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魔法の力
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翌朝、シャーリは早起きしてバタバタと旅の支度をしていた。
前もって少しは旅支度を済ませていたらしいが、いざ出発するとなるとあれやこれやと足りない物が出て来るらしい。
「俺も手伝おうか?」と申し出るも、「自分でやらないと気が済まない」と断られた。
暇だったのでそこら辺の木を練習台に弓矢の練習をする。
暗殺の道具で弓矢というか使うならボウガンだが、実際に仕事で使用したのはほんの僅かだった。
遠距離武器はやはり銃系の武器が圧倒的に便利で殺傷力があったからである。
もしこの世界に銃が存在するならば是非とも入手したい。
しかし、この弓矢はフルパワーで使用すれば直ぐに壊れしまいそうで怖いな。
何処かで頑丈な物を購入するか改良が必要だ。
などと考えているとシャーリの支度が終わったようで、荷物を抱えて家の外に出て来た。
鍵を閉めて少し家から離れ何かゴニョゴニョ言っている。
「えいっ!」
と声を上げて持っていた杖を振ると、シャーリの家が消えてしまった。
魔法の力か...
「シャーリ!今何やったの?」
「家の周りに結界を張って外から見えなくしたのよ」
種も仕掛けもある前世の世界のマジックとは大違いだな。
考えていなかったがシャーリの移動はどうするのだろうか?
馬もいないし、いや、仮に馬がいたとしても俺の脚には付いて来れまい。
最悪俺が背負って行くかな。
「シャーリ、そろそろ出発出来る?」
「ちょっと待って~」
シャーリはバックパックの中から何かを取り出して広げる。
広げたのは絨毯(じゅうたん)だった。
その上にバックパックを乗せてシャーリ自身も座って絨毯に向かって話す。
「絨毯君、頼むわね」
すると絨毯が地面から離れて浮いた。
「それってもしかして魔法の絨毯か?」
「そうよ良いでしょ~。祖母の遺品の一つよ。他にもあるけどまた今度見せてあげるわね」
シャーリの祖母さんてネコ型ロボットみたいだな。
だが問題はスピードだ。
果たして俺の走るスピードに付いて来れるのか?
「その絨毯のスピードを試したい。少し競争してみようか?」
「良いわよ~どうぞお先に」
俺を先に行かせるとは...良いだろう全速力を出してやる。
「じゃあ先に行かせて貰うよ!」
クラウチングスタートで始まり一気に加速する。
今の速度はチーターを超えているかも知れない。
シャーリがどの辺にいるか後ろを振り向くが見えなかった。
ちょっと飛ばし過ぎたかな...
「ダメね~遅い遅い」
横に居たーーーっ!?
「おっ先~っ!」
姿が見えなくなるほど離されてしまった。
途中でシャーリが待っていて立ち止まった俺に笑顔で言う。
「レオンの座れるスペースあるけど乗ってく?」
「そうさせていただきます」
俺の完敗だった。
前もって少しは旅支度を済ませていたらしいが、いざ出発するとなるとあれやこれやと足りない物が出て来るらしい。
「俺も手伝おうか?」と申し出るも、「自分でやらないと気が済まない」と断られた。
暇だったのでそこら辺の木を練習台に弓矢の練習をする。
暗殺の道具で弓矢というか使うならボウガンだが、実際に仕事で使用したのはほんの僅かだった。
遠距離武器はやはり銃系の武器が圧倒的に便利で殺傷力があったからである。
もしこの世界に銃が存在するならば是非とも入手したい。
しかし、この弓矢はフルパワーで使用すれば直ぐに壊れしまいそうで怖いな。
何処かで頑丈な物を購入するか改良が必要だ。
などと考えているとシャーリの支度が終わったようで、荷物を抱えて家の外に出て来た。
鍵を閉めて少し家から離れ何かゴニョゴニョ言っている。
「えいっ!」
と声を上げて持っていた杖を振ると、シャーリの家が消えてしまった。
魔法の力か...
「シャーリ!今何やったの?」
「家の周りに結界を張って外から見えなくしたのよ」
種も仕掛けもある前世の世界のマジックとは大違いだな。
考えていなかったがシャーリの移動はどうするのだろうか?
馬もいないし、いや、仮に馬がいたとしても俺の脚には付いて来れまい。
最悪俺が背負って行くかな。
「シャーリ、そろそろ出発出来る?」
「ちょっと待って~」
シャーリはバックパックの中から何かを取り出して広げる。
広げたのは絨毯(じゅうたん)だった。
その上にバックパックを乗せてシャーリ自身も座って絨毯に向かって話す。
「絨毯君、頼むわね」
すると絨毯が地面から離れて浮いた。
「それってもしかして魔法の絨毯か?」
「そうよ良いでしょ~。祖母の遺品の一つよ。他にもあるけどまた今度見せてあげるわね」
シャーリの祖母さんてネコ型ロボットみたいだな。
だが問題はスピードだ。
果たして俺の走るスピードに付いて来れるのか?
「その絨毯のスピードを試したい。少し競争してみようか?」
「良いわよ~どうぞお先に」
俺を先に行かせるとは...良いだろう全速力を出してやる。
「じゃあ先に行かせて貰うよ!」
クラウチングスタートで始まり一気に加速する。
今の速度はチーターを超えているかも知れない。
シャーリがどの辺にいるか後ろを振り向くが見えなかった。
ちょっと飛ばし過ぎたかな...
「ダメね~遅い遅い」
横に居たーーーっ!?
「おっ先~っ!」
姿が見えなくなるほど離されてしまった。
途中でシャーリが待っていて立ち止まった俺に笑顔で言う。
「レオンの座れるスペースあるけど乗ってく?」
「そうさせていただきます」
俺の完敗だった。
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