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第一話
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目覚まし時計がなっている中レムがベッドから起きた。
そうレムはめんどくさがりやの大学生です。「やべ! もう学校じゃんだるいな……急いでしたくしないと!」前日に買っておいたパンを食べて、急いでシャワーをあび私服に着替えて学校に登校しました。
そして学校に登校すると待っていたのは……「おはよう! 今日も元気か?」のりのりのテンションで肩を組んできたエイムであった。エイムはレムの友達で元気で男らしい性格なのである。
そして並ぶように横に立ったのがクラスで人気の女の子チャムでした。「おはよ! 今日も仲良くしようね」そうチャムは誰もが認めるぐらい可愛い女の子です。
ニッコリとした笑顔で話しかけるチャムに対し、レムとエイムは学校に登校する生きがいになっていました。ただ、なぜクラスの人気のチャムがこの二人と仲が良いのでしょう。それには意外な理由があったのです。
エイムの幼なじみであるチャムは登校すると、周囲の男子から必ずと言っていいほど声をかけられます。「チャムおはよ! 今日学校終わったら一緒にご飯行かない?」このパターンはお決まりです。ただしいつもこのように断っていました。
「ごめんなさい…… レムとエイムと約束があるの。また誘ってね」なんと誘いを断ったのです。
「分かったよーー。また暇があったら行こうね」クラスで人気のチャムに嫌われるのが怖かったのか丁寧に返事をしたクラスの男子でした。
なぜこんなにも中にはイケメンがるのに断るのか不思議ですが、ちゃんとした理由があるみたいです。
「おはよ! 昨日は寝れたかな?」いつもの華やかなテンションでレムとエイムにあいさつをしたチャムであった。
それに対してエイムはというと……「それがさあ、最近筋トレにはまってるからあんまり寝れなかったんだよ……」エイムは筋トレに夢中で夜更かしをしたようです。
「エイムは体つきがいいもんね! あんまり無理しないようにね!」相変わらず優しいチャム。
ちなみにレムはというと……「おはよう! 昨日もばっちり寝れたよーー。俺にとって寝るのが仕事だから」そう目をこすりながら答えたレムなのであった。
この三人はいつも一緒で、その理由はなぜかチャムから二人に寄り添っているのです。チャムと幼なじみのエイムは男らしくて一緒にいてもおかしくはないのですが、
中学からチャムと一緒だったレムはめんどくさがりやで周りから見ると一緒にいるのは不思議かもしれません。なぜチャムはレムと一緒にいたいと思っているのでしょうか。それにはチャムが小学二年生の時のあることがきっかけだったようです。
話しは過去に戻りチャムが小学二年生の時のことです。親から自立心を持たせるために「一人で隣町の住んでいる『おじいちゃんとあばあちゃんの所へ行ってきなさい』」と言われたので行くことになりました。
道中、もう少しで到着するという時になんと……チャムが野良犬に襲われたのです。「ワンワンワン!」野良犬は襲う気もなくかまってほしい気持ちでチャムに吠えたのかもしれませんが、幼いチャムはそれを襲われたと思い泣きながらしゃがみこんでしまいました。
どうすることもなくしゃがみ込んでいるチャムに、隣町に住んでいたレムの登場です。「辞めろよ! そこをどけ!」泣きじゃくっているチャムを横目に野良犬はその場を離れていきました。「大丈夫かい?」そうチャムに問いかけると……チャムは涙をふきとりながら、
「もう大丈夫! ありがとね!」そう返事をするチャムでした。「そっか、怪我がないならよかった」そう言ったレムはチャムの無事を確認した後にその場を立ち去りました。その時のチャムの心境は……
「めっちゃかっこいい! ありがとう!」心の底から感謝、そうチャムはその頃からレムのことを気になっていたのです。
話しは現在に戻り、恥ずかしがりやのチャムはレムに遠回しに聞きました。「ねえレム……今までに誰か助けたことある?」そう問いかけると、
「うーーん。小学生ぐらいの時に犬に襲われていた女の子を助けたことがあったかな」レムは鮮明ではないがチャムを助けたことを覚えていたのです。それに対してチャムは、
「そうなんだ!」さりげなく返事をしたチャム、その助けた相手がチャムだったことをレムはまだ知らないようです。その時チャムは恥ずかしがりやなので直球にその相手がチャムだったことを言えなかったようです。だが、いつかはその助けた相手が自分のことなのかを言う決心をしました。
レムは大学から家に帰り、チャムから「誰か助けたことある?」と言われたので思い返してみました。「そう言えば昔犬に襲われていた女の子がいて、助けたことがあったような……」その時、ショートカットだった女の子のことを思い出したようです。「可愛いかったのだけ覚えてるな」一人で思い出し笑いしているレムはとても不気味です。
「でもなんでチャムは『誰か助けたことある?』と聞いてきたのだろう」そう不思議に思いながらも次の日に学校に登校しました。
「おはよう! 今日も元気で行くぞ!」無駄に元気なエイム、少しうるさいかもしれないが、何気にエイムのおかげでレムとチャムは悩んでいる時も元気だったようです。
「おはよう! 今日もよろしくね!」やはりいつも通り可愛いチャムだったが、なぜか今日は一風変わって髪の毛を2つ結びにしてきたようです。「おはよう、昨日もたくさん寝れたーー」何かめんどくさそうに話しかけてくるいつものレム……しかし、これもまた新鮮で漫才コンビみたいな感じになっていた。
そして、この時のレムとエイムの心境はというと……「チャムがいつもと違って2つ結びにしてる! 可愛い!」そういつも可愛いと思っていたが、見た目がいつもと違うチャムを見てさらに可愛いと思ったようです。この時レムが思ったことは……「チャムの首の後ろに2つの大きなほくろか……」
そう思った後、レムは家に帰りました。「確か……小学生の時、犬に襲われていた女の子はショートカットで首の後ろに2つの大きなほくろがあったような」うっすら思い出してきたレムは、ようやくチャムではないかと疑ったのです。だが、
「まそんなことないか、寝よっと」レムは鈍感なのか過去に助けた女の子のことをチャムだと半信半疑のまま寝ました。そして、次の日いつものように朝が来て学校に登校しました。
「ねえチャム、その首の後ろの2つのほくろって……ああなんでもないや」レムはもしかしたらチャムが傷つくのではないかと言葉をにごしました。
「このほくろは生まれつきなの、やっぱり見えたら変かな?」チャムは首の後ろの2つのほくろを少し気にしているようです。それに対してレムは、「そんなことないよ! でもね、何かそのほくろを見て思い出したことがあってさ」やっと言うことを決意、
「何?何を思い出したの?」チャムは返事をしました。
「小学生の時に、犬に襲われていた女の子を助けたことがあってさ、まさかチャムではないよね?」少し冗談ぽく言ったが、驚きの答えが返ってきたのです。
「やっと思い出してくれたね。いつもレムと一緒にいたかった理由は、犬に襲われた時に助けてくれたレムと一緒にいたかったからなの。エイムと一緒にいた理由は幼なじみ出だし、レムと一緒にいたかったからなんだ」
こう聞くとエイムがおまけみたいでかわいそうに思えるが、メンタルの強いエイムがこのことを知ってもきっと傷つかないだろう。それにしても、驚くことにチャムはレムのことを一途に長く思っていたようです。こうなったらこの機会に告白するしかない!そう思ったチャムは告白する決心をしました。
「ねえレム……実は一緒にいたかった理由は、小学生の時に犬に襲われてからずっとレムのことを好きだったからなの。隠しててごめんね。良かったら付き合ってくれないかな?」ずっと言えなかった気持ちをレムに伝えたのだった。
この告白は確実に成功すると思っていたが、意外な答えが返ってきたのである。「ちょっと本当に? 何でずっと言ってくれなかったの? 嬉しいけど考えさせてもらえるかな?」
その告白は誰もが「はい!」と答えると予想すると思うが、今まで恋愛をしたことがなかったレムは嬉しい感情よりも少し不安が優先したようです。それに対しチャムは……「分かったよ。答えずっと待ってるね」そして、テンションが上がりながら冷や汗をかいているレムは家に帰りじっくり考えてみることにしたようです。
「ビックリしたわーー。まさか小学生の時のあの可愛い女の子がチャムだったとは! しかも俺のこと好きだなんて」そんな悩む必要はないと思うが、石橋を叩いて渡る性格なので仕方ないのかもしれません。
「本当はとても嬉しい、だけど恋愛したことないし……始めて付き合う相手があんなに可愛いチャムでいいのか。よし!まずはエイムに相談してみよっと」そう思ったレムはエイムに電話をかけました。
「もしもしエイム?ちょっと相談があるんだけど」不安そうに電話をするレム、これに対してエイムはどんな返事をしてくるのだろう。「おおエイム。どうしたの?」「夜中にごめんね。実はさ……ちょっと言いにくいんだけど、チャムから告白されたんだよね」友達思いのレムは、エイムにチャムから告白されたことを伝えました。
「なにーー! それ本当かよ! おめでとう。何か二人にお祝いしないとな」早とちりするエイム、友達思いで祝ってくれようとしていました。
「実はその告白なんだけど……まだ返事してないんだよね。本当は付き合いたい気持ちでいっぱいなんだけど、今まで付き合ったことないし少し不安だな」本音を電話ごしに伝えるレム、エイムの返答は……
「何言ってんだよーー。あんなに可愛い女の子の返事を誰が嫌と言う? そんなことをしてたら誰かにとられるぞ!」エイムは的確な返事をしたのだった。
「何か過去に犬に襲われていた女の子を助けたことがあったんだよね。その女の子がチャムだったんだ! しかもその時から俺のことを好きだったんだってさ」レムはチャムからの告白を鮮明に言いました。
「そうか! ずっと長い間好きでいてくれる人なんか滅多にいないぞ、ほんとチャムは可愛いなーー。さすがは俺の幼なじみだわ。答えが返ってこないチャムの方が不安だと思うから早いうちに答え返してやれよーー」こう聞くとレムよりも男らしいエイムの方がお似合いのように思えますが、やはり一途なチャムはレムがいいようです。
「分かったよ。相談にのってくれてありがとなエイム! 明日学校でチャムに告白の返事をするね」そして電話を切り、チャムに告白の返事をすることに決めたのです。
次の日学校に登校すると……いつもならエイムとチャムの二人からあいさつされるのだが、その日はチャムの姿はないのです。
「おはよう! レム昨日の話しのこと決めたのか?」心配しているエイム、それに対してレムは、
「うん決めたよ! チャムと付き合ってみることにする」前日の電話を切った後に告白の返事をすると決めていたレム、しかしその日はチャムの姿がありません。「そうか! なら結婚式呼んでくれよ」またまた早とちりするエイム、だがいつになってもチャムが登校してこない……
「あれ?チャム学校休みみたいやな。どしたんやろ……」エイムが心配そうにレムに聞くと、「珍しいねチャムが学校休むなんて……」同じくレムもチャムが休みだということに心配そうです。とてつもなく不安がよぎったレムはチャムに電話をしてみました。
「やっと出た! チャム大丈夫? チャムが学校休むなんて珍しいね」それに対しチャムは、「うーー。ちょっと熱があるみたいで学校行きたかったんだけど、行けないみたいなんだよね。わざわざ電話してくれてありがとね」チャムはいつもなら元気だが、この日は熱が上がったみたいで声が震えていました。かわいそうに思ったレムは、
「かなりしんどそうだね。学校終わったら看病しに行ってあげる」レムは根が優しいので、学校が終わるとチャムの看病しに行くことに決めました。「本当にいいの? でもレム風邪うつるかもしれないよ?」かなり気を使ってくるチャムに対して、
「大丈夫だよ! 何か食べたい物ある?」とレムが言うと、「えっいいの? なら甘い物がいいかな」もうカップルと言ってもおかしくはないくらいだが、まだレムはチャムに告白の返事をしていません。そして、学校が終わりスーパーでプリンを買い一人暮らしをしているチャムの家に向かいました。
到着すると玄関のベルを鳴らした。すると、「はい! どちら様でしょうか」まさに体調が悪いような震えた声で応答するチャムだった。「やっほチャム俺だよ! 体調大丈夫なの?」とレムが言うと、
「全然大丈夫だよ! こんなの心配ないない」チャムは大丈夫と言ってるが、咳もしているしそんな風には見えない。「めっちゃ咳こんでるやん……立っているのもしんどいと思うから中に入っていい?」と聞くと、「いいよーー。部屋散らかってるけどごめんね」部屋の中に入ってもいい了解を得てレムは部屋に入ったのだった。
チャムは部屋が汚いと言っていたが、そんなこともなく物が少なくシンプルだった。そしてレムがソファーに座りながら、「はいチャム甘い物が好きって言ってたからプリン買ってきたよ!」ベッドに座りながらチャムが、「わーーいありがとーー!実は私プリン大好きなんだよね」甘い物を買ってきてほしいと言われたからプリンを買ってきたら的中、プリンはチャムの大好物のようです。
「熱大丈夫? なんどくらいあるの?」とレムが心配そうに聞くと、「39どくらいかな……でも大丈夫! レムが来てくれたおかげで元気出たよ」空元気というか、チャムは無理やり元気をだしていた。そして、レムはチャムが無理やり元気を出していたことにうすうす気づいていたようでこう言いました。「体調悪い時は寝るのが一番! さあプリンを食べて横になりな」レムはチャムの体調の心配をしました。
「分かった! ありがと! 少し休むことにするね。でレムはこれからどうするの?」とチャムが聞くと、
「どうしようかな……これから何もすることないから家に帰ろうかな。それじゃあチャムゆっくり休みなよ」そう言って帰ろうとした瞬間……チャムからの一言、「一緒に寝る?」
これを聞いたレムは緊張感が最高潮になり口に出た言葉が、「本当にいいの? なら横で寝ようかな」そして、レムはそっとチャムの横に寝転がりました。その時レムはこのようなことを思っていたようです。「本当にいいのかな……あっ告白の返事をしてないな。でもチャムは熱があって体調悪そうだしまた今度にしよ」そう思いながらチャムにはこう話しました。
「いつでも寝ていいからね。 しかしこんなにもチャムが体調悪そうなのにはビックリしたよーー」とレムが言うと、「ごめんね、心配かけたね。でも寝たらすぐに治ると思うから」そう言って二人が目を閉じた瞬間にチャムから予想外の言葉が!
「前に私がレムのこと好きって言ったじゃん? その返事がほしいな」体調が悪いから告白の返事は次回にしようと思っていたレム、だがチャムから聞いてきたので返事をすることに決めました。
「チャム、遅くなったけどチャムのこと俺も好きだよ。なので俺と付き合ってください」レムが体調悪いわけではないのに少し震えた声で真剣に告白をしました。そしてその言葉に対してチャムは嬉しそうにこう言いました。
「めっちゃ嬉しい! やっと返事してくれたね。これからよろしくねレム」そう言ったチャムはレムの唇に優しくキスをしたのだった。
そうレムはめんどくさがりやの大学生です。「やべ! もう学校じゃんだるいな……急いでしたくしないと!」前日に買っておいたパンを食べて、急いでシャワーをあび私服に着替えて学校に登校しました。
そして学校に登校すると待っていたのは……「おはよう! 今日も元気か?」のりのりのテンションで肩を組んできたエイムであった。エイムはレムの友達で元気で男らしい性格なのである。
そして並ぶように横に立ったのがクラスで人気の女の子チャムでした。「おはよ! 今日も仲良くしようね」そうチャムは誰もが認めるぐらい可愛い女の子です。
ニッコリとした笑顔で話しかけるチャムに対し、レムとエイムは学校に登校する生きがいになっていました。ただ、なぜクラスの人気のチャムがこの二人と仲が良いのでしょう。それには意外な理由があったのです。
エイムの幼なじみであるチャムは登校すると、周囲の男子から必ずと言っていいほど声をかけられます。「チャムおはよ! 今日学校終わったら一緒にご飯行かない?」このパターンはお決まりです。ただしいつもこのように断っていました。
「ごめんなさい…… レムとエイムと約束があるの。また誘ってね」なんと誘いを断ったのです。
「分かったよーー。また暇があったら行こうね」クラスで人気のチャムに嫌われるのが怖かったのか丁寧に返事をしたクラスの男子でした。
なぜこんなにも中にはイケメンがるのに断るのか不思議ですが、ちゃんとした理由があるみたいです。
「おはよ! 昨日は寝れたかな?」いつもの華やかなテンションでレムとエイムにあいさつをしたチャムであった。
それに対してエイムはというと……「それがさあ、最近筋トレにはまってるからあんまり寝れなかったんだよ……」エイムは筋トレに夢中で夜更かしをしたようです。
「エイムは体つきがいいもんね! あんまり無理しないようにね!」相変わらず優しいチャム。
ちなみにレムはというと……「おはよう! 昨日もばっちり寝れたよーー。俺にとって寝るのが仕事だから」そう目をこすりながら答えたレムなのであった。
この三人はいつも一緒で、その理由はなぜかチャムから二人に寄り添っているのです。チャムと幼なじみのエイムは男らしくて一緒にいてもおかしくはないのですが、
中学からチャムと一緒だったレムはめんどくさがりやで周りから見ると一緒にいるのは不思議かもしれません。なぜチャムはレムと一緒にいたいと思っているのでしょうか。それにはチャムが小学二年生の時のあることがきっかけだったようです。
話しは過去に戻りチャムが小学二年生の時のことです。親から自立心を持たせるために「一人で隣町の住んでいる『おじいちゃんとあばあちゃんの所へ行ってきなさい』」と言われたので行くことになりました。
道中、もう少しで到着するという時になんと……チャムが野良犬に襲われたのです。「ワンワンワン!」野良犬は襲う気もなくかまってほしい気持ちでチャムに吠えたのかもしれませんが、幼いチャムはそれを襲われたと思い泣きながらしゃがみこんでしまいました。
どうすることもなくしゃがみ込んでいるチャムに、隣町に住んでいたレムの登場です。「辞めろよ! そこをどけ!」泣きじゃくっているチャムを横目に野良犬はその場を離れていきました。「大丈夫かい?」そうチャムに問いかけると……チャムは涙をふきとりながら、
「もう大丈夫! ありがとね!」そう返事をするチャムでした。「そっか、怪我がないならよかった」そう言ったレムはチャムの無事を確認した後にその場を立ち去りました。その時のチャムの心境は……
「めっちゃかっこいい! ありがとう!」心の底から感謝、そうチャムはその頃からレムのことを気になっていたのです。
話しは現在に戻り、恥ずかしがりやのチャムはレムに遠回しに聞きました。「ねえレム……今までに誰か助けたことある?」そう問いかけると、
「うーーん。小学生ぐらいの時に犬に襲われていた女の子を助けたことがあったかな」レムは鮮明ではないがチャムを助けたことを覚えていたのです。それに対してチャムは、
「そうなんだ!」さりげなく返事をしたチャム、その助けた相手がチャムだったことをレムはまだ知らないようです。その時チャムは恥ずかしがりやなので直球にその相手がチャムだったことを言えなかったようです。だが、いつかはその助けた相手が自分のことなのかを言う決心をしました。
レムは大学から家に帰り、チャムから「誰か助けたことある?」と言われたので思い返してみました。「そう言えば昔犬に襲われていた女の子がいて、助けたことがあったような……」その時、ショートカットだった女の子のことを思い出したようです。「可愛いかったのだけ覚えてるな」一人で思い出し笑いしているレムはとても不気味です。
「でもなんでチャムは『誰か助けたことある?』と聞いてきたのだろう」そう不思議に思いながらも次の日に学校に登校しました。
「おはよう! 今日も元気で行くぞ!」無駄に元気なエイム、少しうるさいかもしれないが、何気にエイムのおかげでレムとチャムは悩んでいる時も元気だったようです。
「おはよう! 今日もよろしくね!」やはりいつも通り可愛いチャムだったが、なぜか今日は一風変わって髪の毛を2つ結びにしてきたようです。「おはよう、昨日もたくさん寝れたーー」何かめんどくさそうに話しかけてくるいつものレム……しかし、これもまた新鮮で漫才コンビみたいな感じになっていた。
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そう思った後、レムは家に帰りました。「確か……小学生の時、犬に襲われていた女の子はショートカットで首の後ろに2つの大きなほくろがあったような」うっすら思い出してきたレムは、ようやくチャムではないかと疑ったのです。だが、
「まそんなことないか、寝よっと」レムは鈍感なのか過去に助けた女の子のことをチャムだと半信半疑のまま寝ました。そして、次の日いつものように朝が来て学校に登校しました。
「ねえチャム、その首の後ろの2つのほくろって……ああなんでもないや」レムはもしかしたらチャムが傷つくのではないかと言葉をにごしました。
「このほくろは生まれつきなの、やっぱり見えたら変かな?」チャムは首の後ろの2つのほくろを少し気にしているようです。それに対してレムは、「そんなことないよ! でもね、何かそのほくろを見て思い出したことがあってさ」やっと言うことを決意、
「何?何を思い出したの?」チャムは返事をしました。
「小学生の時に、犬に襲われていた女の子を助けたことがあってさ、まさかチャムではないよね?」少し冗談ぽく言ったが、驚きの答えが返ってきたのです。
「やっと思い出してくれたね。いつもレムと一緒にいたかった理由は、犬に襲われた時に助けてくれたレムと一緒にいたかったからなの。エイムと一緒にいた理由は幼なじみ出だし、レムと一緒にいたかったからなんだ」
こう聞くとエイムがおまけみたいでかわいそうに思えるが、メンタルの強いエイムがこのことを知ってもきっと傷つかないだろう。それにしても、驚くことにチャムはレムのことを一途に長く思っていたようです。こうなったらこの機会に告白するしかない!そう思ったチャムは告白する決心をしました。
「ねえレム……実は一緒にいたかった理由は、小学生の時に犬に襲われてからずっとレムのことを好きだったからなの。隠しててごめんね。良かったら付き合ってくれないかな?」ずっと言えなかった気持ちをレムに伝えたのだった。
この告白は確実に成功すると思っていたが、意外な答えが返ってきたのである。「ちょっと本当に? 何でずっと言ってくれなかったの? 嬉しいけど考えさせてもらえるかな?」
その告白は誰もが「はい!」と答えると予想すると思うが、今まで恋愛をしたことがなかったレムは嬉しい感情よりも少し不安が優先したようです。それに対しチャムは……「分かったよ。答えずっと待ってるね」そして、テンションが上がりながら冷や汗をかいているレムは家に帰りじっくり考えてみることにしたようです。
「ビックリしたわーー。まさか小学生の時のあの可愛い女の子がチャムだったとは! しかも俺のこと好きだなんて」そんな悩む必要はないと思うが、石橋を叩いて渡る性格なので仕方ないのかもしれません。
「本当はとても嬉しい、だけど恋愛したことないし……始めて付き合う相手があんなに可愛いチャムでいいのか。よし!まずはエイムに相談してみよっと」そう思ったレムはエイムに電話をかけました。
「もしもしエイム?ちょっと相談があるんだけど」不安そうに電話をするレム、これに対してエイムはどんな返事をしてくるのだろう。「おおエイム。どうしたの?」「夜中にごめんね。実はさ……ちょっと言いにくいんだけど、チャムから告白されたんだよね」友達思いのレムは、エイムにチャムから告白されたことを伝えました。
「なにーー! それ本当かよ! おめでとう。何か二人にお祝いしないとな」早とちりするエイム、友達思いで祝ってくれようとしていました。
「実はその告白なんだけど……まだ返事してないんだよね。本当は付き合いたい気持ちでいっぱいなんだけど、今まで付き合ったことないし少し不安だな」本音を電話ごしに伝えるレム、エイムの返答は……
「何言ってんだよーー。あんなに可愛い女の子の返事を誰が嫌と言う? そんなことをしてたら誰かにとられるぞ!」エイムは的確な返事をしたのだった。
「何か過去に犬に襲われていた女の子を助けたことがあったんだよね。その女の子がチャムだったんだ! しかもその時から俺のことを好きだったんだってさ」レムはチャムからの告白を鮮明に言いました。
「そうか! ずっと長い間好きでいてくれる人なんか滅多にいないぞ、ほんとチャムは可愛いなーー。さすがは俺の幼なじみだわ。答えが返ってこないチャムの方が不安だと思うから早いうちに答え返してやれよーー」こう聞くとレムよりも男らしいエイムの方がお似合いのように思えますが、やはり一途なチャムはレムがいいようです。
「分かったよ。相談にのってくれてありがとなエイム! 明日学校でチャムに告白の返事をするね」そして電話を切り、チャムに告白の返事をすることに決めたのです。
次の日学校に登校すると……いつもならエイムとチャムの二人からあいさつされるのだが、その日はチャムの姿はないのです。
「おはよう! レム昨日の話しのこと決めたのか?」心配しているエイム、それに対してレムは、
「うん決めたよ! チャムと付き合ってみることにする」前日の電話を切った後に告白の返事をすると決めていたレム、しかしその日はチャムの姿がありません。「そうか! なら結婚式呼んでくれよ」またまた早とちりするエイム、だがいつになってもチャムが登校してこない……
「あれ?チャム学校休みみたいやな。どしたんやろ……」エイムが心配そうにレムに聞くと、「珍しいねチャムが学校休むなんて……」同じくレムもチャムが休みだということに心配そうです。とてつもなく不安がよぎったレムはチャムに電話をしてみました。
「やっと出た! チャム大丈夫? チャムが学校休むなんて珍しいね」それに対しチャムは、「うーー。ちょっと熱があるみたいで学校行きたかったんだけど、行けないみたいなんだよね。わざわざ電話してくれてありがとね」チャムはいつもなら元気だが、この日は熱が上がったみたいで声が震えていました。かわいそうに思ったレムは、
「かなりしんどそうだね。学校終わったら看病しに行ってあげる」レムは根が優しいので、学校が終わるとチャムの看病しに行くことに決めました。「本当にいいの? でもレム風邪うつるかもしれないよ?」かなり気を使ってくるチャムに対して、
「大丈夫だよ! 何か食べたい物ある?」とレムが言うと、「えっいいの? なら甘い物がいいかな」もうカップルと言ってもおかしくはないくらいだが、まだレムはチャムに告白の返事をしていません。そして、学校が終わりスーパーでプリンを買い一人暮らしをしているチャムの家に向かいました。
到着すると玄関のベルを鳴らした。すると、「はい! どちら様でしょうか」まさに体調が悪いような震えた声で応答するチャムだった。「やっほチャム俺だよ! 体調大丈夫なの?」とレムが言うと、
「全然大丈夫だよ! こんなの心配ないない」チャムは大丈夫と言ってるが、咳もしているしそんな風には見えない。「めっちゃ咳こんでるやん……立っているのもしんどいと思うから中に入っていい?」と聞くと、「いいよーー。部屋散らかってるけどごめんね」部屋の中に入ってもいい了解を得てレムは部屋に入ったのだった。
チャムは部屋が汚いと言っていたが、そんなこともなく物が少なくシンプルだった。そしてレムがソファーに座りながら、「はいチャム甘い物が好きって言ってたからプリン買ってきたよ!」ベッドに座りながらチャムが、「わーーいありがとーー!実は私プリン大好きなんだよね」甘い物を買ってきてほしいと言われたからプリンを買ってきたら的中、プリンはチャムの大好物のようです。
「熱大丈夫? なんどくらいあるの?」とレムが心配そうに聞くと、「39どくらいかな……でも大丈夫! レムが来てくれたおかげで元気出たよ」空元気というか、チャムは無理やり元気をだしていた。そして、レムはチャムが無理やり元気を出していたことにうすうす気づいていたようでこう言いました。「体調悪い時は寝るのが一番! さあプリンを食べて横になりな」レムはチャムの体調の心配をしました。
「分かった! ありがと! 少し休むことにするね。でレムはこれからどうするの?」とチャムが聞くと、
「どうしようかな……これから何もすることないから家に帰ろうかな。それじゃあチャムゆっくり休みなよ」そう言って帰ろうとした瞬間……チャムからの一言、「一緒に寝る?」
これを聞いたレムは緊張感が最高潮になり口に出た言葉が、「本当にいいの? なら横で寝ようかな」そして、レムはそっとチャムの横に寝転がりました。その時レムはこのようなことを思っていたようです。「本当にいいのかな……あっ告白の返事をしてないな。でもチャムは熱があって体調悪そうだしまた今度にしよ」そう思いながらチャムにはこう話しました。
「いつでも寝ていいからね。 しかしこんなにもチャムが体調悪そうなのにはビックリしたよーー」とレムが言うと、「ごめんね、心配かけたね。でも寝たらすぐに治ると思うから」そう言って二人が目を閉じた瞬間にチャムから予想外の言葉が!
「前に私がレムのこと好きって言ったじゃん? その返事がほしいな」体調が悪いから告白の返事は次回にしようと思っていたレム、だがチャムから聞いてきたので返事をすることに決めました。
「チャム、遅くなったけどチャムのこと俺も好きだよ。なので俺と付き合ってください」レムが体調悪いわけではないのに少し震えた声で真剣に告白をしました。そしてその言葉に対してチャムは嬉しそうにこう言いました。
「めっちゃ嬉しい! やっと返事してくれたね。これからよろしくねレム」そう言ったチャムはレムの唇に優しくキスをしたのだった。
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「父上には数多くの側室がいるのに、息子の婚約者にまで手を出すつもりですか!」
「美しいアイラが気に入った。息子でも渡したくない。我が皇帝である限り、何もかもは我のものだ!」
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魔法、ファンタジー、異世界要素もあるかもしれません。
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