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もしもが身近にあるからこそ、人は後悔する。
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自業自得を含めて、数々の不運をたった数ヶ月で経験した私は言います。不運は避けようがなにしようが当たってくるので、自分から飛びこんだ方がまだいい。そういうことで、この怒鳴り声の聞こえる武器屋にフライアウェーイ。
「んあ、いらしゃ「あああああああ、このさいロリでもいいやー結婚しよー」何を言いやがる馬鹿息子が!!」
「息子さん頭大丈夫ですか?」
訪ねた瞬間に、犬族だろうお父さんと息子がこちらを見て、お父さんは営業するために怒らせた顔を笑顔に変えてこちらに寄ってくるも息子が、私を見た瞬間にキラキラと顔を輝かせて、私の手を取り上記の言葉を述べたのちに笑顔だったお父さんがまた顔を怒らせて怒鳴る。息子さんの手を私自身が叩く前に、グラスがいち早く息子さんの手を叩き、守るように抱きついて息子さんから距離を取るように後ろに下げられたあとに、グラスが私の前に立って威嚇してるように、魔力を循環させている。
「申し訳ねぇ、頭は飛びっ切りの馬鹿なんだ。俺の顔に免じて許してくれ嬢ちゃんと……そのボーイフレンド?」
「いや、友達「なら、僕と結婚しても問題な」あるよ」
息子さん……これ以上グラスを怒らせないで、魔力が凄いことになってるから、顔は涼しい無表情だけどちゃんと魔力には雷雨のごとく荒れ狂ってるから、お願い怒らせるな。やめてと祈るもののその祈りは通じなかったようで、容赦なく迫ってきたものだから、正当防衛という大義名分を掲げたグラスは、息子さんの下半身と口を凍らせた。後から来た大人二人を説得して、私とグラスは私のワガママにより、武器屋に居座り。ウィーンとデブ王は宿屋の確保で分かれることとなった。
「この馬鹿の親父で武器屋をやってるゲーへルだ。この氷漬けの馬鹿はホーテムだ」
「私はカリスティアです」「グラスと申します。よろしくお願いします。ゲーヘル様」
あー完全に息子さんを無かったことにしてるから相当怒ってらっしゃる……。カリスティアとゲーへルは表情にも雰囲気にも出ては無いけれど、怒っているんだなっと感じて苦笑い。そんな中で乗りかかった船だとカリスティアはそれとなくどうしたのかを聞くと、親父さんがバツの悪そうにポツポツと息子さんのことを話し始めた。
「婚姻解消されたんだよ。幼なじみの貴族の嬢ちゃんと婚約していたんだが、ある日その嬢ちゃんがコイツとの思い出や情報だけ丸ごと記憶が消えちまったんだ。それで、婚姻は解消に傷付いた息子に発破を掛けたんだが……失敗して嬢ちゃんに飛び火しちまったんだ。すまねぇ」
「……ちょっとまって、なんで記憶喪失だってわかるの? 嘘かも知れないのに」
「あぁ、この喪失事件は貴族の間で流行ってるんだ。うちみたいな民間なら嘘の付くことにメリットはあるからわかるが、魔族の国の王子の婚約者もそうだってんだ。それで国王の命令で精神系魔法を使える術士で、嘘か本当かを確かめたんだが……うちのを含めて本当に記憶がなくなっちまったことがわかったんだ」
「それは……まさか」
グラスが小さく呟く、無表情で普通ならば動揺も感じられないのだけれども、カリスティアはなんとなくグラスが何かに気づいた顔をしていた。後で聞こうと、とりあえず話してくれたことに武器屋のおじさんに感謝をすると、聞いてくれるだけで助かると二人に笑い返す。お礼に何か武器でもと言ってくれたが、自分で作った方が早い……ということは言えないので、綺麗な武器が多いから見るだけで楽しいから、また遊びに来させて欲しいと言うと親父さんが「欲がねぇーな」っと朗らかに笑った。頭を撫でてくれたけど犬の肉球ちょっと堅かったです。
「グラス……何か知ってるの」
「ええ、知ってはいます。けれどこの国で言えることではありませんので、今はお教えすることができません」
グラスなりの優しさできっぱり教えられない事を伝えられた後に、そんなことよりも、少し商店街見て回りますか? っと城を案内してくれた時のように手を繋いで、国境町商店街を散歩する。言えないことならば仕方ないと、カリスティアも思考を止めて、景色や売っているものを見回す。木を中心とした木造建築と沢山の魔族の群れと、そこそこ混じる人間やドワーフやエルフなどの様々な種族で、爆弾リンゴって呼びそうになるリンゴそっくりの実や、何にも効果は無いけど、綺麗なだけのスズランのような花の形をした髪飾りなどが飾ってあるお店など、リチェルリット城下とはまた違った、食べ物や工芸品などが沢山で見ているのが楽しい。
「よそ見ばかりしていると転びますよ」
「だって、綺麗なの沢山で、何だかんだリチェルリットだとみる暇なかったからなー色々トラブルに巻き込まれたりバイトで、あっアレかわいい!」
この国のお金はまだ持ってないから今は買えないけど、素材を換金したら買おうといくつか目星を付ける。自分で具現化するとアクセサリー類は自分の好きな色の、黒や紫ばかりになってしまうので、こうやって購入して身につけて感性を高めるのも必要だ。それに、わざわざ無理して速く魔族の国の町に来たんだ。おかげで国の迎えがまだ付かないそうだから、楽しまなければ損。
「行こう! グラスも元いいんだから、かっちょよく綺麗な服着せるから覚悟しろー!!!」
「お金持ってないでしょう……。それぞれの国の硬貨は一応持ってますから、カリスティアの好きなものでしたら買って差し上げます」
「じゃあグラスの服」
「ダメです。自分で使う分を買ってください、でないとお金は出しませんからね」
「私がグラスを着せ替えるのに使うから問題ない」
「着ませんし、出しませんし、受け取りません」
手を繋ぎながら言い合うだけで結局店にも入らずに、ベンチに腰を掛けて休める広場で結局くだらない話しや、飛ばされる前の話や……グラスのお母さんやあのデブ王お父さんの話へと段々と、なっていたんだ。普段ならこんな話しはしないだろう。もしかしたら、あの武器屋の親子のおかげでグラスはなんとなく話そうと思ってくれたのかも知れない。話そうとしてくれるグラスは、どこか泡のように、氷のように消えそうで少し強く握るとグラスも握り返してきた。
母上は……元は知識の国アダムスの人間でした。母上は知識の国の中でも異質なスキル持ち、一部の未来を見ることができる希有なスキルを持つ者、利用か力を恐れて殺されるかの寸前で国を逃げ出し、当時は豊かで温厚であったドワーフ国に逃げ込み、そこの第一王子に手厚く保護され、母上はその恩に報いるために当時のドワーフ国とペルマネンテの利害の一致した友好関係を築くことを条件に、今の父上……当時のペルマネンテ第一王子に嫁いだのです。
そうして、母上は人間至上主義に苦しめられながらも、腹を痛めて私を産みました。それで産まれた私は、母上のような美しい黒い髪も、若い頃の父上のような黄金の髪も持たない白髪の子供だった。顔の作りは母上似ですが、父上には全く似てなかった。不倫、浮気、魔物、呪われた子、色々な言葉や行動が、母上に降り注ぎました。私自身にも……。
それでも、私は幸せだった。母上が私を守り強く、自分を迫害する国でさえ救おうと負担のかかる未来読みをこなしてまで、私を守り続けてくれた。腐っても王子の称号から零れた甘露を吸いたがる者、払っても払っても纏わり付いてくる化け物のような欲。それでも母上が居てくれたから幸せだったんです。母上が、彼女が死ぬまでは。
自殺にも、他殺にも見える死に方と聞きました。私は悲しかった。苦しかった。何もしたくなかった。笑うのも、泣くのも、死ぬのも、生きるのも、喋るのも、食べるのも、何もかも嫌だった。けれども、母上が死ぬ前日にある言葉を残してくださったのです。
「大人になったグラスが……。女の人とグラスが楽しそうに笑っているところが見えたの。グラスの為だけに作ったような綺麗な腕輪を二人でもって幸せそうに笑ってたの」
母上が死んでしまった当時は、その訳の分からない未来の女よりも母上を求めた。それでも、母が残した予言にしがみついて生きてきたんです。死んでも降り注ぐ母上と自身に向けられる悪意の言葉に摩耗して、表面上の薄ら笑いしか出来ず、表情は凍り付き、言葉も他人と一定を距離を置けるように、強く自身に固定させた敬語。それ以前はどうやって母上と会話していたのかもわからない。そんな自分に笑いかける女など金か地位目当てくらいにしか思って居ませんでした。
「けれども、今は違います。あぁ、一つ言いますが、その予言が無くても貴女に惹かれているでしょうから、貴女を慕っている理由にはしません」
「えちょっ」
長々と苦しそうな顔をして話すグラスが心配で、大分距離が近くなってきたところで、急な告白に慌てて身を離すもグラスに腕を引っ張られ、離れるどころか、こちらに向き直ったグラスの胸にダイブしてしまった。逃げようとしても、先ほどの話しの憂いで目が潤んだ中性の美形顔のグラスに向かい合うように抱きつかれて、逃げられない。
「愛しています」
それだけ言って、グラス抱きつく手を放して元のように手を繋ぎなおした。離れる瞬間に【返事はいつでもいいですよ】とだけ告げて。こんな時に限って、広間には誰も居ない。グラスと自分だけが切り離されたような静けさ、五月蠅い、自身の心臓の鼓動。告白の瞬間にグラスの青色の瞳に映った自分が、青でさえも消せないほどに赤々と染まるさまを思い出して、さらに顔に熱が貯まる感覚がした。
今言わないと、この世界でも……いつ隣の人が死んで言えなくなるかはわからないんだ。それで、前の世界の自分も、後悔してきたのだから。
グラス……私は……。
「んあ、いらしゃ「あああああああ、このさいロリでもいいやー結婚しよー」何を言いやがる馬鹿息子が!!」
「息子さん頭大丈夫ですか?」
訪ねた瞬間に、犬族だろうお父さんと息子がこちらを見て、お父さんは営業するために怒らせた顔を笑顔に変えてこちらに寄ってくるも息子が、私を見た瞬間にキラキラと顔を輝かせて、私の手を取り上記の言葉を述べたのちに笑顔だったお父さんがまた顔を怒らせて怒鳴る。息子さんの手を私自身が叩く前に、グラスがいち早く息子さんの手を叩き、守るように抱きついて息子さんから距離を取るように後ろに下げられたあとに、グラスが私の前に立って威嚇してるように、魔力を循環させている。
「申し訳ねぇ、頭は飛びっ切りの馬鹿なんだ。俺の顔に免じて許してくれ嬢ちゃんと……そのボーイフレンド?」
「いや、友達「なら、僕と結婚しても問題な」あるよ」
息子さん……これ以上グラスを怒らせないで、魔力が凄いことになってるから、顔は涼しい無表情だけどちゃんと魔力には雷雨のごとく荒れ狂ってるから、お願い怒らせるな。やめてと祈るもののその祈りは通じなかったようで、容赦なく迫ってきたものだから、正当防衛という大義名分を掲げたグラスは、息子さんの下半身と口を凍らせた。後から来た大人二人を説得して、私とグラスは私のワガママにより、武器屋に居座り。ウィーンとデブ王は宿屋の確保で分かれることとなった。
「この馬鹿の親父で武器屋をやってるゲーへルだ。この氷漬けの馬鹿はホーテムだ」
「私はカリスティアです」「グラスと申します。よろしくお願いします。ゲーヘル様」
あー完全に息子さんを無かったことにしてるから相当怒ってらっしゃる……。カリスティアとゲーへルは表情にも雰囲気にも出ては無いけれど、怒っているんだなっと感じて苦笑い。そんな中で乗りかかった船だとカリスティアはそれとなくどうしたのかを聞くと、親父さんがバツの悪そうにポツポツと息子さんのことを話し始めた。
「婚姻解消されたんだよ。幼なじみの貴族の嬢ちゃんと婚約していたんだが、ある日その嬢ちゃんがコイツとの思い出や情報だけ丸ごと記憶が消えちまったんだ。それで、婚姻は解消に傷付いた息子に発破を掛けたんだが……失敗して嬢ちゃんに飛び火しちまったんだ。すまねぇ」
「……ちょっとまって、なんで記憶喪失だってわかるの? 嘘かも知れないのに」
「あぁ、この喪失事件は貴族の間で流行ってるんだ。うちみたいな民間なら嘘の付くことにメリットはあるからわかるが、魔族の国の王子の婚約者もそうだってんだ。それで国王の命令で精神系魔法を使える術士で、嘘か本当かを確かめたんだが……うちのを含めて本当に記憶がなくなっちまったことがわかったんだ」
「それは……まさか」
グラスが小さく呟く、無表情で普通ならば動揺も感じられないのだけれども、カリスティアはなんとなくグラスが何かに気づいた顔をしていた。後で聞こうと、とりあえず話してくれたことに武器屋のおじさんに感謝をすると、聞いてくれるだけで助かると二人に笑い返す。お礼に何か武器でもと言ってくれたが、自分で作った方が早い……ということは言えないので、綺麗な武器が多いから見るだけで楽しいから、また遊びに来させて欲しいと言うと親父さんが「欲がねぇーな」っと朗らかに笑った。頭を撫でてくれたけど犬の肉球ちょっと堅かったです。
「グラス……何か知ってるの」
「ええ、知ってはいます。けれどこの国で言えることではありませんので、今はお教えすることができません」
グラスなりの優しさできっぱり教えられない事を伝えられた後に、そんなことよりも、少し商店街見て回りますか? っと城を案内してくれた時のように手を繋いで、国境町商店街を散歩する。言えないことならば仕方ないと、カリスティアも思考を止めて、景色や売っているものを見回す。木を中心とした木造建築と沢山の魔族の群れと、そこそこ混じる人間やドワーフやエルフなどの様々な種族で、爆弾リンゴって呼びそうになるリンゴそっくりの実や、何にも効果は無いけど、綺麗なだけのスズランのような花の形をした髪飾りなどが飾ってあるお店など、リチェルリット城下とはまた違った、食べ物や工芸品などが沢山で見ているのが楽しい。
「よそ見ばかりしていると転びますよ」
「だって、綺麗なの沢山で、何だかんだリチェルリットだとみる暇なかったからなー色々トラブルに巻き込まれたりバイトで、あっアレかわいい!」
この国のお金はまだ持ってないから今は買えないけど、素材を換金したら買おうといくつか目星を付ける。自分で具現化するとアクセサリー類は自分の好きな色の、黒や紫ばかりになってしまうので、こうやって購入して身につけて感性を高めるのも必要だ。それに、わざわざ無理して速く魔族の国の町に来たんだ。おかげで国の迎えがまだ付かないそうだから、楽しまなければ損。
「行こう! グラスも元いいんだから、かっちょよく綺麗な服着せるから覚悟しろー!!!」
「お金持ってないでしょう……。それぞれの国の硬貨は一応持ってますから、カリスティアの好きなものでしたら買って差し上げます」
「じゃあグラスの服」
「ダメです。自分で使う分を買ってください、でないとお金は出しませんからね」
「私がグラスを着せ替えるのに使うから問題ない」
「着ませんし、出しませんし、受け取りません」
手を繋ぎながら言い合うだけで結局店にも入らずに、ベンチに腰を掛けて休める広場で結局くだらない話しや、飛ばされる前の話や……グラスのお母さんやあのデブ王お父さんの話へと段々と、なっていたんだ。普段ならこんな話しはしないだろう。もしかしたら、あの武器屋の親子のおかげでグラスはなんとなく話そうと思ってくれたのかも知れない。話そうとしてくれるグラスは、どこか泡のように、氷のように消えそうで少し強く握るとグラスも握り返してきた。
母上は……元は知識の国アダムスの人間でした。母上は知識の国の中でも異質なスキル持ち、一部の未来を見ることができる希有なスキルを持つ者、利用か力を恐れて殺されるかの寸前で国を逃げ出し、当時は豊かで温厚であったドワーフ国に逃げ込み、そこの第一王子に手厚く保護され、母上はその恩に報いるために当時のドワーフ国とペルマネンテの利害の一致した友好関係を築くことを条件に、今の父上……当時のペルマネンテ第一王子に嫁いだのです。
そうして、母上は人間至上主義に苦しめられながらも、腹を痛めて私を産みました。それで産まれた私は、母上のような美しい黒い髪も、若い頃の父上のような黄金の髪も持たない白髪の子供だった。顔の作りは母上似ですが、父上には全く似てなかった。不倫、浮気、魔物、呪われた子、色々な言葉や行動が、母上に降り注ぎました。私自身にも……。
それでも、私は幸せだった。母上が私を守り強く、自分を迫害する国でさえ救おうと負担のかかる未来読みをこなしてまで、私を守り続けてくれた。腐っても王子の称号から零れた甘露を吸いたがる者、払っても払っても纏わり付いてくる化け物のような欲。それでも母上が居てくれたから幸せだったんです。母上が、彼女が死ぬまでは。
自殺にも、他殺にも見える死に方と聞きました。私は悲しかった。苦しかった。何もしたくなかった。笑うのも、泣くのも、死ぬのも、生きるのも、喋るのも、食べるのも、何もかも嫌だった。けれども、母上が死ぬ前日にある言葉を残してくださったのです。
「大人になったグラスが……。女の人とグラスが楽しそうに笑っているところが見えたの。グラスの為だけに作ったような綺麗な腕輪を二人でもって幸せそうに笑ってたの」
母上が死んでしまった当時は、その訳の分からない未来の女よりも母上を求めた。それでも、母が残した予言にしがみついて生きてきたんです。死んでも降り注ぐ母上と自身に向けられる悪意の言葉に摩耗して、表面上の薄ら笑いしか出来ず、表情は凍り付き、言葉も他人と一定を距離を置けるように、強く自身に固定させた敬語。それ以前はどうやって母上と会話していたのかもわからない。そんな自分に笑いかける女など金か地位目当てくらいにしか思って居ませんでした。
「けれども、今は違います。あぁ、一つ言いますが、その予言が無くても貴女に惹かれているでしょうから、貴女を慕っている理由にはしません」
「えちょっ」
長々と苦しそうな顔をして話すグラスが心配で、大分距離が近くなってきたところで、急な告白に慌てて身を離すもグラスに腕を引っ張られ、離れるどころか、こちらに向き直ったグラスの胸にダイブしてしまった。逃げようとしても、先ほどの話しの憂いで目が潤んだ中性の美形顔のグラスに向かい合うように抱きつかれて、逃げられない。
「愛しています」
それだけ言って、グラス抱きつく手を放して元のように手を繋ぎなおした。離れる瞬間に【返事はいつでもいいですよ】とだけ告げて。こんな時に限って、広間には誰も居ない。グラスと自分だけが切り離されたような静けさ、五月蠅い、自身の心臓の鼓動。告白の瞬間にグラスの青色の瞳に映った自分が、青でさえも消せないほどに赤々と染まるさまを思い出して、さらに顔に熱が貯まる感覚がした。
今言わないと、この世界でも……いつ隣の人が死んで言えなくなるかはわからないんだ。それで、前の世界の自分も、後悔してきたのだから。
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