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26話、オリーブオイルを食べようの会後半
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次の料理が出てくるまで手持ち無沙汰になった私は、店内を眺めていた。
薄暗いから気づかなかったが、意外と洒落た内装をしている。
壁は大理石に似た石を使っているのか光沢があり、テーブル席の机と椅子は木で作られているはずだが白色だ。おそらく綺麗に色を塗ってあるのだろう。
なんだろうこの雰囲気。高級なお酒とか出てきそうな感じ。
でも出てくるのはオリーブオイルをたくさん使った料理なんだよなぁ……。
店内を見回して改めて私が感じたのは、やっぱりこのお店は変だということだった。
感慨を新たにしていた私の元に、折よく次の料理が運ばれてきた。
オリーブオイルのフルコース、三品目。魚料理だ。
それを見て私はちょっと唖然とした。ちょっと底が深めの丸皿に、魚とキノコが大量のオリーブオイルの中に沈んでいたのだ。
「それは川魚のアヒージョだ。絶品だぜ」
例の如く隣の渋いおじ様が料理名を教えてくれる。
アヒージョという料理は実は知っていた。簡単に言うとオリーブオイル煮だ。
でも私の知ってるアヒージョとはオリーブオイルの量がまるで違う。
私の知ってるアヒージョは具材がギリギリ浸かる程度しかオリーブオイルを使わないのに、これ完全に具材が沈んでるし……さっきのスープより汁多いよこれ。
フルコースのメイン所に差しかかったせいか、ついにオリーブオイルが全力で主張してきたようだ。
どうしよう、困ったな。結局のところオリーブオイルは油だ。こんな大量の油を目にしてはちょっと手が出ない。
それともオリーブオイル好きにとってこの程度の量は普通なのだろうか。
隣のおじ様を横目でちらりと見る。彼はグラスに入った緑色の液体を飲みつつパンをかじっていた。
……多分このお店に来る人たちにとってこの量は普通なんだろうな。
オリーブオイルの量がすごいけどおいしくなさそうという訳ではない。きっとおいしいはずだ。
私はそう思い直して川魚のアヒージョにスプーンを差し込んだ。
スプーンで軽く川魚に触れてみると、ボロボロと身が崩れていく。
それをオリーブオイルごとすくい上げ、思い切って口に入れてみた。
「んむっ……」
とてつもないオリーブオイル感に思わず私はむせていた。
ニンニクが効いたオリーブオイルの香りは確かにいい。
しかし口の中いっぱいにオリーブオイルの香りと味が溢れると、ちょっともうどうしていいかわからない。
川魚のほぐれた身も一緒に食べたはずだけど、触感は全くない。かなり柔らかい身だったせいで、多分細かく崩れ去ったのだろう。
しかたなく私はゆっくり口内のオリーブオイルを飲みこんだ。
大量のオリーブオイルがぬるっと喉の奥を通って胃に到達したのが分かる。口の中はかなり油っぽい。
私はすぐさまパンを口に放りこみ、口内に残ったオリーブオイルを落とすかのようにパンを咀嚼した。
ようやくそれを飲みこみ、一息つく。
……ちょっとこの料理ぶっ飛ばしすぎじゃない? これほぼオリーブオイルじゃん。アヒージョというより、オリーブオイルの中に偶然川魚とキノコが入っているって感じだよ。
パンや他の料理でもオリーブオイルが使われているせいか、先ほどのオリーブオイルを飲みこんだせいで一気にお腹が重たくなってしまった。
やばい、どうしよう。もう体がオリーブオイルを拒否しはじめている。どうやら私の体はオリーブオイルを大量に摂取できるようにはできてい無いようだ。
正直これ以上オリーブオイルは無理……そう自覚した時にはもう遅かった。私の前に次の料理が差し出されていたのだ。
出されたお皿にはピンク色が輝かしい薄切りにされたお肉が数枚乗り、緑色の液体で彩られている。
これがフルコースのお肉料理のようだ。お肉にかかった緑色の液体の正体はもう分かっている。
「ローストビーフのオリーブオイルソースがけだな。オリーブオイルソースはここの店主オリジナルだ」
余裕の無い私は、もう隣の渋いおじ様の説明を聞き流した。
本当はオリーブオイルソースって何なの? と言いたいところだけど、言える元気はない。
正直もうお腹いっぱいだが、ここまできたら最後まで食べきるしかない。今更キャンセルするのは失礼だもん。
深呼吸をゆっくりした後、ローストビーフに手を付けてみた。これまたオリーブオイルが引いちゃうくらいたっぷりかかっている。
分厚いお肉じゃなくて薄切りのローストビーフなのは嬉しい。今の私ではこれくらいがちょうどいいのだ。
ローストビーフを口に入れ、ゆっくり噛みしめていく。
甘みがあるお肉を噛むたびに肉汁が溢れ、それがオリーブオイルソースとやらと混じっていく。
オリーブオイルソースはどこがソースなのか分からないくらいオリーブオイルだった。
実質私にとってこれはオリーブオイルがかかったローストビーフでしかない。
これでフルコース全品を味わったことになるが、まだ全部を食べきった訳ではない。
卵サラダはまだ少し残ってるし、川魚とキノコのアヒージョなんてオリーブオイルが並々としている。海かよ。
ローストビーフは後数枚だから軽く食べられるとして、一番の問題はアヒージョという名のオリーブオイルの海だ。
ここまできたら全部食べ切るしかない。なんだかそういう使命感すら抱いた私は、ロールパンをオリーブオイルの海に付けて食べていくことにした。
こうしてパンに吸わせれば大量のオリーブオイルもなんとか食べられる。やっぱりパンって最高。
口の中が油っぽくなったらローストビーフや卵サラダを食べればいい。よし、がんばればなんとか全部食べ切れそうだ。
無心でオリーブオイルを食していく。今私の中は無だった。大量のオリーブオイルを処理する存在がいたら、それはきっと今の私だろう。
パンを川魚のアヒージョにつけては食べ、つけては食べ。ようやく出された料理を食べ終えた頃、私は魔女帽子を脱いでカウンターに突っ伏していた。
辛かった……お腹が限界というのもあるけど、大量のオリーブオイルがきつかった。だって油だもん。結局のところ油だもん。大量に摂取したら胸焼けするし胃ももたれるもん。
しかし私はやりきったのだ。今の私を勝者か敗者かであらわすと、間違いなく勝者だろう。
常人には理解できないオリーブオイルのフルコースを食べきった魔女、リリア。そう、それが私。私すごい。今度弟子たちに自慢しよう。
勝利の余韻にひとしきりひたった私は、お会計を済まそうと立ち上がりかけ……。
ことり、と。目の前に出された小皿を凝視した。
「それがフルコースのデザート、オリーブオイルのシャーベットだ。凍ったオリーブオイルが口の中で溶けて最高だぜ」
…………………………………………。
ぎぶあーっぷ。
敗者となった魔女、リリア。そう、それが私だ。弟子たちには一生の秘密にしよう。
「やはりお嬢ちゃんにはまだ早かったな」
完食を諦めた私がお店から出る時、渋いおじ様はそう言っていた。
お店から出た私はゆっくりと振り向いて、改めて店名を読んでみた。
オリーブオイルを食べようの会。あのおじ様が言った通り、このお店は私にはまだ早かったのだ。
そして私がこのお店にちょうどよくなる時はきっと永遠にこない。
だって私は年取らないし。
だいたいオリーブオイルをシャーベットにして食べるって発想が訳わからないしっ!
薄暗いから気づかなかったが、意外と洒落た内装をしている。
壁は大理石に似た石を使っているのか光沢があり、テーブル席の机と椅子は木で作られているはずだが白色だ。おそらく綺麗に色を塗ってあるのだろう。
なんだろうこの雰囲気。高級なお酒とか出てきそうな感じ。
でも出てくるのはオリーブオイルをたくさん使った料理なんだよなぁ……。
店内を見回して改めて私が感じたのは、やっぱりこのお店は変だということだった。
感慨を新たにしていた私の元に、折よく次の料理が運ばれてきた。
オリーブオイルのフルコース、三品目。魚料理だ。
それを見て私はちょっと唖然とした。ちょっと底が深めの丸皿に、魚とキノコが大量のオリーブオイルの中に沈んでいたのだ。
「それは川魚のアヒージョだ。絶品だぜ」
例の如く隣の渋いおじ様が料理名を教えてくれる。
アヒージョという料理は実は知っていた。簡単に言うとオリーブオイル煮だ。
でも私の知ってるアヒージョとはオリーブオイルの量がまるで違う。
私の知ってるアヒージョは具材がギリギリ浸かる程度しかオリーブオイルを使わないのに、これ完全に具材が沈んでるし……さっきのスープより汁多いよこれ。
フルコースのメイン所に差しかかったせいか、ついにオリーブオイルが全力で主張してきたようだ。
どうしよう、困ったな。結局のところオリーブオイルは油だ。こんな大量の油を目にしてはちょっと手が出ない。
それともオリーブオイル好きにとってこの程度の量は普通なのだろうか。
隣のおじ様を横目でちらりと見る。彼はグラスに入った緑色の液体を飲みつつパンをかじっていた。
……多分このお店に来る人たちにとってこの量は普通なんだろうな。
オリーブオイルの量がすごいけどおいしくなさそうという訳ではない。きっとおいしいはずだ。
私はそう思い直して川魚のアヒージョにスプーンを差し込んだ。
スプーンで軽く川魚に触れてみると、ボロボロと身が崩れていく。
それをオリーブオイルごとすくい上げ、思い切って口に入れてみた。
「んむっ……」
とてつもないオリーブオイル感に思わず私はむせていた。
ニンニクが効いたオリーブオイルの香りは確かにいい。
しかし口の中いっぱいにオリーブオイルの香りと味が溢れると、ちょっともうどうしていいかわからない。
川魚のほぐれた身も一緒に食べたはずだけど、触感は全くない。かなり柔らかい身だったせいで、多分細かく崩れ去ったのだろう。
しかたなく私はゆっくり口内のオリーブオイルを飲みこんだ。
大量のオリーブオイルがぬるっと喉の奥を通って胃に到達したのが分かる。口の中はかなり油っぽい。
私はすぐさまパンを口に放りこみ、口内に残ったオリーブオイルを落とすかのようにパンを咀嚼した。
ようやくそれを飲みこみ、一息つく。
……ちょっとこの料理ぶっ飛ばしすぎじゃない? これほぼオリーブオイルじゃん。アヒージョというより、オリーブオイルの中に偶然川魚とキノコが入っているって感じだよ。
パンや他の料理でもオリーブオイルが使われているせいか、先ほどのオリーブオイルを飲みこんだせいで一気にお腹が重たくなってしまった。
やばい、どうしよう。もう体がオリーブオイルを拒否しはじめている。どうやら私の体はオリーブオイルを大量に摂取できるようにはできてい無いようだ。
正直これ以上オリーブオイルは無理……そう自覚した時にはもう遅かった。私の前に次の料理が差し出されていたのだ。
出されたお皿にはピンク色が輝かしい薄切りにされたお肉が数枚乗り、緑色の液体で彩られている。
これがフルコースのお肉料理のようだ。お肉にかかった緑色の液体の正体はもう分かっている。
「ローストビーフのオリーブオイルソースがけだな。オリーブオイルソースはここの店主オリジナルだ」
余裕の無い私は、もう隣の渋いおじ様の説明を聞き流した。
本当はオリーブオイルソースって何なの? と言いたいところだけど、言える元気はない。
正直もうお腹いっぱいだが、ここまできたら最後まで食べきるしかない。今更キャンセルするのは失礼だもん。
深呼吸をゆっくりした後、ローストビーフに手を付けてみた。これまたオリーブオイルが引いちゃうくらいたっぷりかかっている。
分厚いお肉じゃなくて薄切りのローストビーフなのは嬉しい。今の私ではこれくらいがちょうどいいのだ。
ローストビーフを口に入れ、ゆっくり噛みしめていく。
甘みがあるお肉を噛むたびに肉汁が溢れ、それがオリーブオイルソースとやらと混じっていく。
オリーブオイルソースはどこがソースなのか分からないくらいオリーブオイルだった。
実質私にとってこれはオリーブオイルがかかったローストビーフでしかない。
これでフルコース全品を味わったことになるが、まだ全部を食べきった訳ではない。
卵サラダはまだ少し残ってるし、川魚とキノコのアヒージョなんてオリーブオイルが並々としている。海かよ。
ローストビーフは後数枚だから軽く食べられるとして、一番の問題はアヒージョという名のオリーブオイルの海だ。
ここまできたら全部食べ切るしかない。なんだかそういう使命感すら抱いた私は、ロールパンをオリーブオイルの海に付けて食べていくことにした。
こうしてパンに吸わせれば大量のオリーブオイルもなんとか食べられる。やっぱりパンって最高。
口の中が油っぽくなったらローストビーフや卵サラダを食べればいい。よし、がんばればなんとか全部食べ切れそうだ。
無心でオリーブオイルを食していく。今私の中は無だった。大量のオリーブオイルを処理する存在がいたら、それはきっと今の私だろう。
パンを川魚のアヒージョにつけては食べ、つけては食べ。ようやく出された料理を食べ終えた頃、私は魔女帽子を脱いでカウンターに突っ伏していた。
辛かった……お腹が限界というのもあるけど、大量のオリーブオイルがきつかった。だって油だもん。結局のところ油だもん。大量に摂取したら胸焼けするし胃ももたれるもん。
しかし私はやりきったのだ。今の私を勝者か敗者かであらわすと、間違いなく勝者だろう。
常人には理解できないオリーブオイルのフルコースを食べきった魔女、リリア。そう、それが私。私すごい。今度弟子たちに自慢しよう。
勝利の余韻にひとしきりひたった私は、お会計を済まそうと立ち上がりかけ……。
ことり、と。目の前に出された小皿を凝視した。
「それがフルコースのデザート、オリーブオイルのシャーベットだ。凍ったオリーブオイルが口の中で溶けて最高だぜ」
…………………………………………。
ぎぶあーっぷ。
敗者となった魔女、リリア。そう、それが私だ。弟子たちには一生の秘密にしよう。
「やはりお嬢ちゃんにはまだ早かったな」
完食を諦めた私がお店から出る時、渋いおじ様はそう言っていた。
お店から出た私はゆっくりと振り向いて、改めて店名を読んでみた。
オリーブオイルを食べようの会。あのおじ様が言った通り、このお店は私にはまだ早かったのだ。
そして私がこのお店にちょうどよくなる時はきっと永遠にこない。
だって私は年取らないし。
だいたいオリーブオイルをシャーベットにして食べるって発想が訳わからないしっ!
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