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第63話 敵地へ
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二日後、出発の日が来た。
昨夜アリアは興奮してなかなか寝付けなかった。いよいよ王女殿下を奪還するのである。この日のために生きてきたと言っても良い。だが女騎士はエルフの軍団長が発した、出発の際の言葉に、頭を冷やされた。
「良いか、今日の戦いはほんの始まりに過ぎない。王女を取り戻して終わるわけではない。王女の力によって守護聖女を呼び出し、君たちと一体化してもらわなければ、魔王は倒せない。つまり本当の戦いはこれからだということだ」
そうだった。まだ魔王を倒す力は自分たちには無いのだった。王女殿下のことばかり考えて、そんな大事なことを失念していた。
アリアは人知れず恥じ入った。
「君たちはここからアケーリアに乗って行くのだ」
「アケーリア?」
「そう、あの鳥だよ」
ランドリオンが指さす方を見ると、あの虹色の翼の大きな鳥が四羽、おとなしく飛翔の瞬間に備えていた。
「あの鳥に乗って魔王の城へ向かえ。君たちには幻視の呪文をかける。奴らには単なるカモメぐらいにしか見えないだろう。その間に私たちが敵を引き付けるので、魔王の城はある程度手薄になるはずだ。ただこの呪文はそう長くはもたない」
言い終えると、アリアたち三人に一つずつ首飾りを手渡した。見ると小さな笛がついている。
「ランドリオン殿、これは?」
「アケーリアを呼ぶ笛だ。これがあればどこからでもこの子たちは飛んできてくれる」
「鳥は四羽いますけど?」
ミサキの質問に、ランドリオンは苦笑して答えた。
「一人どうしても君たちに同行すると言って聞かない者がいてね。急遽一羽増やしたのだ」
ランドリオンの視線の先で、エレンディアは小さく頷いた。
「君たちに言っておこう」
エルフの軍団長は、いかにも重大なことを打ち明けるような厳かな顔で、アリアたちを見据えた。
「以前に話した勇者たちのことを覚えているかね? 勇者たちは、魔王の力を抑え込むため滅びの石に魔王と共に封印されたという話だ」
「はい、もちろん」
アリアが答えた。
「実は、魔王が滅びの石の封印から解かれ、完全に復活した時には勇者たちもまた、復活することになっているのだ」
「どういうことですか?」
「つまり、滅びの石に施された安全策というわけだ。万が一魔王が肉体を取り戻した場合は、同じく勇者たち一行もこの世に甦り、また魔王と戦うことになっている。守護聖女と共にな」
アリアは驚いて訊ねた。
「では魔王が完全に復活したと思われる今は、どこかに勇者たちも現れているということですか?」
「そうだ、そして恐らく彼らは魔王の城にいる。石があそこにあるはずだからな」
「なるほど。ということは、魔王の城に行けば勇者たちと共に戦うことになるのね?」
代わって訊ねたのはリーザだった。
「そういうことになるだろう。何しろ我々も経験したことが無いのだ、はっきりとは分からぬ。だが、千年前にアルラスが石を持ち去った後、我らは天の声を聞いた。その時に天は我らにこのことを教えたのだ」
「では魔王軍はこのことを知らないと?」
「ああそうだ。勇者が蘇ることを、奴らは知らない」
「それは大きな武器ですね」
アリアが感心したように言った。
ランドリオンは口調を改めて指示を出した。
「いいか。魔王の城に潜入したら、勇者たちを探すのだ。彼らと協力し、王女を救い出せ。そして、彼らも連れてこの里へ帰って来るのだ」
「勇者たちも一緒にですか?」
聞き返したアリアに、リーザが頷いた。
「まぁ、そういえばそうね。私たちはここで王女に儀式をしてもらわなきゃならないし、その間、勇者たちだけ魔王の城に残してはおけないもんね」
「何だか段取りが面倒ですねぇ……」
それまで黙って聞いていたミサキがぼやいた。
「そういうことだ。では我々は先に行く。人間たちと合流して船で魔王の島へ向かわねばならんからな」
軍団長たちが出て行って数時間後、最後の準備をととのえていると、セレナリアがやって来た。
「皆、必ず帰って来るのですよ」
「ええ。待っていて下さい、セレナリア様」
リーザは屈託のない笑顔で答えた。満足気に頷いたセレナリアは、エレンディアの手を取った。
「エレン、三人を頼むわよ。あなたも絶対に無理してはだめよ」
「分かっている。ファウリオンの仇をとって、必ず戻る」
近くの小川から、エレンディアを呼ぶ声がした。小走りに行って戻ってくると、エレンディアはランドリオンからの指示を告げた。
「出発の時間だ」
「では私たちも行きましょう」
巨鳥が一斉に羽ばたき、女たちの一行はエルフの里の上空高く舞い上がった。
どれぐらいの時間飛んでいるのだろうか。アケーリアはその優雅な外見に似合わず、もの凄い速さでアリアたちを運んでいた。
両手をついている羽毛が実に心地よかったが、目的地に着くのはそう先の話ではなさそうだ。
やがて朝日に煌く真っ青な海の上に出た。
「二人とも、見て!」
アリアが叫んだ。
その指が差す方向に、島影が見えた。ゴツゴツした岩山の上には暗黒の霧が、燃え盛る火焔のように渦巻いている。その霧の揺らめきの中に、おどろおどろしい城が威容を覗かせていた。
「あれが魔王の城でしょうか?」
ミサキの問いに答えたのはリーザだった。
「間違いないわね。いかにも悪者の住処って感じじゃない」
間もなくして、上空にまで届く轟音が聞こえてきた。大砲の音だろう。人間とエルフの乗った船団が、魔王の城に砲撃をくわえているのだ。
「いよいよね。乗り込むわよ!」
アケーリアは高度を落とし、岩山の並び立つ島へと近づいて行った。
連合軍の必死の戦いが伝わって来る。
島に近づくにつれ、戦闘の音ははっきりと聞こえるようになっていた。
「しかし、どこへ降りればいいのかしら……」
アリアたちが島に目を凝らしていると、
「アリア様、あそこ!」
ミサキが下に指を差している。見ると、岸壁に岩でできたバルコニーのようなものが作られていた。
空を飛ぶ魔物たちの発着場になっているのかも知れない。降りるのにはうってつけだった。
「あそこへ降りましょう」
四人はついに魔王の城に降り立った。
アケーリアは何処ともなく飛び去り、四人の女たちはそこから内部へと進んで行く。
岸壁に作られただけあって、内部も土と岩ばかりである。山羊の魔物と戦ったエルムーデの基地を思い出させた。
リーザも同じことを考えたらしい。
「こういうところは足元注意よ。突然穴が開いたりするんだから」
他の二人に姉のような顔で注意を促していた。
しばらく行くと通路が二手に分かれていた。
「どうするアリア?」
「待った、私がこちらに行く」
エレンディアが単独行動を申し出た。
「危険よ、エレンディア。離れない方がいいわ」
だが、エルフの女戦士の意思は固かった。
「私にはどうしてもやらねばならないことがある。行かせてくれ」
アリアを見つめるエレンディアの瞳は、鋭い光を帯びていた。
どうしてもついて行くと言った理由はこれだったか。
不意にアリアは得心した。彼女も同じだ。
彼女も自分と同じく、今日という日を待ちわびていたのだ。それも千年間も。何故それを止められる?
「わかったわ。でも絶対に無理はしないで。何かあったら、私たちがいるから、ね」
アリアの優しい言葉に、エレンディアは初めて頭を下げた。この世のものとも思えぬ美貌に、不退転の決意を漲らせている。
「すまない。夫の仇を討ったら、必ず合流する」
しなやかな肢体を翻し、去りゆくエレンディアを三人は見送った。
「はあ……。結局三人だけになっちゃいましたね」
「大丈夫だって。さ、行くわよ。王女様が私たちを待ってるわ」
「本当に大丈夫かなぁ、エレンディアさん……」
「人の心配してる場合じゃないでしょアンタ。ほら、アリアも、早く行くわよ」
「え、ええ」
三人はさらに奥へと進んで行った。
昨夜アリアは興奮してなかなか寝付けなかった。いよいよ王女殿下を奪還するのである。この日のために生きてきたと言っても良い。だが女騎士はエルフの軍団長が発した、出発の際の言葉に、頭を冷やされた。
「良いか、今日の戦いはほんの始まりに過ぎない。王女を取り戻して終わるわけではない。王女の力によって守護聖女を呼び出し、君たちと一体化してもらわなければ、魔王は倒せない。つまり本当の戦いはこれからだということだ」
そうだった。まだ魔王を倒す力は自分たちには無いのだった。王女殿下のことばかり考えて、そんな大事なことを失念していた。
アリアは人知れず恥じ入った。
「君たちはここからアケーリアに乗って行くのだ」
「アケーリア?」
「そう、あの鳥だよ」
ランドリオンが指さす方を見ると、あの虹色の翼の大きな鳥が四羽、おとなしく飛翔の瞬間に備えていた。
「あの鳥に乗って魔王の城へ向かえ。君たちには幻視の呪文をかける。奴らには単なるカモメぐらいにしか見えないだろう。その間に私たちが敵を引き付けるので、魔王の城はある程度手薄になるはずだ。ただこの呪文はそう長くはもたない」
言い終えると、アリアたち三人に一つずつ首飾りを手渡した。見ると小さな笛がついている。
「ランドリオン殿、これは?」
「アケーリアを呼ぶ笛だ。これがあればどこからでもこの子たちは飛んできてくれる」
「鳥は四羽いますけど?」
ミサキの質問に、ランドリオンは苦笑して答えた。
「一人どうしても君たちに同行すると言って聞かない者がいてね。急遽一羽増やしたのだ」
ランドリオンの視線の先で、エレンディアは小さく頷いた。
「君たちに言っておこう」
エルフの軍団長は、いかにも重大なことを打ち明けるような厳かな顔で、アリアたちを見据えた。
「以前に話した勇者たちのことを覚えているかね? 勇者たちは、魔王の力を抑え込むため滅びの石に魔王と共に封印されたという話だ」
「はい、もちろん」
アリアが答えた。
「実は、魔王が滅びの石の封印から解かれ、完全に復活した時には勇者たちもまた、復活することになっているのだ」
「どういうことですか?」
「つまり、滅びの石に施された安全策というわけだ。万が一魔王が肉体を取り戻した場合は、同じく勇者たち一行もこの世に甦り、また魔王と戦うことになっている。守護聖女と共にな」
アリアは驚いて訊ねた。
「では魔王が完全に復活したと思われる今は、どこかに勇者たちも現れているということですか?」
「そうだ、そして恐らく彼らは魔王の城にいる。石があそこにあるはずだからな」
「なるほど。ということは、魔王の城に行けば勇者たちと共に戦うことになるのね?」
代わって訊ねたのはリーザだった。
「そういうことになるだろう。何しろ我々も経験したことが無いのだ、はっきりとは分からぬ。だが、千年前にアルラスが石を持ち去った後、我らは天の声を聞いた。その時に天は我らにこのことを教えたのだ」
「では魔王軍はこのことを知らないと?」
「ああそうだ。勇者が蘇ることを、奴らは知らない」
「それは大きな武器ですね」
アリアが感心したように言った。
ランドリオンは口調を改めて指示を出した。
「いいか。魔王の城に潜入したら、勇者たちを探すのだ。彼らと協力し、王女を救い出せ。そして、彼らも連れてこの里へ帰って来るのだ」
「勇者たちも一緒にですか?」
聞き返したアリアに、リーザが頷いた。
「まぁ、そういえばそうね。私たちはここで王女に儀式をしてもらわなきゃならないし、その間、勇者たちだけ魔王の城に残してはおけないもんね」
「何だか段取りが面倒ですねぇ……」
それまで黙って聞いていたミサキがぼやいた。
「そういうことだ。では我々は先に行く。人間たちと合流して船で魔王の島へ向かわねばならんからな」
軍団長たちが出て行って数時間後、最後の準備をととのえていると、セレナリアがやって来た。
「皆、必ず帰って来るのですよ」
「ええ。待っていて下さい、セレナリア様」
リーザは屈託のない笑顔で答えた。満足気に頷いたセレナリアは、エレンディアの手を取った。
「エレン、三人を頼むわよ。あなたも絶対に無理してはだめよ」
「分かっている。ファウリオンの仇をとって、必ず戻る」
近くの小川から、エレンディアを呼ぶ声がした。小走りに行って戻ってくると、エレンディアはランドリオンからの指示を告げた。
「出発の時間だ」
「では私たちも行きましょう」
巨鳥が一斉に羽ばたき、女たちの一行はエルフの里の上空高く舞い上がった。
どれぐらいの時間飛んでいるのだろうか。アケーリアはその優雅な外見に似合わず、もの凄い速さでアリアたちを運んでいた。
両手をついている羽毛が実に心地よかったが、目的地に着くのはそう先の話ではなさそうだ。
やがて朝日に煌く真っ青な海の上に出た。
「二人とも、見て!」
アリアが叫んだ。
その指が差す方向に、島影が見えた。ゴツゴツした岩山の上には暗黒の霧が、燃え盛る火焔のように渦巻いている。その霧の揺らめきの中に、おどろおどろしい城が威容を覗かせていた。
「あれが魔王の城でしょうか?」
ミサキの問いに答えたのはリーザだった。
「間違いないわね。いかにも悪者の住処って感じじゃない」
間もなくして、上空にまで届く轟音が聞こえてきた。大砲の音だろう。人間とエルフの乗った船団が、魔王の城に砲撃をくわえているのだ。
「いよいよね。乗り込むわよ!」
アケーリアは高度を落とし、岩山の並び立つ島へと近づいて行った。
連合軍の必死の戦いが伝わって来る。
島に近づくにつれ、戦闘の音ははっきりと聞こえるようになっていた。
「しかし、どこへ降りればいいのかしら……」
アリアたちが島に目を凝らしていると、
「アリア様、あそこ!」
ミサキが下に指を差している。見ると、岸壁に岩でできたバルコニーのようなものが作られていた。
空を飛ぶ魔物たちの発着場になっているのかも知れない。降りるのにはうってつけだった。
「あそこへ降りましょう」
四人はついに魔王の城に降り立った。
アケーリアは何処ともなく飛び去り、四人の女たちはそこから内部へと進んで行く。
岸壁に作られただけあって、内部も土と岩ばかりである。山羊の魔物と戦ったエルムーデの基地を思い出させた。
リーザも同じことを考えたらしい。
「こういうところは足元注意よ。突然穴が開いたりするんだから」
他の二人に姉のような顔で注意を促していた。
しばらく行くと通路が二手に分かれていた。
「どうするアリア?」
「待った、私がこちらに行く」
エレンディアが単独行動を申し出た。
「危険よ、エレンディア。離れない方がいいわ」
だが、エルフの女戦士の意思は固かった。
「私にはどうしてもやらねばならないことがある。行かせてくれ」
アリアを見つめるエレンディアの瞳は、鋭い光を帯びていた。
どうしてもついて行くと言った理由はこれだったか。
不意にアリアは得心した。彼女も同じだ。
彼女も自分と同じく、今日という日を待ちわびていたのだ。それも千年間も。何故それを止められる?
「わかったわ。でも絶対に無理はしないで。何かあったら、私たちがいるから、ね」
アリアの優しい言葉に、エレンディアは初めて頭を下げた。この世のものとも思えぬ美貌に、不退転の決意を漲らせている。
「すまない。夫の仇を討ったら、必ず合流する」
しなやかな肢体を翻し、去りゆくエレンディアを三人は見送った。
「はあ……。結局三人だけになっちゃいましたね」
「大丈夫だって。さ、行くわよ。王女様が私たちを待ってるわ」
「本当に大丈夫かなぁ、エレンディアさん……」
「人の心配してる場合じゃないでしょアンタ。ほら、アリアも、早く行くわよ」
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