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第76話 ごめん、アリア ♡
しおりを挟む「クックックッ。さあ出てこい。もうお前はただの女だ。男の欲望を満たすぐらいしか使い道のない存在なのだ」
先ほどのまでの卑屈な物言いと表情が嘘のように消え失せたザーベナルトによって、リーザは床へと引きずりだされた。
この貧相な身体に今までこの膂力を隠してでもいたのだろうか。驚くほどの力強さだった。
両手を伸ばし、いきなり着衣を下着ごと剥がれる。
肉付きの薄い顔が急に目前に迫ったかと思うと、リーザの口に素早く舌を捻じ込んできた。
干からびた唇の不快な感触が伝わってくる。
枯れ木のような細い腕が絡みつき、萎びた手の平の中で豊かな乳房をこねまわす。
だが、リーザは抵抗する気すら湧かずにいた。
もう、どうにでもなれ。
そんな美貌の魔法使いの様子を察したのか、ザーベナルトは勢いづいて美しい裸体を弄んだ。
「ククク。いや、実に美しい身体だ。これを味わわねば男として生まれた甲斐がないというもの。だが偶然にもお前の言う通り、私には女と交わる能力がない。私も厳しい修行の結果、強大な魔力と引き替えに、男の機能を失ったのだ」
「へえ……。それは可哀想にね」
全く心のこもらぬ声で、リーザは答えた。
「憐れんでもらう必要はない。手と舌を使って女を歓ばせる術は知っているし、何より私には魔導器があるのでね」
ザーベナルトは、懐から金属製の小さな筒を取り出して、ニヤリと唇だけで笑った。
「並みの男など比較にならんほどの、快感を与えてやれるのだよ」
「勝手にすれば」
筒が何なのか興味がないではなかったが、リーザが動くことは無かった。アリアが囚われ、ミサキの行方もわからず、自分の魔力が奪われた今、もはや打つ手はない、そう思っていた。
思いがけず従順な獲物を得たザーベナルトは、肉付きの薄い顔をほころばせながらリーザの股を拡げると、中央に鎮座するピンク色の真珠にかぶせた。
「ひゃっ」
ひんやりとした触感が女の最も敏感な部分に伝わり、美貌の魔法使いは小さな声を上げた。
「さあ、狂わせてやろう」
忌々しい敵が何かつぶやき始めたかと思うと、突然リーザの肉芽に稲妻の様な激しさの快感が襲ってきた。
「んひいいいいいいいっ!!」
足の先を突っ張って悶えるリーザ。
「どうだ? 女のツボの感覚を、一気に天国まで高めてくれる魔導器だ。なかなか有意義な発明だろう?」
「バ、バカじゃない? この程度で……あはああっ」
いつの間にか背後に回っていたザーベナルトが両胸を揉んだ。ムニムニとこねくり回されるうちに、痺れるような心地よさが襲ってきた。見た目によらず、かなり手慣れた揉み方である。
「ここも大事なツボだな」
さらに二つの筒を乳首にかぶせられる。そしてそれを待っていたかのように、剥き出しの敏感な部分に嵌められた筒は、鈍い音を静かに響かせて三か所を責めたてた。
「はううううううっ!! あはぁっ、ちょっ、やめっ……はあああああん!!」
クリトリスと乳首にかぶせられた筒は、まるで生き物のように吸い付いて、吸引と振動を繰り返している。
激しすぎる快感に、リーザは思わず胸の先端の筒を取ろうと手を伸ばしたが、その時、粘ついた舌が首筋を撫でた。
「ひゃあっ!?」
「ククク。我が舌技をご覧いただこうか。男性器を持たぬ私は自分の欲望を吐き出すことは出来ないが、そのかわり手と舌で自由自在に女をイカせることができるのだよ」
舌がさらに同じ所を舐め続ける。首筋が自分の性感帯だとは余り意識したことは無かったが、考えを改めねばならないかも知れない。それぐらいリーザは感じていた。
「ああああ……♡ な、何これ……何で、こんな奴に……ふああっ♡」
首筋への攻撃によって感覚が昂った身体に、魔導器の責めが続く。少しずつ少しずつ、リーザは己が落ちて行くのを自覚し始めていた。
「ああっ、あん♡ はああん♡ 嘘……イキそう……このまま、イッちゃう……」
「イケばよかろう。ためらうことは無い。本能のままに、さあ」
ザーベナルトは後ろから乳房を揉んでいた手をかざし、魔導器の動きを速めた。
「いやあああああっ♡ はああああん!!♡」
ブシイイイッ!
陰核につけられた筒から女の汁を吹きこぼしながら、大きく顔を後ろに傾け、美しき魔法使いは果てた。
だが、背中はまだ敵に預けたままである。ザーベナルトがこの体勢を利用しないはずはなかった。
ズズズズズゥッ
「へああああ~♡ ひゃっ、ひゃめ、そこは……ふあああああ~っ♡」
知ってか知らずか、ザーベナルトはリーザの最もヨワい性感帯である耳に、舌をゆっくりと進めてきた。
ズルリと入れられた舌が、右へ左へ、上へ下へと嬲るように動くたび、魔法使いは腰を浮かして悦楽の声を上げてしまう。
その口の端からは、涎の糸が垂れてきていた。
「あひゃああああ♡ も、もうらめ……やめてぇ♡」
「これは凄い。余程ここが弱いと見える。股間が汁だらけではないか」
指摘された通り、リーザの股間は先ほど無理矢理イカされた時と違い、どんどん蜜が溢れてきているのだった。
「そろそろいいだろう。次のオモチャだよ、お嬢ちゃん」
「はあっ、はあっ、誰が……お、おじょ……あはああああん♡」
魔導士が今度懐から取り出したのは巨大な張り型だった。
それをリーザのビチョビチョになった股間に擦りつけて、たっぷりと愛液をまとわせると、ヒクヒクと男のモノを待ちわびている淫乱な肉穴に捻じ込んだ。
「はううううう♡ ふ、太いぃぃぃぃぃ♡」
「ククク。太い方が好みなくせに、遠慮することは無い。たっぷりと味わえ」
グイッと奥まで入れられ、リーザは身を捩った。
ヴ―――ン
「やあああああんっ!!♡ う、動くのコレ!?」
「私の自信作の一つだ。魔導器は皆私の魔力で動いているが、こいつは入り込んだ女のナカの一番感じる部分を探り当てるのだ」
「ひいいいいっ!♡ ダ、ダメ……そこは、イヤアアアアアアアッ!!♡」
ブシュウウウウ!
またしても潮を吹きだして絶頂するリーザ。しかし休む間もなく責め苦は続く。
膣内だけではなく、乳首とクリトリスに嵌められた筒もまた、激しく動いている。
「あひいいいいいっ!!♡ ダメ、イヤァッ、もうやめ……うはああああん!!」
四肢を大きくバタつかせ、髪を振り乱して悶絶する魔法使いの姿を、魔導士は頬を紅潮させて見つめている。自らは挿入できないぶん、こうして淫らに悶える女の痴態を眺めることで、性欲を満たしてでもいるのだろうか。
さらなる絶頂を数回繰り返し、もはやリーザは息も絶え絶えといった有様だった。
「はあああん……っ」
「ククク。まったくスケベな女だ。魔導器で潮を吹いたあげく、まだ腰を動かしていやがる」
ザーベナルトは肉の薄い顔に残忍な笑みを浮かべた。
「どうだ、もっと欲しいか? 我が手の内に落ちれば、いくらでもこの快楽を味わわせてやるぞ」
「く……! ア、アンタなんかの手下になんか、なるわけないじゃない、この玉無し……キャアアアアア!!」
だが言い終えるより先に、ザーベナルトの両目が妖しく光ったかと思うと、股間の器具と三か所に嵌められた筒が青白い光を放った。
「言っておくが、逆らえば当然命は無いぞ? こういう風にな」
「あぐうううううううっ!!」
目の光と共に、激しい電流が敏感なところに繋がった器具に流れているのだった。
「し、死んだ方がマシってもんよ、くそったれ」
「ならば死ね」
ザーベナルトは両手を上に伸ばし、指の先に電流を蓄えると、一気にリーザ目がけて振り下ろした。
ごめん……アリア。
激しい雷鳴とともに室内が白い光で満たされ、リーザの視界を奪った。
死を覚悟しながら一向にその時が訪れることがないのを不審に思って目を開けると、床には自分が受けるはずだった電撃を一身に浴びたと思われる黒焦げの剣が突き立っていた。
剣? でも誰の?
見覚えのない剣に頭を巡らせていた時、聞き覚えの無い声が聞こえてきた。
「いやーまさか魔王の城でこんな美人の裸が見られるとは思ってなかったなぁ」
それは、全く場違いなほど陽気で快活な、若い人間の男の声だった。
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