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第十章
もう、七ヶ月。まだ、七ヶ月、のそのあと※
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自分の下であられもなく喘ぐ愛しい人の姿を見つめながら、レオンハルトは薄っすらとした笑みを浮かべた。
「んあっ、あっ、だめ、ぇ――っぁあ!」
びくん、と体を震わせ、荒い呼吸を繰り返すルシアナの濡れた頬を撫で、ふっくらとした彼女の下唇を噛む。それにさえ、彼女は悩ましげな声を漏らし、彼女の中に収まった自身がさらに張り詰める。
苦しそうに息を漏らした彼女を労わるように口付けを落としながら、ゆっくり腰を前後させた。
「ふぁ、ん……ぁ……っん」
焦点の合っていない目で自分を見上げるルシアナに優しく笑むと、レオンハルトは抽送の速度を上げ濡襞を擦り上げる。
甘い声を漏らし、屹立を扱くように隘路を狭めるルシアナに、レオンハルトは大きく息を吸うと最奥を抉るように腰を回した。それだけで彼女は果てたのか、うねるように襞が絡み付き、彼女の白い足が痙攣したように震える。
(……俺も)
はあ、と息を吐くと、彼女の細い腰を掴み、腰を叩きつける。
「あぁあっ、あっ……っふ、ン、っぁ」
揺さぶられるまま素直に快楽に身を任せるルシアナの姿はひどく扇情的で、枯れない情欲を掻き立てられるようだった。
(可愛い……綺麗だ、ルシアナ)
ふるふると淫らに揺れる乳房を揉み込み、頂きを摘まめば、ルシアナは甲高い声を漏らし、腹をびくびくと震わせた。
(可愛いルシアナ。俺はこんなにも、貴女だけを愛しているというのに)
ルシアナに拒絶されないのをいいことに、レオンハルトは容赦なく腰を打ち付け、淫芽を押し潰す。親指の腹でこりこりと捏ねれば、彼女は口を閉じ、腿できつくルシアナの腰を挟んだ。
(やはり、ここに触れると果てるのが早いな)
執拗に淫芽を捏ねくり返しながら最奥を潰せば、ルシアナは短い呼吸を繰り返しながらレオンハルトの腕を掴んだ。
一瞬、止めようかと迷ったものの、制止の言葉はかかっていないとそのまま愛撫を続ける。
「っア、ぁあっ、ぁッ」
ルシアナは爪を立てるように強く腕を握りながら、ぽろぽろと涙をこぼす。
普段であれば彼女を泣かせるなど言語道断だが、このときばかりはどうしようもなく劣情を煽られ、もっと泣かせたくなってしまう。
「っは、ルシアナ……」
淫芽から手を離し、隙間もないほど下半身を密着させれば、彼女は甘い声で小さく啼いた。
名前を呼ばれたことが嬉しかったのか、濡襞はきゅうっと締まって吸い付き、よだれで光る彼女の口元には笑みが浮かんだ。
(……俺が、浅ましいことを考えているとは知らずに……)
レオンハルトはベッドに手をつくと、上体を倒しルシアナの口を塞ぐ。疲労か不慣れか、拙く舌を絡めるルシアナが愛おしくて、レオンハルトは捕食するかのように舌を擦り合わせる。
(貴女だけだ、ルシアナ。俺がこんな気持ちになるのも。こんな風に求めてしまうのも)
レオンハルトは一度口を離すとルシアナの体を起こし、自分の上に座らせる。片手をベッドにつき、もう一方の手をルシアナの腰に回しながら腰を突き上げ、再び口を塞いだ。
首に腕を回し、懸命に舌を絡めるルシアナに笑みをこぼしながら、容赦なく最奥を叩く。
「んあっ、ぁ、レオっ、レオンハルト、さまっああっ」
「ああ……っ、ルシアナ」
「ぁっすきっ……っあい、してっ――ぁああッ……!」
「ああ、っは……俺もっ、愛してる……っ」
収縮し、搾り取るように絡み付く柔襞に応えるように、熱杭は脈動し精を吐き出す。そうしようと思わなくても体は自然と揺れ、一滴残らずルシアナの中に収めようと、先端を最奥に擦り付ける。
(……俺ばかり幸せな気がするな)
ルシアナが嫉妬を口に出したときから、ずっと心が満たされていた。優しく博愛な彼女が、独占欲にも繋がる嫉妬心を露わにしてくれたのが、ほの暗い喜びを芽生えさせた。その一方で、自分の愛が足りていなかったのか、という考えも頭をよぎり、愛でるという建前で執拗に彼女を攻めた。
すべてを出し切ったレオンハルトは一つ息を吐くと、ぐったりと体を預けるルシアナの頭に口付けた。
(さすがにやりすぎだ。俺ばかりが幸せではいけないのに)
労わるように汗で湿った背中を撫でれば、彼女は首元に顔をすり寄せ、小さく笑った。
「……しあわせ」
(……!)
聞こえた呟きに、はっとルシアナを見れば、彼女は顔を上げ、口元を綻ばせた。
「だいすきです、レオンハルトさま」
とろりと蕩けた瞳を向けるルシアナに、レオンハルトはわずかに目を見開くと、眉根を寄せる。そのまま深く息を吐き出したレオンハルトは、長い睫毛を揺らし目を瞬かせるルシアナをきつく抱き締めた。
「あまり俺を甘やかさないでくれ」
「? いやです……」
小さく、しかし明確に拒否を示したルシアナの顔を覗き込めば、彼女は不思議そうに首を傾げた。
「わたくしも、レオンハルト様を甘やかすことに、喜びを感じているので……嫌です」
(ぐ……)
曇りない眼差しを向けられ、レオンハルトは眉間の皺を深める。ルシアナはその皺をつつくと、額に張り付いたレオンハルトの前髪を払った。
「愛しております、レオンハルト様」
そう言って柔らかに顔を蕩けさせるルシアナは本当に幸せそうで、じわりと視界が滲んだ。それを見られたくなくて、レオンハルトはルシアナの額に唇を押し当てる。
(……幸せだ、本当に)
愛し人が同じように自分を愛してくれているのが嬉しい。
嫉妬心を抱くほどの情熱を持ってくれているのが嬉しい。
同じことに幸せを感じてくれているのが、何よりも嬉しい。
「俺も愛してる……ルシアナ」
(俺が夫でよかったと、愛してよかったと思える存在でありたい。貴女に相応しい……そんな存在に)
弱さをさらけ出し、心を委ねようと歩み寄ってくれたルシアナに報いたいと、レオンハルトは改めて強く心に決めた。
「んあっ、あっ、だめ、ぇ――っぁあ!」
びくん、と体を震わせ、荒い呼吸を繰り返すルシアナの濡れた頬を撫で、ふっくらとした彼女の下唇を噛む。それにさえ、彼女は悩ましげな声を漏らし、彼女の中に収まった自身がさらに張り詰める。
苦しそうに息を漏らした彼女を労わるように口付けを落としながら、ゆっくり腰を前後させた。
「ふぁ、ん……ぁ……っん」
焦点の合っていない目で自分を見上げるルシアナに優しく笑むと、レオンハルトは抽送の速度を上げ濡襞を擦り上げる。
甘い声を漏らし、屹立を扱くように隘路を狭めるルシアナに、レオンハルトは大きく息を吸うと最奥を抉るように腰を回した。それだけで彼女は果てたのか、うねるように襞が絡み付き、彼女の白い足が痙攣したように震える。
(……俺も)
はあ、と息を吐くと、彼女の細い腰を掴み、腰を叩きつける。
「あぁあっ、あっ……っふ、ン、っぁ」
揺さぶられるまま素直に快楽に身を任せるルシアナの姿はひどく扇情的で、枯れない情欲を掻き立てられるようだった。
(可愛い……綺麗だ、ルシアナ)
ふるふると淫らに揺れる乳房を揉み込み、頂きを摘まめば、ルシアナは甲高い声を漏らし、腹をびくびくと震わせた。
(可愛いルシアナ。俺はこんなにも、貴女だけを愛しているというのに)
ルシアナに拒絶されないのをいいことに、レオンハルトは容赦なく腰を打ち付け、淫芽を押し潰す。親指の腹でこりこりと捏ねれば、彼女は口を閉じ、腿できつくルシアナの腰を挟んだ。
(やはり、ここに触れると果てるのが早いな)
執拗に淫芽を捏ねくり返しながら最奥を潰せば、ルシアナは短い呼吸を繰り返しながらレオンハルトの腕を掴んだ。
一瞬、止めようかと迷ったものの、制止の言葉はかかっていないとそのまま愛撫を続ける。
「っア、ぁあっ、ぁッ」
ルシアナは爪を立てるように強く腕を握りながら、ぽろぽろと涙をこぼす。
普段であれば彼女を泣かせるなど言語道断だが、このときばかりはどうしようもなく劣情を煽られ、もっと泣かせたくなってしまう。
「っは、ルシアナ……」
淫芽から手を離し、隙間もないほど下半身を密着させれば、彼女は甘い声で小さく啼いた。
名前を呼ばれたことが嬉しかったのか、濡襞はきゅうっと締まって吸い付き、よだれで光る彼女の口元には笑みが浮かんだ。
(……俺が、浅ましいことを考えているとは知らずに……)
レオンハルトはベッドに手をつくと、上体を倒しルシアナの口を塞ぐ。疲労か不慣れか、拙く舌を絡めるルシアナが愛おしくて、レオンハルトは捕食するかのように舌を擦り合わせる。
(貴女だけだ、ルシアナ。俺がこんな気持ちになるのも。こんな風に求めてしまうのも)
レオンハルトは一度口を離すとルシアナの体を起こし、自分の上に座らせる。片手をベッドにつき、もう一方の手をルシアナの腰に回しながら腰を突き上げ、再び口を塞いだ。
首に腕を回し、懸命に舌を絡めるルシアナに笑みをこぼしながら、容赦なく最奥を叩く。
「んあっ、ぁ、レオっ、レオンハルト、さまっああっ」
「ああ……っ、ルシアナ」
「ぁっすきっ……っあい、してっ――ぁああッ……!」
「ああ、っは……俺もっ、愛してる……っ」
収縮し、搾り取るように絡み付く柔襞に応えるように、熱杭は脈動し精を吐き出す。そうしようと思わなくても体は自然と揺れ、一滴残らずルシアナの中に収めようと、先端を最奥に擦り付ける。
(……俺ばかり幸せな気がするな)
ルシアナが嫉妬を口に出したときから、ずっと心が満たされていた。優しく博愛な彼女が、独占欲にも繋がる嫉妬心を露わにしてくれたのが、ほの暗い喜びを芽生えさせた。その一方で、自分の愛が足りていなかったのか、という考えも頭をよぎり、愛でるという建前で執拗に彼女を攻めた。
すべてを出し切ったレオンハルトは一つ息を吐くと、ぐったりと体を預けるルシアナの頭に口付けた。
(さすがにやりすぎだ。俺ばかりが幸せではいけないのに)
労わるように汗で湿った背中を撫でれば、彼女は首元に顔をすり寄せ、小さく笑った。
「……しあわせ」
(……!)
聞こえた呟きに、はっとルシアナを見れば、彼女は顔を上げ、口元を綻ばせた。
「だいすきです、レオンハルトさま」
とろりと蕩けた瞳を向けるルシアナに、レオンハルトはわずかに目を見開くと、眉根を寄せる。そのまま深く息を吐き出したレオンハルトは、長い睫毛を揺らし目を瞬かせるルシアナをきつく抱き締めた。
「あまり俺を甘やかさないでくれ」
「? いやです……」
小さく、しかし明確に拒否を示したルシアナの顔を覗き込めば、彼女は不思議そうに首を傾げた。
「わたくしも、レオンハルト様を甘やかすことに、喜びを感じているので……嫌です」
(ぐ……)
曇りない眼差しを向けられ、レオンハルトは眉間の皺を深める。ルシアナはその皺をつつくと、額に張り付いたレオンハルトの前髪を払った。
「愛しております、レオンハルト様」
そう言って柔らかに顔を蕩けさせるルシアナは本当に幸せそうで、じわりと視界が滲んだ。それを見られたくなくて、レオンハルトはルシアナの額に唇を押し当てる。
(……幸せだ、本当に)
愛し人が同じように自分を愛してくれているのが嬉しい。
嫉妬心を抱くほどの情熱を持ってくれているのが嬉しい。
同じことに幸せを感じてくれているのが、何よりも嬉しい。
「俺も愛してる……ルシアナ」
(俺が夫でよかったと、愛してよかったと思える存在でありたい。貴女に相応しい……そんな存在に)
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