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第3話 芥藻屑との戦 ノ68
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蛇腹の中央社前では、蓮左衛門と鷲尾雷角による激しい、否、一方的な一騎討ちが展開されていた。
「わっ!?っと!」
「ズン!!」
芥五人衆最後の生き残り鷲尾雷角が扱う六角金棒は巨大な鉄の塊のような物であり、それを人間が扱えるなどとは到底思えぬ重さであった。
だが人間離れした鷲尾雷角の剛腕はその六角金棒を「檜の棒」でも扱うが如く「ブン!ブン!」と振り回す。
いくら屈強な身体をしている蓮左衛門であっても、この六角金棒が一撃でもまともに入ってしまえばひとたまりもないであろう。
よって、回避を余り得意としない蓮左衛門には余裕など感じられず、冷や汗を掻きながらなんとか避けるという不恰好な戦い方となってしまっていた。
「くっ。仙花様の元へ急がねばならぬというのに、こんな奴に手こずるとは」
敵の頭領である韋駄地源蔵の強さはどれほどのものか知れていない。
対決している仙花の元へ早く馳せ参じたい想いが蓮左衛門の心に焦りを生み、六角金棒による攻撃を避けながらもボヤキが自然と口をついた。
「おうおう!『こんな奴』たぁ聞き捨てならねぇな!この鷲尾雷角様を侮辱するたぁただじゃあおかねぇ。肉団子にしてやるから覚悟しやがれ!!」
怒り心頭の鷲尾雷角は腕により力を込め、振り回す速度を加速させる!
「のわっ!?」
それでも蓮左衛門はギリギリのところで避け必死で堪えた。
速さでいえばさほど大した攻撃ではないにしろ、回避の苦手な己がいつまでも避けられる訳ではない。
仙花やお銀のような素早さでもあれば、一気に間合いを詰めて斬れるやも知れぬがそれもない。
蓮左衛門は戦いの最中に考えた末、何を思ったか手に持っていた刀を鞘に収め、素手となった両手で日本古来より伝わる武術、「骨法」の構えを取った。
実のところ彼は刀を使用する剣術より、むしろ己の身体能力を遺憾無く発揮できる体術を得意としている。
鷲尾雷角がその姿を見て笑う。
「ブゥワッハッハッハァ!この俺様に対し素手で構えるとは気でも狂うたか?」
お決まりのような問いかけに蓮左衛門がニヤリとして答える。
「狂ってなどいやしないが。始めからこうしておけば良かったと後悔はしているでござるがな」
「何がしたいのか想像し難いが取り敢えず死んでおけ!!」
「ブン!!」
鷲尾雷角が蓮左衛門の頭を砕かんと六角金棒を力任せに振り下ろす!
今まで通り今度も避けるかの思いきや、蓮左衛門は襲い来る六角金棒に対してなんと両手を広げ掌底を突き出した!
「わっ!?っと!」
「ズン!!」
芥五人衆最後の生き残り鷲尾雷角が扱う六角金棒は巨大な鉄の塊のような物であり、それを人間が扱えるなどとは到底思えぬ重さであった。
だが人間離れした鷲尾雷角の剛腕はその六角金棒を「檜の棒」でも扱うが如く「ブン!ブン!」と振り回す。
いくら屈強な身体をしている蓮左衛門であっても、この六角金棒が一撃でもまともに入ってしまえばひとたまりもないであろう。
よって、回避を余り得意としない蓮左衛門には余裕など感じられず、冷や汗を掻きながらなんとか避けるという不恰好な戦い方となってしまっていた。
「くっ。仙花様の元へ急がねばならぬというのに、こんな奴に手こずるとは」
敵の頭領である韋駄地源蔵の強さはどれほどのものか知れていない。
対決している仙花の元へ早く馳せ参じたい想いが蓮左衛門の心に焦りを生み、六角金棒による攻撃を避けながらもボヤキが自然と口をついた。
「おうおう!『こんな奴』たぁ聞き捨てならねぇな!この鷲尾雷角様を侮辱するたぁただじゃあおかねぇ。肉団子にしてやるから覚悟しやがれ!!」
怒り心頭の鷲尾雷角は腕により力を込め、振り回す速度を加速させる!
「のわっ!?」
それでも蓮左衛門はギリギリのところで避け必死で堪えた。
速さでいえばさほど大した攻撃ではないにしろ、回避の苦手な己がいつまでも避けられる訳ではない。
仙花やお銀のような素早さでもあれば、一気に間合いを詰めて斬れるやも知れぬがそれもない。
蓮左衛門は戦いの最中に考えた末、何を思ったか手に持っていた刀を鞘に収め、素手となった両手で日本古来より伝わる武術、「骨法」の構えを取った。
実のところ彼は刀を使用する剣術より、むしろ己の身体能力を遺憾無く発揮できる体術を得意としている。
鷲尾雷角がその姿を見て笑う。
「ブゥワッハッハッハァ!この俺様に対し素手で構えるとは気でも狂うたか?」
お決まりのような問いかけに蓮左衛門がニヤリとして答える。
「狂ってなどいやしないが。始めからこうしておけば良かったと後悔はしているでござるがな」
「何がしたいのか想像し難いが取り敢えず死んでおけ!!」
「ブン!!」
鷲尾雷角が蓮左衛門の頭を砕かんと六角金棒を力任せに振り下ろす!
今まで通り今度も避けるかの思いきや、蓮左衛門は襲い来る六角金棒に対してなんと両手を広げ掌底を突き出した!
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