24 / 24
第1章 出会いと経験
第24話 夜戦
しおりを挟む
本日、雑貨屋の娘から依頼を受けた『風雷拳』一同は、クエスト中に夜を迎え、適当に開けた場所で野宿していた。夕食をとりつつ仲良く雑談をした3人は、クエストを完遂するため、明日に備えて焚き火をきちんと消して眠りについた。しかし、眠りについてから2時間ほどでジュンタが突然目を覚まし、テントの外から異変を感じ取った。その状況を危険だと判断したジュンタが即刻メンバー2人を強引に起こす。
ジュンタ「ハルド、シーヤさん、起きて!外に誰かいる!」
ハルド「んー…なんだこんな時間に…?」
シーヤ「どうしたの…まだ暗いよ?」
まだ深夜なため、2人は寝起きで意識が朧げだ。
ジュンタ「2人とも寝ぼけてる場合じゃない、緊急事態だ!多分だけど、魔物に囲まれている!」
ハルド「何だと!?」
シーヤ「嘘でしょ!?」
まさかの報告を受けた2人は次第に目を覚まし、急いでテントから出る。するとそこには、既に全方位からこちらを見つめる魔物が大量に湧いていた。
ハルド「クソ、マジかよ…」
ジュンタ「さっきの焚き火で引き寄せちゃったか…」
シーヤ「でも、火なら寝る前にジュンタさんが消してくれたはずじゃない?」
ジュンタ「消す前に相当近づかれたのかも。」
シーヤ「そんな…」
ハルド「こりゃ…ざっと20体はいるぜ。しかも今は夜、昼間より戦いづれぇ。」
そう、今この状況で最も厄介なのが、真っ暗闇な夜中であるということ。日中とは異なり視界不良なため、戦闘で不利になりやすい。
ハルド「お前ら、とりあえず背中を合わせろ!暗いからかなりキツイぞ!」
ジュンタ「うん!」
シーヤ「わかったわ!」
ハルド「《エアー・剣裂》!」
ジュンタ「《唐竹割り》!」
シーヤ「《エレキ》!」
それぞれがやられまいと必死に抵抗するが、数が多く、中々包囲網を崩せない。
ジュンタ「くっ…このままじゃ夜目が利くまで持たない。」
シーヤ「何か方法はないの?」
ハルド「こうなったら適当に一方向から突破するぞ!ジュンタ、先陣を切れるか?」
ジュンタ「わかった!やってみる!」
ジュンタが方向を定め、包囲網の一端に向かって突撃する。
ジュンタ「こっちだ!」
しかし、それに合わせて何かが暗がりからジュンタに飛びかかる。
ジュンタ「何っ!?」
ジュンタは魔物の攻撃を飛び退くが、攻めようとして反応が僅かに遅れたため、猛獣に引っかかれたように服が裂ける。
ハルド「《エアー・剣裂》!」
直後にハルドの攻撃がジュンタの眼前の魔物に命中。
ハルド「大丈夫か?」
ジュンタ「うん、なんとか。」
ジュンタ(3本の爪痕…あの飛び方、四足歩行か!)
ジュンタ「今回は俺1人じゃ苦戦するから手伝って。」
ハルド「おう、任せろ!シーヤは背後でひたすら自分の身を守れ!」
シーヤ「わかったわ!」
ジュンタ1人での突破は厳しく、ハルドと2人での特攻になり、シーヤは雷魔法を駆使して、魔物を自分に近づけないようにしている。武術とは本来、対人戦での生存率を上げる為に工夫を重ねた技術。野生動物との戦闘は想定していないため、ジュンタは、四足歩行の動物と戦った経験はほぼない。それ故、思うように動けず苦戦を強いられる。
ジュンタ「ハルド、あそこに魔法を!」
ハルド「了解!《エアー・剣裂》!」
ジュンタ「ありがとう、これで隙ありだ!」
自分たちが向いている方の魔物をハルドが怯ませ、ジュンタがその隙を突いて撃破する。すると、包囲網が一部解けて脱出路が見えてきた。
ハルド「よし!今のうちに逃げるぞ!」
ジュンタ「ああ。シーヤさんも急ごう!」
シーヤ「ええ!」
魔物の包囲網を突っ切ろうとする3人。しかし…
シーヤ「きゃっ!?」
一番後ろにいたシーヤが転倒して逃げ遅れる。魔物はそれを見逃さずシーヤに飛びつく。
ジュンタ「シーヤさん、伏せて!」
ピンチの仲間を助けるように、ジュンタが投石を魔物の頭部に当てる。
ジュンタ「さ、早く!」
シーヤ「ありがとう!」
ハルド「おい!追いつかれる前に行くぞ!」
そして、ジュンタたちは必死に連携をとって、なんとか魔物の群れから逃走に成功した。
ジュンタ「危なかった…」
ハルド「ふう…ここまで来れば大丈夫だろ…」
シーヤ「はぁ…はぁ…はぁ…た、助かった~」
難を逃れ、その場で体を休める3人。シーヤは特に疲れきっていた。
ジュンタ「シーヤさん、大丈夫?怪我とかは?」
シーヤ「ありがとう、私は大丈夫よ。それより、ジュンタさんの服…」
ジュンタ「ああ、これくらいすぐ直すから大丈夫だよ。怪我もないし、問題ないよ。ハルドは?」
ハルド「俺も異常はねぇぜ。でも…お前が気づかなきゃヤバかったな、俺たち。」
シーヤ「うん、もしかしたら魔物に食べられて死んじゃってたかもしれないし…本当に良かった。ありがとう、ジュンタさん。」
ジュンタ「いやいや、2人を強引にでも起こして正解だったよ。」
ハルド「マジでその通りだな。ホントよく気づいたもんだぜ。」
ジュンタ「うん、でも皆の力が無かったら逃げられなかったよ。2人もありがとう。」
ハルド「おうよ。それがパーティだからな。」
シーヤ「ええ。私はまだ迷惑をかけるかもしれないけど、力を合わせられて良かったわ。」
ジュンタ「そういえばハルド、さっき囲ってきたアイツらは一体誰なんだ?夜目が少し利き始めた頃にうっすらと見えたけど…なんか、四足歩行で見た目が狼っぽかったような…」
ハルド「ああ、俺もそれが気がかりだったんだ。間違いじゃなければ、奴らはナイトウルフ。名前の通り、列記とした夜行性の魔物だ。単体でも討伐難易度はCランク。群れだと、数によってはBランク相当に跳ね上がる事もある。お前がついてたから何とか逃げ切ったものの、他の集団だったら、生きて帰れたかどうか…本来、この辺はギルドのメルン町支部の管轄で、Cランク以上の魔物は決して出てこないはずだったんだがな…」
ハルド「さて、アイツらから逃げ切った訳だが、これからどうする?」
ジュンタ「そのことなんだけどさ…何か、大事なもの忘れてる気がするんだけど…」
シーヤ「あっ!」
ここで、シーヤが思い出したように声を上げる。
ジュンタ「どうしたの?」
シーヤ「そういえば、薬草を入れた袋は?まさか、テントに置き去りになったりしてない?」
2人「あ、しまった…」
シーヤ「どうしよう…このままじゃ、薬草持って帰れないよ?」
ジュンタ「そうだね…まだ近くにいると思うけど、取りに行く?3人でやれば何とかなりそうじゃない?」
ハルド「いや、やめとけ。」
シーヤとジュンタの2人は薬草を取りに行こうか迷っていたが、ハルドがそれを止める。
ジュンタ「え、どうして?」
ハルド「さっき戦ってみてわかったろ?アイツら結構しぶといだろ。」
シーヤ「確かに、ゴブリンとは比べ物にならない。」
ハルド「アイツらは基本群れで行動するし、かなり獰猛だ。それに、今はまだ逃げるのに精一杯で、十分には戦えない。俺とシーヤはそもそも力不足、ジュンタだって、ナイフ1本と強敵を殺るには装備が不十分だ。そのナイフはギルドから貰った安モンだし、飛び道具も使い切っちまったそうだからな。」
ジュンタ「それは、そうだね。」
シーヤ「じゃあ、どうするの?」
ハルド「一旦夜を明かして、危険がないように帰るしかねぇ。」
ジュンタ「じゃあ…薬草は?」
ハルド「手荷物も置き去りで逃げちまったから、どうしようもねぇな。」
シーヤ「そんな…せっかく集めたのに…」
ジュンタ「シーヤさん、もうこうなっちゃったのは仕方ない。日が昇ってから帰って、あの女の子には、素直に謝ろう。」
シーヤ「うん…そうしよう。」
『風雷拳』一行は安全に夜が明けるのを待ち、帰りの支度を整えた。そして、重い足取りで町へ戻っていくのであった。
To be continued
ジュンタ「ハルド、シーヤさん、起きて!外に誰かいる!」
ハルド「んー…なんだこんな時間に…?」
シーヤ「どうしたの…まだ暗いよ?」
まだ深夜なため、2人は寝起きで意識が朧げだ。
ジュンタ「2人とも寝ぼけてる場合じゃない、緊急事態だ!多分だけど、魔物に囲まれている!」
ハルド「何だと!?」
シーヤ「嘘でしょ!?」
まさかの報告を受けた2人は次第に目を覚まし、急いでテントから出る。するとそこには、既に全方位からこちらを見つめる魔物が大量に湧いていた。
ハルド「クソ、マジかよ…」
ジュンタ「さっきの焚き火で引き寄せちゃったか…」
シーヤ「でも、火なら寝る前にジュンタさんが消してくれたはずじゃない?」
ジュンタ「消す前に相当近づかれたのかも。」
シーヤ「そんな…」
ハルド「こりゃ…ざっと20体はいるぜ。しかも今は夜、昼間より戦いづれぇ。」
そう、今この状況で最も厄介なのが、真っ暗闇な夜中であるということ。日中とは異なり視界不良なため、戦闘で不利になりやすい。
ハルド「お前ら、とりあえず背中を合わせろ!暗いからかなりキツイぞ!」
ジュンタ「うん!」
シーヤ「わかったわ!」
ハルド「《エアー・剣裂》!」
ジュンタ「《唐竹割り》!」
シーヤ「《エレキ》!」
それぞれがやられまいと必死に抵抗するが、数が多く、中々包囲網を崩せない。
ジュンタ「くっ…このままじゃ夜目が利くまで持たない。」
シーヤ「何か方法はないの?」
ハルド「こうなったら適当に一方向から突破するぞ!ジュンタ、先陣を切れるか?」
ジュンタ「わかった!やってみる!」
ジュンタが方向を定め、包囲網の一端に向かって突撃する。
ジュンタ「こっちだ!」
しかし、それに合わせて何かが暗がりからジュンタに飛びかかる。
ジュンタ「何っ!?」
ジュンタは魔物の攻撃を飛び退くが、攻めようとして反応が僅かに遅れたため、猛獣に引っかかれたように服が裂ける。
ハルド「《エアー・剣裂》!」
直後にハルドの攻撃がジュンタの眼前の魔物に命中。
ハルド「大丈夫か?」
ジュンタ「うん、なんとか。」
ジュンタ(3本の爪痕…あの飛び方、四足歩行か!)
ジュンタ「今回は俺1人じゃ苦戦するから手伝って。」
ハルド「おう、任せろ!シーヤは背後でひたすら自分の身を守れ!」
シーヤ「わかったわ!」
ジュンタ1人での突破は厳しく、ハルドと2人での特攻になり、シーヤは雷魔法を駆使して、魔物を自分に近づけないようにしている。武術とは本来、対人戦での生存率を上げる為に工夫を重ねた技術。野生動物との戦闘は想定していないため、ジュンタは、四足歩行の動物と戦った経験はほぼない。それ故、思うように動けず苦戦を強いられる。
ジュンタ「ハルド、あそこに魔法を!」
ハルド「了解!《エアー・剣裂》!」
ジュンタ「ありがとう、これで隙ありだ!」
自分たちが向いている方の魔物をハルドが怯ませ、ジュンタがその隙を突いて撃破する。すると、包囲網が一部解けて脱出路が見えてきた。
ハルド「よし!今のうちに逃げるぞ!」
ジュンタ「ああ。シーヤさんも急ごう!」
シーヤ「ええ!」
魔物の包囲網を突っ切ろうとする3人。しかし…
シーヤ「きゃっ!?」
一番後ろにいたシーヤが転倒して逃げ遅れる。魔物はそれを見逃さずシーヤに飛びつく。
ジュンタ「シーヤさん、伏せて!」
ピンチの仲間を助けるように、ジュンタが投石を魔物の頭部に当てる。
ジュンタ「さ、早く!」
シーヤ「ありがとう!」
ハルド「おい!追いつかれる前に行くぞ!」
そして、ジュンタたちは必死に連携をとって、なんとか魔物の群れから逃走に成功した。
ジュンタ「危なかった…」
ハルド「ふう…ここまで来れば大丈夫だろ…」
シーヤ「はぁ…はぁ…はぁ…た、助かった~」
難を逃れ、その場で体を休める3人。シーヤは特に疲れきっていた。
ジュンタ「シーヤさん、大丈夫?怪我とかは?」
シーヤ「ありがとう、私は大丈夫よ。それより、ジュンタさんの服…」
ジュンタ「ああ、これくらいすぐ直すから大丈夫だよ。怪我もないし、問題ないよ。ハルドは?」
ハルド「俺も異常はねぇぜ。でも…お前が気づかなきゃヤバかったな、俺たち。」
シーヤ「うん、もしかしたら魔物に食べられて死んじゃってたかもしれないし…本当に良かった。ありがとう、ジュンタさん。」
ジュンタ「いやいや、2人を強引にでも起こして正解だったよ。」
ハルド「マジでその通りだな。ホントよく気づいたもんだぜ。」
ジュンタ「うん、でも皆の力が無かったら逃げられなかったよ。2人もありがとう。」
ハルド「おうよ。それがパーティだからな。」
シーヤ「ええ。私はまだ迷惑をかけるかもしれないけど、力を合わせられて良かったわ。」
ジュンタ「そういえばハルド、さっき囲ってきたアイツらは一体誰なんだ?夜目が少し利き始めた頃にうっすらと見えたけど…なんか、四足歩行で見た目が狼っぽかったような…」
ハルド「ああ、俺もそれが気がかりだったんだ。間違いじゃなければ、奴らはナイトウルフ。名前の通り、列記とした夜行性の魔物だ。単体でも討伐難易度はCランク。群れだと、数によってはBランク相当に跳ね上がる事もある。お前がついてたから何とか逃げ切ったものの、他の集団だったら、生きて帰れたかどうか…本来、この辺はギルドのメルン町支部の管轄で、Cランク以上の魔物は決して出てこないはずだったんだがな…」
ハルド「さて、アイツらから逃げ切った訳だが、これからどうする?」
ジュンタ「そのことなんだけどさ…何か、大事なもの忘れてる気がするんだけど…」
シーヤ「あっ!」
ここで、シーヤが思い出したように声を上げる。
ジュンタ「どうしたの?」
シーヤ「そういえば、薬草を入れた袋は?まさか、テントに置き去りになったりしてない?」
2人「あ、しまった…」
シーヤ「どうしよう…このままじゃ、薬草持って帰れないよ?」
ジュンタ「そうだね…まだ近くにいると思うけど、取りに行く?3人でやれば何とかなりそうじゃない?」
ハルド「いや、やめとけ。」
シーヤとジュンタの2人は薬草を取りに行こうか迷っていたが、ハルドがそれを止める。
ジュンタ「え、どうして?」
ハルド「さっき戦ってみてわかったろ?アイツら結構しぶといだろ。」
シーヤ「確かに、ゴブリンとは比べ物にならない。」
ハルド「アイツらは基本群れで行動するし、かなり獰猛だ。それに、今はまだ逃げるのに精一杯で、十分には戦えない。俺とシーヤはそもそも力不足、ジュンタだって、ナイフ1本と強敵を殺るには装備が不十分だ。そのナイフはギルドから貰った安モンだし、飛び道具も使い切っちまったそうだからな。」
ジュンタ「それは、そうだね。」
シーヤ「じゃあ、どうするの?」
ハルド「一旦夜を明かして、危険がないように帰るしかねぇ。」
ジュンタ「じゃあ…薬草は?」
ハルド「手荷物も置き去りで逃げちまったから、どうしようもねぇな。」
シーヤ「そんな…せっかく集めたのに…」
ジュンタ「シーヤさん、もうこうなっちゃったのは仕方ない。日が昇ってから帰って、あの女の子には、素直に謝ろう。」
シーヤ「うん…そうしよう。」
『風雷拳』一行は安全に夜が明けるのを待ち、帰りの支度を整えた。そして、重い足取りで町へ戻っていくのであった。
To be continued
10
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(17件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
嗚呼!表紙絵も実に素晴らしい!
今後の展開も楽しみだ!!
嗚呼!
久しぶりに更新されている!!
嗚呼、もう半年も更新されていない...
もう更新されることはないのか!?