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2.1歳編
20.やらかした精霊様からの贈り物①
しおりを挟むサイモンSide
私たち家族から思い思いのプレゼントを受け取るリア。
皆んなに丁寧にお礼をいい、一つ一つ開封していく。
実用品が多く、手作りのものも多かった。
そんな中、満を持して精霊様方からの贈り物。
普段からリアをたくさん助け、私たちにも力を貸してくださっているため、申し訳ない……。
まず、出された箱の多さに驚いた。
色とりどりの小さな箱が、精霊様おひとりの前に3つずつ並ぶ。
その様子に、ザワザワとし出す大人たち。
そして、精霊様方に促され、リアがひとつの箱を開けると顔が引きつり、固まった。
声をかけても反応はなく、近づいてみる。
「サイモン:リアどうしたんだい?」
何度声をかけても返事がないので、父ジャンカルロとリアの元へ行く。
そして、精霊様方に許可を貰い箱の中を覗く。
すると、淡く赤く光る透明の石が1つ入っていた。
それは、箱にぽんと入れるにはあまりに不釣り合いで、数多の宝石より綺麗で、値段のつけられないほど高価なもの。
父と再び顔を見合わせていると、リアが念話で精霊様方にお説教を始めた。
それにびっくりしつつ、でも伝えなければ今後もこのようなことが起こると考えあぐねていると、精霊様方に謝罪をされた。
“精霊石”
それは、3歳で行う精霊式で使われる貴重な石。
石と入っても、水晶のような見た目で透明な大きさが30cmほどあるもの。
しかし目の前のこれは、精霊石らしいが精霊様方が作り出したため、属性色に淡く輝いている。
イースルハイド王国にも2つしかない精霊石がここには属性ごとに1つずつ計10個もある。
それぞれの大きさは手のひらより少し小さいくらいの大きさだが、込められた力なのか、感じる力がとても強い。
そんな代物を誕生日プレゼントとして、作り出しぽんと渡してしまう辺りにもはやなにも言えない……。
父や母、マリア達と顔を見合せ念話で話す。
(「サイモン:どうしますか?この事態……」)
(「ジャンカルロ:リアがお説教しておるし、私たちは見守るしかない。そして、箝口令を敷いて、王家と4公家に報告だな」)
父の言葉に頷き、リアと精霊様方のやり取りに目を向ける。
1つ目の箱ですごいものが出てきたので、2つ目、3つ目に何が出るかが不安だ……。
そんなこんなで迎えた2つ目の箱ーーー。
次は一体何が出てくるのだろうか……。
おそらく1つ目の精霊石は超えてくるだろう。
大人たちに緊張が走り、リアと精霊様方を見守る。
リアのお説教にもヒヤヒヤものだが、それより出てくるものに胃が痛む思いだ。
それは、家族に使用人全ての大人たちの共通の思いだが、見守るしかほかない。
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