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第1章
2話 半妖、人間を知る
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寒すぎず暑すぎないちょうどいい暖かさの朝。教室に入る生徒が少しずつ増えていき騒がしさが目立つようになる。そんな気持ちの良い時間に奏人は大して眠くもないのに机に突っ伏していた。一つの席に集まった生徒の会話を無意識に聞き入ってしまう。
「おはよー。今日の授業全部だるくねー?」
「えめっちゃ分かるー!早く来いよゴールデンウィークって感じ」
奏人が失敗した入学式からあっという間で4月も下旬。あれから見事に友達作りは失敗、完全に孤立していた。しかしこれまでに何もしていなかったわけではないのだ。積極的に話そうとするも人間の流行や常識に疎く話についていけず、勉学に関しても小学校すら出ていない奏人が高校の授業についていけるはずもなく「なぜここに入れたんだ」と言わせてしまうほどの惨敗を見せたのだ。唯一体力テストでは持ち前の体力が生かされ周囲に注目される。いや、されすぎるほどの功績を残したまでである。タジからの助言もあり手加減をしたつもりではあったがどの種目をするにしても教師と生徒ともにドン引きされてしまっていた。それからは陸上部からのスカウトがしつこいほどに来たがやがて自己紹介の話を聞いてかパタリと来なくなっていた。
「自己紹介ってこんなに大切なのかよぉ…」
ひ弱な後悔をそっと吐露するもそれを聞き取る人間もおらず、窓から吹き込む風は暖かいはずなのにどこか肌寒く感じていた。
奏人の近くの席では一人の生徒の机に集まり仲睦まじく会話を楽しんでいた。
「明日からゴールデンウィークかぁ。みんなでどっか行こうね!」
「いいねいいねぇ!リナも行くでしょ?」
集まって話していた女子生徒の一人がそう提案するとその隣の女子生徒も賛同し集まっている机の中心に座る生徒を誘う。無関係の奏人はついこの間入学して知り合った相手ともうここまで仲良くなっているのかと驚かされていた。妖怪相手であればすぐ仲良くできた奏人にとって人間と何が違うのか全く持ってわからない。
「あー私はパスで」
「えー!!なんでよぉ」
「いやぁそれがおじいちゃんの家に行くことになったから」
「あちゃあ。じゃあしょうがないねえ」
そんな簡単に諦めるものなのかと少し驚くもまたもや関係ないと自重する。
「あ!ねー奏人くーん。奏人くんも一緒にどこか遊びに行く?」
女子生徒の突然の誘いに目を白黒させ跳ね起きる。その一瞬に相当な幸福感が訪れるも即座に消え去る。なにせ、
「あーごめん…めっちゃ行きたいんだけどさ、ゴールデンウィークは全部遠出しちゃうんだよね」
「えー、一緒に行きたかったなー」
遠出で一緒に遊ぶことができないというのは本当のことである。しかし、遊べないということに少しホッとしている気持ちがあった。予定がなかったらきっと冷静になることなく喜んで行ってしまっただろう。
「やめなよー」や「ちょっとぉ」というヒソヒソ声と小気味の悪い、まるでからかっているかのような笑みが浮かべられていた。この時、奏人は周囲の妖怪が人間を忌み嫌う理由が少しだけわかった気がした。
「あ、そういえば奏人くんさ、この学校で出てるトイレの花子さんの噂とかわかったりする?もしかしてオトモダチだったり?」
「あんま言わないであげなよぉ」
思い出したように一人の男子生徒が奏人に聞き出す。途端に奏人の耳もピクリと動き興味を示すも机に集まっていた生徒たちの笑い声でかき消される。
これ、バカにされてるやつじゃん
ふと頭の中でその声が聞こえる。なぜだろう、自分も会話に参加していて、笑いまで起きているのに全くもって楽しくない。こんな経験初めてでどことなく腹立たしくも感じてしまう。それ以上に立ち込める悔しさが奏人の感情を埋め尽くそうとして自然と拳に力が入る。
しかしその握られた拳も突如中心にいた生徒が机をたたき教室中を沈黙で包みこんだことで拍子抜けてしまう。
「そういうのやめなって。私そういうノリ好きじゃない」
そう言い、女子生徒は教室を出ていってしまう。教室はしばらくの沈黙に包まれどことない気まずさが全員に生じてしまった。奏人はほぼ無意識下で出ていった女子生徒を追いかける。
すぐ追いかけたためか女子生徒のもとにたどり着くのに一分とかからなかった。
「あの!ありがとう」
「……いや、むしろ友達がごめんね。奏人くんに嫌な思いさせちゃった」
「君が謝ることじゃないよ!えっと…」
自己紹介の日の記憶が殆ど無いせいでクラスの人の名前がわからないことの弊害が今にして訪れる。全力で頭を回転させ名前を思い出そうとする。
「莉奈。私は大友莉奈だよ。よろしくね…っていうのも今更感があるけどね」
大友莉奈、そう名乗った少女は長い茶髪の髪をポニーテールにしてまとめていた。白い肌に若干赤みのある茶色の瞳、桃色の唇はどこか大人っぽさを強調していた。身長は奏人ほど高くはなく、かといってそこまで小さいわけでもなかった。堂々とした姿勢には自身とは違う何かを感じる。
先程の剣幕が嘘のように顔を緩め優しい表情で自己紹介をする莉奈に少し拍子抜けする。この瞬間、奏人にとって初めて学校に来てよかったと思った瞬間であった。
「でも奏人くんも奏人くんだよ。流石に冗談もここまで来ると笑えなくなってきちゃう」
「ど、どういうこと?」
「……いや、なんでもない!ごめんね」
なにか含んだような言い回しが気になるところではあったが深く突っ込むことをせずにその場を去る莉奈の背中をチャイムの音も気にせず眺め続けていた。そして彼女の姿が見えなくなった瞬間なにかこぼれ落ちるように言葉が漏れる。
「俺冗談なんか言ってないんだけどなぁ」
「カカッ!こうなるってはじめから決まってたじゃないカ」
誰もいないはずの廊下から聞こえる奏人以外の声。その声の主は窓の外からその一部始終を見ていた漆黒の羽毛を乱れることなく揃えていたカラスであった。見た目だけで言えばなんの変哲もないカラスは奏人だけを見つめ嘲笑していた。その声に奏人は驚く素振りもなく悪態をつく。
「タジさんに言いつけられたんだろ?どっかいけよ」
「ハァ?図星隠しの八つ当たりカァ?ここにいる人間祟ってやろうってのに」
「やめろ。聞こえなかったか?どっかいけって言ったんだぞ。あと、このことをタジさんに話したら本気で殺す」
「……謎だ。なぜここまで人間に肩入れするのカ」
飛び去りながらそう吐き捨てるカラスを奏人は無視する。その理由は奏人の心の奥に仕舞っておき高ぶった感情を慎重に落ち着かせる。
「奏人くん、HR始まる時間ですよ。早く教室に戻って」
背後から担任の声が聞こえると自然と背筋を伸ばし曇っていた表情を一気に戻す。
「すいませーん。ちょっと鳥がうるさくて」
「は、はあ…」
理由のわからない理由を述べ笑顔で教室に戻る。気持ちよかったはずの朝は異様に長く感じ、奏人にとって人間というものを深く知る機会となった。
「おはよー。今日の授業全部だるくねー?」
「えめっちゃ分かるー!早く来いよゴールデンウィークって感じ」
奏人が失敗した入学式からあっという間で4月も下旬。あれから見事に友達作りは失敗、完全に孤立していた。しかしこれまでに何もしていなかったわけではないのだ。積極的に話そうとするも人間の流行や常識に疎く話についていけず、勉学に関しても小学校すら出ていない奏人が高校の授業についていけるはずもなく「なぜここに入れたんだ」と言わせてしまうほどの惨敗を見せたのだ。唯一体力テストでは持ち前の体力が生かされ周囲に注目される。いや、されすぎるほどの功績を残したまでである。タジからの助言もあり手加減をしたつもりではあったがどの種目をするにしても教師と生徒ともにドン引きされてしまっていた。それからは陸上部からのスカウトがしつこいほどに来たがやがて自己紹介の話を聞いてかパタリと来なくなっていた。
「自己紹介ってこんなに大切なのかよぉ…」
ひ弱な後悔をそっと吐露するもそれを聞き取る人間もおらず、窓から吹き込む風は暖かいはずなのにどこか肌寒く感じていた。
奏人の近くの席では一人の生徒の机に集まり仲睦まじく会話を楽しんでいた。
「明日からゴールデンウィークかぁ。みんなでどっか行こうね!」
「いいねいいねぇ!リナも行くでしょ?」
集まって話していた女子生徒の一人がそう提案するとその隣の女子生徒も賛同し集まっている机の中心に座る生徒を誘う。無関係の奏人はついこの間入学して知り合った相手ともうここまで仲良くなっているのかと驚かされていた。妖怪相手であればすぐ仲良くできた奏人にとって人間と何が違うのか全く持ってわからない。
「あー私はパスで」
「えー!!なんでよぉ」
「いやぁそれがおじいちゃんの家に行くことになったから」
「あちゃあ。じゃあしょうがないねえ」
そんな簡単に諦めるものなのかと少し驚くもまたもや関係ないと自重する。
「あ!ねー奏人くーん。奏人くんも一緒にどこか遊びに行く?」
女子生徒の突然の誘いに目を白黒させ跳ね起きる。その一瞬に相当な幸福感が訪れるも即座に消え去る。なにせ、
「あーごめん…めっちゃ行きたいんだけどさ、ゴールデンウィークは全部遠出しちゃうんだよね」
「えー、一緒に行きたかったなー」
遠出で一緒に遊ぶことができないというのは本当のことである。しかし、遊べないということに少しホッとしている気持ちがあった。予定がなかったらきっと冷静になることなく喜んで行ってしまっただろう。
「やめなよー」や「ちょっとぉ」というヒソヒソ声と小気味の悪い、まるでからかっているかのような笑みが浮かべられていた。この時、奏人は周囲の妖怪が人間を忌み嫌う理由が少しだけわかった気がした。
「あ、そういえば奏人くんさ、この学校で出てるトイレの花子さんの噂とかわかったりする?もしかしてオトモダチだったり?」
「あんま言わないであげなよぉ」
思い出したように一人の男子生徒が奏人に聞き出す。途端に奏人の耳もピクリと動き興味を示すも机に集まっていた生徒たちの笑い声でかき消される。
これ、バカにされてるやつじゃん
ふと頭の中でその声が聞こえる。なぜだろう、自分も会話に参加していて、笑いまで起きているのに全くもって楽しくない。こんな経験初めてでどことなく腹立たしくも感じてしまう。それ以上に立ち込める悔しさが奏人の感情を埋め尽くそうとして自然と拳に力が入る。
しかしその握られた拳も突如中心にいた生徒が机をたたき教室中を沈黙で包みこんだことで拍子抜けてしまう。
「そういうのやめなって。私そういうノリ好きじゃない」
そう言い、女子生徒は教室を出ていってしまう。教室はしばらくの沈黙に包まれどことない気まずさが全員に生じてしまった。奏人はほぼ無意識下で出ていった女子生徒を追いかける。
すぐ追いかけたためか女子生徒のもとにたどり着くのに一分とかからなかった。
「あの!ありがとう」
「……いや、むしろ友達がごめんね。奏人くんに嫌な思いさせちゃった」
「君が謝ることじゃないよ!えっと…」
自己紹介の日の記憶が殆ど無いせいでクラスの人の名前がわからないことの弊害が今にして訪れる。全力で頭を回転させ名前を思い出そうとする。
「莉奈。私は大友莉奈だよ。よろしくね…っていうのも今更感があるけどね」
大友莉奈、そう名乗った少女は長い茶髪の髪をポニーテールにしてまとめていた。白い肌に若干赤みのある茶色の瞳、桃色の唇はどこか大人っぽさを強調していた。身長は奏人ほど高くはなく、かといってそこまで小さいわけでもなかった。堂々とした姿勢には自身とは違う何かを感じる。
先程の剣幕が嘘のように顔を緩め優しい表情で自己紹介をする莉奈に少し拍子抜けする。この瞬間、奏人にとって初めて学校に来てよかったと思った瞬間であった。
「でも奏人くんも奏人くんだよ。流石に冗談もここまで来ると笑えなくなってきちゃう」
「ど、どういうこと?」
「……いや、なんでもない!ごめんね」
なにか含んだような言い回しが気になるところではあったが深く突っ込むことをせずにその場を去る莉奈の背中をチャイムの音も気にせず眺め続けていた。そして彼女の姿が見えなくなった瞬間なにかこぼれ落ちるように言葉が漏れる。
「俺冗談なんか言ってないんだけどなぁ」
「カカッ!こうなるってはじめから決まってたじゃないカ」
誰もいないはずの廊下から聞こえる奏人以外の声。その声の主は窓の外からその一部始終を見ていた漆黒の羽毛を乱れることなく揃えていたカラスであった。見た目だけで言えばなんの変哲もないカラスは奏人だけを見つめ嘲笑していた。その声に奏人は驚く素振りもなく悪態をつく。
「タジさんに言いつけられたんだろ?どっかいけよ」
「ハァ?図星隠しの八つ当たりカァ?ここにいる人間祟ってやろうってのに」
「やめろ。聞こえなかったか?どっかいけって言ったんだぞ。あと、このことをタジさんに話したら本気で殺す」
「……謎だ。なぜここまで人間に肩入れするのカ」
飛び去りながらそう吐き捨てるカラスを奏人は無視する。その理由は奏人の心の奥に仕舞っておき高ぶった感情を慎重に落ち着かせる。
「奏人くん、HR始まる時間ですよ。早く教室に戻って」
背後から担任の声が聞こえると自然と背筋を伸ばし曇っていた表情を一気に戻す。
「すいませーん。ちょっと鳥がうるさくて」
「は、はあ…」
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