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1.0歳編
102.宣誓の儀
しおりを挟むエリアーナSide
精霊様たちが姿を現すと、王族の皆様は立ち上がり深く頭を下げる。
お姫様、王子様も大人に習い頭を下げる。
『風:頭をあげよ。姫様に危害を加えないのならば、我らは敵では無いし、必要以上に畏まる必要も無い』
その言葉に頭を上げ、椅子に腰をかける。
「国王ブルージル:お久しぶりでございます、皆様方。私たちは愛し子様に危害を加えるつもりも、政治に利用するつもりもありません。今日はそのことを愛し子様に直接伝える為に来て頂きました」
なるほど。
そういう目的もあったのか。
以前、私が産まれたばかりの頃に、精霊様たちが王太子妃様の精霊様伝手に王族と会ったという話は聞いていた。
その時に、何かあれば私は国を出る、カルティール家はイールスハイド王国から独立する話をまとめてきたと言っていた。
また、精霊魔法を使えなくすると脅してきたらしい。
そんなことになったら困るけど、それでもいいと、そんなことにはならないようにすると約束してくれたそうだ。
王族の皆様とジョンおじ様と会ってから、無の精霊様に鑑定魔法を使ってもらっていたけど、私に対して嘘も偽りもないようだった。
だからこの人達は信用していいと思う。
「国王ブルージル:リアちゃん、私たちイールスハイド王国は、リアちゃんを害する行動や政治のコマになるような行動は絶対にしないと約束するよ。それから、リアちゃんを守る。だから好きに生きていいからね」
王族の皆様が立ち上がり、右手を左胸に当て宣誓する。
右手を左胸に当てる行動は、“宣誓の儀”といい、違えた場合心臓を差し出しますという意味がある。
市民だろうと、王族だろうとこの行動をして違えた場合待っているのは死だ。
そこまで重い誓いということだ。
その行動に私も答えなければいけない。
「リア:おうじょくのみなしゃまの心づゅかいにかんちゃをち、生きてゆきましゅ」
私も立ち上がり、右手を左胸に当て宣誓する。
精霊様たちは、頷き魔力を放つ。
『風:この宣誓は、我ら原初の精霊が見届けた。違えることがあれば命はない。心して励め』
先程の魔力は、記録の魔法らしく見届けた事を閉じ込め記憶しておく為のものらしい。
精霊様全員の前で誓ったのだ。
この誓いからは逃れられないだろう。
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