この異世界住人が卑猥すぎて魔王討伐が進まない……

パイ吉

文字の大きさ
12 / 88

第12話この異世界でも理不尽なことにはモヤモヤする……

しおりを挟む
 ローザのフェラテクはすごかった。クレアと比較してどちらが気持ち良かったか聞かれると、正直難しく甲乙つけがたい。ただ、明らかに2人のフェラは性質が違っていた。クレアのフェラは、非常に攻撃的なフェラである。相手の感じているところを徹底的に攻めていく。躊躇せずに抜きにかかってくる。
 対してローザのフェラは、母性的な包容力を感じる優しくねっとりしたフェラだ。絶妙に緩急を使い分け、相手が「もう射精したくてしょうがない!」というところまで高めてから抜きにかかる。ローザもクレアの持っているフェラテクは、もちろん全てこなすことができるが、決して自分のタイミングで抜いてしまうことはない。常に相手の様子を確認し「まだ我慢する? それとも、もう出しちゃいたい?」という風に相手の意思を尊重するフェラだった。クレアのフェラは搾り取られる感じ、対するローザは、彼女の口内にぶちまけたくなるフェラである。
「んんん、すっごいわね。6発もドっピュンしちゃったね♡」
 ローザが喉にからまった精液を水で流し込み、笑顔を見せる。
「ローザさんのフェラ、すごく気持ち良かったです。すっきりしました」
「でしょ。ユージ君が気持ち良く射精してくれて嬉しいわ」
 うわっ、なにこの美女、天使なの? エロ天使かよっ。
「ところで、精液飲んでしまってよかったんですか? 飲まなきゃ、武具修理に使えたんじゃ?」
「もし君が精液提供したことがバレたら、『ドラゴンブレス』からどんな目に合うか分からないもの。魔除けとしてありがたく頂戴するわ」
 ローザがニッコリ微笑んだ。
 自分のほうがすごく困っていて大変なのに、俺の心配をしてくれたのか。どうにかしてローザを助けてあげたい。
「俺に出来ることがあれば、なんでも言ってください。あと体、無理しないでくださいね。エリーが心配しますから」
「わかったわ。気を付ける」
 俺とローザが戻ろうとしたとき、エリーの叫び声が聞こえた。
 2人で工房を走って飛び出した。
 店内には190センチもありそうな屈強な大男が立っており、周囲が荒らされている。エリーが泣きながら母親に抱き着いた。
「よぉ、ローザ。そろそろ考えは変わったかい?」
「何度来たって答えは同じよ。私はこの店で職人を続ける!」
 ローザが微動だにせず、大男をにらみつけた。
「ホント、強情な女だぜ。それもいつまで続くだろうなぁ。本音はそろそろ限界なんだろぉ?」
 大男が腰に差していた剣を抜き、窓ガラスを粉々に砕いた。
 店内にエリーの鳴き声が響く。
「あのぉ、ちょっとすみません……」
「あぁ? なんだてめぇ?」
 おぉ、正面から向かい合うとホントでかいな……
「えっと、ユージっていいます。エリーの友達です。店内で乱暴はやめてもらえないっすか? エリーも怖がってますし……」
 うわっ。剣とか初めて見た。こえぇぇ。
「俺が『ドラゴンブレス』マスター、レイド様と分かって口きいてんのかぁ? ガキはすっこんでろ!」
 レイドが剣を振り上げた。
 わわわっ! やばい、やばいって!
「ストップ、ストップ! 待って、止まって、動かないで!」
 自分でも訳の分からないことを叫びながら、俺は反射的にに両手を前にかざした。
「んぐぐぐぐぐぐっ! くっ」
 レイドが剣を振り上げたまま、顔を真っ赤にして俺をにらみつける。腕と剣がプルプル振動している。
 うわっ、めっちゃブチ切れてるよ。神様、仏様お助けください!
 俺がお祈りした直後、レイドが息を荒げながら剣を鞘に納めた。
 おぉぉ! 神様に祈りが通じた。あるいは仏様かもな。
「このままじゃすまねぇからな。ローザ、必ずうちの職人になってもらうぞ!」
 大声で啖呵を切ると、レイドは何度も自分の手と剣を見比べ、首をかしげながら小走りに店を飛び出していった。
「ユージ君! ホント無茶するんだからっ」
 ローザが歩み寄り、俺の手をギュッと握りしめる。
「いやぁ、反射的に足が前に出てしまって……」
 苦笑いする俺をローザが涙目で見つめる。
 本当に自分でもびっくりしたが、まさかあの場面であんな大男の前に出ていくとは……。異世界きてから俺、ちょっと変わった?
「ユージ君、あいつに目をつけられたら大変よ。君までつらい思いをすることになるわ。きっと、君の周囲の人まで傷つけることになる。私は心配ないから、もうお店には来ないで」
 ローザの声は震えていた
「……わかりました。それじゃ」
 俺はローザとエリーに別れを告げ、モヤモヤした気分のまま店をあとにした。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処理中です...