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#8 池上を縛り上げろ
図書室の階下にある書庫……。その書庫の奥深くにある部屋は作られた当初は何かの目的があったのだろうが、今は半ば物置と化していた。使われなくなった大机、数客の椅子、一方の壁には積み重ねられた段ボール箱………。
その部屋の奥に竜崎とマコト…。入口近くには僕が逃げるのを防ごうとしているのか、黒瀬と林……。リノリウムの床が素足には冷たい……。
「どうした。最後の一枚になって動きが止まったぞ」
「もう、こ、これで勘弁してくれよ…」
「駄目だ。素っ裸になるんだ」
僕の哀願を冷たく撥ねつける竜崎…。ふと目を上げるとマコトが竜崎に向かって何か言っている。はっきりとは聞こえないが、もしかしたらマコトも何か頼んでいるのかもしれなかった。
今マコトは僕にセーラー服の背中を向けていた……。胸に回る縄に引き絞られるように連結された両手首の縄目が痛々しく、そして……正直に告白するがそそられた。
頭ではマコトは男と分かっていても、その後ろ手縛りの姿は妙に艶めかしく、僕はマコトから視線をそらすことができなかった。
そんなときマコトに顔を向けていた竜崎が不意に顔を上げ、こちらを見た。
僕が邪な目でマコトを見ていたことに、もしかしたら竜崎は気づいたのかもしれない。
僕の頬は上気した。
しかし竜崎は僕を見たのではなく、僕の後ろの黒瀬と林を見たのだった。
「池上を縛り上げろ」
竜崎は端的に、二人に指示を出した。
おうっ!と二人は答え、壁際のダンボール箱から縄束を取り出し、僕に近づいてきた。
縛られる!
縛られたらもう何の抵抗もできなくなる!
そうは思ったが、すぐに仮に縛られなくても今できる抵抗はパンツを脱ぐのをためらうぐらいでしかないと僕は思い返した。
それならば縛られても、縛られなくても大した違いはないではないか。
「ほら、両手を背中に組め!」
黒瀬が邪険に僕の両手を取り、背中に回す。そこに林が手際よく縄を掛けていく。
両手首、胸縄、そして連結……。僕はマコトと同じように高手小手に縛り上げられたのだった。
その上、更に………。
林は天井の梁にロープをかけるとそれを僕の胸縄の背中側に繋いだのだ。
「さあ、縛り上げたぞ」
黒瀬と林は満足そうな笑みを浮かべて、竜崎の傍らに寄った。
もうドア近くで見張る必要もない。
ほぼ部屋の中央……。僕はパンツ一枚の半裸を厳しく後ろ手に縛り上げられ、その縄尻は天井からのロープに繋ぎとめられてしまったのだ。
試みに体を揺すってみるが、林の掛けた縄目はほんの少しも緩みはしなかった。
「縄抜けしようと思っても無駄だぜ…」
林が冷たく言い放つ…。
「さてと、抵抗できなくなったところで、最後の一枚も召し上げるとするか」と竜崎。
僕自身両手を縛られるときには、その後にパンツも脱がされると覚悟はできていた。
黒瀬か林の手にかかるのか? それとも竜崎か?
しかしそうではなかった。
竜崎は傍らのマコトに言った。
「マコト、池上のパンツを脱がすんだ」
その部屋の奥に竜崎とマコト…。入口近くには僕が逃げるのを防ごうとしているのか、黒瀬と林……。リノリウムの床が素足には冷たい……。
「どうした。最後の一枚になって動きが止まったぞ」
「もう、こ、これで勘弁してくれよ…」
「駄目だ。素っ裸になるんだ」
僕の哀願を冷たく撥ねつける竜崎…。ふと目を上げるとマコトが竜崎に向かって何か言っている。はっきりとは聞こえないが、もしかしたらマコトも何か頼んでいるのかもしれなかった。
今マコトは僕にセーラー服の背中を向けていた……。胸に回る縄に引き絞られるように連結された両手首の縄目が痛々しく、そして……正直に告白するがそそられた。
頭ではマコトは男と分かっていても、その後ろ手縛りの姿は妙に艶めかしく、僕はマコトから視線をそらすことができなかった。
そんなときマコトに顔を向けていた竜崎が不意に顔を上げ、こちらを見た。
僕が邪な目でマコトを見ていたことに、もしかしたら竜崎は気づいたのかもしれない。
僕の頬は上気した。
しかし竜崎は僕を見たのではなく、僕の後ろの黒瀬と林を見たのだった。
「池上を縛り上げろ」
竜崎は端的に、二人に指示を出した。
おうっ!と二人は答え、壁際のダンボール箱から縄束を取り出し、僕に近づいてきた。
縛られる!
縛られたらもう何の抵抗もできなくなる!
そうは思ったが、すぐに仮に縛られなくても今できる抵抗はパンツを脱ぐのをためらうぐらいでしかないと僕は思い返した。
それならば縛られても、縛られなくても大した違いはないではないか。
「ほら、両手を背中に組め!」
黒瀬が邪険に僕の両手を取り、背中に回す。そこに林が手際よく縄を掛けていく。
両手首、胸縄、そして連結……。僕はマコトと同じように高手小手に縛り上げられたのだった。
その上、更に………。
林は天井の梁にロープをかけるとそれを僕の胸縄の背中側に繋いだのだ。
「さあ、縛り上げたぞ」
黒瀬と林は満足そうな笑みを浮かべて、竜崎の傍らに寄った。
もうドア近くで見張る必要もない。
ほぼ部屋の中央……。僕はパンツ一枚の半裸を厳しく後ろ手に縛り上げられ、その縄尻は天井からのロープに繋ぎとめられてしまったのだ。
試みに体を揺すってみるが、林の掛けた縄目はほんの少しも緩みはしなかった。
「縄抜けしようと思っても無駄だぜ…」
林が冷たく言い放つ…。
「さてと、抵抗できなくなったところで、最後の一枚も召し上げるとするか」と竜崎。
僕自身両手を縛られるときには、その後にパンツも脱がされると覚悟はできていた。
黒瀬か林の手にかかるのか? それとも竜崎か?
しかしそうではなかった。
竜崎は傍らのマコトに言った。
「マコト、池上のパンツを脱がすんだ」
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