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必然
17.
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そしてなぜか直嗣の通った学校を見に行った。緑あふれる高台の、広い敷地に近代的な校舎。道中、年代物の車の蘊蓄とそれを遮る高音ボカロソングにお互い辟易したのは別の話。
「空気がいいね、女子はここに通うしかないのかー」
「遠ければ引っ越してくるでしょ、あの建物が実習棟で――」
これまた勝手知ったるとばかりに弟のエピソードを交え、校内を解説する慎一郎。開校から早35年、この共学の中高一貫が出来て、都心の中学は女子生徒の募集を停止した。慎一郎は別学でよかった、共学などぞっとするという顔を隠さない。現在、女子児童の内部進学は半数以上、都心から一時間超、通学が大変そうだという千晶の心配は問題にもならないようで。
「へっぇ~、すごいねぇ」
充実した設備と、熱心な生徒と保護者を、意外と運動神経の悪くないもやしっ子と、そして今日も弟大好きな兄に感心する千晶。学校行事だけでなく、弟の家にも学校帰りに友人と突撃訪問していたと聞くと、女の子も連れ込めなかっただろう直嗣が気の毒に思えた。
「そういえば直嗣さんのお母さんも卒業生なの?」
「ああ、大学だけね。そこで――」
「あー」
それから何があったのか、慎一郎も生まれる前の話。彼が何を言いよどみ、千晶が何を想像したか。
「俺が会ったのは、直が生まれてからだから」
「そう、私は一度見かけただけ」
彼女の不運は慎一郎の幸運でもある。眉を下げた一方と、小首をかしげて薄く微笑んだもう片方と、それ以上触れなかった。
「ここは良いほうなのかな」
「それは…世界的最上流ではないだろうけど、日本で指折りでしょ、誰にケンカ売ってんの」
最終地点の大学と、その系列学校。大学受験用の中高一貫とは学校色が異なる。ここは経済的にも精神的にも余裕がある印象だ。
「千晶さん、そこは『フッ、まぁいいんじゃなくて』って笑ってよ」
「滅相もございませ…そうね、お手頃な次男三男坊捕まえるにはいいんじゃなくて?」
シューティングサインとウインク付きの模範解答に、よくできましたとサムズアップと苦笑が返された。突っ込みは不要。
「アキは中学受験しなかったの?」
「ああ、当時は電車通学なんて考えられなかったもの。ほら、私にも可愛い盛りがあってね、ローティーン時代は――ここも笑うとこだから」
「……」
笑えよ、と凄まれ、ノリの悪い男は頷きながら一歩下がる。笑ってはいけない、今でも可愛いと言っても殴られるだろう。
「直嗣は市立…公立の小学校だったんだ。あいつ遠慮して。仲良くやってたのに卒業間際でぎくしゃくしてね」
「あぁ」、こともなく肯定した千晶に、慎一郎は向き合い、次の言葉を待った。
「まだ保護者の影響が強い時期だから色々難しいよね」
色々ね、そうだよ…と視線が交差する。
軋轢の背景は複雑だ。父兄間の温度差、子供達の温度差、身体能力に学力に経済力、教師との相性、閉鎖された空間は思いもよらないことが引き金になる。千晶はその口の堅さと人畜無害っぷりで他所の知らなくてもいい家庭事情を聞かされてきていた。理不尽だろうと行動の裏には理由がある。
公立も地域やその時々の教育方針により差は大きい。千晶の学区は官舎や大企業の社宅もあり、風通しのよい悪い評判のないところだった。それでも、それだからか、軋轢は生じた。
「クラスが違うだけで雰囲気も違うから、もう運不運だよ。弟の時は担任が2回変わったし、兄――は小中国立で、両親に言わせると保護者の付き合いは楽だったって。公立は子供も大人も近所なぶん色々ね、男の子同士なら『直君すごいね』で済んだ話よ。出来る子ちゃんは出ても残っても引き合いに出されるから。変わらない友達もいた、新しい友達もできた、いいじゃないのー」
慎一郎は首を振り、目と手で続きを促す。わざわざ10年も前の話を蒸し返すのは彼が納得していないからだ。直嗣がいじめられるタイプでないのは千晶にもわかる。
見かけた直嗣親子の印象に、これまでの会話の断片を記憶から引っ張り出し――、母親は事務職、シングルの理由までは詮索されないだろう。父親とは弁えた関係、不自由な思いはさせまい、贅沢に慣れさせもしない暮らし。――大体言われたことは想像がついた。
千晶はちょっと間を置き、個人的な見解だと断ってから、弟を理解したい想いに渋々口を開く。
「あなたの知りたいことかどうか――愛着対象の喪失なの。だから身近な人ほど豹変する。母の受け売りだけど、下にみてたのが上にいくのは裏切りで許せないんだって。憐みの優越感ってのかな。イヤな言い方をするよ。いい子ちゃんの不遇を憐れむのは、おバカな子に頼られるより満足感が高い」
常識的な保護者や秀でた子供が集団にもたらす栄光浴、同時に向けられる羨望と嫉妬。それを一気に解消する見下し。親の年齢、職業、住まい、下に見る理由があれば、なければ作り出してもいい、内心の立場は逆転する。普通から少し欠けた家庭に求められる美談、そして普通を追い越した時に向けられる敵意を説明した。
優しさと同情に代償された自己愛、それが解消された時の手のひら返しは、単純な『嫉妬』では収まらない。
「いつかは曝された悪意だよ。遅すぎれば足元が崩れる。いい時期だったんじゃないかな」
千晶は誰と指して語ってはいない。言葉の選択は身も蓋もないが、口調はおだやかで他人事のように聞こえる。
私立でも高いほうの学費、そして特待生制度のないこの学校に通うのは世間の求める美談から外れるだろう。高校まで公立で国立大へ――地方なら美談だろう。
慎一郎は黙って聞いていたが、杳杳頷く。その顔に侮蔑が滲む。
「それでいいと思う、あなたは付け入る隙を与えないし、情に流されない、そして施した相手の成功を喜べる。それが人の上に立つってことよね。下々は助けあって生きてきた、――と思いたいだけなのかも。それに、わざと優しい言葉で近づいてきたならわかったはず、きっかけは小さな思いやりだった、だから切り捨てるのに葛藤がある」
「言いたいことはわかるよ。表面的な競争を避けた同調圧力に、無意識の代償か。共同体を縛っていたものが、公共サービスにとって代わられた。どこかで称賛を得たい、助け合わなくても生きていける、少し上、そここそが自分の位置を確認したがる」
躊躇いなく切り捨てた慎一郎こそが、彼らの越えられない壁だ。努力と才能の限界、だからこそ下を見る。
「理解は出来ないね、だからこそ納得している自分がいる。切り捨てか」
「うん、見返すものじゃない。男性は攻撃そのものでストレスを解消できる、そして対価がなければ動かない。女性は、自分より弱い者への慈しみで満たされる。そこに対価はいらないの。男性も女子供を弱者に見て守ろうとする、ただ、条件付き」
男女は便宜上の分類、性ホルモンの分泌と受容などと話が一旦逸れる。うかつなことを口にしないよう習慣づけられているのだろう、慎一郎は生物学的な傾向ね、と定義を纏める。
「男の優しさと女の攻撃は裏がある、――まぁ真理だね」
「男性は序列社会、女性は親和を求める」
千晶はつらつらと男女の差を挙げていく。
人は異性を語る際に私的な感情を排除しきれない。隠そうともしないと言ってもいい。だが、今日の千晶は限りなくニュートラルだ。それぞれの違いを、対局性を述べるだけ。
「どれも、いい方向に働く時と無駄に諍いを生む面がある。正直、私には男社会のルールも社会階層の比較意識も、心情は理解できないけれど、そういうもんなんだろうと思うしかない。異性の中にいるのが耐えられない人もいるし、逆もね。個人と集団とでまた違うし、性格や理性の差も大きいし。離れられる関係ばかりではないから、難しいね。
いろいろ言ってみたけどこれって結論はないんだ、私は自分のことは直感で生きてるから」
「空気がいいね、女子はここに通うしかないのかー」
「遠ければ引っ越してくるでしょ、あの建物が実習棟で――」
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「へっぇ~、すごいねぇ」
充実した設備と、熱心な生徒と保護者を、意外と運動神経の悪くないもやしっ子と、そして今日も弟大好きな兄に感心する千晶。学校行事だけでなく、弟の家にも学校帰りに友人と突撃訪問していたと聞くと、女の子も連れ込めなかっただろう直嗣が気の毒に思えた。
「そういえば直嗣さんのお母さんも卒業生なの?」
「ああ、大学だけね。そこで――」
「あー」
それから何があったのか、慎一郎も生まれる前の話。彼が何を言いよどみ、千晶が何を想像したか。
「俺が会ったのは、直が生まれてからだから」
「そう、私は一度見かけただけ」
彼女の不運は慎一郎の幸運でもある。眉を下げた一方と、小首をかしげて薄く微笑んだもう片方と、それ以上触れなかった。
「ここは良いほうなのかな」
「それは…世界的最上流ではないだろうけど、日本で指折りでしょ、誰にケンカ売ってんの」
最終地点の大学と、その系列学校。大学受験用の中高一貫とは学校色が異なる。ここは経済的にも精神的にも余裕がある印象だ。
「千晶さん、そこは『フッ、まぁいいんじゃなくて』って笑ってよ」
「滅相もございませ…そうね、お手頃な次男三男坊捕まえるにはいいんじゃなくて?」
シューティングサインとウインク付きの模範解答に、よくできましたとサムズアップと苦笑が返された。突っ込みは不要。
「アキは中学受験しなかったの?」
「ああ、当時は電車通学なんて考えられなかったもの。ほら、私にも可愛い盛りがあってね、ローティーン時代は――ここも笑うとこだから」
「……」
笑えよ、と凄まれ、ノリの悪い男は頷きながら一歩下がる。笑ってはいけない、今でも可愛いと言っても殴られるだろう。
「直嗣は市立…公立の小学校だったんだ。あいつ遠慮して。仲良くやってたのに卒業間際でぎくしゃくしてね」
「あぁ」、こともなく肯定した千晶に、慎一郎は向き合い、次の言葉を待った。
「まだ保護者の影響が強い時期だから色々難しいよね」
色々ね、そうだよ…と視線が交差する。
軋轢の背景は複雑だ。父兄間の温度差、子供達の温度差、身体能力に学力に経済力、教師との相性、閉鎖された空間は思いもよらないことが引き金になる。千晶はその口の堅さと人畜無害っぷりで他所の知らなくてもいい家庭事情を聞かされてきていた。理不尽だろうと行動の裏には理由がある。
公立も地域やその時々の教育方針により差は大きい。千晶の学区は官舎や大企業の社宅もあり、風通しのよい悪い評判のないところだった。それでも、それだからか、軋轢は生じた。
「クラスが違うだけで雰囲気も違うから、もう運不運だよ。弟の時は担任が2回変わったし、兄――は小中国立で、両親に言わせると保護者の付き合いは楽だったって。公立は子供も大人も近所なぶん色々ね、男の子同士なら『直君すごいね』で済んだ話よ。出来る子ちゃんは出ても残っても引き合いに出されるから。変わらない友達もいた、新しい友達もできた、いいじゃないのー」
慎一郎は首を振り、目と手で続きを促す。わざわざ10年も前の話を蒸し返すのは彼が納得していないからだ。直嗣がいじめられるタイプでないのは千晶にもわかる。
見かけた直嗣親子の印象に、これまでの会話の断片を記憶から引っ張り出し――、母親は事務職、シングルの理由までは詮索されないだろう。父親とは弁えた関係、不自由な思いはさせまい、贅沢に慣れさせもしない暮らし。――大体言われたことは想像がついた。
千晶はちょっと間を置き、個人的な見解だと断ってから、弟を理解したい想いに渋々口を開く。
「あなたの知りたいことかどうか――愛着対象の喪失なの。だから身近な人ほど豹変する。母の受け売りだけど、下にみてたのが上にいくのは裏切りで許せないんだって。憐みの優越感ってのかな。イヤな言い方をするよ。いい子ちゃんの不遇を憐れむのは、おバカな子に頼られるより満足感が高い」
常識的な保護者や秀でた子供が集団にもたらす栄光浴、同時に向けられる羨望と嫉妬。それを一気に解消する見下し。親の年齢、職業、住まい、下に見る理由があれば、なければ作り出してもいい、内心の立場は逆転する。普通から少し欠けた家庭に求められる美談、そして普通を追い越した時に向けられる敵意を説明した。
優しさと同情に代償された自己愛、それが解消された時の手のひら返しは、単純な『嫉妬』では収まらない。
「いつかは曝された悪意だよ。遅すぎれば足元が崩れる。いい時期だったんじゃないかな」
千晶は誰と指して語ってはいない。言葉の選択は身も蓋もないが、口調はおだやかで他人事のように聞こえる。
私立でも高いほうの学費、そして特待生制度のないこの学校に通うのは世間の求める美談から外れるだろう。高校まで公立で国立大へ――地方なら美談だろう。
慎一郎は黙って聞いていたが、杳杳頷く。その顔に侮蔑が滲む。
「それでいいと思う、あなたは付け入る隙を与えないし、情に流されない、そして施した相手の成功を喜べる。それが人の上に立つってことよね。下々は助けあって生きてきた、――と思いたいだけなのかも。それに、わざと優しい言葉で近づいてきたならわかったはず、きっかけは小さな思いやりだった、だから切り捨てるのに葛藤がある」
「言いたいことはわかるよ。表面的な競争を避けた同調圧力に、無意識の代償か。共同体を縛っていたものが、公共サービスにとって代わられた。どこかで称賛を得たい、助け合わなくても生きていける、少し上、そここそが自分の位置を確認したがる」
躊躇いなく切り捨てた慎一郎こそが、彼らの越えられない壁だ。努力と才能の限界、だからこそ下を見る。
「理解は出来ないね、だからこそ納得している自分がいる。切り捨てか」
「うん、見返すものじゃない。男性は攻撃そのものでストレスを解消できる、そして対価がなければ動かない。女性は、自分より弱い者への慈しみで満たされる。そこに対価はいらないの。男性も女子供を弱者に見て守ろうとする、ただ、条件付き」
男女は便宜上の分類、性ホルモンの分泌と受容などと話が一旦逸れる。うかつなことを口にしないよう習慣づけられているのだろう、慎一郎は生物学的な傾向ね、と定義を纏める。
「男の優しさと女の攻撃は裏がある、――まぁ真理だね」
「男性は序列社会、女性は親和を求める」
千晶はつらつらと男女の差を挙げていく。
人は異性を語る際に私的な感情を排除しきれない。隠そうともしないと言ってもいい。だが、今日の千晶は限りなくニュートラルだ。それぞれの違いを、対局性を述べるだけ。
「どれも、いい方向に働く時と無駄に諍いを生む面がある。正直、私には男社会のルールも社会階層の比較意識も、心情は理解できないけれど、そういうもんなんだろうと思うしかない。異性の中にいるのが耐えられない人もいるし、逆もね。個人と集団とでまた違うし、性格や理性の差も大きいし。離れられる関係ばかりではないから、難しいね。
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