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第3話 芥藻屑との戦 ノ82
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突然の死刑宣告に少年の落ち込む心は更なる衝撃を受けた。
今まで一度も会ったこともない見知らぬあかの他人。どうして己がそんな輩に斬り殺されなけねればならないのか?ことの道理が全く持って分からない...少年はどん底まで沈んだ心でそう思う...
どうせ殺されてしまうにしても、少年には一つだけ絶対に突きとめたいことがある...己の暗殺を企てたのは何処の何奴だ!?
「だ、だ、れ、の、しじ、で?」
少年はまだ自由に動かせぬ口で必死に問うた。
男が額に皺を寄せ、頭を掻きながら如何にも面倒臭そうに応じる。
「...知らん方がお前のためだ。それに俺は悪党だが雇われ者としての忠義くらいは心得ているのでな」
聞いた少年は憎悪の念を持って男を睨んだ。彼の歪に歪んでしまった顔で、果たして何処まで意思が通じるかは分からぬが、己の意思をかなわぬ口で伝えるよりも目で伝えたかったのであろう。
その目を見た男が少年に届かない程度の音量で呟く。
「ったく、気持ちの悪い目をしやがって...だがこのままだとポロッと喋ってしまうやも知れぬ...面倒なことになる前にさっさと仕事を済ますとするか...」
男はこれ以上少年と話すのは危険であると判断し、腰に付けている刀の柄に手をかけた。
いよいよ己のを斬って捨てようする男を見た少年はどうにか抗おうとするが、己の意思に反して五体の全てが微動だにしてくれず、突如として現れた「死」を前に焦りだけが一気に膨れ上がる。
少年は心の中で叫ぶ!「ことの真相を知るまでは死ねない!死にたくない!神でも死神でも悪魔でもなんでも構わない!俺の全てを捧げるゆえこいつに抗う力をくれーーーっ!!!!」
と、少年の心臓が「バクン!」と大きく鼓動した!
そして己の心臓から低く禍々しい声が脳裏に響き渡る!
『オレは人界で云うところの肉体を持たぬ怪異の鬼だ!オレと契約し共存の道を選ぶか?時間が無いさっさと返事しろ!』
突如として起こった怪奇な現象であったが少年は心の中で即答する。
『臨むところだ!俺は鬼と契約する!』
『カカカ良くぞ言った!これにて契約成立だ!』
鬼の声が途絶えると、少年の目の前には男が刀を振り下ろさんと構えていた!
「俺を恨むなよっ!!」
男が言い放ち少年の首に狙いを定め刀を振り下ろす!
刀の刃が首を捉えようとした刹那!
「パキィン!!」
あろうことか、刀は少年の右腕によって、否、少年の肩から伸びる異様に赤い極太の腕によって容易く叩き折られたのだった!
今まで一度も会ったこともない見知らぬあかの他人。どうして己がそんな輩に斬り殺されなけねればならないのか?ことの道理が全く持って分からない...少年はどん底まで沈んだ心でそう思う...
どうせ殺されてしまうにしても、少年には一つだけ絶対に突きとめたいことがある...己の暗殺を企てたのは何処の何奴だ!?
「だ、だ、れ、の、しじ、で?」
少年はまだ自由に動かせぬ口で必死に問うた。
男が額に皺を寄せ、頭を掻きながら如何にも面倒臭そうに応じる。
「...知らん方がお前のためだ。それに俺は悪党だが雇われ者としての忠義くらいは心得ているのでな」
聞いた少年は憎悪の念を持って男を睨んだ。彼の歪に歪んでしまった顔で、果たして何処まで意思が通じるかは分からぬが、己の意思をかなわぬ口で伝えるよりも目で伝えたかったのであろう。
その目を見た男が少年に届かない程度の音量で呟く。
「ったく、気持ちの悪い目をしやがって...だがこのままだとポロッと喋ってしまうやも知れぬ...面倒なことになる前にさっさと仕事を済ますとするか...」
男はこれ以上少年と話すのは危険であると判断し、腰に付けている刀の柄に手をかけた。
いよいよ己のを斬って捨てようする男を見た少年はどうにか抗おうとするが、己の意思に反して五体の全てが微動だにしてくれず、突如として現れた「死」を前に焦りだけが一気に膨れ上がる。
少年は心の中で叫ぶ!「ことの真相を知るまでは死ねない!死にたくない!神でも死神でも悪魔でもなんでも構わない!俺の全てを捧げるゆえこいつに抗う力をくれーーーっ!!!!」
と、少年の心臓が「バクン!」と大きく鼓動した!
そして己の心臓から低く禍々しい声が脳裏に響き渡る!
『オレは人界で云うところの肉体を持たぬ怪異の鬼だ!オレと契約し共存の道を選ぶか?時間が無いさっさと返事しろ!』
突如として起こった怪奇な現象であったが少年は心の中で即答する。
『臨むところだ!俺は鬼と契約する!』
『カカカ良くぞ言った!これにて契約成立だ!』
鬼の声が途絶えると、少年の目の前には男が刀を振り下ろさんと構えていた!
「俺を恨むなよっ!!」
男が言い放ち少年の首に狙いを定め刀を振り下ろす!
刀の刃が首を捉えようとした刹那!
「パキィン!!」
あろうことか、刀は少年の右腕によって、否、少年の肩から伸びる異様に赤い極太の腕によって容易く叩き折られたのだった!
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