転んだら異世界統一の刑だった!〜元暗殺者の国盗り物語〜 第一部

流川おるたな

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異世界統一と大賢者の運命共同体

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 俺は特性スープが冷めないうちに飲み欲して質問する。

「予言書に書いてあったシャーリの目的ってなに?」

「それは決まってるわ。祖母のような大賢者になることよ」

「大賢者になるにはどうしたら良いの?」

「えっと、祖母から訊いたんだけどまずは賢者になってそれから...」

「それから?」

「それから世界に散らばってる7つの魔法の碑石があるんだけど、そこに書いてある文字を全部読み上げたら大賢者になれるって言ってたわ」

「その7つの魔法の碑石の場所は祖母さんから訊いてるの?」

「大賢者は碑石の場所を教えてはならないらしいの。もし大賢者が人に教えたら、大賢者の力を失い廃人になってしまうんだって」

 なるほど、つまり大賢者になるには世界の何処かにある魔法の碑石を自力で見つけなければならないということか。

「わたしは話したけど、レオンの目的は?」

「...この世界の統一だよ」

「ふ~ん、楽じゃ無さそう...でも天才賢者のわたしが仲間になるから一歩前進ね」

 賢者の上に自分で天才を付けたな。
 それにさりげなく仲間になるとも言われた。
 大した自信家でもありそうだが、シャーリが仲間にになれば確かに大きな前進になるかも知れない。

「シャーリ、これからは互いの目的に向かっての運命共同体だね!」

 俺はシャーリに手を差し出す。

「レオンは異世界統一、わたしは大賢者ね!」

 俺達はガッチリと握手を交わした。

「ところで、レオンの当面の目標は決まってるの?わたしの持ってる情報が役立てば教えるわよ」

 シャーリがバクバクと料理を食べながら尋ねる。

「最初は忍びの国をいただくつもりだ」

「お隣の国ね。という事は忍者王のハンゾウと一騎討ちして勝たなければならない訳か」

「そのつもりだけど、忍者王のハンゾウか...前世の世界でも有名な忍者の名だ」

「もしかしたらレオンと同じ転生人かも知れないわよ。10年くらい前にハンゾウが忍者の国を立ち上げて今のルールを作ったんだけど、相当な強さで10年間無敗なんだって」

 もしハンゾウが転生人であれば、俺と同じく何らかの特殊能力を持っている可能性もあるな...

「そのハンゾウに挑戦する条件として、忍者のジョブをマスターしなければならないんだけど、シャーリは何か良い方法を知らないかな?」

「まずは忍者で師匠になってくれる人を探さないとね。確か、祖母の昔の冒険仲間に忍者のガビトって人がいたわ」

「そのガビトって人はどこにいるんだろう?」

「祖母から聞いた話では忍びの国よ。まだ生きていればだけど...取り敢えずガビトさんを訪ねて行けば、忍者になるとっかかりが見つかるかも知れないわね」
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