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第50話ランガの森ダンジョン編㉛
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「ハハハハ! さっきまでの威勢はどうした? 全く効いていないぞ。たった2人吸収しただけでこの強さとはな」
ミラーが長いツルをウネウネと動かしながら高らかに笑う。
ベネディクタに攻撃された胸部の傷はふさがり元通りに治っている。
何本もの巨大なツルがマリアとベネディクタに襲い掛かる。
「防御度と回復力がさっきとは桁違いに上がってるわ。通常攻撃でダメージを与えることは不可能みたいね」
「でも攻撃力と攻撃速度はさっきと変わってない。アイツの防御度を上回る一撃を与えればいいだけよ。ベネディ、私に合わせて!」
マリアがスキル発動の準備に入る。
「了解!」
ベネディクタを先頭に2人が走り出す。
「無駄なことを。何度やっても私に傷一つつけることなどできぬわっ」
何本もの巨大なツルがベネディクタに迫る。
「水よ、我に力を! 盾となりて我が身を守れっ!」
ベネディクタが詠唱し、氷の盾でツルの攻撃をすべてはじき返した。
(マリアの言う通り攻撃力は変わってないない。マリアの一撃必殺スキルで突破口を開く!)
マリアの大剣に白い光が灯っていく。ベネディクタが氷の盾でツルの攻撃を受け止めながらミラーとの距離を縮めていく。
マリアの大剣から強い光が放たれる。
「チャージ完了!」
「今よ! マリアっ」
ベネディクタの合図と同時にマリアが前に飛び出した。
「フハハハ! バカめっ。まんまと罠にはまりおったわっ。盾無しでどうやって攻撃を防ぐつもりだ? 死ねぇェェェ!」
巨大なツルが一斉にマリアめがけて襲い掛かかった。
「防ぐ? 必要ないわ。喰らえっ! ソードトルネード!」
マリアが高速で回転しながら大剣を振る。巨大なツルが一瞬で肉片となり周囲に飛び散る。
回転するマリアを中心に白い竜巻が発生し、ミラーの体を切り刻んでいく。
「ぬおぉぉぉぉっ! そんなバカなぁ」
ミラーの体を包み込んだ竜巻が激しくうねり、斬撃の連続攻撃を与える。
巨大な植物性モンスターの体がそぎ落とされ、緑色の血が飛び散る。
「ベネディ、ラストォ!」
マリアが叫ぶと同時に、ベネディクタが高く飛び上がった。
「風よ、我が剣に力を! ブラストソード!」
レイピアが薄緑色の光に包まれる。
「や、やめろ! やめてくれぇぇぇ」
血まみれのミラーが悲鳴を上げる。
「ブラストストライクッ!」
ベネディクタの魔法剣が炸裂する。鋭い突きの一撃と共に突風が吹き抜け、ミラーの腹部を貫通した。腹部にできた円い空洞をミラーが覗き込む。
「ブハッ……」
ミラーが口から大量の血を吐き、その場に崩れ落ちた。
ミラーが長いツルをウネウネと動かしながら高らかに笑う。
ベネディクタに攻撃された胸部の傷はふさがり元通りに治っている。
何本もの巨大なツルがマリアとベネディクタに襲い掛かる。
「防御度と回復力がさっきとは桁違いに上がってるわ。通常攻撃でダメージを与えることは不可能みたいね」
「でも攻撃力と攻撃速度はさっきと変わってない。アイツの防御度を上回る一撃を与えればいいだけよ。ベネディ、私に合わせて!」
マリアがスキル発動の準備に入る。
「了解!」
ベネディクタを先頭に2人が走り出す。
「無駄なことを。何度やっても私に傷一つつけることなどできぬわっ」
何本もの巨大なツルがベネディクタに迫る。
「水よ、我に力を! 盾となりて我が身を守れっ!」
ベネディクタが詠唱し、氷の盾でツルの攻撃をすべてはじき返した。
(マリアの言う通り攻撃力は変わってないない。マリアの一撃必殺スキルで突破口を開く!)
マリアの大剣に白い光が灯っていく。ベネディクタが氷の盾でツルの攻撃を受け止めながらミラーとの距離を縮めていく。
マリアの大剣から強い光が放たれる。
「チャージ完了!」
「今よ! マリアっ」
ベネディクタの合図と同時にマリアが前に飛び出した。
「フハハハ! バカめっ。まんまと罠にはまりおったわっ。盾無しでどうやって攻撃を防ぐつもりだ? 死ねぇェェェ!」
巨大なツルが一斉にマリアめがけて襲い掛かかった。
「防ぐ? 必要ないわ。喰らえっ! ソードトルネード!」
マリアが高速で回転しながら大剣を振る。巨大なツルが一瞬で肉片となり周囲に飛び散る。
回転するマリアを中心に白い竜巻が発生し、ミラーの体を切り刻んでいく。
「ぬおぉぉぉぉっ! そんなバカなぁ」
ミラーの体を包み込んだ竜巻が激しくうねり、斬撃の連続攻撃を与える。
巨大な植物性モンスターの体がそぎ落とされ、緑色の血が飛び散る。
「ベネディ、ラストォ!」
マリアが叫ぶと同時に、ベネディクタが高く飛び上がった。
「風よ、我が剣に力を! ブラストソード!」
レイピアが薄緑色の光に包まれる。
「や、やめろ! やめてくれぇぇぇ」
血まみれのミラーが悲鳴を上げる。
「ブラストストライクッ!」
ベネディクタの魔法剣が炸裂する。鋭い突きの一撃と共に突風が吹き抜け、ミラーの腹部を貫通した。腹部にできた円い空洞をミラーが覗き込む。
「ブハッ……」
ミラーが口から大量の血を吐き、その場に崩れ落ちた。
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