成功した恋愛対策

リバーユウキ

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最終話

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 レムがチャムから告白の返事をした後に二人は朝までぐっすりと寝ました。何かとても気持ち良さそうな夢を見ているようで幸せそうです。そして先に目が覚めたのはチャムでした。

 「よく寝たーー。あっ熱が下がってる!」前日に高熱が出ていたチャムは一晩で下がったようです。「レムはまだ寝ているな。そっとしておこ」チャムの優しさからかレムを起こすのをためらいました。だが、いつになってもレムが起きない……しかもレムの顔色が悪い……心配になったチャムはそっとレムを起こしました。

 「レム朝だよ。そろそろ起きない?」さすりながらチャムが言葉をなげかけると……「うう、おはよう。なんか熱があるみたい」そう、チャムの風邪がレムにうつったようです。そっとチャムがレムのおでこに手を置きました。すると……39どもの熱が、

 「ごめんね。私の熱がうつったみたい」看病してくれたにもかかわらず、レムに風邪をうつしてしまったチャムは深く謝りました。「こんなの大丈夫だよ! 偶然にも風邪ひいちゃった」レムは気を使って返事をしました。そしてレムがフラフラのままトイレに向かおうとした瞬間……つまずいて転んでしまいました。

 「大丈夫?」いきなり倒れたレムを見てチャムはあわててレムの首に手を回してそう言いました。「いってーー。痛いけどこんなの大丈夫! つまずいちゃったーー」レムは強がりな性格もあり痛みを我慢していました。

 「今回は私が看病するね! だからレムはベッドで横になって」その日は二人とも学校があったが、揃って休みました。レムがトイレから帰ってきてベッドに横になり、チャムはこのようなことを言いました。「何か食べたい物ある?」とレムに聞くと……「チャムの手作り料理が食べたいな」チャムが風邪をひいた時は甘い物がほしいと言っていたが、レムはチャムの手作り料理が食べたいみたいです。

 「分かった! 料理ができたらまた起こすからゆっくり休んでね」そしてレムが眠りについたのを確認し、チャムは近くのスーパーに買い出しに行きました。そしてスーパーに到着し食材選びです。

 「うーーんと、卵と鶏肉と……」そう作ろうとしている料理はおかゆです。その後、食材をかごに入れてレジに並ぼうとした瞬間……「おおチャムじゃん! 偶然だね。体調大丈夫なの?」とクラスの男子が声をかけてきました。

 「うん! 体調良くなったよ!」とチャムが言うと、「そうか、なら一緒にご飯でもどう?」とクラスの男子が返事をすると、「ごめんなさい。私彼氏ができたの」一途なチャムはその誘いをきっぱり断りました。

 「そうなんだ! ちなみに誰なの?」とクラスの男子が聞くと、「レムだよ! やっと付き合えたの」チャムは彼氏がレムだと伝えました。「何でレムなん、レムより俺の方が良くない?」声をかけてきたクラスの男子は彼氏がレムだということに納得してないようです。そのことに対してチャムは、

 「レム以外考えられないから。それじゃあね」声をかけてきたクラスの男子はイケメンなのにきっぱりと断わりました。「急がなくちゃ!」そしてチャムが一人暮らしをしている家にレムが高熱を出して寝ているのを思い出し、急いで家に帰りました。

 そっと家の鍵を開け、家に入りさっそくおかゆを作りレムを起こしました。「レムーーおかゆできたよ。ゆっくり食べてね」おかゆのできばえはかなりのもので、誰が食べても美味しいぐらいです。そうチャムは料理が得意なのです。

 「うーーありがとう。いただきます!」レムはおかゆの美味しさに驚き、風邪をひいて味覚が鈍っているにもかかわらず、美味しかったようです。そしてレムが食べ終わって、「ごちそうさま!」おかゆを完食したレムはおでこをチャムのおでこに当ててこう言いました。

 「ありがとう。美味しかったよ」そう言ってしばらくそのままでいました。その時チャムは恥ずかしかったのか少し顔が赤くなっていました。「食べてくれてありがと。さあゆっくり寝てね」そして……ぐっすり寝たレムは夜中に目を覚ました。

 「よく寝たーーあれ? 熱下がってる!」奇跡的にもレムの熱は一日で治ったのです。「熱が下がったのは、チャムの作ってくれたおかゆのおかげだな」そう思い寝ているチャムを横に手紙を置いて家に帰ることにしました。その手紙の内容には、

 「チャムありがとう。チャムが作ってくれたおかゆのおかげで熱が下がったよ! それじゃあ帰るね。また学校で」そして書いた手紙を机に置いて預かっていた合鍵でチャムの家を後にした。

 レムとチャムの体調が良くなり、学校に登校です……「おはよう! レムとチャム体調大丈夫か?」心配そうに話かけるエイム、「もうすっかり治ったよ!」とレムが言う、「治ったよ!心配かけてごめんね」とレムも続けて返事をしました。「そうか! なら良かった!」それを聞いたエイムは安心したようです。

 「実は、エイムに言わないといけないことがあるんだ」レムは何かエイムに言いたいようです。「何?」とエイムが言うと、「それは……チャムと付き合うことになりました!」そのことをレムが伝えるとチャムは照れくさそうに顔を下げました。

 「そうかおめでとう!」エイムはレムとチャムが付き合ったことに対し、とても嬉しそうです。

 そして時は流れ季節が夏になり、レムとチャムは海に泳ぎに行くことになりました。海に到着すると、「わーー海だ! レム泳ごーー」レムと付き合って三ヶ月が立ち、一緒に海に来たことがとても嬉しいみたいです。そして二人は泳ぐ格好に着替えて下半身を海につけました。しかしここでレムから重大発表が……「恥ずかしくて言えなかったんだけど、実は俺、泳げないんだよね」泳げないにもかかわらず海に行こうと言ったレムは何がしたいのか。

 「えっそうなんだ! じゃあ私だけ泳ごっと」そしてチャムが泳ぎ初め、レムはこのようなことを思ったようです。「泳いでいる姿も可愛いな」と見とれていました。チャムが存分に泳いで満足した所で砂浜を二人で歩きました。

 「チャム泳ぐのうまいね!可愛いかったし」とレムが言うと、「ありがとう! でもそんなことないよ。ただ泳ぐの少し得意なだけ。それにしてもレムが泳げないのにはビックリした」レムが泳げないにもかかわらず海に行こうと誘ってきて、本来なら怒るはずのところをチャムは笑いました。

 「ごめんね。でも一回はチャムと海に行ってみたかったんだ。理由はこれ」時刻は夕方、太陽が沈みかかっているのを指さしてそう言ったのです。「きれいーー!」そうレムが海に来たかった理由は、泳ぎたいのではなく夕焼けを一緒に見たかったからなのです。その後二人はしばらく見つめ合ってからそれぞれの家に帰宅しました。

 海に行ってから数日立ち現在学校にいます。「今度花火大会があるんだってよ! チャムと行かないの?」とエイムがレムに伝えると、「そうなんだ! なら行こうかな」そうエイムから言われたレムはチャムと一緒に花火大会に行くことに決めたようです。そのことをチャムに報告、

 「ねえチャム! エイムから聞いたんだけど、今度花火大会があるんだってさ、一緒に行かない?」とレムが誘うと、「行こ行こーー! 誘ってくれてありがとね」花火大会を誘われたチャムは心の底から嬉しそうです。

 そして花火大会当日……チャムの家にレムが到着しました。そして玄関のチャイムを鳴らしチャムが玄関の前に、「はーーいどちらさまでしょう」とチャムが言うと、「やっほ、花火大会行くよ」とのりのりでレムが話ました。しかし意外な返事が……

 「今日だった?」なんと珍しくチャムが花火大会のことを忘れていたのです。「そうだよ! この前言ったじゃん」そう言われてレムから送られていたメールを見返してみると確かにそう送ってきていた。「本当だ! ごめんね。すぐに用意するから部屋に入って待っててくれる?」焦るチャムに対し、レムは「こんなこともあるさ」と受け流していました。

 そして、チャムが準備をしているのをレムは家の中で待っていると、奥からチャムが歩いてきて、「じゃーーん。どう似合うかな」レムは浴衣姿のチャムを見て、「本当にこんな美人と花火大会に行ってもいいのか」と疑問に思うぐらいでした。

 そしてチャムの準備が終わり、花火大会が行われている場所に到着です。「あと少しだね」二人は花火が上がることに対してワクワクしています。そして数分立ってから一発目の花火が上がりました。その花火は空高く舞い上がり消えました。

 「わああきれい!」チャムは花火を見て感動しているようです。「本当だね。来て良かった!」しばらく二人とも満足そうに花火を見上げていました。一生の思い出になるでしょう。

 そして、花火が終わる頃に、「レム何か屋台で食べない?」とチャムが言うと、「そうだね! じゃあ歩こうか」この時レムはチャムが甘い物が好きなのを覚えていたので、わたがしを買うことに決めていました。

 屋台と屋台の間の道を歩きながら、「ちょっと待っててね」レムはわたがしを売っている屋台を見つけて急いで買いにいきました。「300円です」屋台の人からわたがしを買いチャムの所に帰りチャムは子供のようにはしゃぎながら食べたようです。「それじゃあ時間も遅いことだし帰ろうか」とレムが言うと、「うん!まだ一緒にいたかったけど……」チャムはまだレムと一緒にいたそうだが、その日は二人手を繋いで帰宅しました。

 それからまた月日は流れて季節は秋になり、ハロウィンになりました。レム、エイム、チャムの三人で仮装することに、

 「ハロウィンは仮装が定番だよね! 俺はオオカミの仮装する」エイムはオオカミの仮装をするようです。「俺はゾンビかな」レムはゾンビ、「なら私は魔女の仮装をするよ」チャムは魔女という仮装に決定です。そして三人はそれぞれ見せ合いをしました。

 「チャムとても似合っているよ」チャムの魔女の姿にときめいているレム、「確かに! こんなに魔女に似合っている人見たことないで!」エイムもレムの言葉に納得し、「ありがとう!」それを聞いたチャムはとても嬉しそうです。

 このようにハロウィンは三人仲良く過ごしたのだった。

 また数日立ち季節は冬、クリスマスになり街はカップルでざわついています。そんな中、レムは普段チャムに対する感謝の気持ちを込めてプレゼントをすることに決めました。

 「もっと前からプレゼントを選んどけばよかったな……」クリスマスイヴということで、次の日にはプレゼントを渡さないといけません。焦っていたレムはどんな物を買うことに決めたのでしょう。

 「これに決めた!」そうレムが選んだのは、ペアリングでした。「絶対喜んでくれるはず」そう確信したレムはペアリングを購入。そしてクリスマスはチャムと一緒に過ごすと決めていたのでクリスマスイヴの夕方にレムの部屋にチャムを呼ぶことに、

 「部屋片付けておいてよかった」いつもなら散らかっている部屋も、チャムが来るということで誰が来てもおかしくないぐらい片付けていました。そしてチャムが家に到着。チャムが来たということで、テンションが上がっているレムでした。

 「じゃーーん! はいレムにプレゼント買ってきたよ」チャムもプレゼントを買ってきたようです。「何だこのでかい箱は! 開けてみてもいい?」そして部屋に入りそのでかい箱を開けてみましたすると……「うおーー!」その箱を開けたレムはビックリ、二つの人形が入っていました。

 「これ部屋に飾っておいてもらえる?」とチャムは言うと、「いいけどなんで?」レムは理由が知りたいようです。「悲しい時でもこれを見て思い出してほしいの、そうしたらきっと元気出るはずだよ」それに対しレムは、「ありがとう! 大事に飾っておくね」嬉しそうに部屋に飾るレムでした。

 そして、クリスマスイヴから日付が変わった瞬間に、「チャムはいこれ!」レムはチャムに渡そうとしていたペアリングの箱を渡しました。「ありがとーー!」それを見たチャムは驚きのあまりレムに抱きついてしまいました。「つけてみてもいい?」さっそく付けたいとチャムが聞くと、「いいよ!」レムは早くチャムに指輪を付けてほしいようです。その後指輪をはめてお互いしばらくの間、指を上げてニコッと笑っていました。

 そしてその日はクリスマスケーキを食べて二人仲良く過ごしたのだった。

 そしてまた数日立ち年が変わろうとしています。「近くに有名な神社があるから一緒に行かない?」とレムが言うと、「いいよ! 行こ行こ!」そう年が明けて二人は初詣に行きました。

カランカラン。お金を投げて二人はお願い事をしたようです。

 「これからも二人仲良く入れますように」とレムがお願い事をすると、「これからも二人仲良く入れますように」なんと偶然にもお願い事は一緒だったのです。「レムはなんてお願い事をしたの?」とチャムが聞くと、「なら一緒に言おうかせーの。『これからも二人仲良く入れますように、わはははーー』」お願い事が一緒だったのか二人は幸せそうに笑いました。

 「ねえレムおみくじ引かない?」とチャムが言うと、「いいよ!」レムも引きたかったようです。そしておみくじを引き……「レムは何が出たの?」とチャムが聞くと、「俺は中吉、チャムは?」レムは中吉チャムは、「私は吉!」お互いに大満足しています。

 そしておみくじを引いた後に、初日の出を見に行くことになりました。元旦ということで気温はとても寒くその場にいるだけでも凍えそうです。「俺の上着貸してあげるよ」レムはチャムが風邪をひくのを心配して上着を貸そうとしました。だが、「ありがと、でもレムも寒いと思うから気持ちだけ貰っとくね」そんな優しい言葉をかけてくれるレムにチャムはさらに好きになったようです。

 そんなやりとりをしているうちに、近場で朝日が一番きれいに見えるという場所に到着です。二人は手を繋ぎ数分待っていると……きれいな朝日が見えてきました。「めっちゃきれいやん! これは来たかいがあった」レムはきれいな朝日を見て大満足です。「ほんとーー! 来て良かった!」そんな二人は大満足したのだった。

 そしてその朝日をしばらくの間見とれた後に、二人はお決まりの手をつないでそれぞれの家に帰りました。

 その後年も明けてさっそくレムとチャムはご飯を食べに行く約束をしていました。そしてレムがチャムの家に向かい入口のチャイムを鳴らすと、チャムが玄関まで来ました。「はーーい、どちらさまでしょうか」とチャムが言うと、「やっほチャム、さあご飯食べに行こ!」とレムがご飯の誘いをしました。だが……「急にはちょっと、準備まだしてないし」なんとまたチャムはレムとの約束を忘れていたのです。

 「えっまた忘れていたの?」これにはレムも少しは怒りながらも、何かおかしいと感づいてたようです。「花火大会の時も忘れてたよね」花火大会のことを思い出すレム、「本当ごめんね、準備するから部屋に入って待っててくれる?」この時まだレムは、「まあ二度あることは三度ある」とまた受け流してしまいました。

 そして、部屋に入りチャムの準備ができ、近くのご飯屋さんに行きました。「ご飯美味しいね」とレムが言うと、「毎回レムと食べるご飯はとても美味しよ」チャムは大満足のようで、ご飯を食べ終わり家に帰りました。

 次の日、前日にご飯を食べに行ったレムとチャム、「昨日のご飯美味しかったね」そうレムが聞くとまさかの答えが……「えっと……何食べたっけ?」なんとチャムは前日に食べたご飯を思い出せないのです。

 「これはおかしい!」と思い、レムはこう言いました。「チャム今日学校終わったら病院に行こ!」この時やっとチャムの様子がおかしいと思ったレム、学校が終わったら病院に行こうと誘いました。それに対してチャムは、「うん、思い出せないのはおかしいよね」チャムも病院に行くことを決意し、二人で病院に行きました。

 そして医者から言われた言葉が……「認知症です」認知症とは簡単にまとめると、物忘れがひどくなる病気のことみたいです。「チャムは認知症だったのか。だから花火大会の時も、ご飯の約束の時も忘れてたんだ。もっと早く気づいておけばよかった」自分をせめるレム、

 「この先レムのことを忘れたりすることもあるのかな」そのことがチャムにとって一番不安なようです。「俺のこと忘れるのはいいけど、チャムには元気でいてほしい」レムはチャムの健康のことだけ考えているようです。「レムのこと忘れるわけないじゃん! ありえないら」そう確信するチャム、

 この先チャムが忘れないようにレムはこのような対策をしたようです。「よし! なら部屋に二人で撮った写真を飾っておこう」そう言って、以前イベントなどで撮っておいた写真を部屋に何枚も貼り、チャムが忘れないような対策をしました。

 そして写真に続き、大きく『この時はこうだった。この場所はこんな風だった』と大きな文字で書きました。「これで安心だね」レムは笑顔で問いかけると、「ありがうレム!」これでチャムがレムのことを万が一忘れたとしても、写真と大きな文字のおかげで思い出してくれるはずです。

 そんな対策をした優しいレムであった。

 その後、レムとチャムはどうなったのでしょう。それから二人は大学を卒業してから結婚し子供が生まれ幸せに暮らしているようです。

 チャムは稀にレムと一緒にやったことなど忘れることもあるが、レムのしてくれた対策で思い出せるようになっていました。「レムこれからも仲良くいようね」チャムが照れくさそうに言うと、「当たり前じゃん! チャムと一緒におれて幸せだよ」本来ならマンネリ化するはずだが、二人はずっとずーーと仲良いまま暮らしました。

 ちなみにエイムはどうなったのでしょう……「俺も彼女ほしい!」まだ彼女はできていないようです。エイムも頑張ってほしいものです。

 「久しぶりにキスしていい?」とレムが言うと、「いいよ」チャムはレムの唇に告白の返事の時と同じように優しくキスをした。

 終わり。
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