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第1章
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「うぅ? あんまりというか殆ど思い出さないんだけど…」
気持ち悪さを何とか抑えてながら、私はなんとか返事した。ひぅ…車酔いみたい…キシって何? って思わなくもないけど、それどころじゃない。は、吐きそう…
「…そうですか」
ハルカはうつむきながらそう短く答え、すっと私の後ろに回った。
「でも、記憶は無くとも操舵の仕方は覚えているはずです。最初に乗った時に、脳にインストールしましたからね」
「えぇ? いや、私が忘れっぽいのハルカ良く知ってるじゃん……」
私がそう呟いたとき、船体の二つのエンジンが駆動するのを感じた。というか理解した。
さっき見た閃光のような光が私の脳内を駆け巡り、私に船体の情報を与え、また私の意志を船体へと伝える。あれ、私、分かる。動かし方が分かる!?
銀色に輝く羽のような、綿毛のような粒をまき散らしながら、船は私の思う通りにゆっくりと上昇を始めた。
「縮退エンジン、共振干渉エンジン、共に高出力で安定。マスター見て下さい、この光を。これが貴女の力。物理法則を超えて全てを支配し得る力です!」
「は、はあ?」
「さあ、飛んでください。貴方ならどんな敵でも打倒せるはずです!」
「う、うん?」
私は船をさらに上昇させるように思考した。船はそれに従い、一気に加速上昇する。目の前のデバイスのパワーゲージと速度ゲージがぐんって動く!
「ひぅっ?!」
その速度に私はちょっと悲鳴を上げた。
だ、だって速度も、あっという間に遠くなっていく家や街も認識できるんだもん! 新幹線どころの話じゃないよ? 怖いよ! 船は雲を突っ切り、さらにさらに上昇していく!
「あれ、でも映画とかで見た宇宙船とか戦闘機みたいに、Gとかいうのをまったく感じないね?」
「それはそうですよ。重力を制御することによって私は飛んでいるのですから。コントロールできないごく僅かなGはそのシートが吸収してしまいますし」
私の疑問にハルカはそう答えた。
「はあ、すごいんだねぇ、この船は。ねえ、ハルカ?」
「船が私なのですが」
「う~ん、やっぱりハルカはハルカとしてしか分かんないよ」
「…そうですか。まあ、どうでも良いことですけど」
気持ち悪さを何とか抑えてながら、私はなんとか返事した。ひぅ…車酔いみたい…キシって何? って思わなくもないけど、それどころじゃない。は、吐きそう…
「…そうですか」
ハルカはうつむきながらそう短く答え、すっと私の後ろに回った。
「でも、記憶は無くとも操舵の仕方は覚えているはずです。最初に乗った時に、脳にインストールしましたからね」
「えぇ? いや、私が忘れっぽいのハルカ良く知ってるじゃん……」
私がそう呟いたとき、船体の二つのエンジンが駆動するのを感じた。というか理解した。
さっき見た閃光のような光が私の脳内を駆け巡り、私に船体の情報を与え、また私の意志を船体へと伝える。あれ、私、分かる。動かし方が分かる!?
銀色に輝く羽のような、綿毛のような粒をまき散らしながら、船は私の思う通りにゆっくりと上昇を始めた。
「縮退エンジン、共振干渉エンジン、共に高出力で安定。マスター見て下さい、この光を。これが貴女の力。物理法則を超えて全てを支配し得る力です!」
「は、はあ?」
「さあ、飛んでください。貴方ならどんな敵でも打倒せるはずです!」
「う、うん?」
私は船をさらに上昇させるように思考した。船はそれに従い、一気に加速上昇する。目の前のデバイスのパワーゲージと速度ゲージがぐんって動く!
「ひぅっ?!」
その速度に私はちょっと悲鳴を上げた。
だ、だって速度も、あっという間に遠くなっていく家や街も認識できるんだもん! 新幹線どころの話じゃないよ? 怖いよ! 船は雲を突っ切り、さらにさらに上昇していく!
「あれ、でも映画とかで見た宇宙船とか戦闘機みたいに、Gとかいうのをまったく感じないね?」
「それはそうですよ。重力を制御することによって私は飛んでいるのですから。コントロールできないごく僅かなGはそのシートが吸収してしまいますし」
私の疑問にハルカはそう答えた。
「はあ、すごいんだねぇ、この船は。ねえ、ハルカ?」
「船が私なのですが」
「う~ん、やっぱりハルカはハルカとしてしか分かんないよ」
「…そうですか。まあ、どうでも良いことですけど」
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