傀儡妃は幼馴染の王太子をひたすら愛する

田鶴

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第1章 疑似兄妹

22.収まらない昂ぶりの行き先*

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自慰と夫婦間の少々(?)無理矢理な行為の描写があります。夫は、婚外性交に全く抵抗を持っておらず、貞操観念を持ち合わせていません。そういう描写が苦手な方はご注意下さい。

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 アントンは結婚から半年ほど経ち、表面上はリーゼロッテを週1回ほど抱いている事になっている。でもお茶に薬を入れて閨の前にリーゼロッテに飲ませ、愛撫の末に彼女を気絶させて最後まで抱いているように初夜の時から思わせ続けている。

 閨の日は特に決めていない。があった後は気分が昂って乱暴な性交になりがちなので、アントンはなるべくリーゼロッテとの閨を避け、商売女か部下と性交して性欲を発散する事にしている。

 調査対象者と肉体関係を持って情報を引き出すのは、影にとって常套手段である。1回きりなら本当に身体を繋げる事もあるが、1度の性交で得られる情報など大抵、大した事はない。だが実際に調査対象者と何度も性交するのは、性病の恐れもあるし、特に相手が女性の場合、今の技術水準では男性側の影が避妊薬を飲んでも妊娠の可能性が完全にはなくならない。逆に継続的にこっそり避妊薬を相手に飲ませるのも気付かれる危険が高い。だから基本的には意識朦朧にさせる媚薬成分を含む香を使い、調査対象者に特別な関係を継続的に持っていると思わせてもっと大きな情報を得る。

 この類の香は、飲み物に垂らす液体の媚薬よりも自然に性的な絶頂に見せかけて相手の意識を混濁させられるので、任務でよく使われる。ただ困った事に、アントンや部下達の一部は子供の頃から耐性をつけているにもかかわらず、香を嗅いだ後、性欲を我慢できない衝動に駆られるようになってしまった。酷くなると香を使っていないのに、1度性的な興奮を覚えると何度も達しない限り、衝動が収まらない。

 その日もアントンは、昂る性欲を娼館で発散するつもりだった。本当は何度か射精してから帰宅する予定だったが、興奮が高まり過ぎて娼婦の肌にいくつも歯形をつけてしまい、1度も射精しないうちに娼館から追い出されてしまった。

 いくら高額な料金をとったとしても、赤の他人のつけた吸い痕や歯形を見るのが大好きな変態の客ばかり来ない限り、痕が消えるまで商売あがったりである。だから娼婦の身体に吸い痕や歯形をつけるのは禁じられている。ところがその日、アントンは性欲が異常に昂ってしまって娼婦相手に何をしたか分からなくなり、気付いた時には歯形だらけの肌を晒して大激怒する娼婦と娼館オーナーが目の前にいた。

 渋々帰宅した後、アントンは自宅で部下と性交して性欲を発散させようと思ったが、生憎全員出払っていた。仕方なく自分の寝室でトラウザーズの前を寛げ、陰茎を出して扱き始めた。娼館で発散できなかった欲はもう暴発寸前だ。鈴口からは次から次へとカウパー液が滴り落ち、アントンの手が上下するたびにヌチャヌチャと水音が響いた。

「フゥ……ハァ……ハァ、ハァ、ハァ……」

 アントンは自慰に夢中になっていて扉がノックされたのにも気付かなかった。

 リーゼロッテは、アントンが外出先から帰宅する時、いつも玄関に迎え出ている。その日、帰宅時のアントンの様子がおかしい事に気付いて夫の部屋まで来てみれば、ハァハァと荒い息をするのが聞こえ、リーゼロッテは夫が心配になった。

 リーゼロッテが夫の寝室の扉をノックしても、返事はなく、荒い息が聞こえるだけだった。扉を開けようとしたが、鍵がかかっているようで開かない。仕方なく夫婦の寝室に回って内扉を押してみたら、扉が開いた。するとトラウザーズから陰茎を出して一心不乱に扱いている夫の姿が目に入り、思わず悲鳴をあげた。

「キャア!」

 結婚してから何度も閨を経験していると言っても、リーゼロッテは夫の局部をまともに見た事がなかった。

 普段、閨ではリーゼロッテばかり絶頂してアントンは冷静さを保っていたようだったのに、目の前の彼は蕩けた表情で陰茎を一心不乱に扱き続け、自慰を妻に見られても血管がボコボコ浮き出てグロテスクな男根を隠そうともしない。こんな淫らな姿を見られた方が本当は恥ずかしいはずだろうが、あまりの堂々さ加減にリーゼロッテの方が恥ずかしくなってしまった。

 アントンは、闖入してきた妻にギラギラと欲望に血走った目を向け、勃起した男根を隠しもせずに歩み寄って腕を掴んだ。リーゼロッテは突然腕を掴まれたのにも驚いたが、夫の手から生臭い体液がべったりと腕について気持ち悪くなった。

 アントンは、驚きで固まっているリーゼロッテを寝台の上に乱暴に押し倒し、彼女の首筋を舐めながら名前を呼んだ。

「ああ、ロッティ……ロッティ……」
「だ、だめ……アントン様、ああ……」

 アントンはリーゼロッテの唇に吸い付き、彼女のドレスの前身頃をビリビリと破った。ささやかな胸が露わになった途端、アントンは彼女の乳首に噛みついた。乳首を噛みちぎられるかと思うほど、激痛が走り、リーゼロッテは悲鳴をあげた。

「い、痛いー! いやあああ、止めて!」
「うるさいっ!」

 アントンは彼女の口を手で押さえ、胸に喰らいついて赤い歯形を白い肌にいくつもくっきりと残した。

「痛い、痛い! 止めてえええ!」
「そんな事言っても濡れてるだろ」

 アントンはリーゼロッテの下着の中に手を入れ、蜜壺にいきなり指を突っ込んで出し入れした。

「痛い、痛いわ……ア、アントン様……お願い、優しくして……」

 アントンは無言のまま、指を蜜壺から出して秘裂の中に沈め、今度は優しく何度も往復させた。その間、アントンは自分でつけた歯形の上を執拗に舐めた。

 結婚以来愛撫されてきたリーゼロッテは、易々と快感を拾ってしまうようで、指が秘裂の中で動く度にヌチャヌチャと水音が響き、喘ぎ始めた。

「あん……あん……あああ……アントン様……」

 アントンは舌を胸の歯形から腹へ、腹から臍へ、臍から鼠径部へ徐々に這わせていった。そして頭をリーゼロッテの股間に差し込み、ピチャピチャと秘裂を舐め始めた。

「ああっ! アントン様! いやぁ……そんな所、舐めないでぇ……」
「そんな事言っても、お前のココはずぶ濡れだぞ」

 アントンは舌を花芯に這わせ、指で陰唇をなぞった。それから指を蜜壺に入れて陰核の裏を突いた。するとリーゼロッテは背中を弓なりに反らせ、ガクガクと身体を震わせた。

「ああああっ! あああっ!」

 アントンは指を抜いて今度は蜜を花芯にたっぷり塗りたくり、花芯をくりくりと愛撫し、舌を蜜壺に差し込んで愛液をじゅるじゅると啜った。それは、達したばかりのリーゼロッテには刺激が強すぎた。彼女は、ビクビク震えながら、つま先をピンと伸ばして脚から背中まで身体を反らした。蜜壺は餌を求める魚のようにパクパクと開いては閉じ、男根を欲していた。

 アントンはカウバー液でドロドロに濡れた陰茎を秘裂に当て、ぬちゃぬちゃと擦り始めた。男根が陰核を擦る度にリーゼロッテは嬌声をあげ、身体をビクビクと震わせ、仕舞いには潮をプシャと噴き出した。正気だったら、夫を汚してしまったと恐縮しただろうが、リーゼロッテは達し過ぎて意識朦朧となっていた。

「あん、あん、あああああっ!」
「ロッティ、ロッティ! イくよ!」

 アントンは、リーゼロッテの膝裏をグッと持ち上げ、陰茎で秘裂を一層早く擦った。まもなく陰嚢がきゅっと引き締まり、溜まりに溜まった精液が鈴口からビュルビュルと出てきた。アントンは射精しながら精液を秘裂に塗りたくった。

 ようやくアントンが我に返った時には、彼女の身体から力が抜け、気を失っていた。
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