放課後の図書室

くねひと

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#27 貞操縛り

 予期せぬ顔射の後、気が動転していた僕は、その後いつどうやって書庫の小部屋に戻ったのか覚えていない。
 気が付いたときには既に人の字型に固定されていた。
 更に、その上………。
 林が細紐で僕の肉首を括り上げたのだ。

 また分銅をぶら下げようというのか?
 いや、そうではなかった……。
 意地悪くも林は、それよりももっとおぞましい仕置き縛りを僕に施そうとしていたのだ。

「それ!」
 掛け声を掛けながら、林は細紐を割り割かれた僕の股間を通して、背中側に引っ張り上げる。
 一回暴発した後の僕の肉茎は若干の余熱状態にはあるものの、かなり軟化していて玉袋を割るように、自分の股下にその筒先を潜らせていった。

 急所縛りの紐は僕の背中側で、あらかじめ回されていた腰縄に連結された。
 僕の肉茎はカッチリと固定されてしまったのだ。
 だが、先程の顔射のショックで魂が抜けた状態の僕は、それがどんな意味を持つのかまだ良く分かっていなかった。

「これは貞操縛りって言うんだ。これから始まるお仕置きはちょっときついぞ…」
 林は僕を脅すように言うと、竜崎の方に戻り、入れ違いに黒瀬が近づいてきた。
 手にはバイブが握られている。

「まだ呆然自失状態だな…。どれ、目を覚ましてやるか」
 黒瀬はバイブのスイッチを入れると、その先を僕の肉茎の先端に押し当てた。
「うわっ!」
 いきなり強い衝撃が僕の最も感覚が鋭敏なところを直撃し、僕の体はピクンと震えた。

 同時に先程の暴発で軟化していた肉茎が再び硬化し始める。
 しかし…。
 しかし、肉茎は反り返ることができない。
 肉茎が跳ね上がろうとすると、その鎌首に鋭い痛みが走るのだ。
 それはまるで肉茎が引きちぎれるのではないかと思わせる程の痛苦だった。

 ぐうううう……。
 僕は肉茎に喰い入る細紐を外そうと、激しく腰を揺すってみたのだが、当然ながらそんなことで貞操縛りがほどける訳もない。
 竜崎等はそんな僕をうすら笑いを浮かべながら見物している。

 今になって僕は何の抵抗もせずに貞操縛りを受け入れたことを激しく悔いたのだが、それももう後の祭りだった。

 初めて男奴隷としての調教を受けたとき………。
 黒瀬に急所を悪戯され、林からは双臀に棒鞭の痛打を受けた。

 急所責めの悦楽……。
 双臀への棒鞭の痛苦……。
 対照的な二つの刺激が混じり合っていった………。
 今も悦楽と痛苦が同時に僕を襲っている。

 しかし初めての日と異なり、今日の貞操縛りとバイブは悦楽と痛苦を肉茎にのみもたらしている。
 悦楽の根源が痛みであると同時に、痛みの根源が悦楽でもあった。
 例えれば表が悦楽、裏が痛みのテープをメビウスの輪のように一ひねりして輪にしたようなものなのだった。

 悦楽をたどっていくと痛みとなり、そして痛みをたどり続けていくとまた悦楽に戻る。
 もう両者に違いはなかった。
 いつしか僕の中で悦楽と痛みが同化していったのだった………。
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