63 / 138
いんたーみっしょん
3.
しおりを挟む
そうして月日は流れていく。
千晶は変わらず週末だけホテルでバイトを続けていた。
暮、千晶がクロークで荷物を預かっていると見知った男の子がやってきた。まだ着慣れない、いや貧弱な体形がスーツに合っていないのか、外の寒さで身体がこわばってしまっているのか、動作もややぎこちない。無愛想な顔で脱いだコートを差し出してきた。
「お預かりします。コートだけでよろしいでしょうか」
「うん」
「浮かない顔ですね、パリピの代表でしょう」
事務的に番号札を渡してから、千晶はハンドサイン付きのポーズを決めて見せる。仮面浪人決めての追い込みかと揶揄うと、慎一郎の弟、直嗣は面倒くさそうに首を鳴らす。
「ああいうのは一部だから……苦手なんだよこういうの。兄さんがいないから俺がひっぱり出されて、今までは内内だけだったのに、てか敬語キモ」
「勤務中ですから、直嗣さんもおつとめがんばってくださいね」
「仕事か、そうだなー、あーあ時給1000円でもいいから欲しい」
「現物支給されてんでしょ」
「おばちゃん相変わらず厳しいな」
「弟ちゃんはまだオレンジジュースだもんね、お酒は二十歳になってから」
千晶はおばちゃん呼びを鼻で笑って返し、頭の横で手を振り舌を出して見送ると、弟は親指を下げて去っていった。
こんなことやってたらクビかな、まぁいいやと千晶が心の中で笑っている一方で、直嗣は相変わらずな千晶に口角を上げていた。
そして時々抜け出しては千晶に油を売りに来るのだった。
*
今年の桜は早い、そんなニュースが流れた翌3月。
「ちあきちゃん久しぶり、天蕎麦? 僕はコロッケにしようっと。こんなとこで会うとはね」
「すいませんねぇ女子力低くて」
(今日は家に一人だしと思ったのがマズかったかな、せめてうどん屋にしておけば……)
こんなところとは大学最寄り駅の立ち食い蕎麦屋の券売機の前、お忙しいサラリーマン御用達のお店。ボタンを押した千晶の横で声を掛けてきたのが誠仁。彼は去年から駅の反対側で一人暮らし中、もちろん行き来する仲ではない。ただ、行き会えば軽く会話を交わし近況を知る程度の仲ではある。
「座って食べようよ、やっぱり卵いいや、あげる」
「どうも、いただきます」
水も汲み、申し訳程度に置かれた椅子席へ座る。
「ねぇ、時々一緒にいるすっごいイケメン君はなんなの?」
「ええぇ、時田さんよりカッコイイ人なんているんですか(棒読み)」
誠仁の大学はここから西方向へ、東方向で来る千晶達と数駅すれ違う。どこかで見られていたんだろう。割と観察眼の優れてそうなこの人にも姉弟だと思われないのか、昔々は千晶のほうが可愛いと言われたのに時間は残酷だ。
「ちあきちゃん面食いってタイプじゃないよね」
「…今度は誰のこと貶してるんですか」
千晶だって見栄えのいい男は好きだ、見るだけなら、中身は大抵アレだから鑑賞で十分。隣で優雅に蕎麦を食べる一見優し気な好青年がいい例だ。
「…まぁいいや、ちあきちゃん運動は? 結局部活入ってないんだよね」
誠仁は5年で退部し、今日はこれからその送別会へ。これからは気楽なOB中心のサークルへ参加するからと来いと誘う。テニス好きはどうしてこう隙あらば布教に励むのか。
今まで適当に濁していた千晶も、負荷の続く運動が無理な体質なのだと白状すると、誠仁は仕方なそうに眉を下げた。
「でも身体は動かしたいですね、なんで運動部しかないのか最近わかってきましたよ」
「ああ、わかった? やらないと潰れるよ、他で発散してるんならいいけど」
「さぁ、どうでしょう」
珍しく真面目なアドバイスに千晶は困ったように首を傾げる。
「そういうタイプじゃないでしょ。来られるときに1ゲームだけでもしたらいいよ。仕事の合間の息抜き会だから。学部限定になっちゃうけどオトモダチ連れて」
もちろんスコートの子ね、ちあきちゃんはジャージでいいよ、と付け足す。
「やっぱりそこなんですね、今春からの子は素直な感じの子も多かったですよ。春からここでって嬉しそうに」
千晶は大学で新入生の入学準備説明会のお手伝い(報酬あり)の帰り。ここじゃないよ、とはうっかり言いそびれちゃった。
「それ目的じゃない健全なほうだから安心して。新入生は…5つも違うと難しいかな。来春はもう卒業だしね。あとは地方に賭けるよ。ねぇ、いい女が残ってると思う?」
「女からは『いい男は結婚してる男か恋人のいる男』って言いますけどね」
「女性もそうだね、いかに途切れたスキマをつつくか」
「略奪じゃないんですか、時田さんなら誰でも落とせるでしょ(続くかは別として)」
余計な一言は声には出してないが顔には出た。誠仁も皮肉で返す。
「まぁね、ほんとにいい女はちゃんとしてるよ、ちあきちゃんだってそうでしょ」
千晶がイケメンにも医者にも富にもセレブレティにも無関心なのはとっくに見抜いている。もっとうまくやれという意味だ。
「買い被り過ぎですよ、ともかく時田さんのことは応援してますから」
千晶は本心そのまま、誠仁にちゃんとした彼女が出来れば自分への八つ当たりが減るだろう、という自分かわいさから。
(それにしても同業で探してるっぽいけど合わなくね? それなりのお相手と結婚して要領よく遊びそうなのに、チャラい割に意外と貞実なの…いやいや心と下半身は別って)
「…全部顔に出てるの隠す気ないでしょ」
「私が言うのもなんですけど女性のお医者さんってちょっと性格が…時田さんと合わないでしょう(性格よしっているっちゃいるけど売約済みでしょ)薬剤師さんとかカウンセラーとか(のお嬢さん系)…だと下が付いてこないか」
「まぁね。姉がもう医者で結婚してるって話はしたよね、義兄は動物のお医者さんで――」
要約すると姉夫婦は人がいいので自分は経営をやりたい、祖父と父母も医師だから後継も含め嫁さんが医師なのは必須、だそうだ。
「昔は適当な相手でもいいと思ったんだけどね」
沢山の例を見聞きしてきた誠仁はため息をひとつ。祖母は内助の功のひと、昔は医者に嫁ぐなどわざわざ苦労しにくるようなものだった。それが今はステータスだの楽できると勘違いした女性が多すぎる、それに釣られる男も多いが、――と医療関係者の内部事情を小声でぶっちゃける。
「なるほど、適性ってありますもんね。ただ、ほんとに能力の高い女性は医者にならないと思いますよ、気立てがよくて賢ければいいじゃないですか」
「……」
誠仁はちょっと困ったように笑う。
(難しそうな条件と性格を満たした彼女がいたのに逃げられたのか……)
「ねぇ、浮気って――「さきっちょだけでも無理です、諦めて」
「……ほんの――「心がなくてもダメだから、諦めて」
「…もう「なかった事には出来ません、以上」
「……」問答無用と言葉をかぶせられ、誠仁は箸が止まる。様々な感情が行きつ戻りつ、まだまだ現実を消化できていない自分に気づく。隣では平然と食べ続ける女。
「お蕎麦伸びちゃいますよー。時田さんは好みと好かれるタイプが違うから大変そうですね」
「どう見えてる?」
「我が強くなくて、けど引っ張ってくれる人。時田さんて男の人にしては人の感情に鋭いから、その内側を理解してくれるような。見た目は――健康的で色気のある、でもすっぴんだとちょっとかわいいひと、かな。
モテるのは他力本願お嬢さんか忠犬ハチ公的な?」
「ちあきちゃんは面白いね(棒)」
「生意気に調子こいてスミマセン」
全部自分にも返ってくる発言だとは思ってもいない千晶に、誠仁は含みのある笑顔を浮かべる。
「うまくいかないもんだよね。ちあきちゃんもせいぜい頑張って、学生のうちにさ」
千晶は変わらず週末だけホテルでバイトを続けていた。
暮、千晶がクロークで荷物を預かっていると見知った男の子がやってきた。まだ着慣れない、いや貧弱な体形がスーツに合っていないのか、外の寒さで身体がこわばってしまっているのか、動作もややぎこちない。無愛想な顔で脱いだコートを差し出してきた。
「お預かりします。コートだけでよろしいでしょうか」
「うん」
「浮かない顔ですね、パリピの代表でしょう」
事務的に番号札を渡してから、千晶はハンドサイン付きのポーズを決めて見せる。仮面浪人決めての追い込みかと揶揄うと、慎一郎の弟、直嗣は面倒くさそうに首を鳴らす。
「ああいうのは一部だから……苦手なんだよこういうの。兄さんがいないから俺がひっぱり出されて、今までは内内だけだったのに、てか敬語キモ」
「勤務中ですから、直嗣さんもおつとめがんばってくださいね」
「仕事か、そうだなー、あーあ時給1000円でもいいから欲しい」
「現物支給されてんでしょ」
「おばちゃん相変わらず厳しいな」
「弟ちゃんはまだオレンジジュースだもんね、お酒は二十歳になってから」
千晶はおばちゃん呼びを鼻で笑って返し、頭の横で手を振り舌を出して見送ると、弟は親指を下げて去っていった。
こんなことやってたらクビかな、まぁいいやと千晶が心の中で笑っている一方で、直嗣は相変わらずな千晶に口角を上げていた。
そして時々抜け出しては千晶に油を売りに来るのだった。
*
今年の桜は早い、そんなニュースが流れた翌3月。
「ちあきちゃん久しぶり、天蕎麦? 僕はコロッケにしようっと。こんなとこで会うとはね」
「すいませんねぇ女子力低くて」
(今日は家に一人だしと思ったのがマズかったかな、せめてうどん屋にしておけば……)
こんなところとは大学最寄り駅の立ち食い蕎麦屋の券売機の前、お忙しいサラリーマン御用達のお店。ボタンを押した千晶の横で声を掛けてきたのが誠仁。彼は去年から駅の反対側で一人暮らし中、もちろん行き来する仲ではない。ただ、行き会えば軽く会話を交わし近況を知る程度の仲ではある。
「座って食べようよ、やっぱり卵いいや、あげる」
「どうも、いただきます」
水も汲み、申し訳程度に置かれた椅子席へ座る。
「ねぇ、時々一緒にいるすっごいイケメン君はなんなの?」
「ええぇ、時田さんよりカッコイイ人なんているんですか(棒読み)」
誠仁の大学はここから西方向へ、東方向で来る千晶達と数駅すれ違う。どこかで見られていたんだろう。割と観察眼の優れてそうなこの人にも姉弟だと思われないのか、昔々は千晶のほうが可愛いと言われたのに時間は残酷だ。
「ちあきちゃん面食いってタイプじゃないよね」
「…今度は誰のこと貶してるんですか」
千晶だって見栄えのいい男は好きだ、見るだけなら、中身は大抵アレだから鑑賞で十分。隣で優雅に蕎麦を食べる一見優し気な好青年がいい例だ。
「…まぁいいや、ちあきちゃん運動は? 結局部活入ってないんだよね」
誠仁は5年で退部し、今日はこれからその送別会へ。これからは気楽なOB中心のサークルへ参加するからと来いと誘う。テニス好きはどうしてこう隙あらば布教に励むのか。
今まで適当に濁していた千晶も、負荷の続く運動が無理な体質なのだと白状すると、誠仁は仕方なそうに眉を下げた。
「でも身体は動かしたいですね、なんで運動部しかないのか最近わかってきましたよ」
「ああ、わかった? やらないと潰れるよ、他で発散してるんならいいけど」
「さぁ、どうでしょう」
珍しく真面目なアドバイスに千晶は困ったように首を傾げる。
「そういうタイプじゃないでしょ。来られるときに1ゲームだけでもしたらいいよ。仕事の合間の息抜き会だから。学部限定になっちゃうけどオトモダチ連れて」
もちろんスコートの子ね、ちあきちゃんはジャージでいいよ、と付け足す。
「やっぱりそこなんですね、今春からの子は素直な感じの子も多かったですよ。春からここでって嬉しそうに」
千晶は大学で新入生の入学準備説明会のお手伝い(報酬あり)の帰り。ここじゃないよ、とはうっかり言いそびれちゃった。
「それ目的じゃない健全なほうだから安心して。新入生は…5つも違うと難しいかな。来春はもう卒業だしね。あとは地方に賭けるよ。ねぇ、いい女が残ってると思う?」
「女からは『いい男は結婚してる男か恋人のいる男』って言いますけどね」
「女性もそうだね、いかに途切れたスキマをつつくか」
「略奪じゃないんですか、時田さんなら誰でも落とせるでしょ(続くかは別として)」
余計な一言は声には出してないが顔には出た。誠仁も皮肉で返す。
「まぁね、ほんとにいい女はちゃんとしてるよ、ちあきちゃんだってそうでしょ」
千晶がイケメンにも医者にも富にもセレブレティにも無関心なのはとっくに見抜いている。もっとうまくやれという意味だ。
「買い被り過ぎですよ、ともかく時田さんのことは応援してますから」
千晶は本心そのまま、誠仁にちゃんとした彼女が出来れば自分への八つ当たりが減るだろう、という自分かわいさから。
(それにしても同業で探してるっぽいけど合わなくね? それなりのお相手と結婚して要領よく遊びそうなのに、チャラい割に意外と貞実なの…いやいや心と下半身は別って)
「…全部顔に出てるの隠す気ないでしょ」
「私が言うのもなんですけど女性のお医者さんってちょっと性格が…時田さんと合わないでしょう(性格よしっているっちゃいるけど売約済みでしょ)薬剤師さんとかカウンセラーとか(のお嬢さん系)…だと下が付いてこないか」
「まぁね。姉がもう医者で結婚してるって話はしたよね、義兄は動物のお医者さんで――」
要約すると姉夫婦は人がいいので自分は経営をやりたい、祖父と父母も医師だから後継も含め嫁さんが医師なのは必須、だそうだ。
「昔は適当な相手でもいいと思ったんだけどね」
沢山の例を見聞きしてきた誠仁はため息をひとつ。祖母は内助の功のひと、昔は医者に嫁ぐなどわざわざ苦労しにくるようなものだった。それが今はステータスだの楽できると勘違いした女性が多すぎる、それに釣られる男も多いが、――と医療関係者の内部事情を小声でぶっちゃける。
「なるほど、適性ってありますもんね。ただ、ほんとに能力の高い女性は医者にならないと思いますよ、気立てがよくて賢ければいいじゃないですか」
「……」
誠仁はちょっと困ったように笑う。
(難しそうな条件と性格を満たした彼女がいたのに逃げられたのか……)
「ねぇ、浮気って――「さきっちょだけでも無理です、諦めて」
「……ほんの――「心がなくてもダメだから、諦めて」
「…もう「なかった事には出来ません、以上」
「……」問答無用と言葉をかぶせられ、誠仁は箸が止まる。様々な感情が行きつ戻りつ、まだまだ現実を消化できていない自分に気づく。隣では平然と食べ続ける女。
「お蕎麦伸びちゃいますよー。時田さんは好みと好かれるタイプが違うから大変そうですね」
「どう見えてる?」
「我が強くなくて、けど引っ張ってくれる人。時田さんて男の人にしては人の感情に鋭いから、その内側を理解してくれるような。見た目は――健康的で色気のある、でもすっぴんだとちょっとかわいいひと、かな。
モテるのは他力本願お嬢さんか忠犬ハチ公的な?」
「ちあきちゃんは面白いね(棒)」
「生意気に調子こいてスミマセン」
全部自分にも返ってくる発言だとは思ってもいない千晶に、誠仁は含みのある笑顔を浮かべる。
「うまくいかないもんだよね。ちあきちゃんもせいぜい頑張って、学生のうちにさ」
0
あなたにおすすめの小説
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
19時、駅前~俺様上司の振り回しラブ!?~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
【19時、駅前。片桐】
その日、机の上に貼られていた付箋に戸惑った。
片桐っていうのは隣の課の俺様課長、片桐課長のことでいいんだと思う。
でも私と片桐課長には、同じ営業部にいるってこと以外、なにも接点がない。
なのに、この呼び出しは一体、なんですか……?
笹岡花重
24歳、食品卸会社営業部勤務。
真面目で頑張り屋さん。
嫌と言えない性格。
あとは平凡な女子。
×
片桐樹馬
29歳、食品卸会社勤務。
3課課長兼部長代理
高身長・高学歴・高収入と昔の三高を満たす男。
もちろん、仕事できる。
ただし、俺様。
俺様片桐課長に振り回され、私はどうなっちゃうの……!?
元恋人と、今日から同僚です
紗和木 りん
恋愛
女性向けライフスタイル誌・編集部で働く結城真帆(29)。
仕事一筋で生きてきた彼女の前に、ある日突然、五年前に別れた元恋人が現れた。
「今日から、この部署に配属になった」
そう告げたのは、穏やかで理性的な朝倉。
かつて、将来や価値観のすれ違いから別れた相手だ。
仕事として割り切ろうと距離を取る真帆だったが、過去の別れが誤解と説明不足によるものだったことが少しずつ見えてくる。
恋愛から逃げてきた女と、想いを言葉にできなかった男。
仕事も感情も投げ出さず、逃げずに選び直した先にあるのは「やり直し」ではなく……。
元恋人と同僚になった二人。
仕事から始まる新しい恋の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる