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「イアン22歳、農夫の娘か。性格は、温厚。ふーん」
検査官のレミィは、カルテのようなものを見ながらぶつぶつと一人ごとを言っている。
白い白衣に黒ぶちのメガネをかけていて、まるで優秀な女医を思わせる。
メガネの下に見える瞳は涼しげで
端正なマスクである。
コツコツとドアをノックする音が聞こえる。
「はい、どうぞ~」
メイドのシーラとイアンだ。
「レミィ検査官、よろしくお願いします」
シーラは、イアンの顔を見てニッと笑った。
「えっ?」
「イアン様、がんばってください」
シーラは、部屋を出ていってしまった。
イアンは、急に不安に感じた。
部屋には消毒液のようなツ-ンと鼻に突く臭いがした。
白い白衣を着たレミィの顔は、知性があるが何か底意地の悪い
雰囲気を醸しだしていた。
「では、今から健康診断を始めます。まずは身長、体重から測ります」
「よろしくお願いします」
身長、体重を測り、視力、聴力検査と順調に過ぎていった。
イアンは、普通だなと思い安心した。
「一通り終わりました。とくにここまでは問題ございませんでした。
ここまでは」
レミィは、ここまでという部分で語彙を強めた。
「ありがとうございます」
(なんだろ、この不安な感じは)
イアンはレミィの言い方に嫌な予感がした。
「ところで、イアン様は、バージンか?」
レミィは、意地悪な視線を送ってくる。
唐突な質問で、イアンはドギマギした。
「・・・・。は、はい」
イアンは、恥ずかしくてうつむいた。
レミィは、自分の中にあるドエスな部分がむくむくと起き上がってくるのを感じる。
「ふーん、22歳でバージンねぇ。」
「だめなんですか?」
イアンは話しながら頬が火照るのがわかる。
「いや、いい。むしろいい。希少価値があるからな。」
「希少価値?」
イアンは、自分の声がうわずっているのがわかった。
「それが、妃の仕事。そしてガルファルド王子の子供を産むにふさわしい体か
どうかを調べるのが私の仕事だ」
レミィのメガネの奥の瞳がきらりと光った。
検査官のレミィは、カルテのようなものを見ながらぶつぶつと一人ごとを言っている。
白い白衣に黒ぶちのメガネをかけていて、まるで優秀な女医を思わせる。
メガネの下に見える瞳は涼しげで
端正なマスクである。
コツコツとドアをノックする音が聞こえる。
「はい、どうぞ~」
メイドのシーラとイアンだ。
「レミィ検査官、よろしくお願いします」
シーラは、イアンの顔を見てニッと笑った。
「えっ?」
「イアン様、がんばってください」
シーラは、部屋を出ていってしまった。
イアンは、急に不安に感じた。
部屋には消毒液のようなツ-ンと鼻に突く臭いがした。
白い白衣を着たレミィの顔は、知性があるが何か底意地の悪い
雰囲気を醸しだしていた。
「では、今から健康診断を始めます。まずは身長、体重から測ります」
「よろしくお願いします」
身長、体重を測り、視力、聴力検査と順調に過ぎていった。
イアンは、普通だなと思い安心した。
「一通り終わりました。とくにここまでは問題ございませんでした。
ここまでは」
レミィは、ここまでという部分で語彙を強めた。
「ありがとうございます」
(なんだろ、この不安な感じは)
イアンはレミィの言い方に嫌な予感がした。
「ところで、イアン様は、バージンか?」
レミィは、意地悪な視線を送ってくる。
唐突な質問で、イアンはドギマギした。
「・・・・。は、はい」
イアンは、恥ずかしくてうつむいた。
レミィは、自分の中にあるドエスな部分がむくむくと起き上がってくるのを感じる。
「ふーん、22歳でバージンねぇ。」
「だめなんですか?」
イアンは話しながら頬が火照るのがわかる。
「いや、いい。むしろいい。希少価値があるからな。」
「希少価値?」
イアンは、自分の声がうわずっているのがわかった。
「それが、妃の仕事。そしてガルファルド王子の子供を産むにふさわしい体か
どうかを調べるのが私の仕事だ」
レミィのメガネの奥の瞳がきらりと光った。
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