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第五章:“星”の欠片
幕間21:“ネイト”
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リオ様と別れてから帰路に着き、夜の下を歩く。しかし足取りは重い。鼓膜にまとわりつくあの言葉が私の体を鈍くさせていた。
おやすみなさい。
もう何年、その言葉を聞いていなかっただろう。色褪せた記憶の果て、雑音に紛れたその言葉。もう顔も思い出せない。声だって正確には覚えていない。
それでも残り続けているのはなぜか。私の意識の外側――あるいは、内側がそうさせている。“騎士のネイト”ではなく、“私”が大切に抱えているのだ。彼女の記憶を。
いまとなっては、なんと呼んでいたかもわからない。彼女は私をどう思っていたのだろう。不気味な子だと思っていただろうか。表情のない私を怖がっていたのだろうか。
――思えば、私は幼少期、どんな子供だったのだろう。
それすら思い出せない。表情豊かな子だったのだろうか。それともいまと変わらず無表情で愛想のない子供だったのだろうか。自分のことなのに、どうして思い出せないのだろう。
ふと、立ち止まる。夜の空は重たく暗い。幾重にも重なった雲が星を遮っている。あの向こうになにが見えるのか。フィンマ騎士団だった頃に他国へ行ったが、空の色なんて覚えていない。レッドフォード帝国の剣に、空の色は必要な情報ではなかったから。
自分に重ねてみても違和感は少ない。私の知らない“私”はミカエリアの空と同じだ。途方もなく手強い壁に阻まれて、その姿が隠されている。“私”を隠す目障りな雲の正体が知りたい。そう思っても、誰が答えをくれるのだろうか。
考えているうちに、自宅に到着した。イザード家は城から然程遠くない。長い間、騎士団を支えてきた家系だ。すぐに招集に応じれるよう、国から土地を与えられている。
玄関に人の姿はなく、明かりもない。この家を利用しているのは私だけだからだ。父――ブライアン・イザードは城の宿舎で寝泊まりしている。彼はアンジェ騎士団の教育係であり、前皇帝の頃から最前線で戦っていた。
優秀な騎士だ。騎士としては申し分ない力がある。だが――父親として、正しいかはわからない。
私は他の家庭を知らない。愛する妻を亡くしたときの父は、どう在るものなのだろう。違和感を覚えたのは事実だ。しかし、彼の在り方が正しいか、間違っているか、確かめる術はない。
「……っ」
頭が痛む。疲れが溜まっているのかもしれない。早めに床に就くべきか。自室へ向かうが、やはり体が重い。最近は過剰な訓練を避けていたが、体力が衰えているのだろうか?
「――ネイト様」
「っ! 誰だ」
咄嗟に剣を抜く。声の主に突き付けるが、そこにいたのは懐かしい顔だった。礼服に身を包んだ長身痩躯の老爺。イザード家に仕える執事、ルーカス・レイノルズだった。
ルーカスは両手を上げて笑う。切っ先に怯えることもなく、朗らかに。
「はっはっは……お迎えの用意をしていたもので、ご挨拶が遅れてしまいました。おかえりなさいませ、ネイト様」
「貴方がなぜここに? 父の元にいたはずでは?」
「イアン様からのご命令です。ネイト様の元にも顔を出してやれと仰せつかったもので」
なるほど、イアン様のご厚意か。そういうことであれば、剣を向けたことを詫びなければならない。鞘に収め、腰を折る。
「まさかこちらにいらっしゃるとは露知らず、とんだご無礼を」
「なにを仰いますか。主の帰宅を迎えない執事の方が余程無礼者です。それと、私め如きに頭を下げてはいけませんよ」
ルーカスの声音は極めて穏やかだ。昔からなにも変わらない。昔……昔? いつのことだ? 記憶を遡っても、経年劣化した本のように褪せていて正確さがない。
困惑する私に、ルーカスは微笑む。慎ましく、安心する笑顔だった。私に必要なものはこれだと、直感が告げた。
「さあさ、暮も近いとはいえ夜は冷えます。温かいココアをご用意致しました。召し上がれ」
彼はリビングへ向かう。後を追えば、甘い香りが鼻孔をくすぐった。懐かしい――とは思うが、具体的にどれほど過去のことかは思い出せない。
ルーカスはココアが注がれたカップの傍に、角砂糖を置いた。三つある。それを見て、また頭痛。過去に見た光景だ。それがどうして頭痛に繋がる? 額を押さえる私を見て、ルーカスは得意げに笑った。
「しばらく家を空けていましたが、しっかり記憶しておりますよ」
「……私は、こんなに甘いものを好んでいましたか……?」
「はい。アンナ様には内緒の、私とネイト様の秘密です」
「アンナ……?」
その名に聞き覚えはあった。だが、誰だ? 思い出せない。
ルーカスを見れば、彼は驚いたように私を見つめている。アンナという人物は、私に縁のある人物だろう。だから、私の反応が予想外だったと考えるべきだ。
「……胸中お察し申し上げます」
「ルーカス、貴方はなにを知っている? アンナとは何方ですか?」
「……お話ししてもよろしいのですか?」
「構いません。私は知りたいのです。“私”のことを」
彼は“私”を知っている。リオ様は『幼い頃の“私”を知っている人に聞いたりするといい』と言っていた。ルーカスならば教えてくれるだろう。邪魔な雲を払ってくれるはずだ。
ルーカスは深いため息の後、語り始める。
「ネイト様、あなたは――」
=====
「……情けない、以外の言葉が出てきません」
ルーカスから話を聞き終え、“私”に対して抱いた感情がそれだった。国の剣として鍛えられてきた私にとっては、知らずともよかったことかもしれない。
彼は沈黙する。後悔か、それとも私への配慮か。判断はできなかった。
「アンナ……母の死が、それほど大きな傷だったとは思いませんでした」
「アンナ様の死は、ネイト様にとって大きな出来事だったでしょう。癒えない傷も同然です。だから隠した。二度と傷つかないように。本来の“ネイト”を心の奥底に仕舞い込んだのです」
「……それが、いまの私のルーツということですね」
「恐らくは」
笑顔を知らなかったのではない。忘れてしまったのだ。人間としての“私”は、心の深いところに沈んでいる。そして、それを引き揚げることは難しいだろう。
騎士として、剣として生きてきた。にも関わらず、傷つくことが怖い? 笑い話にもなりはしない。この気持ちは胸に秘めておかなければならない。父の名誉を汚すわけにはいかない。
「……ルーカス、ありがとうございます」
「いえ、他ならぬネイト様の頼みでしたので。どうかご無理のなさらぬよう」
「私は大丈夫です。今日はもう眠るとします」
「かしこまりました。おやすみなさいませ」
頭に痛みが走る。この程度で乱れていては、騎士の務めもままならない。自分がこんなにも弱く、脆い人間だとは思わなかった。
「……人間? 私が……?」
違和感が胸を掻き毟る。
私が人間? 否、私は剣。レッドフォード帝国に命を捧げる剣なのだ。民の笑顔を、生活を、安寧を守るための武器でしかない。そのために教育を施されてきたのに。
――こんなに弱い剣で、いったいなにを守れるというのだろう。
おやすみなさい。
もう何年、その言葉を聞いていなかっただろう。色褪せた記憶の果て、雑音に紛れたその言葉。もう顔も思い出せない。声だって正確には覚えていない。
それでも残り続けているのはなぜか。私の意識の外側――あるいは、内側がそうさせている。“騎士のネイト”ではなく、“私”が大切に抱えているのだ。彼女の記憶を。
いまとなっては、なんと呼んでいたかもわからない。彼女は私をどう思っていたのだろう。不気味な子だと思っていただろうか。表情のない私を怖がっていたのだろうか。
――思えば、私は幼少期、どんな子供だったのだろう。
それすら思い出せない。表情豊かな子だったのだろうか。それともいまと変わらず無表情で愛想のない子供だったのだろうか。自分のことなのに、どうして思い出せないのだろう。
ふと、立ち止まる。夜の空は重たく暗い。幾重にも重なった雲が星を遮っている。あの向こうになにが見えるのか。フィンマ騎士団だった頃に他国へ行ったが、空の色なんて覚えていない。レッドフォード帝国の剣に、空の色は必要な情報ではなかったから。
自分に重ねてみても違和感は少ない。私の知らない“私”はミカエリアの空と同じだ。途方もなく手強い壁に阻まれて、その姿が隠されている。“私”を隠す目障りな雲の正体が知りたい。そう思っても、誰が答えをくれるのだろうか。
考えているうちに、自宅に到着した。イザード家は城から然程遠くない。長い間、騎士団を支えてきた家系だ。すぐに招集に応じれるよう、国から土地を与えられている。
玄関に人の姿はなく、明かりもない。この家を利用しているのは私だけだからだ。父――ブライアン・イザードは城の宿舎で寝泊まりしている。彼はアンジェ騎士団の教育係であり、前皇帝の頃から最前線で戦っていた。
優秀な騎士だ。騎士としては申し分ない力がある。だが――父親として、正しいかはわからない。
私は他の家庭を知らない。愛する妻を亡くしたときの父は、どう在るものなのだろう。違和感を覚えたのは事実だ。しかし、彼の在り方が正しいか、間違っているか、確かめる術はない。
「……っ」
頭が痛む。疲れが溜まっているのかもしれない。早めに床に就くべきか。自室へ向かうが、やはり体が重い。最近は過剰な訓練を避けていたが、体力が衰えているのだろうか?
「――ネイト様」
「っ! 誰だ」
咄嗟に剣を抜く。声の主に突き付けるが、そこにいたのは懐かしい顔だった。礼服に身を包んだ長身痩躯の老爺。イザード家に仕える執事、ルーカス・レイノルズだった。
ルーカスは両手を上げて笑う。切っ先に怯えることもなく、朗らかに。
「はっはっは……お迎えの用意をしていたもので、ご挨拶が遅れてしまいました。おかえりなさいませ、ネイト様」
「貴方がなぜここに? 父の元にいたはずでは?」
「イアン様からのご命令です。ネイト様の元にも顔を出してやれと仰せつかったもので」
なるほど、イアン様のご厚意か。そういうことであれば、剣を向けたことを詫びなければならない。鞘に収め、腰を折る。
「まさかこちらにいらっしゃるとは露知らず、とんだご無礼を」
「なにを仰いますか。主の帰宅を迎えない執事の方が余程無礼者です。それと、私め如きに頭を下げてはいけませんよ」
ルーカスの声音は極めて穏やかだ。昔からなにも変わらない。昔……昔? いつのことだ? 記憶を遡っても、経年劣化した本のように褪せていて正確さがない。
困惑する私に、ルーカスは微笑む。慎ましく、安心する笑顔だった。私に必要なものはこれだと、直感が告げた。
「さあさ、暮も近いとはいえ夜は冷えます。温かいココアをご用意致しました。召し上がれ」
彼はリビングへ向かう。後を追えば、甘い香りが鼻孔をくすぐった。懐かしい――とは思うが、具体的にどれほど過去のことかは思い出せない。
ルーカスはココアが注がれたカップの傍に、角砂糖を置いた。三つある。それを見て、また頭痛。過去に見た光景だ。それがどうして頭痛に繋がる? 額を押さえる私を見て、ルーカスは得意げに笑った。
「しばらく家を空けていましたが、しっかり記憶しておりますよ」
「……私は、こんなに甘いものを好んでいましたか……?」
「はい。アンナ様には内緒の、私とネイト様の秘密です」
「アンナ……?」
その名に聞き覚えはあった。だが、誰だ? 思い出せない。
ルーカスを見れば、彼は驚いたように私を見つめている。アンナという人物は、私に縁のある人物だろう。だから、私の反応が予想外だったと考えるべきだ。
「……胸中お察し申し上げます」
「ルーカス、貴方はなにを知っている? アンナとは何方ですか?」
「……お話ししてもよろしいのですか?」
「構いません。私は知りたいのです。“私”のことを」
彼は“私”を知っている。リオ様は『幼い頃の“私”を知っている人に聞いたりするといい』と言っていた。ルーカスならば教えてくれるだろう。邪魔な雲を払ってくれるはずだ。
ルーカスは深いため息の後、語り始める。
「ネイト様、あなたは――」
=====
「……情けない、以外の言葉が出てきません」
ルーカスから話を聞き終え、“私”に対して抱いた感情がそれだった。国の剣として鍛えられてきた私にとっては、知らずともよかったことかもしれない。
彼は沈黙する。後悔か、それとも私への配慮か。判断はできなかった。
「アンナ……母の死が、それほど大きな傷だったとは思いませんでした」
「アンナ様の死は、ネイト様にとって大きな出来事だったでしょう。癒えない傷も同然です。だから隠した。二度と傷つかないように。本来の“ネイト”を心の奥底に仕舞い込んだのです」
「……それが、いまの私のルーツということですね」
「恐らくは」
笑顔を知らなかったのではない。忘れてしまったのだ。人間としての“私”は、心の深いところに沈んでいる。そして、それを引き揚げることは難しいだろう。
騎士として、剣として生きてきた。にも関わらず、傷つくことが怖い? 笑い話にもなりはしない。この気持ちは胸に秘めておかなければならない。父の名誉を汚すわけにはいかない。
「……ルーカス、ありがとうございます」
「いえ、他ならぬネイト様の頼みでしたので。どうかご無理のなさらぬよう」
「私は大丈夫です。今日はもう眠るとします」
「かしこまりました。おやすみなさいませ」
頭に痛みが走る。この程度で乱れていては、騎士の務めもままならない。自分がこんなにも弱く、脆い人間だとは思わなかった。
「……人間? 私が……?」
違和感が胸を掻き毟る。
私が人間? 否、私は剣。レッドフォード帝国に命を捧げる剣なのだ。民の笑顔を、生活を、安寧を守るための武器でしかない。そのために教育を施されてきたのに。
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