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第五章 木の街クリソプレーズ
仲の悪い二人
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木の街に着くまでの道中も、
二人の喧嘩は続いていた。
「いてっ」
「あらごめんなさい
あなたが小さすぎて見えなかったわ」
「あんま近寄るなよ香水女
臭い匂いが服に移るだろ」
「はぁ!?私のフローラルな香りを
臭いとか失礼じゃないの!?」
「何がフローラルな香りだ
お前がつけても臭いだけだっつーの
後俺香水嫌いなんだよ」
「あんたの為につけたわけじゃないんだけど!
これはハワード様の為につけてきたの!」
「だったら尚更つけてくんなよ
お前の匂いがハワード様に移ったらどうするんだ」
「ハワード様は受け入れてくれますー!」
「いや絶対受け入れない
香水なんて臭いだけなんだから迷惑だろ」
「やっぱりあんた嫌い」
「ああ、いくらでも嫌ってくれ
こっちは嫌われることに慣れてるんでな」
「きーー!むかつく!」
「二人とも、もうすぐ木の街につくが、
泊まる所はどうする」
「それなら是非私の家で!
きっと私の家族も歓迎してくれますよ!」
「いえ、ここは宿にしましょう
フローレスの家に泊まったら、
どんな嘘を囁かれるか分かったものじゃありませんから」
「ちょっと、私がそんなことするわけないでしょ」
「いや、お前のことだ
ハワード様を私の彼氏とか言い出してもおかしくない」
「神様にそんなことしません」
「さて、それはどうだか」
「あんた創造神様みたいで嫌い
いつもニコニコして飄々としてるじゃない」
「お前は破壊神様みたいで嫌いだよ
平気で嘘をつく所とか特にな」
「お前ら遠回しに神様ディスってるだろ」
「俺はハワード様以外神と認めてませんから」
「とんでもない暴論が出たな…」
「ハワード様、私はあの
ぽっと出の連中を神とは認めていません
神とは、ハワード様のような
神々しい光を持つ人物のことを言います」
「………お前ら、本当は仲良いんじゃないか?」
「「仲良くないです!」」
「やっぱり仲良いだろ」
二人の喧嘩は続いていた。
「いてっ」
「あらごめんなさい
あなたが小さすぎて見えなかったわ」
「あんま近寄るなよ香水女
臭い匂いが服に移るだろ」
「はぁ!?私のフローラルな香りを
臭いとか失礼じゃないの!?」
「何がフローラルな香りだ
お前がつけても臭いだけだっつーの
後俺香水嫌いなんだよ」
「あんたの為につけたわけじゃないんだけど!
これはハワード様の為につけてきたの!」
「だったら尚更つけてくんなよ
お前の匂いがハワード様に移ったらどうするんだ」
「ハワード様は受け入れてくれますー!」
「いや絶対受け入れない
香水なんて臭いだけなんだから迷惑だろ」
「やっぱりあんた嫌い」
「ああ、いくらでも嫌ってくれ
こっちは嫌われることに慣れてるんでな」
「きーー!むかつく!」
「二人とも、もうすぐ木の街につくが、
泊まる所はどうする」
「それなら是非私の家で!
きっと私の家族も歓迎してくれますよ!」
「いえ、ここは宿にしましょう
フローレスの家に泊まったら、
どんな嘘を囁かれるか分かったものじゃありませんから」
「ちょっと、私がそんなことするわけないでしょ」
「いや、お前のことだ
ハワード様を私の彼氏とか言い出してもおかしくない」
「神様にそんなことしません」
「さて、それはどうだか」
「あんた創造神様みたいで嫌い
いつもニコニコして飄々としてるじゃない」
「お前は破壊神様みたいで嫌いだよ
平気で嘘をつく所とか特にな」
「お前ら遠回しに神様ディスってるだろ」
「俺はハワード様以外神と認めてませんから」
「とんでもない暴論が出たな…」
「ハワード様、私はあの
ぽっと出の連中を神とは認めていません
神とは、ハワード様のような
神々しい光を持つ人物のことを言います」
「………お前ら、本当は仲良いんじゃないか?」
「「仲良くないです!」」
「やっぱり仲良いだろ」
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