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2.1歳編
29.楽しい歓談
しおりを挟むエリアーナSide
使用人の皆んなからもプレゼントを貰い終わり、歓談タイムに入った。
お茶をしながら、楽しくおしゃべり。
結界の外が阿鼻叫喚地獄絵図なのには、誰も触れない。
大泣きの精霊様が10人。
大いに反省してもらおう。
人間たちが無視しても、実力行使に出ない辺り、ほっといてもいいだろう。
私のところへも、父様や母様、兄様姉様が来てくれたり、使用人の皆んなが代わる代わる来てくれたり、お祖父様の所へ使用人の皆んながお祝いに行ったりと和気あいあいとしている。
下級使用人の皆んなも、私が話しかけたことで少し緊張が取れたのか、様子を伺うだけでなく話をしてくれる。
「リア:たのちいね~」
ニコニコしていると、周りもニコニコだ。
1歳の誕生日がいいものになって嬉しい。
ハプニングはあったけれど、とても楽しい。
申し訳ないほど、たくさんのプレゼントをもらってしまったが、どうお返しをしよう。
一応お返しの品は用意してあるけれど、もっとしっかりしたものを用意すればよかった……。
曾お祖父様曾お祖母様、従者のヒューバート、侍女のアンナには旅で役立つフリーズドライのスープに、雑炊。
基本的に干し肉に硬いパンが旅の食事の主流だが、年齢も年齢なのであったかいものを食べて欲しいと完成させた。
お祖父様お祖母様、父様母様には、蜘蛛の魔物から取れたスパイダーシルクを使った上質なマフラーと膝掛け。
兄様姉様、いとこ達には、お菓子。
リタ叔母様夫妻、クライヴ叔父様夫妻には、無の精霊様にお願いしてもらった羊毛を使った安眠枕。
そして、使用人のみんなには手荒れ対策に軟膏とハンドクリーム。
料理人達には前世で好きだった日本料理とお菓子のレシピ集を合わせて渡す予定だ。
そんなこんなで、話に花を咲かせているけど、結界の外が流石に可哀想になってきた。
結界を解くまえに、お礼の品を渡してしまおうと、席を立つ。
「リア:皆しゃま、本じちゅはお祝いをしていただき、ありあとうごじゃいましゅ。しゃしゃやかではありましゅが、お礼の品を用意ちたので受け取ってくだしゃい」
そう言い、無限収納を展開する。
中から取り出しては、順番にお礼の品を渡していく。
「祖父:ありがとう、リア。こんなに素晴らしいものを用意してくれて嬉しいよ」
皆んなから頭を下げられる。
使用人の皆んなからもザッ!と音がしそうな勢いで頭を下げられる。
中には涙を浮かべる使用人もいる。
その様子に準備してよかったなと心から思う。
「リア:リアもこんにゃにしゅばらちいお祝いをありあとう後じゃいましゅ」
ぺこっとお辞儀をする。
全部がうまくいってよかった!と思ったが、まだ問題があったことを忘れていた……。
あの泣き喚く精霊様達を一体どうしたものか……。
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