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第3話 芥藻屑との戦 ノ22
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「....お主が探しておる仲間というのは、ひょっとして...いや、恐らくは芥五人衆が一人、四谷流甲斐のことだろうな」
思い起こすような素振りをほとんど見せずして仙花は答えた。
側にいるお銀は何か言いたそうだったが「フフッ」と苦笑だけで押し黙る。
予想外だったのか、四谷流甲斐の名を口にされたことで眉間に皺を寄せた雅楽奈亜門。
「娘、なぜ、その名を知っている?近年悪い意味で少しは有名になっているとはいえ、何処ぞの国から訪れたような旅人が知る由もないはずだが...いや待て、おや!?おやおやおや!?それより何より可笑しくないか?ドンピシャで流甲斐だと言い当てたぞこの娘は!?」
「気付くの遅すぎだよ亜門。剣速は速いが鈍ちんなところは相変わらずだな」
変わり者の仲間、沙河定銀にツッコミを入れられた雅楽奈亜門。どうやら変わっているのは沙河定銀だけではないようだ。
感の鈍いことの発覚した雅楽奈亜門がさらに訊く。
「その口振りならば何処ぞで流甲斐を見かけたのだな?いいだろう。惜しみなく答えれば命を落とすこともあるまいぞ。さぁ話せ、娘よ」
「四谷流甲斐は儂が射て亡き者にしてやったぞ」
「ふむふむ、そうかそうか亡き者にしてやったか、なるほどなる...なっ!?なにーーーっっ!?小娘!お前如きが芥五人衆が一人『烈剣の四谷流甲斐』を倒したと申すのかっ!?」
雅楽奈亜門の可笑しいともいえる反応に思わず笑いかけた仙花が横にいるお銀に問う。
「お銀、此奴らは本当に悪党かのう?とても残忍な奴には見えんのだが」
「フフフ、人は感情によって違って見えるもの。悪党といえども人間。中には悪党然とした悪党でない者も存在しようというものですよ。しかしながら仙花様。相手は芥藻屑の中でも腕利きの悪党、決して油断してはなりませぬ」
「うむ、それは心得ておるよ。人は千差万別在るのが必然。とでも言ったところか、おもしろいのう...」
こうやって人は人を学んで成長するのである。
と、驚きから怒りの表情へと変貌しつつある雅楽奈亜門。
「おやおや、まぁまぁ。俺の問いには答えず柔かに眼の前で雑談をおっ始めるとは大したものだなぁ」
「おっと、悪い悪い。四谷流甲斐は闘って倒したと言うより、逃げるところに不意打ちの一撃をくれてやっただけだ。芥五人衆とやらも大したことはないだな?」
仙花があっさりと侮辱する言葉を吐き、聞いた雅楽奈亜門と沙河定銀の何かが「プッチーーン」と切れる音がしたような、しなかったような...
思い起こすような素振りをほとんど見せずして仙花は答えた。
側にいるお銀は何か言いたそうだったが「フフッ」と苦笑だけで押し黙る。
予想外だったのか、四谷流甲斐の名を口にされたことで眉間に皺を寄せた雅楽奈亜門。
「娘、なぜ、その名を知っている?近年悪い意味で少しは有名になっているとはいえ、何処ぞの国から訪れたような旅人が知る由もないはずだが...いや待て、おや!?おやおやおや!?それより何より可笑しくないか?ドンピシャで流甲斐だと言い当てたぞこの娘は!?」
「気付くの遅すぎだよ亜門。剣速は速いが鈍ちんなところは相変わらずだな」
変わり者の仲間、沙河定銀にツッコミを入れられた雅楽奈亜門。どうやら変わっているのは沙河定銀だけではないようだ。
感の鈍いことの発覚した雅楽奈亜門がさらに訊く。
「その口振りならば何処ぞで流甲斐を見かけたのだな?いいだろう。惜しみなく答えれば命を落とすこともあるまいぞ。さぁ話せ、娘よ」
「四谷流甲斐は儂が射て亡き者にしてやったぞ」
「ふむふむ、そうかそうか亡き者にしてやったか、なるほどなる...なっ!?なにーーーっっ!?小娘!お前如きが芥五人衆が一人『烈剣の四谷流甲斐』を倒したと申すのかっ!?」
雅楽奈亜門の可笑しいともいえる反応に思わず笑いかけた仙花が横にいるお銀に問う。
「お銀、此奴らは本当に悪党かのう?とても残忍な奴には見えんのだが」
「フフフ、人は感情によって違って見えるもの。悪党といえども人間。中には悪党然とした悪党でない者も存在しようというものですよ。しかしながら仙花様。相手は芥藻屑の中でも腕利きの悪党、決して油断してはなりませぬ」
「うむ、それは心得ておるよ。人は千差万別在るのが必然。とでも言ったところか、おもしろいのう...」
こうやって人は人を学んで成長するのである。
と、驚きから怒りの表情へと変貌しつつある雅楽奈亜門。
「おやおや、まぁまぁ。俺の問いには答えず柔かに眼の前で雑談をおっ始めるとは大したものだなぁ」
「おっと、悪い悪い。四谷流甲斐は闘って倒したと言うより、逃げるところに不意打ちの一撃をくれてやっただけだ。芥五人衆とやらも大したことはないだな?」
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