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第172話 驚嘆
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女の皮はさも蛇が脱皮するかの如く薄っぺらなこのとなり、人の形をある程度残してはいるもののもはやこの世の生物とは思えぬ真の姿を現した。
その姿を形容するならばトカゲ、否、大蛇と言った方が近しく、途轍もなく大きな蛇の身体の先端に人の上半身が繋ぎ合わされた悍ましい姿となっている。
「これは驚いた。人の皮の中からこんなに馬鹿でかい怪異が現れるとはねぇ」
顔にこそ表さないが内心驚嘆していたお銀の言った言葉に嘘偽りは無く、全身を露わにした怪異の姿は人の4、5倍ほどの大きさがあった。
「儂の名は蛇朱喃(へびしゅなん)。儂に出会してしまった汝等の運の無さをとくと恨むがいい」
怪異の出す声は一際重く大きかった。
常人ならば蛇に睨まれた蛙のように、恐怖で身体が強張ってしまうのだが。
その姿を形容するならばトカゲ、否、大蛇と言った方が近しく、途轍もなく大きな蛇の身体の先端に人の上半身が繋ぎ合わされた悍ましい姿となっている。
「これは驚いた。人の皮の中からこんなに馬鹿でかい怪異が現れるとはねぇ」
顔にこそ表さないが内心驚嘆していたお銀の言った言葉に嘘偽りは無く、全身を露わにした怪異の姿は人の4、5倍ほどの大きさがあった。
「儂の名は蛇朱喃(へびしゅなん)。儂に出会してしまった汝等の運の無さをとくと恨むがいい」
怪異の出す声は一際重く大きかった。
常人ならば蛇に睨まれた蛙のように、恐怖で身体が強張ってしまうのだが。
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