68 / 72
第3章 激動の王国
67.秘密の捜索
しおりを挟む
ルイトポルトは、ゲルデルン公爵令嬢との縁談が不快で仕方なかった。パトリツィアの実父が処刑されて彼女が姿を消した今でも、ルイトポルトにとっては彼女だけが愛する妻だ。
アントンに任せたパトリツィアの捜索が遅々として進んでいないのは、この縁談を進めるためにわざではないかとルイトポルトは疑いたくなった。アントンがいくらパトリツィアをルイトポルトから引き離したがっていても、子供の頃から信頼して頼ってきたアントンがそこまでするとは思いたくなかった。
ルイトポルトだって政権の危うい現状を分かっているから、パトリツィアさえ見つかれば、愛し合う夫婦として幸せに暮らしていけると思う程、楽観的ではない。彼女を公に妃として復帰させるのは難しいだろう。それはルイトポルトも分かっている。
でもとにかく箱入り娘のパトリツィアが厳しい逃亡生活に耐えられるのか、ルイトポルトは心配でたまらない。彼女さえ見つかれば、後は何とでも匿える。ルイトポルトはその一心だった。
だからルイトポルトはパトリツィアを少しでも早く見つけたくて、アントンに内密で独自に彼女を捜索しようと決意した。
捜索には王家の影を使うのが最も効率的である。以前なら、アントンにすぐにばれて苦言を呈されただろうが、今はルイトポルトがアントンに内密でパトリツィアの捜索を影に指示するのも可能だ。
ルイトポルトは即位後、王家の影を直接支配下に置いた。王家の影を代々統括してきたアントンのマンダーシャイド伯爵家はクーデター後に取り潰しになり、アントンはペトラやヨルクのような子飼いの影を手放した。
クーデター後もアントンは、王家の影の統括役をなし崩し的に続けているが、普段は直属の有能な部下に任せきりだ。宰相になって以来アントンは多忙な上に、妻リーゼロッテとの時間も取るため、以前のように王家の影に多くの時間を割けられない。
宰相達の断罪前、アントンは王宮の自分の執務室にほとんど住んでいるような生活をしていた。その頃は、アントンが王宮にいないと思ってもいつ戻って来るか分からない上に、彼の子飼いの影も王宮のどこかに常駐していたので、ルイトポルトが王家の影と接触すればアントンにすぐにばれてしまった。
でも今やアントン子飼いの影はおらず、彼自身もにわか愛妻家になって以来、どんなに忙しくても毎日帰宅し、王宮にとんぼ返りすることもない。それも以前のように娼館に寄ったりせずにまっすぐ帰宅している。
ゲルデルン家から奏上書が届いたその日、ルイトポルトはアントンの帰宅を手ぐすねを引いて待った。彼の姿が見えなくなってすかさずルイトポルトは、王家の影に所属するアンケを執務室に呼んだ。
アンケは裏では王家の影として活動しているが、表の顔は神出鬼没の占い婆さんである。よく当たる占い師として市井で人気を博しており、貧民街の子供達からは『おばあ』としても親しまれている。
クーデター前、アンケと職業斡旋所の経営者アレックスはアントン子飼いの影として主に情報収集を担当してきた。今の2人は、王家の影となって以前同様の諜報活動を担っている。
正式な影の長官でないアントンは、彼らにとって仮の上司に過ぎないが、彼らは今もアントンをボスと呼んでいる。ただし、仕事はきっちりと線引きしていてアンケもアレックスもアントンの個人的な依頼があったとしても受けないし、アントンの方も弁えていてそんな仕事の依頼はしない。
パトリツィアの捜索は、アレックスに任せることも理論上は可能だが、今は物理的に不可能だ。クーデターで仕えていた家が取り潰しになったせいで仕事を失った使用人が市井にあふれており、ルイトポルトがアレックスにその対応を任せているので、彼はてんてこ舞いだ。
ルイトポルトの執務室に通されたアンケには占い婆さんの面影は全くなかった。占い師としての彼女は白髪頭にフードを深く被って腰が曲がった老婆だが、ルイトポルトの目の前の彼女の腰は曲がっておらず、頭はまだ白くない。白髪は、こめかみのあたりにちらほらと焦げ茶色の髪の毛の中に混ざっているぐらいだ。
アンケはルイトポルトに勧められてもいないのに、どっしりとした木製の書斎机の前に鎮座するソファにドカッと腰を下ろし、すぐに怒涛の如くしゃべりだした。だがルイトポルトはそれに慣れているようで怒ったり、驚いたりすることもなく、気安く受け答えしている。
「最近、私をこき使い過ぎ! 腰が曲がった振りをずっとしているのも大変なんだよ。声だっていつもしわがれ声を出してたら、喉が痛くなっちゃう。妙齢の女性に酷い仕打ちだよ!」
「妙齢ねぇ……」
「そうだよ。妙齢なんだよ。いつもあんな恰好をしていたら、いい男を捉まえられないじゃないか」
「ハイハイ、それより今日はアントンに内緒で頼みたいことがあるんだよ」
アンケは息子みたいな年齢のレオポルトに軽くあしらわれて抗議したが、どこまで本気だったのかは傍から見ても分からない。ルイトポルトが人払いをしてパトリツィア達の捜索の話を始めると、アンケは途端に真剣な表情に変わった。
アンケを使ってパトリツィア達を捜索すれば、アントンにばれるのは時間の問題である。でもアンケが占い婆さんとして情報収集をしている体を装えば、妻に色ボケしたアントンをしばらくの間は誤魔化せるかもしれない。だからルイトポルトは、アンケに捜索中ずっと占い婆さんの扮装でいて欲しかったのだが、すげなく断られた。
「ずっと占い婆さんの恰好で捜索しろって?! 嫌なこった! 疲れるし、何よりあの恰好のままじゃ、そんなに長距離移動できないし、何か起こっても咄嗟に自衛だってできやしない。それにそんな小細工してもどうせボスにはすぐにばれるよ」
アンケが神出鬼没だったのは、腰を曲げた老婆の扮装を長時間するのが無理だったからだ。貧民街の占い婆さんの「家」にいる時だって、誰も訪問してこない時は腰を伸ばしていた。相手に油断させるために老婆の姿を取り始めた時は、こんなに長期間占い婆さんを演じるとはアンケも思っていなかった。
結局折衷案を取って捜査活動中もアンケは時々占い婆さんの姿で占いをすることになった。
この翌日、アンケはさっそくパトリツィア捜索に出発していった。
アントンに任せたパトリツィアの捜索が遅々として進んでいないのは、この縁談を進めるためにわざではないかとルイトポルトは疑いたくなった。アントンがいくらパトリツィアをルイトポルトから引き離したがっていても、子供の頃から信頼して頼ってきたアントンがそこまでするとは思いたくなかった。
ルイトポルトだって政権の危うい現状を分かっているから、パトリツィアさえ見つかれば、愛し合う夫婦として幸せに暮らしていけると思う程、楽観的ではない。彼女を公に妃として復帰させるのは難しいだろう。それはルイトポルトも分かっている。
でもとにかく箱入り娘のパトリツィアが厳しい逃亡生活に耐えられるのか、ルイトポルトは心配でたまらない。彼女さえ見つかれば、後は何とでも匿える。ルイトポルトはその一心だった。
だからルイトポルトはパトリツィアを少しでも早く見つけたくて、アントンに内密で独自に彼女を捜索しようと決意した。
捜索には王家の影を使うのが最も効率的である。以前なら、アントンにすぐにばれて苦言を呈されただろうが、今はルイトポルトがアントンに内密でパトリツィアの捜索を影に指示するのも可能だ。
ルイトポルトは即位後、王家の影を直接支配下に置いた。王家の影を代々統括してきたアントンのマンダーシャイド伯爵家はクーデター後に取り潰しになり、アントンはペトラやヨルクのような子飼いの影を手放した。
クーデター後もアントンは、王家の影の統括役をなし崩し的に続けているが、普段は直属の有能な部下に任せきりだ。宰相になって以来アントンは多忙な上に、妻リーゼロッテとの時間も取るため、以前のように王家の影に多くの時間を割けられない。
宰相達の断罪前、アントンは王宮の自分の執務室にほとんど住んでいるような生活をしていた。その頃は、アントンが王宮にいないと思ってもいつ戻って来るか分からない上に、彼の子飼いの影も王宮のどこかに常駐していたので、ルイトポルトが王家の影と接触すればアントンにすぐにばれてしまった。
でも今やアントン子飼いの影はおらず、彼自身もにわか愛妻家になって以来、どんなに忙しくても毎日帰宅し、王宮にとんぼ返りすることもない。それも以前のように娼館に寄ったりせずにまっすぐ帰宅している。
ゲルデルン家から奏上書が届いたその日、ルイトポルトはアントンの帰宅を手ぐすねを引いて待った。彼の姿が見えなくなってすかさずルイトポルトは、王家の影に所属するアンケを執務室に呼んだ。
アンケは裏では王家の影として活動しているが、表の顔は神出鬼没の占い婆さんである。よく当たる占い師として市井で人気を博しており、貧民街の子供達からは『おばあ』としても親しまれている。
クーデター前、アンケと職業斡旋所の経営者アレックスはアントン子飼いの影として主に情報収集を担当してきた。今の2人は、王家の影となって以前同様の諜報活動を担っている。
正式な影の長官でないアントンは、彼らにとって仮の上司に過ぎないが、彼らは今もアントンをボスと呼んでいる。ただし、仕事はきっちりと線引きしていてアンケもアレックスもアントンの個人的な依頼があったとしても受けないし、アントンの方も弁えていてそんな仕事の依頼はしない。
パトリツィアの捜索は、アレックスに任せることも理論上は可能だが、今は物理的に不可能だ。クーデターで仕えていた家が取り潰しになったせいで仕事を失った使用人が市井にあふれており、ルイトポルトがアレックスにその対応を任せているので、彼はてんてこ舞いだ。
ルイトポルトの執務室に通されたアンケには占い婆さんの面影は全くなかった。占い師としての彼女は白髪頭にフードを深く被って腰が曲がった老婆だが、ルイトポルトの目の前の彼女の腰は曲がっておらず、頭はまだ白くない。白髪は、こめかみのあたりにちらほらと焦げ茶色の髪の毛の中に混ざっているぐらいだ。
アンケはルイトポルトに勧められてもいないのに、どっしりとした木製の書斎机の前に鎮座するソファにドカッと腰を下ろし、すぐに怒涛の如くしゃべりだした。だがルイトポルトはそれに慣れているようで怒ったり、驚いたりすることもなく、気安く受け答えしている。
「最近、私をこき使い過ぎ! 腰が曲がった振りをずっとしているのも大変なんだよ。声だっていつもしわがれ声を出してたら、喉が痛くなっちゃう。妙齢の女性に酷い仕打ちだよ!」
「妙齢ねぇ……」
「そうだよ。妙齢なんだよ。いつもあんな恰好をしていたら、いい男を捉まえられないじゃないか」
「ハイハイ、それより今日はアントンに内緒で頼みたいことがあるんだよ」
アンケは息子みたいな年齢のレオポルトに軽くあしらわれて抗議したが、どこまで本気だったのかは傍から見ても分からない。ルイトポルトが人払いをしてパトリツィア達の捜索の話を始めると、アンケは途端に真剣な表情に変わった。
アンケを使ってパトリツィア達を捜索すれば、アントンにばれるのは時間の問題である。でもアンケが占い婆さんとして情報収集をしている体を装えば、妻に色ボケしたアントンをしばらくの間は誤魔化せるかもしれない。だからルイトポルトは、アンケに捜索中ずっと占い婆さんの扮装でいて欲しかったのだが、すげなく断られた。
「ずっと占い婆さんの恰好で捜索しろって?! 嫌なこった! 疲れるし、何よりあの恰好のままじゃ、そんなに長距離移動できないし、何か起こっても咄嗟に自衛だってできやしない。それにそんな小細工してもどうせボスにはすぐにばれるよ」
アンケが神出鬼没だったのは、腰を曲げた老婆の扮装を長時間するのが無理だったからだ。貧民街の占い婆さんの「家」にいる時だって、誰も訪問してこない時は腰を伸ばしていた。相手に油断させるために老婆の姿を取り始めた時は、こんなに長期間占い婆さんを演じるとはアンケも思っていなかった。
結局折衷案を取って捜査活動中もアンケは時々占い婆さんの姿で占いをすることになった。
この翌日、アンケはさっそくパトリツィア捜索に出発していった。
10
あなたにおすすめの小説
幼馴染と夫の衝撃告白に号泣「僕たちは愛し合っている」王子兄弟の関係に私の入る隙間がない!
佐藤 美奈
恋愛
「僕たちは愛し合っているんだ!」
突然、夫に言われた。アメリアは第一子を出産したばかりなのに……。
アメリア公爵令嬢はレオナルド王太子と結婚して、アメリアは王太子妃になった。
アメリアの幼馴染のウィリアム。アメリアの夫はレオナルド。二人は兄弟王子。
二人は、仲が良い兄弟だと思っていたけど予想以上だった。二人の親密さに、私は入る隙間がなさそうだと思っていたら本当になかったなんて……。
結婚したけど夫の不倫が発覚して兄に相談した。相手は親友で2児の母に慰謝料を請求した。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵令嬢のアメリアは幼馴染のジェームズと結婚して公爵夫人になった。
結婚して半年が経過したよく晴れたある日、アメリアはジェームズとのすれ違いの生活に悩んでいた。そんな時、机の脇に置き忘れたような手紙を発見して中身を確かめた。
アメリアは手紙を読んで衝撃を受けた。夫のジェームズは不倫をしていた。しかも相手はアメリアの親しい友人のエリー。彼女は既婚者で2児の母でもある。ジェームズの不倫相手は他にもいました。
アメリアは信頼する兄のニコラスの元を訪ね相談して意見を求めた。
夫「お前は価値がない女だ。太った姿を見るだけで吐き気がする」若い彼女と再婚するから妻に出て行け!
佐藤 美奈
恋愛
華やかな舞踏会から帰宅した公爵夫人ジェシカは、幼馴染の夫ハリーから突然の宣告を受ける。
「お前は価値のない女だ。太った姿を見るだけで不快だ!」
冷酷な言葉は、長年連れ添った夫の口から発せられたとは思えないほど鋭く、ジェシカの胸に突き刺さる。
さらにハリーは、若い恋人ローラとの再婚を一方的に告げ、ジェシカに屋敷から出ていくよう迫る。
優しかった夫の変貌に、ジェシカは言葉を失い、ただ立ち尽くす。
「本当に僕の子供なのか検査して調べたい」子供と顔が似てないと責められ離婚と多額の慰謝料を請求された。
佐藤 美奈
恋愛
ソフィア伯爵令嬢は、公爵位を継いだ恋人で幼馴染のジャックと結婚して公爵夫人になった。何一つ不自由のない環境で誰もが羨むような生活をして、二人の子供に恵まれて幸福の絶頂期でもあった。
「長男は僕に似てるけど、次男の顔は全く似てないから病院で検査したい」
ある日、ジャックからそう言われてソフィアは、時間が止まったような気持ちで精神的な打撃を受けた。すぐに返す言葉が出てこなかった。この出来事がきっかけで仲睦まじい夫婦にひびが入り崩れ出していく。
最近彼氏の様子がおかしい!私を溺愛し大切にしてくれる幼馴染の彼氏が急に冷たくなった衝撃の理由。
佐藤 美奈
恋愛
ソフィア・フランチェスカ男爵令嬢はロナウド・オスバッカス子爵令息に結婚を申し込まれた。
幼馴染で恋人の二人は学園を卒業したら夫婦になる永遠の愛を誓う。超名門校のフォージャー学園に入学し恋愛と楽しい学園生活を送っていたが、学年が上がると愛する彼女の様子がおかしい事に気がつきました。
一緒に下校している時ロナウドにはソフィアが不安そうな顔をしているように見えて、心配そうな視線を向けて話しかけた。
ソフィアは彼を心配させないように無理に笑顔を作って、何でもないと答えますが本当は学園の経営者である理事長の娘アイリーン・クロフォード公爵令嬢に精神的に追い詰められていた。
私を大切にしなかった貴方が、なぜ今さら許されると思ったの?
佐藤 美奈
恋愛
財力に乏しい貴族の家柄の娘エリザベート・フェルナンドは、ハリントン伯爵家の嫡男ヴィクトルとの婚約に胸をときめかせていた。
母シャーロット・フェルナンドの微笑みに祝福を感じながらも、その奥に隠された思惑を理解することはできなかった。
やがて訪れるフェルナンド家とハリントン家の正式な顔合わせの席。その場で起こる残酷な出来事を、エリザベートはまだ知る由もなかった。
魔法とファンタジーの要素が少し漂う日常の中で、周りはほのぼのとした雰囲気に包まれていた。
腹が立つ相手はみんなざまぁ!
上流階級の名家が没落。皇帝、皇后、イケメン皇太子、生意気な態度の皇女に仕返しだ! 貧乏な男爵家の力を思い知れ!
真の姿はクロイツベルク陛下、神聖なる至高の存在。
婚約した幼馴染の彼と妹がベッドで寝てた。婚約破棄は嫌だと泣き叫んで復縁をしつこく迫る。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵令嬢のオリビアは幼馴染と婚約して限りない喜びに満ちていました。相手はアルフィ皇太子殿下です。二人は心から幸福を感じている。
しかし、オリビアが聖女に選ばれてから会える時間が減っていく。それに対してアルフィは不満でした。オリビアも彼といる時間を大切にしたいと言う思いでしたが、心にすれ違いを生じてしまう。
そんな時、オリビアは過密スケジュールで約束していたデートを直前で取り消してしまい、アルフィと喧嘩になる。気を取り直して再びアルフィに謝りに行きますが……
彼女よりも幼馴染を溺愛して優先の彼と結婚するか悩む
佐藤 美奈
恋愛
公爵家の広大な庭園。その奥まった一角に佇む白いガゼボで、私はひとり思い悩んでいた。
私の名はニーナ・フォン・ローゼンベルク。名門ローゼンベルク家の令嬢として、若き騎士アンドレ・フォン・ヴァルシュタインとの婚約がすでに決まっている。けれど、その婚約に心からの喜びを感じることができずにいた。
理由はただ一つ。彼の幼馴染であるキャンディ・フォン・リエーヌ子爵令嬢の存在。
アンドレは、彼女がすべてであるかのように振る舞い、いついかなる時も彼女の望みを最優先にする。婚約者である私の気持ちなど、まるで見えていないかのように。
そして、アンドレはようやく自分の至らなさに気づくこととなった。
失われたニーナの心を取り戻すため、彼は様々なイベントであらゆる方法を試みることを決意する。その思いは、ただ一つ、彼女の笑顔を再び見ることに他ならなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる