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第三章 It's "SHOW" time
第27話
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「あぁ……自由だ……」
テストと言う地獄から解放されたまゆりは、ここ数日の疲労を吹き飛ばすかのようにソファーに飛び込んだ。
「お疲れ様」
「どうだった?」と奏音が尋ねると「赤点は回避したね」と胸を張る。
「それ以外は?」
「ノーコメント。アンタはどうなの?」
「私は、まあまあかな。ヨウくんは?」
「平均点ちょいくらいかなって感じかな」
各々の近況をある程度共有し終えると、陽太は「それはそうとして」と無理矢理に方向転換。
「無事、入部が認められましたー」と言うと、奏音がすかさず拍手で盛り上げた。
何がめでたいんだという表情のまゆりに、奏音が説明を始める。
陽太と奏音、そして翔の三人が幼馴染であること、久しぶりの再会をしているということ、翔が陽太のことを目の敵にしていること、廃部の危機にあったということ――すべてを聞き終えると「なるほどね、入部が認められない可能性もあったわけだ」と喜びっぷりを理解してくれたようで、ソファーに深く座り直しカバンからお茶を取り出すと「じゃあ、取りあえずあたしが入ったことで廃部は回避ってことでいいの?」と言ってからのどを潤した。
「……多分」
「多分って、奏音は生徒会に入ってるんだから何か情報とかあるんじゃないの?」
「それが……当事者になっちゃったから外されちゃったんだ」
「えぇ……」
「ま、まあでも、部員三人以上が最低限の基準だったし、そこはクリアしてるから大丈夫だよ。うん、多分大丈夫」
部員の数が最低人数に達した以上、やはり問われるのは活動の質。
当初の予定通り面倒ごとを引き受けるスタイルを取るのは既定路線としても、現状としてはプール掃除を行っただけで信頼を得られたとはとても言い難い。
加えて、数日後に待っているテスト返しが終わればもう夏休みとなり、雑用を任される機会が減少するのは目に見えて明らか。
こんな状況で、翔の話していた廃部了承届の手続きが進むようなことになれば、人数が揃っているという点を度外視にして廃部が決定するかもしれない。
つまり、今の空想研究会はかなり微妙な立場にある。
「まあ、なんかあればお達しが来るでしょ? それまでなんか部活っぽいことやってれば大丈夫じゃない?」とまで言ってから、まゆりはお茶を飲み干すと「で、ここってどんな活動やってるの?」と疑問を口にした。
「やっぱそこ、気になるよなぁ」と陽太が天を見上げた。
え、なんなのと疑問符を浮かべているまゆりに「この間のプール掃除とか、そんな感じだよ」と奏音が続く。
目を丸くするまゆりの表情は、正に鳩が豆鉄砲を食ったよう。
そんな部活とは露知らずだった彼女は「へ? あれ部活だったの?」と、感じた言葉をそのまま口から零した。
「そう。今のところ、ああいう〝人助け〟と、コレ」と陽太の書いていた原稿を見せる。
「コレ?」
「そう、コレ」
「何か発表するとか、賞に応募とか?」
「しない」
「作ってるだけ?」
「うん」
「……プール掃除とかああいうやつは?」
「夏休みに入るから予定はない」
「……よく今までこの部活あったね」
「ぐっ……」
呆れ交じりの一言が陽太に突き刺さる。
反論しようにも、ぐうの音も出ない正論に言葉を失うだけ。
まあこれからだから、と強がりすら言えなかった自分が情けなく下を向いていると「危機感はもってくれているようで何よりだ」と、聞き覚えのある声が陽太の耳を襲った。
反射的に顔を上げ声のした方を見る。
すると、声の主――|桜井翔《》が、入り口で立っていた。
幼少期の思い出では考えられない凛とした立ち姿は、彼が持つ自信の表れだろう。
人前に出ることすら嫌がっていた少年が、人の上に立つようになるまで積んできた努力によって生み出される、確固たる自信――。
「……何の用?」
「ふっ、そんな警戒するなって」
陽太の考えを全て見透かしたように、翔はまゆりを一瞥してから「まずは、おめでとうだな。よく集められたよ、この短期間で」と薄ら笑いを浮かべた。
「俺は何もしてないよ。奏音ちゃんのお陰」
そう言うと、奏音は俯いてしまった。
生徒会との板挟みになっているため、バツが悪いのだろう。
ここで話題を振るべきじゃなかった、と後悔しつつ「で、なんの用だよ。昔話をしに来たわけじゃないだろ?」と話を切り替えた。
「話が早くて助かるね」と言うと、翔は陽太に詰め寄って「もちろん話に来た理由は、部の存続についてだ」と凄んだ。
「人数は揃った。生徒会にとやかく言われる筋合いはないんじゃない?」
「ま、そうだね。部活としては最低限の条件をクリアだ。けれど、他の生徒が納得するかな?」
「なに?」
「この空想研究会には、学校側から様々な支援がされてる。例えば、この部屋」と翔は両手を広げた。
「部室?」
「当たり前に使ってるこの部室だけど、部室が無い部はいくらでもある。そんな苦汁を飲まされている生徒が知ったらどう思うかな? 空調が効いた部屋で、何の活動もせずのほほんとしている部活のことをさ。当然、よくは思わないよね?」
確かに、翔の言っていることには一理ある。
反論できずに黙っていると「他にも、部費の問題だってある」と右手の人差し指を立てた。
「知っての通り、部費は生徒会から各部に配られるんだけど、これは金額が部活動の内容によってまちまちなんだ。例えば、運動部は道具の消耗が激しかったりするから多めにしたりしなくちゃいけないんだけど、部費に限りがある以上、どうしても序列は付けなくちゃいけない。甲子園を狙える野球部には多めにして、いつも県大会に出れるかどうかレベルのサッカー部は少なめにしたりね」とまで言うと、陽太や奏音、まゆりの言葉を待たずに「もちろんココにも部費は割り当てられてるわけだけど、存在意義がない部活に部費が回っていることをよしとするかな? あの部活が無ければ、もう少しいい道具を使えるって思えないかな?」と続けて言った。
「……何が言いたいんだよ」
外堀を産めるような言い回しに嫌気が差し、思わず気持ちが口から零れる。
すると翔はより一層にやりと腹の立つ笑顔で「君には、存在価値を示してほしい」と言って、一枚の紙を机に叩きつけた。
叩きつけられた紙は、成望学園の年間スケジュール。
修学旅行や体育祭などなどお馴染みのイベントが各月ごとに羅列されている。
その中の一行、八月最終週に〝文化祭〟と記されており、赤いペンでぐるぐると囲われていた。
「文化祭?」
「そう。この文化祭は、成望学園に入りたいと思っている中学生や小学生も見れるように夏休み中に行うお祭り、言わば大学のオープンキャンパスみたいな位置づけなんだ。クラスの出し物はナシだけど、文化部をお祭りの中心に、運動部も練習を公開したりして盛り上げる予定になってる」
「去年は普通の文化祭じゃなかった……?」
「今年から変わったんだよ。生徒数が若干減少傾向にあったからね。それで、ただ文化祭を開くだけってのもアレだから、少し趣向を変えてみた」
「趣向を?」
「来場者に投票権を渡すんだよ。最後、学校を出るときに面白かった部活に投票してもらって、順位付けをする。その順位で部費を賞金として出す予定なんだけど、君たちには別枠として、三位以内に入ってもらうことを部活存続の条件にする」
「三位⁉」
「一位じゃなかっただけでもいいだろう? 俺なりの優しさだったんだけどね」
簡単に言ってくれるが、成望高校の文化部は全部で四十弱。
中には全国にも出たことのある吹奏楽部や、昼休み中に流れる軽快なトークはまるで芸人の深夜ラジオのようで、根強い人気を持つ放送部、例年の文化祭でトリを飾る漫才研究会などなど、強敵ぞろい。
そんな中で三位に入ることは、現状の活動を続けている限り不可能だ。
「もし三位に入れなかったら、部室の返還と部費を削減だ。価値のない部活にかけているお金はないからね」
「翔くん、それ、私は聞いてないよ⁉」
ここまで陽太と翔の言葉の投げ合いに静観していた奏音が口を挟んだ。
生徒会副会長として何も聞かされていないことに対する抗議なのだろうが「当事者だからね。主観的な意見は聞くべきじゃないと判断したよ」とサラリとかわされることとなった。
「そんな! それは酷――」
そこまで言いかけた奏音を遮るように「いや、それでいこう」と陽太は声を上げた。
「ヨウくん⁉」
「僕たちの部活が中途半端なままじゃ意味がないのは翔の言う通り。ここでみんなに納得してもらえる舞台があるのはいい機会だと思う」
「それでも……もし三位に入れなかったら、部室も部費も取り上げられちゃって、形だけの部活になっちゃうんだよ? それでいいの?」
「良くないさ。だから、三位に入る……と思ったけど、ちょっと違うな」と言うと、陽太は翔の目の前に立って「条件を一つだけ変更だ」と顔を合わせた。
「条件? これ以上の譲歩は――」
「三位ってのは生ぬるい。一位を賭けて勝負しよう。もし僕たちが一位を取れなかったら、条件を飲む。その代わり、一位を取ったらもう廃部なんて話は持ってこないでほしい。この条件でどう?」
陽太の口から零れた条件に、部屋の空気は一瞬で凍り付いた。
テストと言う地獄から解放されたまゆりは、ここ数日の疲労を吹き飛ばすかのようにソファーに飛び込んだ。
「お疲れ様」
「どうだった?」と奏音が尋ねると「赤点は回避したね」と胸を張る。
「それ以外は?」
「ノーコメント。アンタはどうなの?」
「私は、まあまあかな。ヨウくんは?」
「平均点ちょいくらいかなって感じかな」
各々の近況をある程度共有し終えると、陽太は「それはそうとして」と無理矢理に方向転換。
「無事、入部が認められましたー」と言うと、奏音がすかさず拍手で盛り上げた。
何がめでたいんだという表情のまゆりに、奏音が説明を始める。
陽太と奏音、そして翔の三人が幼馴染であること、久しぶりの再会をしているということ、翔が陽太のことを目の敵にしていること、廃部の危機にあったということ――すべてを聞き終えると「なるほどね、入部が認められない可能性もあったわけだ」と喜びっぷりを理解してくれたようで、ソファーに深く座り直しカバンからお茶を取り出すと「じゃあ、取りあえずあたしが入ったことで廃部は回避ってことでいいの?」と言ってからのどを潤した。
「……多分」
「多分って、奏音は生徒会に入ってるんだから何か情報とかあるんじゃないの?」
「それが……当事者になっちゃったから外されちゃったんだ」
「えぇ……」
「ま、まあでも、部員三人以上が最低限の基準だったし、そこはクリアしてるから大丈夫だよ。うん、多分大丈夫」
部員の数が最低人数に達した以上、やはり問われるのは活動の質。
当初の予定通り面倒ごとを引き受けるスタイルを取るのは既定路線としても、現状としてはプール掃除を行っただけで信頼を得られたとはとても言い難い。
加えて、数日後に待っているテスト返しが終わればもう夏休みとなり、雑用を任される機会が減少するのは目に見えて明らか。
こんな状況で、翔の話していた廃部了承届の手続きが進むようなことになれば、人数が揃っているという点を度外視にして廃部が決定するかもしれない。
つまり、今の空想研究会はかなり微妙な立場にある。
「まあ、なんかあればお達しが来るでしょ? それまでなんか部活っぽいことやってれば大丈夫じゃない?」とまで言ってから、まゆりはお茶を飲み干すと「で、ここってどんな活動やってるの?」と疑問を口にした。
「やっぱそこ、気になるよなぁ」と陽太が天を見上げた。
え、なんなのと疑問符を浮かべているまゆりに「この間のプール掃除とか、そんな感じだよ」と奏音が続く。
目を丸くするまゆりの表情は、正に鳩が豆鉄砲を食ったよう。
そんな部活とは露知らずだった彼女は「へ? あれ部活だったの?」と、感じた言葉をそのまま口から零した。
「そう。今のところ、ああいう〝人助け〟と、コレ」と陽太の書いていた原稿を見せる。
「コレ?」
「そう、コレ」
「何か発表するとか、賞に応募とか?」
「しない」
「作ってるだけ?」
「うん」
「……プール掃除とかああいうやつは?」
「夏休みに入るから予定はない」
「……よく今までこの部活あったね」
「ぐっ……」
呆れ交じりの一言が陽太に突き刺さる。
反論しようにも、ぐうの音も出ない正論に言葉を失うだけ。
まあこれからだから、と強がりすら言えなかった自分が情けなく下を向いていると「危機感はもってくれているようで何よりだ」と、聞き覚えのある声が陽太の耳を襲った。
反射的に顔を上げ声のした方を見る。
すると、声の主――|桜井翔《》が、入り口で立っていた。
幼少期の思い出では考えられない凛とした立ち姿は、彼が持つ自信の表れだろう。
人前に出ることすら嫌がっていた少年が、人の上に立つようになるまで積んできた努力によって生み出される、確固たる自信――。
「……何の用?」
「ふっ、そんな警戒するなって」
陽太の考えを全て見透かしたように、翔はまゆりを一瞥してから「まずは、おめでとうだな。よく集められたよ、この短期間で」と薄ら笑いを浮かべた。
「俺は何もしてないよ。奏音ちゃんのお陰」
そう言うと、奏音は俯いてしまった。
生徒会との板挟みになっているため、バツが悪いのだろう。
ここで話題を振るべきじゃなかった、と後悔しつつ「で、なんの用だよ。昔話をしに来たわけじゃないだろ?」と話を切り替えた。
「話が早くて助かるね」と言うと、翔は陽太に詰め寄って「もちろん話に来た理由は、部の存続についてだ」と凄んだ。
「人数は揃った。生徒会にとやかく言われる筋合いはないんじゃない?」
「ま、そうだね。部活としては最低限の条件をクリアだ。けれど、他の生徒が納得するかな?」
「なに?」
「この空想研究会には、学校側から様々な支援がされてる。例えば、この部屋」と翔は両手を広げた。
「部室?」
「当たり前に使ってるこの部室だけど、部室が無い部はいくらでもある。そんな苦汁を飲まされている生徒が知ったらどう思うかな? 空調が効いた部屋で、何の活動もせずのほほんとしている部活のことをさ。当然、よくは思わないよね?」
確かに、翔の言っていることには一理ある。
反論できずに黙っていると「他にも、部費の問題だってある」と右手の人差し指を立てた。
「知っての通り、部費は生徒会から各部に配られるんだけど、これは金額が部活動の内容によってまちまちなんだ。例えば、運動部は道具の消耗が激しかったりするから多めにしたりしなくちゃいけないんだけど、部費に限りがある以上、どうしても序列は付けなくちゃいけない。甲子園を狙える野球部には多めにして、いつも県大会に出れるかどうかレベルのサッカー部は少なめにしたりね」とまで言うと、陽太や奏音、まゆりの言葉を待たずに「もちろんココにも部費は割り当てられてるわけだけど、存在意義がない部活に部費が回っていることをよしとするかな? あの部活が無ければ、もう少しいい道具を使えるって思えないかな?」と続けて言った。
「……何が言いたいんだよ」
外堀を産めるような言い回しに嫌気が差し、思わず気持ちが口から零れる。
すると翔はより一層にやりと腹の立つ笑顔で「君には、存在価値を示してほしい」と言って、一枚の紙を机に叩きつけた。
叩きつけられた紙は、成望学園の年間スケジュール。
修学旅行や体育祭などなどお馴染みのイベントが各月ごとに羅列されている。
その中の一行、八月最終週に〝文化祭〟と記されており、赤いペンでぐるぐると囲われていた。
「文化祭?」
「そう。この文化祭は、成望学園に入りたいと思っている中学生や小学生も見れるように夏休み中に行うお祭り、言わば大学のオープンキャンパスみたいな位置づけなんだ。クラスの出し物はナシだけど、文化部をお祭りの中心に、運動部も練習を公開したりして盛り上げる予定になってる」
「去年は普通の文化祭じゃなかった……?」
「今年から変わったんだよ。生徒数が若干減少傾向にあったからね。それで、ただ文化祭を開くだけってのもアレだから、少し趣向を変えてみた」
「趣向を?」
「来場者に投票権を渡すんだよ。最後、学校を出るときに面白かった部活に投票してもらって、順位付けをする。その順位で部費を賞金として出す予定なんだけど、君たちには別枠として、三位以内に入ってもらうことを部活存続の条件にする」
「三位⁉」
「一位じゃなかっただけでもいいだろう? 俺なりの優しさだったんだけどね」
簡単に言ってくれるが、成望高校の文化部は全部で四十弱。
中には全国にも出たことのある吹奏楽部や、昼休み中に流れる軽快なトークはまるで芸人の深夜ラジオのようで、根強い人気を持つ放送部、例年の文化祭でトリを飾る漫才研究会などなど、強敵ぞろい。
そんな中で三位に入ることは、現状の活動を続けている限り不可能だ。
「もし三位に入れなかったら、部室の返還と部費を削減だ。価値のない部活にかけているお金はないからね」
「翔くん、それ、私は聞いてないよ⁉」
ここまで陽太と翔の言葉の投げ合いに静観していた奏音が口を挟んだ。
生徒会副会長として何も聞かされていないことに対する抗議なのだろうが「当事者だからね。主観的な意見は聞くべきじゃないと判断したよ」とサラリとかわされることとなった。
「そんな! それは酷――」
そこまで言いかけた奏音を遮るように「いや、それでいこう」と陽太は声を上げた。
「ヨウくん⁉」
「僕たちの部活が中途半端なままじゃ意味がないのは翔の言う通り。ここでみんなに納得してもらえる舞台があるのはいい機会だと思う」
「それでも……もし三位に入れなかったら、部室も部費も取り上げられちゃって、形だけの部活になっちゃうんだよ? それでいいの?」
「良くないさ。だから、三位に入る……と思ったけど、ちょっと違うな」と言うと、陽太は翔の目の前に立って「条件を一つだけ変更だ」と顔を合わせた。
「条件? これ以上の譲歩は――」
「三位ってのは生ぬるい。一位を賭けて勝負しよう。もし僕たちが一位を取れなかったら、条件を飲む。その代わり、一位を取ったらもう廃部なんて話は持ってこないでほしい。この条件でどう?」
陽太の口から零れた条件に、部屋の空気は一瞬で凍り付いた。
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