放課後の図書室

くねひと

文字の大きさ
10 / 44

#10 男奴隷の調教

 林が手に何か持っている。
 長さ1メートル程の金属パイプで両端に革ベルトが付いている。
 一目見て、それがSMグッズだと分かった。

「おら、肢を開け!」
 林は僕のお尻をピシャピシャ叩き、催促する。
 しぶしぶ肢を開くと、黒瀬と林は僕の足首に革ベルトを巻き付けた。
 ガチャリと留め金がかかる。

 僕は人の字姿に固定されてしまった。
 黒瀬がニヤニヤ笑いながら僕の前に座り込む。
 何をされるのだろうか?
 緊張して黒瀬を見つめている中、不意に何か風を切る気配を感じ、次の瞬間にはお尻に鋭い痛みを感じていた。

「痛っ!」
 たまらず声が上がる。
 ヒャハハハ…。
 背後で林の笑い声。

 体を捩じるようにして振り向くと、林は棒鞭を振り下ろそうとしていた。
「止めろ!」
 しかし僕の制止の声が終わらない内に痛烈な二打目がきた。
「くうううっ…」
 痛みに思わず体が反り返る。

「や、止めろ! 止めてくれ!」
「それが人にモノを頼むときの言い方か? 止めて下さいだろう」
 再び林が鞭を持つ手を振り上げる。
 何とか痛撃を避けようともがくのだが、吊り縄と足枷のせいで、身動きはほとんどできない。

「フフフ、無駄無駄」
「ガッ……!」
 三打目はとりわけ強烈だった。

「さ、何て言うんだ?」
 林は棒鞭で僕のお尻をピチピチと軽く叩きながら催促する。
「や、止めて下さい…」
「もっと大きな声で!」
 林の叱咤…。同時に四打目…。

「止めて、止めて下さい!」
 1対1なら林になんて喧嘩しても負けることはない。しかし今はそんな林に対して哀願せざるを得ないのだ。僕の顔面は屈辱感に赤く染まり、全身が震えてくるのだった。

「そんな顔をしないで。もっとリラックスしろよ」
 今度は足元の黒瀬が無造作に片手を僕の股間に伸ばしてきた。
「あっ…」
 黒瀬は僕の肉茎を握ると緩やかにしごき始めたのだ。

「あっ…。あああ…」
 半ば硬化していた肉茎は刺激を受けて、見る見る内に腹にくっつく程反り返っていく。
「止めろ! 手を離せ!」
「おやあ? まだ口のきき方が分かってないなあ」
 そう言いながらも、黒瀬の指の動きは止まらない。

 その手を払いのけたくても、両手は後ろ手に縛り上げられていて、どうすることもできない。できることはわずかに腰を捻るくらいなのだが、そんなことでしっかりと僕の肉茎を掴んだ黒瀬の手を振りほどくころなどできよう筈もなかった。

「や、止めて……。止めて下さい」
「何を止めて欲しいんだ? ハッキリ言えよ!」
 一旦屈服したと知ると、黒瀬はかさに懸かってつけ込んでくる。

から手を離して下さい」
「だからハッキリ言えって言ってるだろうが。ってどこだよ?」
「………」

 性器の俗称を口に出すことがはばかられ、僕は言いよどむ。
「ハッキリ言わなければ、いずれお前はみんなの前で恥を晒すことになるぞ」
 僕は切羽せっぱ詰まった。

 黒瀬は手の動きを止めない。
 彼の言う通り、このまましごかれ続けていては、いずれ暴発させてしまうのは火を見るよりも明らかだ。
 みんなの見つめる中、牡精を噴き散らすなんて真似は死んでもできなかった。
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

上司と俺のSM関係

雫@23日更新予定
BL
タイトルの通りです。読む前に注意!誤字脱字あり。受けが外面は一人称私ですが、砕けると僕になります。