52 / 72
第3章 激動の王国
51.断罪
しおりを挟む
つい先日亡くなった国王アルフレッドの異母弟ヨアヒムの臨席の下、臨時議会が開かれた。民主派の平民は議員になれないので、従来通り、貴族の代表が議員を務めており、宰相ベネディクトももちろんその中に含まれている。
ヨアヒムが既に独断で民主派に約束した備蓄食料の放出と教会との炊き出しの協力は、議員達はすんなりと認めた。だが、平民議員を議会に加入させるのは、絶対反対の意見と条件付きで認める意見が対立していた。
「ここで1人でも平民議員を入れたらどんどん増長しますぞ!」
「でも全く認めないのは無理でしょう? 議会で検討すると王弟殿下が約束したから民主派は暴動を起こしそうな民衆を引かせたんですよ」
「貴様は平民の味方なのか? まあ、それももっともだな。なにせ、貴様の家は先々代国王陛下に取り立てていただいただけで、その前は平民だったよなぁ」
「何?!」
「静粛に!」
喧々諤々の暴動寸前の論争の中、ここにいるはずのない大きな声が響き渡った。その声の主を見てベネディクトは顔をしかめた。
「王太子殿下、どうしてここにいらしたのですか? ここは王弟殿下にお任せ下さいと言ったはずです」
「私は王位継承権第1位です。民の前でも何ら恥じる事はしていないと誓えます。軟禁される謂れはないはずですよ」
「軟禁?」
中立派の貴族はルイトポルトが自主的に謹慎していると聞いていたので、驚いた。
「軟禁だなんて人聞きの悪い」
「人聞きの悪い事だけでなく、本当に罪を犯しているのだから宰相も救いがないですね」
「いくら王太子殿下でも侮辱は許されませんぞ」
「いえ、侮辱ではありません。それどころか前国王アルフレッド陛下を毒殺した大罪人ではありませんか!」
「言うに事を欠いて! 聞くに堪えませんぞ!」
「証拠をお見せしましょう」
ルイトポルトが見せたのは、アルフレッドの愛人の1人が秘密の恋人と共に使って中毒死した『媚薬』の入っていたガラス瓶であった。それはアルフレッドの寵愛が薄れてきた愛人達に配られた物の1つで中身が半分程残っていた。
「王立医学薬学研究所の分析によれば、この中身は致死性の毒薬です。我が国ではこの毒薬を販売する事は許されておらず、解毒剤も流通していませんから、一般の医者はこの毒薬を判別できず、中毒患者を救う事はできないでしょう。ですがこの毒薬をクロイツ商会が密輸入していた事が分かりました。クロイツ商会は実質的に宰相の経営している商会です」
「言いがかりですぞ。仮にクロイツ商会が密輸入していたとしても、私は経営者ではない。殿下も『実質』とおっしゃったではないですか」
それに対してルイトポルトは証人を連れてきた。ベネディクトはまさかこの者が裏切るとは思っていなかったので、罵りたくなったが、すんでの所で我慢してポーカーフェイスを装った。
「この方はクロイツ商会の会長です――この毒薬をお宅の商会で密輸入した事は認めますね?」
「はい」
「それは誰の指示でしたか?」
「……そ、それは……」
クロイツ商会会長はベネディクトに睨まれて縮み上がった。
「宰相、証人を睨まないで下さい。それ以上、証人を睨むと、宰相にやましい事があると理解しますよ――会長、もう1度聞きます。毒薬の輸入の指示は誰がしましたか?」
「さ、宰相閣下です」
「貴様! 恩を仇で返すのか!」
「証人の恫喝は罪を認めるとみなしますよ」
「罪などある訳がありません。こんなものはでっち上げです!」
「そうですか。ではこちらの証人にも証言していただきましょう。ああ、それから議会閉会後に証人を消そうとしても無駄ですよ。証人と証人の家族は王宮で丁重に保護していますから」
次の証人として連れられてきたのは、アルフレッド王の愛人達に毒入りの瓶を配った女だった。ベネディクトはその女を暗殺者に始末させたと思っていたので、驚いた。
「貴女は変装してアルフレッド王の愛人達にこの瓶を配ったのですね?」
「はい、そうです」
「この中身が毒薬だとご存知でしたか?」
「いいえ、本当に新しい媚薬だと思っていました」
「嘘だ! その女は知っていた筈……!」
「ほう、宰相はやはりこの女性が毒薬入りの瓶をアルフレッド王の愛人達に配った事を知っていたのですね」
「違う! ただ、この女がその瓶を配ったのなら、中身が何だったのかも知っていただろうと思っただけだ!」
「苦しい言い訳ですね――衛兵、宰相を拘束しなさい」
「おい! 何の根拠もなく無礼だ! 止めろ!」
「根拠なら今、言ったはずです」
「私が陛下を殺める理由などないだろう?!」
「そうですね。陛下は貴方のマリオネットでしたからね」
「だったら!」
「フフフ……貴方は恐れ多くも陛下を傀儡にしていた事を公に認めるのですね」
「い、いや、そ、そういう訳では……と、とにかく私には陛下を殺める命令を下す理由がない!」
「それは国王夫妻の放蕩が過ぎて革命が起きそうにならなければ、ですよね。都合が悪くなったから、古いマリオネットは捨てて新しいマリオネットに乗り換えようとしていた――残念ですね、悪巧みがばれてしまって」
「わ、悪巧みなどしていない!」
「往生際が悪いですね。これを見てもまだ足掻けるのですか? 愛人に配ったのと同じ瓶がツェーリンゲン公爵邸にもあったのですよ」
ルイトポルトは亡くなった愛人の死亡現場から回収したのと同じガラス瓶を高々と持ち上げた。
宰相に頼り切りだった王弟ヨアヒムは、宰相の優位がガラガラと崩れ落ちていく様を目の前で見て顔色を真っ青にしていた。
「い、いつの間に!」
「私の部下は優秀なんですよ」
ルイトポルトはちらりと背後にいるアントンを見た。
「宰相にはすぐに地下牢へ行っていただいてもいいのですが、貴方と貴方の一門の方々が横領や人身売買など、悪辣の限りを尽くしてきましたので、その断罪も聞いていただきたい。だから断罪が済むまでここに残ってもらいますね」
「こんな事は冤罪です! 仮にも私は殿下の義父なのですぞ! パトリツィアが悲しがるでしょうにいいのですか?!」
「よくもそんな事を言えるな! 彼女の名前を出すんじゃない!」
ベネディクトはパトリツィアを散々苦しめてきた癖に彼女に縋って助かろうとしている。ルイトポルトは、その浅ましさにゾッとし、怒りを爆発させた。
その後、ルイトポルトはベネディクトを拘束させたままで、宰相派貴族の罪を次々と明らかにし、その場にいる宰相派議員を捕らえさせた。それと共にヨアヒムがベネディクトの助けを得て王位を簒奪しようとしていた事も明るみに出た。
捕縛される議員達の阿鼻叫喚の中、アントンの父パトリックとリーゼロッテの父エーリヒは必死にアントンに助けを求め、それが無駄だと分かると罵った。
「アントン! 私は何もしてないぞ! 今すぐこの拘束を解かせろ!」
「そうだ! 拘束を解かせなさい!」
「白々しい。貴方がたの悪事はもう分かってるんですよ」
「お前の妻が悲しがるだろう?! いいのか!」
「フン、そんな訳がないだろう。親とも言えないような父親が破滅して彼女はかえって喜ぶはずだ」
「そんな訳はない!」
「おい、そんな赤の他人はどうでもいい!」
「なっ! 赤の他人じゃない! お前の息子の愛妻の父だ!」
エーリッヒがパトリックを睨みつけて食って掛かろうとしたので、衛兵が彼を羽交い締めにした。だがエーリッヒは拘束を逃れようとバタバタと暴れて大声で叫んだ。
「止めろ、離せ!」
「そんな奴はどうでもいい! それより父親を見捨てるのか?! 私が破滅したら、息子のお前だって只では済まないはずだぞ! 恩赦されてもせいぜい平民落ちぐらいが関の山だ。それでいいのか?」
「望むところですよ――君、この男どもが喋れないように猿ぐつわをはめろ」
「な、何、止めろ! この親不孝者!」
アントンは、パトリックやエーリヒのように大声で叫び続けている者に猿ぐつわをはめて拘束を強めるよう、王宮の衛兵に命じた。
その他、議会に出席する必要がなく在宅していた宰相一門の貴族達もそれぞれの家で拘束され、処遇が決まるまで地下牢に閉じ込められた。
ヨアヒムが既に独断で民主派に約束した備蓄食料の放出と教会との炊き出しの協力は、議員達はすんなりと認めた。だが、平民議員を議会に加入させるのは、絶対反対の意見と条件付きで認める意見が対立していた。
「ここで1人でも平民議員を入れたらどんどん増長しますぞ!」
「でも全く認めないのは無理でしょう? 議会で検討すると王弟殿下が約束したから民主派は暴動を起こしそうな民衆を引かせたんですよ」
「貴様は平民の味方なのか? まあ、それももっともだな。なにせ、貴様の家は先々代国王陛下に取り立てていただいただけで、その前は平民だったよなぁ」
「何?!」
「静粛に!」
喧々諤々の暴動寸前の論争の中、ここにいるはずのない大きな声が響き渡った。その声の主を見てベネディクトは顔をしかめた。
「王太子殿下、どうしてここにいらしたのですか? ここは王弟殿下にお任せ下さいと言ったはずです」
「私は王位継承権第1位です。民の前でも何ら恥じる事はしていないと誓えます。軟禁される謂れはないはずですよ」
「軟禁?」
中立派の貴族はルイトポルトが自主的に謹慎していると聞いていたので、驚いた。
「軟禁だなんて人聞きの悪い」
「人聞きの悪い事だけでなく、本当に罪を犯しているのだから宰相も救いがないですね」
「いくら王太子殿下でも侮辱は許されませんぞ」
「いえ、侮辱ではありません。それどころか前国王アルフレッド陛下を毒殺した大罪人ではありませんか!」
「言うに事を欠いて! 聞くに堪えませんぞ!」
「証拠をお見せしましょう」
ルイトポルトが見せたのは、アルフレッドの愛人の1人が秘密の恋人と共に使って中毒死した『媚薬』の入っていたガラス瓶であった。それはアルフレッドの寵愛が薄れてきた愛人達に配られた物の1つで中身が半分程残っていた。
「王立医学薬学研究所の分析によれば、この中身は致死性の毒薬です。我が国ではこの毒薬を販売する事は許されておらず、解毒剤も流通していませんから、一般の医者はこの毒薬を判別できず、中毒患者を救う事はできないでしょう。ですがこの毒薬をクロイツ商会が密輸入していた事が分かりました。クロイツ商会は実質的に宰相の経営している商会です」
「言いがかりですぞ。仮にクロイツ商会が密輸入していたとしても、私は経営者ではない。殿下も『実質』とおっしゃったではないですか」
それに対してルイトポルトは証人を連れてきた。ベネディクトはまさかこの者が裏切るとは思っていなかったので、罵りたくなったが、すんでの所で我慢してポーカーフェイスを装った。
「この方はクロイツ商会の会長です――この毒薬をお宅の商会で密輸入した事は認めますね?」
「はい」
「それは誰の指示でしたか?」
「……そ、それは……」
クロイツ商会会長はベネディクトに睨まれて縮み上がった。
「宰相、証人を睨まないで下さい。それ以上、証人を睨むと、宰相にやましい事があると理解しますよ――会長、もう1度聞きます。毒薬の輸入の指示は誰がしましたか?」
「さ、宰相閣下です」
「貴様! 恩を仇で返すのか!」
「証人の恫喝は罪を認めるとみなしますよ」
「罪などある訳がありません。こんなものはでっち上げです!」
「そうですか。ではこちらの証人にも証言していただきましょう。ああ、それから議会閉会後に証人を消そうとしても無駄ですよ。証人と証人の家族は王宮で丁重に保護していますから」
次の証人として連れられてきたのは、アルフレッド王の愛人達に毒入りの瓶を配った女だった。ベネディクトはその女を暗殺者に始末させたと思っていたので、驚いた。
「貴女は変装してアルフレッド王の愛人達にこの瓶を配ったのですね?」
「はい、そうです」
「この中身が毒薬だとご存知でしたか?」
「いいえ、本当に新しい媚薬だと思っていました」
「嘘だ! その女は知っていた筈……!」
「ほう、宰相はやはりこの女性が毒薬入りの瓶をアルフレッド王の愛人達に配った事を知っていたのですね」
「違う! ただ、この女がその瓶を配ったのなら、中身が何だったのかも知っていただろうと思っただけだ!」
「苦しい言い訳ですね――衛兵、宰相を拘束しなさい」
「おい! 何の根拠もなく無礼だ! 止めろ!」
「根拠なら今、言ったはずです」
「私が陛下を殺める理由などないだろう?!」
「そうですね。陛下は貴方のマリオネットでしたからね」
「だったら!」
「フフフ……貴方は恐れ多くも陛下を傀儡にしていた事を公に認めるのですね」
「い、いや、そ、そういう訳では……と、とにかく私には陛下を殺める命令を下す理由がない!」
「それは国王夫妻の放蕩が過ぎて革命が起きそうにならなければ、ですよね。都合が悪くなったから、古いマリオネットは捨てて新しいマリオネットに乗り換えようとしていた――残念ですね、悪巧みがばれてしまって」
「わ、悪巧みなどしていない!」
「往生際が悪いですね。これを見てもまだ足掻けるのですか? 愛人に配ったのと同じ瓶がツェーリンゲン公爵邸にもあったのですよ」
ルイトポルトは亡くなった愛人の死亡現場から回収したのと同じガラス瓶を高々と持ち上げた。
宰相に頼り切りだった王弟ヨアヒムは、宰相の優位がガラガラと崩れ落ちていく様を目の前で見て顔色を真っ青にしていた。
「い、いつの間に!」
「私の部下は優秀なんですよ」
ルイトポルトはちらりと背後にいるアントンを見た。
「宰相にはすぐに地下牢へ行っていただいてもいいのですが、貴方と貴方の一門の方々が横領や人身売買など、悪辣の限りを尽くしてきましたので、その断罪も聞いていただきたい。だから断罪が済むまでここに残ってもらいますね」
「こんな事は冤罪です! 仮にも私は殿下の義父なのですぞ! パトリツィアが悲しがるでしょうにいいのですか?!」
「よくもそんな事を言えるな! 彼女の名前を出すんじゃない!」
ベネディクトはパトリツィアを散々苦しめてきた癖に彼女に縋って助かろうとしている。ルイトポルトは、その浅ましさにゾッとし、怒りを爆発させた。
その後、ルイトポルトはベネディクトを拘束させたままで、宰相派貴族の罪を次々と明らかにし、その場にいる宰相派議員を捕らえさせた。それと共にヨアヒムがベネディクトの助けを得て王位を簒奪しようとしていた事も明るみに出た。
捕縛される議員達の阿鼻叫喚の中、アントンの父パトリックとリーゼロッテの父エーリヒは必死にアントンに助けを求め、それが無駄だと分かると罵った。
「アントン! 私は何もしてないぞ! 今すぐこの拘束を解かせろ!」
「そうだ! 拘束を解かせなさい!」
「白々しい。貴方がたの悪事はもう分かってるんですよ」
「お前の妻が悲しがるだろう?! いいのか!」
「フン、そんな訳がないだろう。親とも言えないような父親が破滅して彼女はかえって喜ぶはずだ」
「そんな訳はない!」
「おい、そんな赤の他人はどうでもいい!」
「なっ! 赤の他人じゃない! お前の息子の愛妻の父だ!」
エーリッヒがパトリックを睨みつけて食って掛かろうとしたので、衛兵が彼を羽交い締めにした。だがエーリッヒは拘束を逃れようとバタバタと暴れて大声で叫んだ。
「止めろ、離せ!」
「そんな奴はどうでもいい! それより父親を見捨てるのか?! 私が破滅したら、息子のお前だって只では済まないはずだぞ! 恩赦されてもせいぜい平民落ちぐらいが関の山だ。それでいいのか?」
「望むところですよ――君、この男どもが喋れないように猿ぐつわをはめろ」
「な、何、止めろ! この親不孝者!」
アントンは、パトリックやエーリヒのように大声で叫び続けている者に猿ぐつわをはめて拘束を強めるよう、王宮の衛兵に命じた。
その他、議会に出席する必要がなく在宅していた宰相一門の貴族達もそれぞれの家で拘束され、処遇が決まるまで地下牢に閉じ込められた。
10
あなたにおすすめの小説
幼馴染と夫の衝撃告白に号泣「僕たちは愛し合っている」王子兄弟の関係に私の入る隙間がない!
佐藤 美奈
恋愛
「僕たちは愛し合っているんだ!」
突然、夫に言われた。アメリアは第一子を出産したばかりなのに……。
アメリア公爵令嬢はレオナルド王太子と結婚して、アメリアは王太子妃になった。
アメリアの幼馴染のウィリアム。アメリアの夫はレオナルド。二人は兄弟王子。
二人は、仲が良い兄弟だと思っていたけど予想以上だった。二人の親密さに、私は入る隙間がなさそうだと思っていたら本当になかったなんて……。
結婚したけど夫の不倫が発覚して兄に相談した。相手は親友で2児の母に慰謝料を請求した。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵令嬢のアメリアは幼馴染のジェームズと結婚して公爵夫人になった。
結婚して半年が経過したよく晴れたある日、アメリアはジェームズとのすれ違いの生活に悩んでいた。そんな時、机の脇に置き忘れたような手紙を発見して中身を確かめた。
アメリアは手紙を読んで衝撃を受けた。夫のジェームズは不倫をしていた。しかも相手はアメリアの親しい友人のエリー。彼女は既婚者で2児の母でもある。ジェームズの不倫相手は他にもいました。
アメリアは信頼する兄のニコラスの元を訪ね相談して意見を求めた。
夫「お前は価値がない女だ。太った姿を見るだけで吐き気がする」若い彼女と再婚するから妻に出て行け!
佐藤 美奈
恋愛
華やかな舞踏会から帰宅した公爵夫人ジェシカは、幼馴染の夫ハリーから突然の宣告を受ける。
「お前は価値のない女だ。太った姿を見るだけで不快だ!」
冷酷な言葉は、長年連れ添った夫の口から発せられたとは思えないほど鋭く、ジェシカの胸に突き刺さる。
さらにハリーは、若い恋人ローラとの再婚を一方的に告げ、ジェシカに屋敷から出ていくよう迫る。
優しかった夫の変貌に、ジェシカは言葉を失い、ただ立ち尽くす。
「本当に僕の子供なのか検査して調べたい」子供と顔が似てないと責められ離婚と多額の慰謝料を請求された。
佐藤 美奈
恋愛
ソフィア伯爵令嬢は、公爵位を継いだ恋人で幼馴染のジャックと結婚して公爵夫人になった。何一つ不自由のない環境で誰もが羨むような生活をして、二人の子供に恵まれて幸福の絶頂期でもあった。
「長男は僕に似てるけど、次男の顔は全く似てないから病院で検査したい」
ある日、ジャックからそう言われてソフィアは、時間が止まったような気持ちで精神的な打撃を受けた。すぐに返す言葉が出てこなかった。この出来事がきっかけで仲睦まじい夫婦にひびが入り崩れ出していく。
最近彼氏の様子がおかしい!私を溺愛し大切にしてくれる幼馴染の彼氏が急に冷たくなった衝撃の理由。
佐藤 美奈
恋愛
ソフィア・フランチェスカ男爵令嬢はロナウド・オスバッカス子爵令息に結婚を申し込まれた。
幼馴染で恋人の二人は学園を卒業したら夫婦になる永遠の愛を誓う。超名門校のフォージャー学園に入学し恋愛と楽しい学園生活を送っていたが、学年が上がると愛する彼女の様子がおかしい事に気がつきました。
一緒に下校している時ロナウドにはソフィアが不安そうな顔をしているように見えて、心配そうな視線を向けて話しかけた。
ソフィアは彼を心配させないように無理に笑顔を作って、何でもないと答えますが本当は学園の経営者である理事長の娘アイリーン・クロフォード公爵令嬢に精神的に追い詰められていた。
私を大切にしなかった貴方が、なぜ今さら許されると思ったの?
佐藤 美奈
恋愛
財力に乏しい貴族の家柄の娘エリザベート・フェルナンドは、ハリントン伯爵家の嫡男ヴィクトルとの婚約に胸をときめかせていた。
母シャーロット・フェルナンドの微笑みに祝福を感じながらも、その奥に隠された思惑を理解することはできなかった。
やがて訪れるフェルナンド家とハリントン家の正式な顔合わせの席。その場で起こる残酷な出来事を、エリザベートはまだ知る由もなかった。
魔法とファンタジーの要素が少し漂う日常の中で、周りはほのぼのとした雰囲気に包まれていた。
腹が立つ相手はみんなざまぁ!
上流階級の名家が没落。皇帝、皇后、イケメン皇太子、生意気な態度の皇女に仕返しだ! 貧乏な男爵家の力を思い知れ!
真の姿はクロイツベルク陛下、神聖なる至高の存在。
婚約した幼馴染の彼と妹がベッドで寝てた。婚約破棄は嫌だと泣き叫んで復縁をしつこく迫る。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵令嬢のオリビアは幼馴染と婚約して限りない喜びに満ちていました。相手はアルフィ皇太子殿下です。二人は心から幸福を感じている。
しかし、オリビアが聖女に選ばれてから会える時間が減っていく。それに対してアルフィは不満でした。オリビアも彼といる時間を大切にしたいと言う思いでしたが、心にすれ違いを生じてしまう。
そんな時、オリビアは過密スケジュールで約束していたデートを直前で取り消してしまい、アルフィと喧嘩になる。気を取り直して再びアルフィに謝りに行きますが……
彼女よりも幼馴染を溺愛して優先の彼と結婚するか悩む
佐藤 美奈
恋愛
公爵家の広大な庭園。その奥まった一角に佇む白いガゼボで、私はひとり思い悩んでいた。
私の名はニーナ・フォン・ローゼンベルク。名門ローゼンベルク家の令嬢として、若き騎士アンドレ・フォン・ヴァルシュタインとの婚約がすでに決まっている。けれど、その婚約に心からの喜びを感じることができずにいた。
理由はただ一つ。彼の幼馴染であるキャンディ・フォン・リエーヌ子爵令嬢の存在。
アンドレは、彼女がすべてであるかのように振る舞い、いついかなる時も彼女の望みを最優先にする。婚約者である私の気持ちなど、まるで見えていないかのように。
そして、アンドレはようやく自分の至らなさに気づくこととなった。
失われたニーナの心を取り戻すため、彼は様々なイベントであらゆる方法を試みることを決意する。その思いは、ただ一つ、彼女の笑顔を再び見ることに他ならなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる