された薬草茶に口を付けると、「それにしても」とまじまじとアザレアを見た。
「魔女様って本当に歳をとらないのねぇ。昔は私よりお姉さんだったのに、今じゃ孫とそう変わらないわ」
「おや。ハンナの孫娘はもうそんなに大きくなったの?」
「そうなの! もう十一歳なのよぉ」
「……わたしの見た目は二十歳前後のはずなのだけれど」
「十歳も二十歳も変わらないわよぉ! あっという間なんだから!」
「それは……その通りだね」
ハンナは「そうでしょぉ!」と楽しそうに笑うと、孫自慢を始めた。それに時折相槌を打ちながら、アザレアは薬草茶に口を付ける。
幸せそうに孫の話をする彼女は微笑ましい。けれど、彼女の孫の成長を感じるほど、彼女との別れが近付いてきているのだと思わずにはいられなかった。
「それでねぇ、初めて手料理を振る舞ってくれたの! とっても嬉しかったわぁ」
「そう。きっととても美味しかったのだろうね」
「ふふ、わかる? 野菜は生煮えで、味は少し薄かったけど、でもとんでもなく美味しかったの」
「幸せだね」
「ええ。とぉーっても! こうして長話に付き合ってくれるお友だちもいるし、私は本当に果報者だわ」
心底幸せそうに笑うハンナに、アザレアは胸に去来した哀愁を少しも滲ませず、にこやかな笑みを返した。
「わたしもハンナの話を聞くのはとても楽しいよ。ところで……そろそろ帰らなくて大丈夫かな?」
「えっ? ――まあ、いけない! すっかり話し込んじゃったわっ」
残っていた薬草茶を一気に飲み干すと、ハンナは慌てたように帰り支度を始めた。それにくすくすと笑みを漏らしながら、アザレアも席を立つ。
「真っ直ぐ家に帰るなら魔法で送るよ」
「まあ、いいの? 悪いわねぇ」
「気にしないで。薬の配達は何日がいい?」
「本当にいいの? それなら……魔女様が街に薬を卸しに来る日でいいわぁ。毎月第一週と第三週の三番目の日だったかしら?」
「そうだね。それなら第三週の三番目の日に行こうかな」
「本当にありがとう、魔女様。来てくれる日を楽しみにしてるわねぇ。たいしたおもてなしはできないけど」
「ハンナが元気でいてくれれば十分だよ」
にこりと笑えば、ハンナは喜色満面で「まあっ」と声を上げた。
アザレアはそれにくすりと笑みをこぼしながら、床を爪先で軽く叩く。するとハンナの足元が淡く光り始めた。
「それじゃあ、ハンナ。体には気を付けて」
「魔女様も。気が向いたら、いつでも遊びに来てちょうだいねぇ」
「ありがとう」
手を振るハンナに同じように手を振り返せば、淡い光が彼女を包み込み、彼女の姿が消える。
アザレアは浮かべていた笑みを消すと、小さく息を吐き出した。
先ほどまでの和やかな雰囲気が嘘のように、店の中は静まり返っている。
(……わたしはいつまでこうやって生きるのだろう。いったいいつまで、独りでこの森にいるつもりなのだろう)
独りで過ごす時間が長くなればなるほど、その後の人生も長く生きなければいけないというのに。
過ぎゆく時間をただ生きる毎日。
人生の目標や活力などは特になく、代わり映えのしない日々を送っている。
(自分の人生の終わらせ方を知っているくせに……)
何故自分はこの森で長い年月を過ごしているのだろう。
出て行こうと思えばいつだって出て行くことができるのに。
この国の王だって、魔女である自分を縛り付けることはできないのに。
(でも……今はだめだ。友の最期を見届けるまではこの地を離れられない)
そう言い続けて、いったい何百年経っただろう。
何十人の友を見送れば、自分は満足するのだろう。
いったい何が自分の腰を重くしているのか、アザレア自身にもわからなかった。
「……まあ、考えても仕方ないか」
アザレアは肩を竦めると、カップを宙に浮かせ、そのまま水を纏わせて洗う。その光景をぼんやりと眺めていたアザレアは、不意に窓に映る自分自身へと目を向けた。
緩く波打った赤い髪に白い瞳。白い瞳は魔女の特徴ではあったが、他の魔女に比べると自分の瞳はとても無機質に思えた。
感情がないわけではないのに、感情の見えにくい瞳。
(魔女は育ての親の影響を強く受けると言うけれど……わたしのこの気質は養父が由来なのか、はたまた前世の記憶とやらが由来なのか……)
アザレアは、短い溜息を一つつく。
アザレアには、二つの前世の記憶があった。
一つは趣味に生きた人間の記憶で、もう一つは孤高に生きた竜の記憶だ。
人間は毎日楽しそうに暮らし、竜は些細なことに怒っては暴れまわっていた。
(ふむ……前世はどちらも感情豊かだし、やはり養父の影響かな)
記憶を得た当初はその記憶に人格が引っ張られることもあったが、今はすっかり落ち着いている。そう考えると、やはり養父の影響のような気がした。
もはや遠い過去となった養父との暮らしを思い出し始めたところで、アザレアは素早く扉を振り返る。
綺麗になったカップを風で乾かし、さっと戸棚へ戻すと、店の外へと出た。
店の前は小さな庭になっており、丸太を半分に切った長椅子の上ではうさぎが、小さな池ではカメが、木の柵の上ではリスが思い思いに過ごしていた。
肩に飛び乗って来たモモンガの頭を撫でながら、アザレアはただ真っ直ぐ前を見続ける。
木のアーチの向こう側。森の中へと真っ直ぐ続く一本道を見続けてどれくらい経っただろうか。一頭の馬がこちらに駆けて来るのが見えた。馬に跨っている人物には見覚えがある。
(……なんだか嫌な予感がするね)
蹄の音が大きくなってくると、動物たちは素早く森の中へと散っていった。
アザレアはモモンガに蹴られた肩を撫でながら小さく息を吐くと、敷地の外に出て、店の裏へと伸びる道を進んでいく。
店の裏には貴族の邸宅のような広大な邸がそびえ立っていた。赤茶色の外壁と白い窓枠が印象的な邸に向け歩いていると、馬の足の音がゆったりしたものに変わる。
音がすぐ近くから聞こえることから、追いついたであろうことはすぐにわかった。けれど、アザレアは振り返ることなく歩き続け、ようやく邸の入り口に辿り着いたところで後ろを振り返った。
「友として来たなら歓迎するけど……格好を見る限りそうではなさそうだね?」
馬から下りた若い男は、そばかすのある顔に満面の笑みを浮かべると、胸を強く叩いた。
「お察しの通り騎士団からの依頼をお伝えに参りました!」
「受けないよ」
「そう言わず! 奴隷に関することなのです!」
“奴隷”という言葉に、アザレアの眉がぴくりと揺れる。
「……この国の奴隷制度をなくしたのは確かにわたしだよ。けれどそれももう五百年以上前の話で、その後の摘発は騎士団――ひいては国に一任している。わたしが関わる義理はないね。何百年か前にもそう伝えたと思うけれど」
一生懸命に走って来たであろう馬に水を与えながら首を横に振れば、若い男――フィンは「いいえ!」と声を上げた。
「確かに、騎士団の方針はそうなっています! しかし、今回はどうしても魔女様もお力が必要なのです!」
「だから――」
「他の魔女が関わっているという噂があるのです!」
「……なに?」
ざわつくアザレアの心を表すかのように、冷たい風が二人の間を吹き抜けていった。
0
あなたにおすすめの小説
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~
花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。
だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。
エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。
そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。
「やっと、あなたに復讐できる」
歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。
彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。
過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。
※ムーンライトノベルにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる