性奴の夜

くねひと

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夜は果てしなく…

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「呑め!」

 セイヤに命令されて僕は目をつぶり、粘りついて呑みにくいセイヤの精を何とか呑み下した。
青苦い余韻が口の中に残る……。

 そして僕はきちんと呑み下した証しとして、口を大きく開けてみせた。
 フフッ……そんな奴隷の振る舞いを見てセイヤが笑う。

 じっと僕を見つめる少年と思わず目があい、たまらなくみじめな気持になったが、これで終わりではない。まだ後始末が残っている……。

 性奴はご主人様の噴出後をきれいに清めなければならないのだ。セイヤはソファにどっかりと腰を下ろすと、催促するかのように大きく両脚を開いた。そこへ僕はいざり寄っていく。

 噴出したばかりのセイヤの肉サオは弾丸を飛ばした大砲のようにまだ余熱が残っていた………。
 顔を寄せると、かすかに青臭いセイヤの精の匂いが鼻を突いた………。

 泣きたい気持ちで僕は舌でセイヤの肉頭を舐め上げ、そして砲身に残った精を搾り取るように、肉サオをくわえると、強く吸い込んだ。

 でもこんな屈辱的な仕打ちを受けながら、いや、屈辱的な仕打ちを受けているからなのだろうか、僕の肉サオは腹部に接する程反り返っているのだ。

 熱い……。局部が燃えるように熱い………。そして自分ではそれを解決できないもどかしさ………。心地よく感じていた後ろ手のいましめが今は何とも恨めしい……。

「よし、じゃあ次だ。いいな、俺と同じ様に心を込めて奉仕するんだぞ」

 少年はいつのまにか衣服を脱いで素裸になっていた。セイヤと同じ様に僕の前に立ちはだかり、二言、三言、セイヤと何かささやき合う。

「まずバックからがご希望だそうだ」
 そうセイヤに言われて、思わず僕はセイヤを見返した。今はセイヤの手に渡ったバイブのリモコンが再び作動を開始する………。

 ぐっ………。前と後ろを同時に…。でも決して噴出までには至らないレベルの振動にバイブの強度は調整されていた。

「ほら、これが終われば昇天させてやるからさ…」
 やるせない震動の中で僕は観念した、少年が俯向いて両脚を広げている。僕は顔を近づけ、そっと舌先を少年の菊花に触れさせる。微かにバターに似た匂いが鼻をよぎった。

 少年の体がピクリと動いたが、構わず無心に舌を動かす。セイヤの巧みなバイブさばきの中で、もう屈辱感も何もかもが消え、頭の中は真っ白になっていた。

 汗にまみれて僕は舌をはわす。やがて少年が向きを変えた。未だ未成熟な肉サオはそれでも雄々しく隆起している。僕は目を閉じると、そっとその筒先に口付けた。

「ご主人様の精も奴隷に呑ませてください」

 そう言って僕は少年のまだ幼いそれをくわえこんでいく。
 満足そうなセイヤの顔、その頭の中では、これからのSMプレイをあれこれと考えているのだろう。性奴を苛む夜は長い………。(了)
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