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第三章
よくあること
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「あの……お久しぶりです、魔女様」
「きみは……」
アザレアを訪ねて来たのは、一人の男性だった。頭には白髪が混じり、五十代なかごろだろうか、という風貌だ。
「あっ、覚えてないですよね、私は――」
「いや、覚えているよ。トマスだったね。二十……いや三十年ぶりかな」
にこやかにそう告げれば、男はどこか恋しそうな、懐かしそうな表情を浮かべたあと、目を伏せた。
「すみません、ご無沙汰してしまって……私も母も、魔女様には世話になったのに……」
「いいんだよ。むしろここにて大丈夫なの? 奥方は……」
「妻ももちろん了承しています、むしろ、あのときは妻のせいで……本当に申し訳なく……」
「わたしは気にしていないから、謝らなくていいよ」
深く腰を折ったトマスの肩を、アザレアは軽く叩く。
懐かしい顔を見たからか、アザレアの脳内に過去の記憶が鮮明に蘇る。
トマスと彼の母・アンネとは、十五年ほど一緒に暮らしていた。
今から五十数年前、トマスを身籠っていたアンネが、「何でもするから少しの間だけ家に置いてほしい」とアザレアを訪ねて来たのだ。
アンネと面識はなかったが、アザレアは迷わず彼女を保護した。
こうして人が訪ねて来るのは初めてではなかったし、そもそもこの大きな邸宅は、複数人で住むことを前提に造られている。かつて奴隷解放のため多くの奴隷を買い上げたときに、彼らを住まわせるために建てたのがこの邸宅なのだ。
アザレアにとって、この邸に自分以外の誰かが住んでいるのは当たり前のことだった。だから、アンネが今の夫と出会い、結婚するまでの約十五年、アザレアは彼女たちと共同生活を送っていたのだ。
「元気な姿を見られてよかった。アンネは? 元気にしてる?」
世間話のつもりでした問いかけだったが、彼はその言葉に顔を歪ませた。
どうしたの、と尋ねるより早く、トマスはその場に膝をつく。
「勝手な願いだというのは重々承知しています! あのとき、魔女様にもう家に来ないでほしいと言ったのは母なのに、こんなことを言うのは都合が良すぎるとわかっています! ですが……! ですが……!」
「落ち着いて、トマス」
床に額を擦り付けるトマスにアザレアは手を伸ばす。肩に触れる直前、涙に濡れた顔を上げたトマスは、アザレアのほっそりした手を思い切り掴んだ。
「おい――」
外から騒動を見守っていたキティが声を上げる。けれど、アザレアはそれを視線で制し、震える彼の手に自らのそれをそっと重ねた。
「トマス、いったいどうし――」
「母が危篤なんです……! 母はあのときのことをずっと悔やんでいて……! 最期に魔女様に会って謝りたいと……! そう言っていたんです!」
ああいつものか、と心が冷えていく。
この瞬間だけは、何度経験しても、気分のいいものではない。
(……そう。アンネが)
掴まれた手の骨が軋むのを感じながら、口を開きかけたところで、別の手に腕を掴まれた。はっと顔を上げれば、いつの間に傍に来ていたのか、キティが眉間に皺を寄せながらトマスを見ていた。
「少し落ち着いたらどうだ」
「っあ、も、申し訳ありません……!」
慌てて手を放したトマスは、真っ赤になったアザレアの手を見てさらに顔色を悪くする。
キティは腕を掴んでいた手を滑らせると、わずかに震えるアザレアの手を取った。
「痛めてないか?」
「ああ、うん……大丈夫……」
場違いだと思いながらも、近い距離と直の触れ合いに、心臓は自然と高鳴った。そのおかげか、先ほどまで沈んでいた気持ちが浮上し、冷えた指先が体温を取り戻していく。
思わず安堵の息を漏らすと、トマスが「あの」と呟いた。
「その……そちらの男性は……?」
窺うようなトマスの眼差しに、アザレアは反射的に微笑んだ。
「今、わたしが後見している人だよ。トマスやアンネと同じ立場だと言うことになるね」
「ああ、そう……なんですね……」
一瞬、安心したような表情を浮かべたトマスは、すぐにばつが悪そうに視線を逸らした。
その反応に、アザレアは緩んだ気持ちを引き締めると、そっとキティから距離を取る。
「急用ができたから、わたしは少し家を空けるね。何か問題が起きたら迷わずこの森を出るように」
「……わかった」
小さく頷いたキティに同じように頷き返すと、アザレアはトマスへ目を向ける。今度は手を差し出すことなく、ただ神妙な眼差しで彼を見つめた。
「では行こうか、トマス。わたしの友の元へ」
トマスたちの家から帰って来たのは、辺りがすっかり暗くなってからだった。
(一緒に食事を、と言い出したのはわたしだったのに……申し訳ないことをしたね)
灯りの点いていないキッチンを一瞥すると、音を立てないよう気を付けながら部屋まで行く。備え付けの浴室でさっと入浴を済ませ、白いナイトドレスを着用すると、上からショールを羽織って一階に下りた。
キッチンや食堂の向かい側はまるまる図書館になっており、アザレアはその中に入る。
図書館には、子ども向けの絵本から学術書まで、様々な本が収蔵されている。
様々な書籍が並んだ本棚の間を通り過ぎると、持っていた鍵で奥にある扉を開ける。扉の先は地下へと続く石造りの螺旋階段になっており、階段を下りた先には広い空間があった。
アザレアが入ると室内の灯りが自動で点き、暗い室内を煌々と照らす。
地下室は階上の図書館と似た構造になっていた。壁一面には本棚が並び、室内にも等間隔で本棚が並んでいる。階上の図書館と違うのは、この地下室にある本棚にはガラス戸が付いた収納スペースがあることだろう。並べられているのも、本ではなく上製本(ハードカバー)の手帳だ。
ここにある手帳には、これまで知り合った人々との思い出が、日記のように綴られている。
アザレアは等間隔に並んだ本棚から一冊の手帳を取り出すと、入り口のすぐ側にある読書スペースに座る。手帳を開き、最後に文字が記されたページを開くと、丸テーブルを軽く叩いた。
するとすぐに羽根ペンとインク瓶が現れ、アザレアはペンを取って手帳に文字を書き込んでいく。
書いたのは、アンネの名前と今日の日付だ。
(……ずいぶん痩せていたね)
つい先ほど見たアンネの姿を思い出す。
アンネは長く病気を患っていたようで、ここ数年、ベッドから出ることができなかったそうだ。
(わたしを頼ってくれれば……)
そうすれば、もう少し元気に長生きできたのに。
罪悪感など抱かずに、利用するだけ利用すればいいのだ。どれだけ自分勝手に振る舞われても、アザレアにとっては痛くも痒くもないのだから。
(一緒に暮らしているときも、何も気にしなくていいと言ったはずだけれど――)
ふと、背後に気配を感じ、思考が途切れる。
アザレアは手帳を閉じると、背もたれに寄りかかった。
「わたしは気付かないふりをしたほうがいいのかな?」
「きみは……」
アザレアを訪ねて来たのは、一人の男性だった。頭には白髪が混じり、五十代なかごろだろうか、という風貌だ。
「あっ、覚えてないですよね、私は――」
「いや、覚えているよ。トマスだったね。二十……いや三十年ぶりかな」
にこやかにそう告げれば、男はどこか恋しそうな、懐かしそうな表情を浮かべたあと、目を伏せた。
「すみません、ご無沙汰してしまって……私も母も、魔女様には世話になったのに……」
「いいんだよ。むしろここにて大丈夫なの? 奥方は……」
「妻ももちろん了承しています、むしろ、あのときは妻のせいで……本当に申し訳なく……」
「わたしは気にしていないから、謝らなくていいよ」
深く腰を折ったトマスの肩を、アザレアは軽く叩く。
懐かしい顔を見たからか、アザレアの脳内に過去の記憶が鮮明に蘇る。
トマスと彼の母・アンネとは、十五年ほど一緒に暮らしていた。
今から五十数年前、トマスを身籠っていたアンネが、「何でもするから少しの間だけ家に置いてほしい」とアザレアを訪ねて来たのだ。
アンネと面識はなかったが、アザレアは迷わず彼女を保護した。
こうして人が訪ねて来るのは初めてではなかったし、そもそもこの大きな邸宅は、複数人で住むことを前提に造られている。かつて奴隷解放のため多くの奴隷を買い上げたときに、彼らを住まわせるために建てたのがこの邸宅なのだ。
アザレアにとって、この邸に自分以外の誰かが住んでいるのは当たり前のことだった。だから、アンネが今の夫と出会い、結婚するまでの約十五年、アザレアは彼女たちと共同生活を送っていたのだ。
「元気な姿を見られてよかった。アンネは? 元気にしてる?」
世間話のつもりでした問いかけだったが、彼はその言葉に顔を歪ませた。
どうしたの、と尋ねるより早く、トマスはその場に膝をつく。
「勝手な願いだというのは重々承知しています! あのとき、魔女様にもう家に来ないでほしいと言ったのは母なのに、こんなことを言うのは都合が良すぎるとわかっています! ですが……! ですが……!」
「落ち着いて、トマス」
床に額を擦り付けるトマスにアザレアは手を伸ばす。肩に触れる直前、涙に濡れた顔を上げたトマスは、アザレアのほっそりした手を思い切り掴んだ。
「おい――」
外から騒動を見守っていたキティが声を上げる。けれど、アザレアはそれを視線で制し、震える彼の手に自らのそれをそっと重ねた。
「トマス、いったいどうし――」
「母が危篤なんです……! 母はあのときのことをずっと悔やんでいて……! 最期に魔女様に会って謝りたいと……! そう言っていたんです!」
ああいつものか、と心が冷えていく。
この瞬間だけは、何度経験しても、気分のいいものではない。
(……そう。アンネが)
掴まれた手の骨が軋むのを感じながら、口を開きかけたところで、別の手に腕を掴まれた。はっと顔を上げれば、いつの間に傍に来ていたのか、キティが眉間に皺を寄せながらトマスを見ていた。
「少し落ち着いたらどうだ」
「っあ、も、申し訳ありません……!」
慌てて手を放したトマスは、真っ赤になったアザレアの手を見てさらに顔色を悪くする。
キティは腕を掴んでいた手を滑らせると、わずかに震えるアザレアの手を取った。
「痛めてないか?」
「ああ、うん……大丈夫……」
場違いだと思いながらも、近い距離と直の触れ合いに、心臓は自然と高鳴った。そのおかげか、先ほどまで沈んでいた気持ちが浮上し、冷えた指先が体温を取り戻していく。
思わず安堵の息を漏らすと、トマスが「あの」と呟いた。
「その……そちらの男性は……?」
窺うようなトマスの眼差しに、アザレアは反射的に微笑んだ。
「今、わたしが後見している人だよ。トマスやアンネと同じ立場だと言うことになるね」
「ああ、そう……なんですね……」
一瞬、安心したような表情を浮かべたトマスは、すぐにばつが悪そうに視線を逸らした。
その反応に、アザレアは緩んだ気持ちを引き締めると、そっとキティから距離を取る。
「急用ができたから、わたしは少し家を空けるね。何か問題が起きたら迷わずこの森を出るように」
「……わかった」
小さく頷いたキティに同じように頷き返すと、アザレアはトマスへ目を向ける。今度は手を差し出すことなく、ただ神妙な眼差しで彼を見つめた。
「では行こうか、トマス。わたしの友の元へ」
トマスたちの家から帰って来たのは、辺りがすっかり暗くなってからだった。
(一緒に食事を、と言い出したのはわたしだったのに……申し訳ないことをしたね)
灯りの点いていないキッチンを一瞥すると、音を立てないよう気を付けながら部屋まで行く。備え付けの浴室でさっと入浴を済ませ、白いナイトドレスを着用すると、上からショールを羽織って一階に下りた。
キッチンや食堂の向かい側はまるまる図書館になっており、アザレアはその中に入る。
図書館には、子ども向けの絵本から学術書まで、様々な本が収蔵されている。
様々な書籍が並んだ本棚の間を通り過ぎると、持っていた鍵で奥にある扉を開ける。扉の先は地下へと続く石造りの螺旋階段になっており、階段を下りた先には広い空間があった。
アザレアが入ると室内の灯りが自動で点き、暗い室内を煌々と照らす。
地下室は階上の図書館と似た構造になっていた。壁一面には本棚が並び、室内にも等間隔で本棚が並んでいる。階上の図書館と違うのは、この地下室にある本棚にはガラス戸が付いた収納スペースがあることだろう。並べられているのも、本ではなく上製本(ハードカバー)の手帳だ。
ここにある手帳には、これまで知り合った人々との思い出が、日記のように綴られている。
アザレアは等間隔に並んだ本棚から一冊の手帳を取り出すと、入り口のすぐ側にある読書スペースに座る。手帳を開き、最後に文字が記されたページを開くと、丸テーブルを軽く叩いた。
するとすぐに羽根ペンとインク瓶が現れ、アザレアはペンを取って手帳に文字を書き込んでいく。
書いたのは、アンネの名前と今日の日付だ。
(……ずいぶん痩せていたね)
つい先ほど見たアンネの姿を思い出す。
アンネは長く病気を患っていたようで、ここ数年、ベッドから出ることができなかったそうだ。
(わたしを頼ってくれれば……)
そうすれば、もう少し元気に長生きできたのに。
罪悪感など抱かずに、利用するだけ利用すればいいのだ。どれだけ自分勝手に振る舞われても、アザレアにとっては痛くも痒くもないのだから。
(一緒に暮らしているときも、何も気にしなくていいと言ったはずだけれど――)
ふと、背後に気配を感じ、思考が途切れる。
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