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ダークエルフの隠れ里
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「あのー、こんにちはー。」
近づいていくと門番のような二人組のダークエルフの二人に止められた。
「なんだ、人族。お前どおやってこの砂漠の隠れ里を見つけた!」
はいはい、隠れ里だったのね。そんなこと知ったこっちゃない。
「すいませんもう五日も食べ物を食べてないのです、何か食べ物を分けてくださいませんか?ほんとに何でもいいですから。この通りです。」
僕は生まれて初めて土下座をした。しかも勢いよく。ジャンプをして。
その勢いに負けたのか門番のダークエルフが「里に入れるか?」ともう一人に聞いている。頼む中に入れてくれ、そして食べ物を分けてくれ。できればダークエルフの女の子も見てみたい。
そんな下心が見えたのかもう一人のダークエルフの男が「こいつからは何か邪悪なものが感じられる。捕まえていったん牢にでも入れておこう。」と言って僕を捕まえ、目隠しをして、鉄格子であろう牢屋に僕をほおり込んだ。
「なんて奴だ!目隠しをしたうえ牢屋に僕をほおり込むなんて。ヨシノブの次に許せない。これじゃあダークエルフの女の子だって見えないじゃないか!絶対許さないからな!」
そんな罵詈雑言を並べていると美しい女性のような声がする。
「あなたが、この隠れ里に迷い込んだ人族?ごめんなさいね手荒な真似をしてしまって。本来はこんなことはしたくないないのだけれど、私たちは人族に奴隷として狙われた過去があってね。それに、今はこのオアシスも干ばつにやられてしまって水がなくて私たちも困っているの。」
「お嬢さんお名前は?」
「私のこと?ふふっ、人族にお嬢さんて言われるのは初めてね。私の名前はリリム。あなたの名前は?」
「私の名前は山田世界、しがない旅人です。」
やばい少し興奮して話を盛ってしまった。
「ヤマダ、、、不思議な名前ね。決して忘れないわ。」
大げさだなー、一生忘れないだなんて。
「あなたはこれから、雨乞いの祈祷をするための生贄になってもらうのよ」
いけにえ、、、生贄ですとー、聞いてないですよ僕。心の準備もできてない。何より死にたくない。死んだらもう二度とさっちゃんにちょっかいをかけることが出来なくなってしまう。
ヨシノブへの復讐も。考えろ考えるんだ僕。水、、、水さえあったらもしかして助かるんじゃないか、、、
そう思い僕はポケットに入れた蛇口を縛られた手でガシッと握った。
そうだ、僕にはこの女神さまからもらった蛇口がある。これでこの窮地を脱するんだ。女神様―、何とかこの窮地救ってください。
山田正義は心の底から祈ると、幼馴染のさっちゃんにちょっかいを出すことと、ヨシノブに復讐をすることを心の支えにして行動を開始した。
近づいていくと門番のような二人組のダークエルフの二人に止められた。
「なんだ、人族。お前どおやってこの砂漠の隠れ里を見つけた!」
はいはい、隠れ里だったのね。そんなこと知ったこっちゃない。
「すいませんもう五日も食べ物を食べてないのです、何か食べ物を分けてくださいませんか?ほんとに何でもいいですから。この通りです。」
僕は生まれて初めて土下座をした。しかも勢いよく。ジャンプをして。
その勢いに負けたのか門番のダークエルフが「里に入れるか?」ともう一人に聞いている。頼む中に入れてくれ、そして食べ物を分けてくれ。できればダークエルフの女の子も見てみたい。
そんな下心が見えたのかもう一人のダークエルフの男が「こいつからは何か邪悪なものが感じられる。捕まえていったん牢にでも入れておこう。」と言って僕を捕まえ、目隠しをして、鉄格子であろう牢屋に僕をほおり込んだ。
「なんて奴だ!目隠しをしたうえ牢屋に僕をほおり込むなんて。ヨシノブの次に許せない。これじゃあダークエルフの女の子だって見えないじゃないか!絶対許さないからな!」
そんな罵詈雑言を並べていると美しい女性のような声がする。
「あなたが、この隠れ里に迷い込んだ人族?ごめんなさいね手荒な真似をしてしまって。本来はこんなことはしたくないないのだけれど、私たちは人族に奴隷として狙われた過去があってね。それに、今はこのオアシスも干ばつにやられてしまって水がなくて私たちも困っているの。」
「お嬢さんお名前は?」
「私のこと?ふふっ、人族にお嬢さんて言われるのは初めてね。私の名前はリリム。あなたの名前は?」
「私の名前は山田世界、しがない旅人です。」
やばい少し興奮して話を盛ってしまった。
「ヤマダ、、、不思議な名前ね。決して忘れないわ。」
大げさだなー、一生忘れないだなんて。
「あなたはこれから、雨乞いの祈祷をするための生贄になってもらうのよ」
いけにえ、、、生贄ですとー、聞いてないですよ僕。心の準備もできてない。何より死にたくない。死んだらもう二度とさっちゃんにちょっかいをかけることが出来なくなってしまう。
ヨシノブへの復讐も。考えろ考えるんだ僕。水、、、水さえあったらもしかして助かるんじゃないか、、、
そう思い僕はポケットに入れた蛇口を縛られた手でガシッと握った。
そうだ、僕にはこの女神さまからもらった蛇口がある。これでこの窮地を脱するんだ。女神様―、何とかこの窮地救ってください。
山田正義は心の底から祈ると、幼馴染のさっちゃんにちょっかいを出すことと、ヨシノブに復讐をすることを心の支えにして行動を開始した。
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