45 / 48
44 貴族街と一般市民街の対立
しおりを挟む
アーカンシェルの壁の前に、鋼鉄製の足場が広く組まれている。壁の絵の制作現場は、『黒塗り事件』以降、続けられていた下地の塗装作業こそ終わっているものの、そこに新たな絵は未だ描かれてはおらず、通りがかった人々はまっさらな壁を見上げて落胆の溜息を吐いていた。
壁の黒塗り事件から十日――。
リーリエの姿は、商業区の大通りにあった。
『黒塗り事件』の捜査が一通り終わり、補修の許可が出た看板を塗り直し、新たな絵を描く作業をリーリエは続けている。
人々の期待は変わらずに壁の絵に向けられていたが、表立ってそれを口に出す者はいない。皆が寝静まる夜に一人壁に向かうリーリエの姿を見、何度朝を迎えてもそこに絵がない日々を過ごすうちに、街の人々もまた、彼女の痛みに打ち拉がれていたのだ。
だが、その沈痛なまでの悲嘆を怒りに変える出来事が起こった。
☘
「どういうことだ? なんで俺たちが閉め出されなきゃならねぇんだよ!」
開館時間を迎えたアーカンシェル国立美術館に、市民の怒号が響き渡っている。
「『黒塗り事件』の捜査の結果です。作品を守るために、立ち入り禁止の措置が執られました」
慇懃に説明する係員の傍らには、武器を携えた警察官が控えている。
「なら、なんで一般市民のみ立ち入り禁止なんだ!?」
「貴族の作品を守るためってことか!?」
「逆だろう! 被害者は俺たちの方なんだぞ!」
不平を訴える市民の声に係員は無言で頭を垂れる。警察官は次第に数を増し、入館する貴族を守る壁のように通路の片側を塞いでいく。
「……先日の抗議が、貴族街の脅威となっております。どうか静粛にお願い致します」
係員がエドガーの拘束の件を持ち出し、警察官は市民たちを追いやるように前身する。
「断固抗議する。こんなことは間違っているぞ!」
いわれなき差別に市民らは怒りの声を上げ、抗議の決意を固めていく。デモの動きがあるという噂が立ち、それに共感する人々の怒りは瞬く間に伝播して、街は物々しい雰囲気に包まれ始めていた。
☘
同日同時刻――。
同様のことが、アーカンシェル国立美術大学でも起こり、一般市民と貴族たちとの間に深い溝が生まれていた。二度のリーリエの絵に対する『黒塗り事件』への限定措置として構内への立ち入りを禁じられた一般市民らは、怒りに任せて抗議のプラカードを作成し、貴族街との境界に次々と打ち立てて行く。
街頭映写盤は、アーカンシェルを分断するこの一連の騒動を、『黒塗り事件』の捜査を発端とした、街の対立として報じ、鎮圧のために、領主である公爵がその決断を迫られているという速報を流した。
怒りの伝播によって生み出され、次第に熱を帯びて行くこの騒動は、隣国にも伝わり、即日のうちに大きな波紋を呼んだ。
翌日には、皇家に飾られていたリーリエの作品が、アーカンシェルに戻されることが決定されたという速報が流れ、これに伴い、リーリエの最優秀賞も取り下げられる可能性があるというニュースが一般市民街の怒りを更に高めた。怒りの感情を煽るように、貴族街の方からは歓声や拍手が上がっている。
対立の深まる街の東西は、リーリエの壁の絵の前を中心として小規模なデモが行われており、激しい感情をぶつけ合う一般市民と貴族らの姿は、アーカンシェルの街をすっかり変えてしまっていた。
「……もう、これ以上堪えるのは御免だ」
苦々しくニュースを聞いていたエドガーが、険しい顔で街頭映写盤を見つめている。傍らに立つリーリエは、その横顔から決意めいたものを読み取り、緩く頭を振った。
「エドガー」
「お前が傷つけられるのを、黙って見ていることはできない。それにこれは――」
エドガーはそこで言葉を切り、街頭映写盤を見上げていた人々を振り返った。
「街の誇りの問題だ」
同意を示す声が次々と上がる。頂点に達した街の人々の怒りは、もう止まらなかった。
「俺たちもデモを起こそう。この街の誇りを取り戻すために! 芸術都市アーカンシェルに恥じぬ平等な統治を求めるために!」
エドガーの発言に、反抗を示すプラカードが次々と掲げられる。目を覆ってしまいたくなるような負の感情が渦巻く光景に、リーリエは悲鳴のような声を上げた。
「この街の景観が失われてしまうわ。私はこんなこと望んでない!」
「じゃあ、黙って虐げられる側に立つのか!?」
エドガーがいつになく強い口調で言い、リーリエを射るような視線で見つめる。彼の怒りを目の当たりにしたリーリエは、固く口を閉ざし、ただ黙ってエドガーを見つめた。
「……俺は御免だ。リーリエ、お前の絵は――」
そこまで言い、エドガーはリーリエの腕をそっと掴んだ。
「済まない。この感情をお前に向けるべきじゃない。……だが、これだけは言わせてくれ。お前はもっと胸を張って、生きていいんだ」
顔を歪めながら怒りの感情を押し殺し、エドガーが諭すように言う。リーリエは目を潤ませてエドガーの瞳をまっすぐに見つめ、微笑んだ。
「私は大丈夫。絵が描けないなんてことはもうないわ。自分らしさと自信を取り戻せたから」
「それなら安心だな。俺がいなくても」
エドガーが苦笑を浮かべ、リーリエに背を向ける。彼の視線の先には、デモを起こすべきだとプラカードを抱える、人々の怒りの表情があった。
「違うわ、エドガー。私が立ち直れたのは、あなたのお陰。だから、こんなやり方は違うってはっきり言える。アートだって示すなら、アートで示さなきゃダメなの」
「……話が通じない相手にでもか?」
リーリエの言葉に、エドガーは振り返らない。だが、リーリエはその背に訴えかけるように続けた。
「アートには、言葉以上のものがあるはずよ。あなたはそれを知ってる」
「知ってるさ。だから許せない。……みんな、そうだろ?」
エドガーの問いかけに、人々から同意の声が次々と上がる。街の人たちは自分たちのアートが否定されたこと、リーリエを傷つけられたことがどうしても許せないのだ。彼らはデモを行うことを決意している。もう止められない。
「待って、エドガー!」
「悪いが、その頼みだけは聞けない。これだけは譲れないんだ」
エドガーの歩みに合わせて人々が動き出す。その群衆の中にはアスカの姿もあった。アスカは、リーリエを一瞥し、苦く笑って手を振った。
――怒っていいんだよ、リーリエ。
その苦々しい笑みに、アスカがかつてリーリエに向けた言葉が重なる。
「怒ってないわけじゃないよ……」
だが、怒っただけではなにも生み出さない。
遠ざかる群衆に紛れて幼なじみたちの姿が見えなくなる。街の中心や入り口、貴族街との境界で、激しい衝突が起きている。その声が生温い風に乗って不穏に響いている。
「……なにか。なにか出来ることは――」
呟きながら、リーリエはバンクシー・ペイントサービスの倉庫に入った。そこには、いつもと同じように塗装作業用従機フェイド・ファミリーズが佇んでいた。
そのエアブラシには、バニッシュペインターAが装填されている。
「壁の絵……」
絵がなければ消せないと思い、密かに描き直していたあの壁の絵。そのビジョンがリーリエのなかに浮かび上がる。
アーカンシェルへの加護を込めて描いた、希望の絵。この街の全ての人々に届けたかったもの、美しいアーカンシェルの街の景色を祈りとともに込めた絵――。
「……私には、絵がある。これしかないけど、それでも――」
唇を噛んで梯子を掴み、操縦席に飛び乗る。
「やるしかない」
従機のエアブラシに取り付けられているのは、色を浮かび上がらせる作用があるバニッシュペインターAだ。
従機を起動させ、跳躍して屋根に上ると街の衝突の様子が遠く見えた。
人々の対立は、貴族街との境界を中心に、街全体に及んでいる。エドガーたちが向かっているのは、リーリエの壁の絵を描くあの場所だった。
「道を歩いて進むことはできない……」
方法はただ一つ、壁伝いに現場へ向かうこと。
「待ってて、みんな」
リーリエは従機の左腕の錨を確かめ、屋根から壁へと飛び移った。
壁の黒塗り事件から十日――。
リーリエの姿は、商業区の大通りにあった。
『黒塗り事件』の捜査が一通り終わり、補修の許可が出た看板を塗り直し、新たな絵を描く作業をリーリエは続けている。
人々の期待は変わらずに壁の絵に向けられていたが、表立ってそれを口に出す者はいない。皆が寝静まる夜に一人壁に向かうリーリエの姿を見、何度朝を迎えてもそこに絵がない日々を過ごすうちに、街の人々もまた、彼女の痛みに打ち拉がれていたのだ。
だが、その沈痛なまでの悲嘆を怒りに変える出来事が起こった。
☘
「どういうことだ? なんで俺たちが閉め出されなきゃならねぇんだよ!」
開館時間を迎えたアーカンシェル国立美術館に、市民の怒号が響き渡っている。
「『黒塗り事件』の捜査の結果です。作品を守るために、立ち入り禁止の措置が執られました」
慇懃に説明する係員の傍らには、武器を携えた警察官が控えている。
「なら、なんで一般市民のみ立ち入り禁止なんだ!?」
「貴族の作品を守るためってことか!?」
「逆だろう! 被害者は俺たちの方なんだぞ!」
不平を訴える市民の声に係員は無言で頭を垂れる。警察官は次第に数を増し、入館する貴族を守る壁のように通路の片側を塞いでいく。
「……先日の抗議が、貴族街の脅威となっております。どうか静粛にお願い致します」
係員がエドガーの拘束の件を持ち出し、警察官は市民たちを追いやるように前身する。
「断固抗議する。こんなことは間違っているぞ!」
いわれなき差別に市民らは怒りの声を上げ、抗議の決意を固めていく。デモの動きがあるという噂が立ち、それに共感する人々の怒りは瞬く間に伝播して、街は物々しい雰囲気に包まれ始めていた。
☘
同日同時刻――。
同様のことが、アーカンシェル国立美術大学でも起こり、一般市民と貴族たちとの間に深い溝が生まれていた。二度のリーリエの絵に対する『黒塗り事件』への限定措置として構内への立ち入りを禁じられた一般市民らは、怒りに任せて抗議のプラカードを作成し、貴族街との境界に次々と打ち立てて行く。
街頭映写盤は、アーカンシェルを分断するこの一連の騒動を、『黒塗り事件』の捜査を発端とした、街の対立として報じ、鎮圧のために、領主である公爵がその決断を迫られているという速報を流した。
怒りの伝播によって生み出され、次第に熱を帯びて行くこの騒動は、隣国にも伝わり、即日のうちに大きな波紋を呼んだ。
翌日には、皇家に飾られていたリーリエの作品が、アーカンシェルに戻されることが決定されたという速報が流れ、これに伴い、リーリエの最優秀賞も取り下げられる可能性があるというニュースが一般市民街の怒りを更に高めた。怒りの感情を煽るように、貴族街の方からは歓声や拍手が上がっている。
対立の深まる街の東西は、リーリエの壁の絵の前を中心として小規模なデモが行われており、激しい感情をぶつけ合う一般市民と貴族らの姿は、アーカンシェルの街をすっかり変えてしまっていた。
「……もう、これ以上堪えるのは御免だ」
苦々しくニュースを聞いていたエドガーが、険しい顔で街頭映写盤を見つめている。傍らに立つリーリエは、その横顔から決意めいたものを読み取り、緩く頭を振った。
「エドガー」
「お前が傷つけられるのを、黙って見ていることはできない。それにこれは――」
エドガーはそこで言葉を切り、街頭映写盤を見上げていた人々を振り返った。
「街の誇りの問題だ」
同意を示す声が次々と上がる。頂点に達した街の人々の怒りは、もう止まらなかった。
「俺たちもデモを起こそう。この街の誇りを取り戻すために! 芸術都市アーカンシェルに恥じぬ平等な統治を求めるために!」
エドガーの発言に、反抗を示すプラカードが次々と掲げられる。目を覆ってしまいたくなるような負の感情が渦巻く光景に、リーリエは悲鳴のような声を上げた。
「この街の景観が失われてしまうわ。私はこんなこと望んでない!」
「じゃあ、黙って虐げられる側に立つのか!?」
エドガーがいつになく強い口調で言い、リーリエを射るような視線で見つめる。彼の怒りを目の当たりにしたリーリエは、固く口を閉ざし、ただ黙ってエドガーを見つめた。
「……俺は御免だ。リーリエ、お前の絵は――」
そこまで言い、エドガーはリーリエの腕をそっと掴んだ。
「済まない。この感情をお前に向けるべきじゃない。……だが、これだけは言わせてくれ。お前はもっと胸を張って、生きていいんだ」
顔を歪めながら怒りの感情を押し殺し、エドガーが諭すように言う。リーリエは目を潤ませてエドガーの瞳をまっすぐに見つめ、微笑んだ。
「私は大丈夫。絵が描けないなんてことはもうないわ。自分らしさと自信を取り戻せたから」
「それなら安心だな。俺がいなくても」
エドガーが苦笑を浮かべ、リーリエに背を向ける。彼の視線の先には、デモを起こすべきだとプラカードを抱える、人々の怒りの表情があった。
「違うわ、エドガー。私が立ち直れたのは、あなたのお陰。だから、こんなやり方は違うってはっきり言える。アートだって示すなら、アートで示さなきゃダメなの」
「……話が通じない相手にでもか?」
リーリエの言葉に、エドガーは振り返らない。だが、リーリエはその背に訴えかけるように続けた。
「アートには、言葉以上のものがあるはずよ。あなたはそれを知ってる」
「知ってるさ。だから許せない。……みんな、そうだろ?」
エドガーの問いかけに、人々から同意の声が次々と上がる。街の人たちは自分たちのアートが否定されたこと、リーリエを傷つけられたことがどうしても許せないのだ。彼らはデモを行うことを決意している。もう止められない。
「待って、エドガー!」
「悪いが、その頼みだけは聞けない。これだけは譲れないんだ」
エドガーの歩みに合わせて人々が動き出す。その群衆の中にはアスカの姿もあった。アスカは、リーリエを一瞥し、苦く笑って手を振った。
――怒っていいんだよ、リーリエ。
その苦々しい笑みに、アスカがかつてリーリエに向けた言葉が重なる。
「怒ってないわけじゃないよ……」
だが、怒っただけではなにも生み出さない。
遠ざかる群衆に紛れて幼なじみたちの姿が見えなくなる。街の中心や入り口、貴族街との境界で、激しい衝突が起きている。その声が生温い風に乗って不穏に響いている。
「……なにか。なにか出来ることは――」
呟きながら、リーリエはバンクシー・ペイントサービスの倉庫に入った。そこには、いつもと同じように塗装作業用従機フェイド・ファミリーズが佇んでいた。
そのエアブラシには、バニッシュペインターAが装填されている。
「壁の絵……」
絵がなければ消せないと思い、密かに描き直していたあの壁の絵。そのビジョンがリーリエのなかに浮かび上がる。
アーカンシェルへの加護を込めて描いた、希望の絵。この街の全ての人々に届けたかったもの、美しいアーカンシェルの街の景色を祈りとともに込めた絵――。
「……私には、絵がある。これしかないけど、それでも――」
唇を噛んで梯子を掴み、操縦席に飛び乗る。
「やるしかない」
従機のエアブラシに取り付けられているのは、色を浮かび上がらせる作用があるバニッシュペインターAだ。
従機を起動させ、跳躍して屋根に上ると街の衝突の様子が遠く見えた。
人々の対立は、貴族街との境界を中心に、街全体に及んでいる。エドガーたちが向かっているのは、リーリエの壁の絵を描くあの場所だった。
「道を歩いて進むことはできない……」
方法はただ一つ、壁伝いに現場へ向かうこと。
「待ってて、みんな」
リーリエは従機の左腕の錨を確かめ、屋根から壁へと飛び移った。
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
何もしない公爵夫人ですが、なぜか屋敷がうまく回っています
鷹 綾
恋愛
辺境公爵カーネル・クリスの妻となったフィレ・バーナード。
けれど彼女は、屋敷を仕切ることも、改革を行うことも、声高に意見を述べることもしなかった。
指示を出さない。
判断を奪わない。
必要以上に関わらない。
「何もしない夫人」として、ただ静かにそこにいるだけ。
それなのに――
いつの間にか屋敷は落ち着き、
使用人たちは迷わなくなり、
人は出入りし、戻り、また進んでいくようになる。
誰かに依存しない。
誰かを支配しない。
それでも確かに“安心できる場所”は、彼女の周りに残っていた。
必要とされなくてもいい。
役に立たなくてもいい。
それでも、ここにいていい。
これは、
「何もしない」ことで壊れなかった関係と、
「奪わない」ことで続いていった日常を描く、
静かでやさしい結婚生活の物語。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる