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17、妖之剣1
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倉本豊後の屋敷、その客間の中で刃と刃がぶつかる激しい音が何度も響いていた。
硬い鉄が噛みあう音は、聞く者をすくませるほど死の気配に溢れ、そこで並々ならない斬り合いが行われていることが知れる。
斬り合っているのは、二人の少女と一人の老人。妖刀初音と篝に、妖と化した倉本豊後だった。
明久がこの場を立ち去ってから、まだ三十分あまりしか経っていない。しかし、精一杯の時間稼ぎもこれまでのようだった。
「くっ……屈辱、ね」
倉本豊後の実力の前に、ついに足をついた初音と篝が悔しそうにうめいた。
「やれやれ、さすがは倉本家が保管する最高の妖刀たちよ。ずいぶんと手こずらせてくれたな」
最初からこの戦いは不利なものだった。倉本は念動力で刀を二本操り、さらに己も剣を扱える。対して初音と篝は二人だけ。人数の不利を負った上に実力も倉本が上であった。
それでも、時間稼ぎをするだけならば善戦することはできた。倉本は妖刀を破壊するつもりはないため、思い切った責めには出られない。初音と篝の勝機はそこにあった。
身を省みることすらせず捨て身の特攻を二人で繰り返して両者の間に激しく火花を散らしたが、ついには限界を迎え一歩も動けなくなる仕儀となった。
「篝ちゃん……ど、どうする?」
万策尽きた初音が不安そうな顔を篝に向けた。篝は唇を歪めながらも、何も言えなかった。
「名刀は二流三流の手合いが握っていても無意味でしかない。お主らのような妖刀は相応しい者が持つのが道理。つまりはこの儂の手に収まらなければならないのだ」
暗く低い声で倉本は嗤った。
「妖の力はなんとも素晴らしい。今はまだ老人の姿であろうが、いずれ全盛期の若々しい肉体に蘇っていくことだろう……くくく、その時はこの手にお主ら妖刀三振りを携えて退魔の家系を支配し、裏から政府までをも制してやろう……!」
「……! あんたは……!」
篝が怒りを原動力にして、震える足で立ち上がる。
そしてその手に持つ本体、妖刀篝をきつく正眼に構えた。
「倉本豊後……あんたの好きにさせてたまるか……!」
「ほう、まだ抗うつもりか。大人しく儂に屈服すれば良いものを」
「生憎ね、あたしたちの主は笹雪明久という人間ただ一人。あんたのような汚らわしい妖なんかに使われてやるもんですか」
「篝ちゃん、結構お兄ちゃんに懐いてたんだね」
篝の威勢を聞いて、初音も刀を構えて立ち上がった。その顔は若干苦し気だったが、初音は篝に笑いかけた。
「な、懐いてるとかじゃなくて……明久は人間にしてはマシな方だから認めてるだけよ!」
「ふふ、そうなんだ」
窮地にありながら苦笑交じりに会話する二人を見て、倉本は気に食わないと舌打ちをする。
「儂を舐めるなよ、妖刀ども」
倉本が怒声を放つと、彼の周りを浮遊していた二振りの刀が猛然と襲い掛かる。
「くうぅうっ!」
気力を振り絞り、初音と篝は倉本の剣をさばいていく。
念動力で動く一刀は、死を恐れぬ雄々しい剣客が剛刀を振るっているような勢いで斬りかかってくる。当然だ、念動力による一刀は肉体を持たず、更に一流の剣客の技術で動かされている。反撃を喰らう恐れがないのだから、渾身の一刀を何度も打ち込めるのだ。
初音と篝は、それでも必死に喰らいついていた。一刀をかわし、打ち払い、時には体に刃を受けた。
刀を振るえば振るう程、手から力が抜けていく。足ももう震えていた。すでにこの体は精魂尽きている。なのに、二人の体はまだ動く。
二人を突き動かしていたのは、分かれ際に見た明久の姿だった。倉本に斬られ、血を流しながら慟哭した彼の姿が目に焼き付いている。
倉本豊後はなんとしてでも討たなければならない相手。元々そう思っていた二人の心は、あの瞬間更に強くなった。
明久のためにも、この男は斬らなければいけない。その想いが二人を突き動かしていた。
「ぬぅ……」
倉本は苦々しく息を吐いた。念動力を操っている彼にも体力の限界というものがある。本当に使い手がいるかのように思える見事な操作技術は、当然彼にとってもかなりの負担なのだ。
「だが根競べならこちらに分があるぞ」
倉本はにぃ、と口元を歪めた。
すでに妖刀初音と篝は力尽きつつある。対して倉本は妖の体となって溢れ出る力に満ちていた。念動力を使うのはなるほど、確かに神経を使い体力を奪われる。が、人間の体ならいざ知らず、今の倉本ならば一昼夜刀を精密操作しても問題にはならない。
必死と余裕。その差が徐々にあらわれて来た。篝と初音は倉本の一刀を十分に相手取ることが出来ず、そのうち一刀を盾にして体を守ることしかできなくなった。
倉本はそこであえて彼女たちの身体を斬りにいかず、本体である妖刀に一刀を叩きつけていく。
刃と刃が噛みあう歪な音が何度も響いた。
剛刀で刀を打ち据えられて、初音と篝は翻弄されるように何度もたたらを踏む。
「ふはははっ、不様な踊りよのぅ」
「うっ……ああっ……!」
一際強く一刀を弾かれて、初音が吹き飛ばされたように地に倒れ込んだ。
「初音!」
「よそ見をしている場合か?」
篝が初音に気をとられた隙に、倉本が篝の間合いに踏み込んでいた。
「っ!」
弾かれたように篝が動いた。倉本の肩目がけて斬り下ろしを放つ。
倉本は、左手に持っていた鞘に納められた一刀を抜刀し、円を描くように刀身を使って篝の斬り下ろしをすり落とした。
そのまま返す刀で篝の肩口に一刀を叩きつける。みねうちではあったが、篝の小柄な体が軋んだ。
「かっ……はっ……」
全身から力が抜けたように篝が崩れ落ちる。彼女は肩口を押えて苦悶しながらも、倉本を睨みつけていた。
「さあ、もう遊びは良いだろう。力の差は分かったはずだ。そろそろ儂の物となれ妖刀よ」
「冗談、でしょ……!」
「私たち、絶対にあきらめないから……!」
初音と篝は、折れない意志を倉本に見せつける。彼の剣の前に屈しながらも、なお彼を主とは認めない。
倉本は心底呆れたように溜息をついた。
「やれやれ……意地を張ってなんの意味がある。今頃は追手に使わした矢上が明久を始末しているはずだ。貴様らの主人はもういない、諦めるがいい」
「……ふ、ふふ」
篝が突然笑い出した。倉本は面食らったように篝の顔を見る。
「なにを笑う。狂ったか、この状況で」
「はは、あははは、そうか、あんたには分からないのよね」
篝に続いて、初音もくすくすと笑いだした。
「私たちは主になった人と……お兄ちゃんと、繋がっている」
「当然、明久が今生きているか、死んでいるか……どこに居るかも、全部分かるわ」
「……なにぃ?」
「明久はもう死んでいるはずですって? バカを言わないでよ」
「ありえん、明久が生きているというのか? 矢上がしくじったのか……いや! そもそもあの傷では長くは持たんはずだ!」
「愚かね、倉本豊後。妖刀の主となったものは、妖刀と繋がりを持つ限りその体が妖に近くなるということを忘れたの?」
「だとしても……! 奴は死にかけていたはずだ!」
「教えておいてあげるわ。妖刀夜月は、あたしたち三人の中で一番出来がいいのよ」
今倉本の頭は必死に回転しているのだろう。退魔の剣客笹雪明久、そして三振りの妖刀。
必死の形相で彼はその答えを導き出した。
「まさか明久は……貴様たち妖刀全員の主に……!?」
「あたしたちに加えてあの子と繋がりを持ったのなら、あの傷なんてすぐに治るはずよ」
「うん、だって私たち三人は妖刀……私と篝ちゃんと夜月ちゃん、三人の主になった人は、人でありながら妖になるの」
「だけどあんたのような醜悪な妖とは違うわ。あいつは……明久の心は、あんたとは違って、人間なんだもの」
倉本は絶句した。そして背後に気配を感じて、後ろのふすまに振り向いた。
ふすまに浮かぶ一つの人影。その影の手には……一刀が握られている。
「シァアッ!」
倉本は危機を感じて、気勢一つ発しその影に向かって斬りかかっていた。だがその影もほぼ同時に動いている。倉本と影の刃と刃が噛みあった。
「ぐぅっ!?」
強固な感触を感じて、倉本は数歩退いた。
敗れたふすまを蹴破って、影の主がその姿をあらわす。
「明久!」
「お兄ちゃん!」
そこにいたのは、笹雪家当主、笹雪明久だった。
硬い鉄が噛みあう音は、聞く者をすくませるほど死の気配に溢れ、そこで並々ならない斬り合いが行われていることが知れる。
斬り合っているのは、二人の少女と一人の老人。妖刀初音と篝に、妖と化した倉本豊後だった。
明久がこの場を立ち去ってから、まだ三十分あまりしか経っていない。しかし、精一杯の時間稼ぎもこれまでのようだった。
「くっ……屈辱、ね」
倉本豊後の実力の前に、ついに足をついた初音と篝が悔しそうにうめいた。
「やれやれ、さすがは倉本家が保管する最高の妖刀たちよ。ずいぶんと手こずらせてくれたな」
最初からこの戦いは不利なものだった。倉本は念動力で刀を二本操り、さらに己も剣を扱える。対して初音と篝は二人だけ。人数の不利を負った上に実力も倉本が上であった。
それでも、時間稼ぎをするだけならば善戦することはできた。倉本は妖刀を破壊するつもりはないため、思い切った責めには出られない。初音と篝の勝機はそこにあった。
身を省みることすらせず捨て身の特攻を二人で繰り返して両者の間に激しく火花を散らしたが、ついには限界を迎え一歩も動けなくなる仕儀となった。
「篝ちゃん……ど、どうする?」
万策尽きた初音が不安そうな顔を篝に向けた。篝は唇を歪めながらも、何も言えなかった。
「名刀は二流三流の手合いが握っていても無意味でしかない。お主らのような妖刀は相応しい者が持つのが道理。つまりはこの儂の手に収まらなければならないのだ」
暗く低い声で倉本は嗤った。
「妖の力はなんとも素晴らしい。今はまだ老人の姿であろうが、いずれ全盛期の若々しい肉体に蘇っていくことだろう……くくく、その時はこの手にお主ら妖刀三振りを携えて退魔の家系を支配し、裏から政府までをも制してやろう……!」
「……! あんたは……!」
篝が怒りを原動力にして、震える足で立ち上がる。
そしてその手に持つ本体、妖刀篝をきつく正眼に構えた。
「倉本豊後……あんたの好きにさせてたまるか……!」
「ほう、まだ抗うつもりか。大人しく儂に屈服すれば良いものを」
「生憎ね、あたしたちの主は笹雪明久という人間ただ一人。あんたのような汚らわしい妖なんかに使われてやるもんですか」
「篝ちゃん、結構お兄ちゃんに懐いてたんだね」
篝の威勢を聞いて、初音も刀を構えて立ち上がった。その顔は若干苦し気だったが、初音は篝に笑いかけた。
「な、懐いてるとかじゃなくて……明久は人間にしてはマシな方だから認めてるだけよ!」
「ふふ、そうなんだ」
窮地にありながら苦笑交じりに会話する二人を見て、倉本は気に食わないと舌打ちをする。
「儂を舐めるなよ、妖刀ども」
倉本が怒声を放つと、彼の周りを浮遊していた二振りの刀が猛然と襲い掛かる。
「くうぅうっ!」
気力を振り絞り、初音と篝は倉本の剣をさばいていく。
念動力で動く一刀は、死を恐れぬ雄々しい剣客が剛刀を振るっているような勢いで斬りかかってくる。当然だ、念動力による一刀は肉体を持たず、更に一流の剣客の技術で動かされている。反撃を喰らう恐れがないのだから、渾身の一刀を何度も打ち込めるのだ。
初音と篝は、それでも必死に喰らいついていた。一刀をかわし、打ち払い、時には体に刃を受けた。
刀を振るえば振るう程、手から力が抜けていく。足ももう震えていた。すでにこの体は精魂尽きている。なのに、二人の体はまだ動く。
二人を突き動かしていたのは、分かれ際に見た明久の姿だった。倉本に斬られ、血を流しながら慟哭した彼の姿が目に焼き付いている。
倉本豊後はなんとしてでも討たなければならない相手。元々そう思っていた二人の心は、あの瞬間更に強くなった。
明久のためにも、この男は斬らなければいけない。その想いが二人を突き動かしていた。
「ぬぅ……」
倉本は苦々しく息を吐いた。念動力を操っている彼にも体力の限界というものがある。本当に使い手がいるかのように思える見事な操作技術は、当然彼にとってもかなりの負担なのだ。
「だが根競べならこちらに分があるぞ」
倉本はにぃ、と口元を歪めた。
すでに妖刀初音と篝は力尽きつつある。対して倉本は妖の体となって溢れ出る力に満ちていた。念動力を使うのはなるほど、確かに神経を使い体力を奪われる。が、人間の体ならいざ知らず、今の倉本ならば一昼夜刀を精密操作しても問題にはならない。
必死と余裕。その差が徐々にあらわれて来た。篝と初音は倉本の一刀を十分に相手取ることが出来ず、そのうち一刀を盾にして体を守ることしかできなくなった。
倉本はそこであえて彼女たちの身体を斬りにいかず、本体である妖刀に一刀を叩きつけていく。
刃と刃が噛みあう歪な音が何度も響いた。
剛刀で刀を打ち据えられて、初音と篝は翻弄されるように何度もたたらを踏む。
「ふはははっ、不様な踊りよのぅ」
「うっ……ああっ……!」
一際強く一刀を弾かれて、初音が吹き飛ばされたように地に倒れ込んだ。
「初音!」
「よそ見をしている場合か?」
篝が初音に気をとられた隙に、倉本が篝の間合いに踏み込んでいた。
「っ!」
弾かれたように篝が動いた。倉本の肩目がけて斬り下ろしを放つ。
倉本は、左手に持っていた鞘に納められた一刀を抜刀し、円を描くように刀身を使って篝の斬り下ろしをすり落とした。
そのまま返す刀で篝の肩口に一刀を叩きつける。みねうちではあったが、篝の小柄な体が軋んだ。
「かっ……はっ……」
全身から力が抜けたように篝が崩れ落ちる。彼女は肩口を押えて苦悶しながらも、倉本を睨みつけていた。
「さあ、もう遊びは良いだろう。力の差は分かったはずだ。そろそろ儂の物となれ妖刀よ」
「冗談、でしょ……!」
「私たち、絶対にあきらめないから……!」
初音と篝は、折れない意志を倉本に見せつける。彼の剣の前に屈しながらも、なお彼を主とは認めない。
倉本は心底呆れたように溜息をついた。
「やれやれ……意地を張ってなんの意味がある。今頃は追手に使わした矢上が明久を始末しているはずだ。貴様らの主人はもういない、諦めるがいい」
「……ふ、ふふ」
篝が突然笑い出した。倉本は面食らったように篝の顔を見る。
「なにを笑う。狂ったか、この状況で」
「はは、あははは、そうか、あんたには分からないのよね」
篝に続いて、初音もくすくすと笑いだした。
「私たちは主になった人と……お兄ちゃんと、繋がっている」
「当然、明久が今生きているか、死んでいるか……どこに居るかも、全部分かるわ」
「……なにぃ?」
「明久はもう死んでいるはずですって? バカを言わないでよ」
「ありえん、明久が生きているというのか? 矢上がしくじったのか……いや! そもそもあの傷では長くは持たんはずだ!」
「愚かね、倉本豊後。妖刀の主となったものは、妖刀と繋がりを持つ限りその体が妖に近くなるということを忘れたの?」
「だとしても……! 奴は死にかけていたはずだ!」
「教えておいてあげるわ。妖刀夜月は、あたしたち三人の中で一番出来がいいのよ」
今倉本の頭は必死に回転しているのだろう。退魔の剣客笹雪明久、そして三振りの妖刀。
必死の形相で彼はその答えを導き出した。
「まさか明久は……貴様たち妖刀全員の主に……!?」
「あたしたちに加えてあの子と繋がりを持ったのなら、あの傷なんてすぐに治るはずよ」
「うん、だって私たち三人は妖刀……私と篝ちゃんと夜月ちゃん、三人の主になった人は、人でありながら妖になるの」
「だけどあんたのような醜悪な妖とは違うわ。あいつは……明久の心は、あんたとは違って、人間なんだもの」
倉本は絶句した。そして背後に気配を感じて、後ろのふすまに振り向いた。
ふすまに浮かぶ一つの人影。その影の手には……一刀が握られている。
「シァアッ!」
倉本は危機を感じて、気勢一つ発しその影に向かって斬りかかっていた。だがその影もほぼ同時に動いている。倉本と影の刃と刃が噛みあった。
「ぐぅっ!?」
強固な感触を感じて、倉本は数歩退いた。
敗れたふすまを蹴破って、影の主がその姿をあらわす。
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