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空が彩度を増し鮮やかなオレンジ色になってもゆうきは見つからない
もし今気持ちを伝えたら、どう思うんだろう、
私のことどう思っているんだろう、
そんなことわかるはずないのに考えてしまう
そう考えながら探していると
昇降口に姿がみえた
後ろ姿だが、間違いない
ゆうきだ
いつも後ろ姿を見てきた
見間違えるわけがない
声をかけようとしたところでひゅっと声が引っ込む
なんて、話しかけよう...
もう靴を履いて昇降口から出て行こうとしているゆうきを呼び止める言葉が見つからない
でも
【好き】
この言葉を伝えなきゃ一生後悔する
それだけは感じた
下校のチャイムが鳴り私を焦らせる
「....っゆうき!」
大きい背中が振り向く
「ん?さおりどうした?」
「あのね、今伝えたいことがあって」
「うん、なに?」
「ゆうきのことが..好き」
「えっ......」
野球部の声が響く
そんな中二人がただ佇んでいる
やっと伝えられた
今はこれでいい
やっとスタートに立てた
「すぐに返事が欲しいわけじゃなくて、私のこと意識して欲しいの」
この時ゆうきの顔が赤く見えたのは夕焼けのせいだろうか
私たちの関係が少し変わった予感がした
空が彩度を増し鮮やかなオレンジ色になってもゆうきは見つからない
もし今気持ちを伝えたら、どう思うんだろう、
私のことどう思っているんだろう、
そんなことわかるはずないのに考えてしまう
そう考えながら探していると
昇降口に姿がみえた
後ろ姿だが、間違いない
ゆうきだ
いつも後ろ姿を見てきた
見間違えるわけがない
声をかけようとしたところでひゅっと声が引っ込む
なんて、話しかけよう...
もう靴を履いて昇降口から出て行こうとしているゆうきを呼び止める言葉が見つからない
でも
【好き】
この言葉を伝えなきゃ一生後悔する
それだけは感じた
下校のチャイムが鳴り私を焦らせる
「....っゆうき!」
大きい背中が振り向く
「ん?さおりどうした?」
「あのね、今伝えたいことがあって」
「うん、なに?」
「ゆうきのことが..好き」
「えっ......」
野球部の声が響く
そんな中二人がただ佇んでいる
やっと伝えられた
今はこれでいい
やっとスタートに立てた
「すぐに返事が欲しいわけじゃなくて、私のこと意識して欲しいの」
この時ゆうきの顔が赤く見えたのは夕焼けのせいだろうか
私たちの関係が少し変わった予感がした
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