短編集

フォーゼイロ

文字の大きさ
12 / 37
短編集

文化祭実行委員

しおりを挟む
先生「えーでは文化祭実行委員になりたい人、男女各一名。」
「はーい!」
「お!男子は設楽か!女子は?誰か、いるか?」
「・・・はい」
「お!立花か決まったなじゃあ今日の放課後二人で考えろよ!」

      ~文化祭実行委員~

設楽「よ、よろしくね立花さん」
立花「ちゃっちゃと決めるわよ」
よっしゃー来た来た来た!あの憧れの立花さんと実行委員だ!なってよかったぁ
立花「ちょっと!何にやついてるのよ!キモいんだけど」
設楽「ご、ごめん」
立花「それで?なんか案でたの?」 
設楽「あ、あぁ俺は劇とかが良い思ったよ。立花さんはどうなの?」
立花「私も劇かな?どんな劇にする?」
設楽「んーそこまでは考えてなかったよ立花さんは?」
立花「わ、私も何も考えてなかったわよ!な、何か?」
おかしい立花さんが動揺している。そしてとっさに自分のカバンを後ろに隠した。
設楽「後ろ、なんかあるの?」
立花「あ、ありませんけども!」
そう言うと立花さんは焦って立ち上がってしまった。そのせいで隠したカバンが床に落ちて中身が飛び出した。
設楽「え?立花さんこういう本読むの?」
立花「ち、違うわよ!たまたま入ってただけなんだから!私は知らないわよ!」
立花さんのカバンにはシンデレラと白雪姫そしてマーメイドの絵本が入ってた。俺は悟ってしまった。
設楽「た、立花さん?もしかしてこういう劇やりたかったんじゃないの?」
立花「むー、はぁ、そうよ!悪かったわね!」
設楽「いや、いい!凄く良いと思うよ!立花さん!」
立花「そ、そう?良かった変にからかわれたら、どうしようと思った!」
俺が褒めると立花さんはすごっい可愛い笑顔を俺に見せてくれた。生きてて良かった。
設楽「じゃあどの作品をやる?」
立花「私はシンデレラがいいかな。」
設楽「なるほどね!じゃあシンデレラに決定!明日クラスに発表しようか!」
立花「う、うん」

設楽「えーという事でシンデレラをやるということで良いですか?」
「おいおい!シンデレラってそんな幼稚園のお遊戯会かよ笑笑」
「私そんな子供っぽいのやりたくなーい笑笑」
「どーせ設楽が考えたんだろ!ださいって笑笑」
設楽「え、いや、その」
立花「・・・」
これはやばい立花さんの顔がみるみる赤くなっていく。俺がフォローしないと... 
設楽「お、俺はいいと思うな、シンデレラ」
「おい!設楽!そんな幼稚な考え持ってんのお前だけだって笑笑」
「え?待って、立花さんの顔赤くない?」
「まじで?立花さんが考えたの?うわっ恥ず!」
ま、まずい考えたのが立花さんだってばれてしまった。立花さんが泣きそうな顔で俺の服の袖をぎゅっと掴んでいるここで俺がなんとかしないと
「どうしたんだ?シンデレラもうすぐ12時ですよー笑笑」
「ガラスの靴は履きましたかー?笑笑」
ドン!
なんとかしようと考えいたがそれより先に俺の感情が暴走してしまった。
設楽「立花さんをバカにするな!そんなこと言うんだったらお前らが実行委員やれよ!めんどくさい事は押し付けやがって、立花さんは俺らのために意見を出してくれたんだぞ!」
立花「あ、あの設楽?」
設楽「第一、シンデレラの何が駄目なんだよ!良いだろ!立花さんが考えてくれて本当に良かったよ!だって絶対可愛いだろ!立花さんのシンデレラの姿。分かったらお前らは意地悪な姉でもやってろ」
立花「設楽ストップ!!」
立花さんは暴走した俺を止めに入った。実行委員二人とも顔が真っ赤。今年は失敗だな
東「いいんじゃないかな?僕は賛成だよ?」
「えー東君が賛成なら私達も賛成ー」
「まぁ東がいいんだったらしゃーないか」
なんとここでカースト上位の東の助け船がでた。助かった!!
設楽「えーではシンデレラは良いとして次は配役だね」
「そんなの立花さんがシンデレラで決まりだよ笑笑」
「設楽があんなに必死になるなんてな笑笑」
「意義なーし笑笑」
よっしゃこれで可愛い立花さんが見られる!めっちゃ恥ずかしいけども、みんなナイス
設楽「えーでは王子様役は誰が良いですかー?」
「それは東しか務まらないだろ!」
「東君以外に王子様なんていないわよねー」
「はいはい、東王子様よろしく!」
東「誰もいないなら僕でいいけどね」
良かったこっちもすんなり決まった
立花「わ、私は!」
「ん?どしたの立花さん?」
立花「私は、設楽が王子...様が、に、似合うと...思う。」
設楽「え!?」
東「まぁ立花さんが望むのが一番だよね」
「頑張れよ設楽王子!」
ま、まさかのここで俺を選んできただと!なんでだ? 
先生「よし!だいたいは決まったな!今日はここまで!実行委員は今日の放課後も話し合うように」

設楽「た、立花さん?なんであの時俺を王子役にしたの?」
立花「き、だから...」
設楽「え?なに?」
立花「あんたが好きだからよ!文句ある?」
設楽「え?ホントに言ってる?俺なんかのどこが?」
立花「あんた、いっつも汚れ役をやってるじゃない、皆が嫌な事を進んでやる、今回だって実行委員やるって言ったし。掃除も人一倍やる、困ってる人がいたら助ける。そんな所が好き、に、なったのかな?」
設楽「そ、そーだったんだ」
立花「ま、まぁあんたは私をシンデレラにしたんだし、あんたが王子様になりなさいよ!分かった?今日はもう帰るわよ!」
設楽「う、うん、あの立花さん、一緒に帰らない?」
立花「しょ、しょうがないわね!帰ってあげるわよ!」

その後劇は大成功。後夜祭で俺は立花さんに告白し付き合うことになった。いつもは「仕方ないわね!」とか言う立花さんが今回の返事は
「よろこんで!」だった

                               完
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...