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第2章:一筋縄でいかないギルド創設の道
発見、エロい蓋!?
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魔王軍幹部と接触したという冒険者を探すことになった一行。
周囲に聞き込み調査をしたものの、有力な手がかりは無し。
手詰まりになった4人は、とりあえず昼食をとっていた。
「すみませーん、この黄金照り焼きをひとつ下さい!」
「うぇぇ、まだ食べるの、イブ? 太っちゃうよ?」
「ふふん、今に見るのです」
なぜか涙目になりながら、アイリスの胸を睨むイブリース。
それに便乗してガン見するプルート。
そんな2人は放っておいて、アイリスはルークに頭を下げる。
「すまない、旦那様。いっそ危険なクエストを見繕うべきだったかもしれない」
「いや、お前のレベルが上がるまでは危険を冒したくない。これはこれでいいんだよ。でも、やっぱり古いっていうのはネックだよなぁ」
もう手がかりが無い。
どこのギルドもそう思うから、たらい回しで未解決なのだろう。
ところで、これをチャンスと思ったのか、イブリースは高飛車に言い放つ。
「そうですねぇ。魔王軍幹部と会っているなら、さっさと姿を暗ますのが普通ですよねぇ。いつまでも王都に留まるなんて余程のアホ――た、タンマ! オーケー、アイリス。話し合いましょう、分かり合いましょう!」
「ほう、私にまでその考えを持たせようと? 実に面白い。ひと思いにやってやろう」
「ひ、ひぃっ!? ちょ、ちょっと、ルーク! 自分の奥さんでしょ!? ちゃんと縄でも付けて下さい!」
駆け出し冒険者に怯える幹部候補生。
ルークは憐れんだ目で見守りながら話を続ける。
「なぁ、プル。魔王軍側からのアプローチもありだと思う。心当たりはあるか?」
「あの、私の友達が気になるんだけど……」
「大丈夫だ。死んでも死なないだろ、あいつ」
「馬鹿なんですか!? 死んだら死ぬに決まっているじゃないですか――はっ!?」
また口を滑らせたイブリースは、アイリスに肩を掴まれた。
万事休すである。
そちらは置いておいて、ルークは話を進めた。
「プル、この話が長引けば長引くほど、友達の生還率はグッと下がる。仲間を売るのは気が引けるかもしれないが、何か心当たりはあるか?」
「え、えっと……仲間を売る、って程の事ではないけど、ひとつだけなら」
「おぉ、本当か? 頼む、教えてくれ」
こうして4人は、プルートの言う心当たりの所へ移動した。
場所は王都近郊。
一見すると何もない平原だが、茂みの中に金属製の隠し扉がある。
ルークはそれを見て絶句する。
「な、何だ、このエロい蓋は?」
半裸の美女が描かれていたのだ。
これに嫌悪感を示したのはアイリスである。
「恥も外聞も無い下品な女だな」
「お前は言える立場じゃないだろ? 二度とあの水着は着るなよ?」
「あれは旦那様のために着たのだ。しかしこれは公衆の面前で意味もなくチ〇コをぶらつかせるようなものだろう?」
「真顔で禁止ワードを言うなっ!」
ところで、魔王軍側でもやり取りが起きていた。
「ま、まさかここは……プル、どうして貴女がここを!?」
「私は幹部なんだよ? 知っていても不思議じゃないでしょ?」
「そ、それはそうですけど――っ!?」
突如、蓋の隙間から黒い手が伸びて来たかと思うや否や、イブリースが引きずり込まれていく。
「な、何だっ!? 敵襲か!?」
「下がってくれ、旦那様!」
事情を知らない2人は警戒態勢を取る。
プルートはそのまま、ポツリと呟くのみ。
「可哀想に……魅入られたんだね」
あり得ないと思いつつ、ルークは聞いてしまう。
「おい、プル! どういう事だ!? イブは無事なんだろうな!?」
「うん、命は絶対に大丈夫だよ。ただ……ちょっと、その」
言いにくそうにするプルート。
ルークは途端に不安を覚えたものの、
「わ、私は純情な乙女だから何も知りませんっ!」
大丈夫なのだと理解した。
「ど、ドロドロのヌルヌルになって男どもの欲望を満たす事になるとか、私が知るはずないんだから!」
「なるほど、イブはエロい目に逢っている訳だな?」
「だから知らないって――はっ! 私、自白しちゃった!?」
プルートは顔を真っ赤にして、ルークに泣きつく。
「あ、あの、ルークさん! 私の事を誤解したよね!?」
「とにかく、まずはイブを助けないと」
「こっちを! 目を見て! この清らかな目を見れば私のピュアさがわかるから!」
完全に無視しつつルークは蓋を開ける。
中にあったのは魔法陣。
それに触れるや否や、体が吸い込まれた。
「な、何だ、これっ!?」
「旦那様――!?」
アイリスが掴み、一緒に引きずり込まれて――
「待って、話を聞いて――!」
ついでにすがっていたプルートも一緒に――
「――ここは?」
――着いた先は、明らかにこの世のものとは思えない異常空間だった。
闇色の空には深紅の月が浮かび、周囲は墓地だらけ。
荒れ果てた石畳の道の先には、見ただけで呪われそうなレンガ造りの一軒家があるのみ。
エロさは微塵もない。
「コホン、ここは闇の結界内だよ、ルークさん」
突然どうしたのか。
プルートは居住まいを正し、真面目な顔で答えた。
「闇の結界……?」
「待て、旦那様。それよりも、あれを」
アイリスの指さした先では、何かが這いずっている。
それは泥であった。
こちらに気付いたのだろう。
「うぅ……うぁぁ……おのれ……よくも、よくもぉ……っ!」
低いうめき声を上げながら、見る見る近付いて来る。
「下がってくれ、旦那様!」
「し、支援魔法は任せろ、アイリス!」
臨戦態勢に入る2人。
しかし、泥の方は全く臆する様子がない。
バッと起き上がると、雄叫びを上げた。
「あ、悪魔的美少女をこんな目にぃいぃぃぃっ!!」
ドロドロ・ヌルヌルのイブリースだった。
周囲に聞き込み調査をしたものの、有力な手がかりは無し。
手詰まりになった4人は、とりあえず昼食をとっていた。
「すみませーん、この黄金照り焼きをひとつ下さい!」
「うぇぇ、まだ食べるの、イブ? 太っちゃうよ?」
「ふふん、今に見るのです」
なぜか涙目になりながら、アイリスの胸を睨むイブリース。
それに便乗してガン見するプルート。
そんな2人は放っておいて、アイリスはルークに頭を下げる。
「すまない、旦那様。いっそ危険なクエストを見繕うべきだったかもしれない」
「いや、お前のレベルが上がるまでは危険を冒したくない。これはこれでいいんだよ。でも、やっぱり古いっていうのはネックだよなぁ」
もう手がかりが無い。
どこのギルドもそう思うから、たらい回しで未解決なのだろう。
ところで、これをチャンスと思ったのか、イブリースは高飛車に言い放つ。
「そうですねぇ。魔王軍幹部と会っているなら、さっさと姿を暗ますのが普通ですよねぇ。いつまでも王都に留まるなんて余程のアホ――た、タンマ! オーケー、アイリス。話し合いましょう、分かり合いましょう!」
「ほう、私にまでその考えを持たせようと? 実に面白い。ひと思いにやってやろう」
「ひ、ひぃっ!? ちょ、ちょっと、ルーク! 自分の奥さんでしょ!? ちゃんと縄でも付けて下さい!」
駆け出し冒険者に怯える幹部候補生。
ルークは憐れんだ目で見守りながら話を続ける。
「なぁ、プル。魔王軍側からのアプローチもありだと思う。心当たりはあるか?」
「あの、私の友達が気になるんだけど……」
「大丈夫だ。死んでも死なないだろ、あいつ」
「馬鹿なんですか!? 死んだら死ぬに決まっているじゃないですか――はっ!?」
また口を滑らせたイブリースは、アイリスに肩を掴まれた。
万事休すである。
そちらは置いておいて、ルークは話を進めた。
「プル、この話が長引けば長引くほど、友達の生還率はグッと下がる。仲間を売るのは気が引けるかもしれないが、何か心当たりはあるか?」
「え、えっと……仲間を売る、って程の事ではないけど、ひとつだけなら」
「おぉ、本当か? 頼む、教えてくれ」
こうして4人は、プルートの言う心当たりの所へ移動した。
場所は王都近郊。
一見すると何もない平原だが、茂みの中に金属製の隠し扉がある。
ルークはそれを見て絶句する。
「な、何だ、このエロい蓋は?」
半裸の美女が描かれていたのだ。
これに嫌悪感を示したのはアイリスである。
「恥も外聞も無い下品な女だな」
「お前は言える立場じゃないだろ? 二度とあの水着は着るなよ?」
「あれは旦那様のために着たのだ。しかしこれは公衆の面前で意味もなくチ〇コをぶらつかせるようなものだろう?」
「真顔で禁止ワードを言うなっ!」
ところで、魔王軍側でもやり取りが起きていた。
「ま、まさかここは……プル、どうして貴女がここを!?」
「私は幹部なんだよ? 知っていても不思議じゃないでしょ?」
「そ、それはそうですけど――っ!?」
突如、蓋の隙間から黒い手が伸びて来たかと思うや否や、イブリースが引きずり込まれていく。
「な、何だっ!? 敵襲か!?」
「下がってくれ、旦那様!」
事情を知らない2人は警戒態勢を取る。
プルートはそのまま、ポツリと呟くのみ。
「可哀想に……魅入られたんだね」
あり得ないと思いつつ、ルークは聞いてしまう。
「おい、プル! どういう事だ!? イブは無事なんだろうな!?」
「うん、命は絶対に大丈夫だよ。ただ……ちょっと、その」
言いにくそうにするプルート。
ルークは途端に不安を覚えたものの、
「わ、私は純情な乙女だから何も知りませんっ!」
大丈夫なのだと理解した。
「ど、ドロドロのヌルヌルになって男どもの欲望を満たす事になるとか、私が知るはずないんだから!」
「なるほど、イブはエロい目に逢っている訳だな?」
「だから知らないって――はっ! 私、自白しちゃった!?」
プルートは顔を真っ赤にして、ルークに泣きつく。
「あ、あの、ルークさん! 私の事を誤解したよね!?」
「とにかく、まずはイブを助けないと」
「こっちを! 目を見て! この清らかな目を見れば私のピュアさがわかるから!」
完全に無視しつつルークは蓋を開ける。
中にあったのは魔法陣。
それに触れるや否や、体が吸い込まれた。
「な、何だ、これっ!?」
「旦那様――!?」
アイリスが掴み、一緒に引きずり込まれて――
「待って、話を聞いて――!」
ついでにすがっていたプルートも一緒に――
「――ここは?」
――着いた先は、明らかにこの世のものとは思えない異常空間だった。
闇色の空には深紅の月が浮かび、周囲は墓地だらけ。
荒れ果てた石畳の道の先には、見ただけで呪われそうなレンガ造りの一軒家があるのみ。
エロさは微塵もない。
「コホン、ここは闇の結界内だよ、ルークさん」
突然どうしたのか。
プルートは居住まいを正し、真面目な顔で答えた。
「闇の結界……?」
「待て、旦那様。それよりも、あれを」
アイリスの指さした先では、何かが這いずっている。
それは泥であった。
こちらに気付いたのだろう。
「うぅ……うぁぁ……おのれ……よくも、よくもぉ……っ!」
低いうめき声を上げながら、見る見る近付いて来る。
「下がってくれ、旦那様!」
「し、支援魔法は任せろ、アイリス!」
臨戦態勢に入る2人。
しかし、泥の方は全く臆する様子がない。
バッと起き上がると、雄叫びを上げた。
「あ、悪魔的美少女をこんな目にぃいぃぃぃっ!!」
ドロドロ・ヌルヌルのイブリースだった。
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※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
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