みくろびとのかぞく

流川おるたな

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みくろびととゆき

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 みくろびとのしんちょうは1センチメートルです。

 そんな小さい小さいみくろびとは、さむいふゆのあいだはあなのいえですごしていました。

 あなのいえの一ばん下のへやは、たべものをほかんするへやになっています。

 そこにはたべものといっしょに、水をためておく水がめもありました。

 どうぶつのとうみんとはちがうので、みくろびとはずっとねているわけではありません。

 地上でのせいかつほどではないけれど、まい日たべものをたべて、水をのんだりしてたくさんつかいます。

 水がめの水はまんたんにしていても、一しゅうかんもするとからになってしまいます。

 だから、一しゅうかんごとに地上にでて、水をほきゅうしなければなりません。

 この日はおとうさんのラクと、おにいちゃんのトービ、おねえちゃんのリコが水をほきゅうすることになっています。

 三人があなのいえのハシゴを上って、ラクがあなの入り口をふさいでいる石をうごかしました。

 そして、三人がそとにでるとビュウビュウきたかぜがふいています。

 さむさによわいリコがブルブルふるえながらいいました。

「やっぱりふゆのそとはさむいね、おとうさん」

「そうだな。きょうはかぜもつよいから二人ともきをつけるんだ」

 ラクがそういうと、トービとリコはうなずきました。

 トービがまわりをみまわしてあることにきづきます。

「ゆきだ!ゆきがつもってるよ!」

 木のま下からはなれたばしょには、まっ白なゆきがあたり一めんにつもっていたのでした。

 あなのいえの入り口は木のま下にあったので、ゆきがつもらずそとにでることができたのです。

 ゆきをキラキラしためでみているリコがいいました。

「おにいちゃん、はっぱにゆきをのせてはこぼうよ」

「よし!やろう!はこびやすいし、とければ水になってのめるもんな」

 こうやって三人はいつもよりかんたんに、みずのほきゅうをすることができたのでした。
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