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1.0歳編
100.双子の王子様とお姫様
エリアーナSide
純粋な眼差しで、じっと見つめてくる双子の王子様とお姫様。
「レインハルト:僕のこと、レインって呼んでください」
「クリスティア:ティアって呼んでね」
可愛い……。
同い年の子に会うのは初めてだけど、友達になれるかな?
ドギマギしていると、2人から手を差し出される。
不安になり、無の精霊様を見ると頷いた。
鑑定魔法で見てくれたようで、大丈夫とお墨付きを貰った。
だからといって、仲良くなれるかは別問題。
そっと手を差し出すと、にっこり笑って手を握ってくれた。
「リア:よろちくお願いします、レイン様ティア様」
するとふたりがムッとした顔をする。
「レインハルト:レイン!」
「クリスティア:ティア!」
おぉ……呼び捨てをご所望のようだ。
チラッと家族と王族を見る。
ニコニコしているから多分いいのだろう。
「リア:よろちくね!レイン、ティア」
「「うん!」」
満足そうだ。
続いて、アナスタシア様、ランシール様、ハビット様も愛称で呼んでほしいと言ってきた。
「リア:アナねー様、ランにー様、ビーにー様」
様付けは嫌だと言うので、ねー様とにー様呼びにする。
王都に来てから兄姉がどんどん増える。
でも仲良くしてくれるようなので、仲良くしてもらおう。
大人たちは微笑ましそうに見ている。
いつまでも謁見の間にいるわけにはいかないので、王族の私室へ向かう。
なんでも今日は、謁見は緊急を除き断っているらしい。
私のことが最優先事項らしいからだ。
愛し子として敬われたくはないけど、まぁこればっかりは仕方ないらしい。
けど、名前は“リアちゃん”と呼んでくれることになったので、良しとする。
私が様付けで呼ぶと悲しいという王族の皆様。
仕方ないので、おじ様、おば様で許してもらう。
国王様は終始頬が緩みっぱなしだ。
こんなのでも国王としては優秀だからと、お祖父様がコソッと教えてくれた。
私室へ移動すると、思ったより煌びやかではなかった。
派手すぎるのは落ち着かないそうだ。
しばらくすると、部屋の扉がノックされ、男性が入ってきた。
国王のジルおじ様に紹介された彼は、宰相様らしくジョン・フォン・セライナ様と言うらしい。
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