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92話、くるみ街道とくるみパン
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街道とは、町から町に繋がる道であり、定期的に整備がされ、獣道と比べると実に歩きやすい。
旅をするに当たって、私は通常こういった街道を歩くようにしている。
たまに横道にそれて獣道や森を進む事もあるけど、基本的には街道がメインルートだ。
町から町を繋ぐ普遍的な道だけあって、街道は何の変哲も無いことが多い。
しかし、時折街道の中でもかなり特徴的な場所があったりする。
今回私が出くわしたのは、その手の妙な特徴を持つ街道だった。
強い風が吹き抜け、木々の葉が騒々しくざわめく。それと同時に、木の実がぼろぼろと落ちて、まるで雨のように街道へと降りそそいでいた。
街道を歩く私は、そんな光景に出くわして思わず足を止めていた。
降りしきる木の実の雨を眺めながら呆然としていると、ライラが喋りかけてくる。
「ねえリリア。ここ、なに?」
「……えーっと、くるみ街道……らしいよ」
地図を広げながら現在地を確認してみると、そこには街道名が記されていた。
通常街道につけられる名は、繋がる町の名称が入っている。例えば、湖町クラリッタと以前モニカたちと立ち寄った夜が来ない町フェルレストに繋がる街道だったら、クラリッタ街道とか、フェルレスト街道とか、そんな名前になる。
だがここの正式名称はくるみ街道。その名の意味は……目の前の光景がまざまざと語ってくれる。
街道の両端にみっしりと密集して生える木々。それはこの街道名が示す通り、くるみの木なのだろう。
くるみは油が取れたり食用にもなるので、わりと身近なものだ。
風に揺られ落ちてくる木の実は黄緑色をしているが、あの中に入っている種子が普段食べられるくるみである。あの黄緑色の部分はいわば殻で、かなり硬い。
くるみ街道にはこんなにくるみの木が生えているというのに、なぜかよく強い風が吹き抜ける。そのせいでくるみの木が大きく揺れ、その拍子にぼたぼたとくるみが落ちてくるのだ。
その光景たるや、壮観というよりも恐ろしい。硬いくるみの実がまさに雨のように降りそそいでいるのだ。
雨ならば当たっても濡れるだけだが、これは当たれば絶対痛いに決まっている。
「ねえ、これどうするの……? 風が止むまで待つ?」
ライラも降りしきるくるみの雨に圧倒されているらしく、震え声だった。
「ううーん……風、止むのかな。さっきからずっと吹きっぱなしだし……」
耳を澄ますまでもなく、強風が吹きぬける大きな音が鳴り響く。この風がいきなり止むとはどうにも思えない。
「しかたない……走って突っ切ろう。落ちてくるくるみは帽子である程度防げるでしょ」
「ええー! 無茶よ。落ちてるくるみで足を滑らせて、動けないままくるみの実で滅多打ちにされるのが目に見えてるわ」
「怖いこと言わないでよ……」
でも確かに街道にはくるみの実がたくさん落ちている。走って足を取られたらライラの言う通りになりそう。
こうなると、できるだけ足をあげないようにしながら小走りで進むしかない。なんか間抜けっぽいけど、それが最善だ。
「よし……行くよ。ライラ準備はいい?」
「ちょっと待って」
ライラは帽子のつばから降りてきて、私の肩へと座った。
「ここならリリアの帽子のつばがくるみ避けになるわ」
「……」
ちゃっかりしてる。まあライラ小さいから、くるみの実に当たったりするとひとたまりもないだろうし、しかたないけど。
心も決まり、ようやく私は小走りでくるみ街道を進み始めた。
すると、当然ながら風で落ちるくるみが私を打ち据える。確かに魔女帽子である程度防げてはいるが、風が強くて足とかにもごちごち当たってくる。
「いたたたたっ! これ痛いっ! ちょっ、思ったより痛いって!」
「だから言ったのに……」
風に飛ばされるくるみが膝やすねに当たり、じわじわ痛みが蓄積していく。
耐えられない程ではないが、いつまで続くのかと思うと精神的に辛いものがあった。
「やばい……やばいやばい。ちょっとどこかに逃げようっ」
「どこへ? 木の下なんか、それこそくるみが落ちまくってるわよ」
そうだった。雨だったら大きな木の下で雨宿りでもできただろうが、振ってくるのはあいにくとくるみの実。それを避けるためにくるみの木の下に行くなんて、本末転倒だ。
このままでは私の膝から下がくるみの実で破壊されてしまう。それだけは避けたい。そんなことになったら、モニカ辺りにアホほど呆れられる。
そんな私への救世主とばかりに、やや遠くの方にお店が見えてきた。
くるみの雨を防ぐために帽子を目深に被ってうつむき加減になっているので、何のお店かは分からない。しかし、こうなるともう入るしかなかった。
私は小走りでお店へと向かい、慌ただしく扉を開け中へと駆けこむ。
「はぁっ、はぁっ……危ない。膝から下がくるみで壊れるところだった」
「なに言ってるの?」
ライラは私の言ってる意味が分からないようで呆れていた。くるみで膝下が破壊される恐怖、味わってみないと分からないよね。
無事くるみの雨から一端逃げられた私は、ようやく息を整えお店の中を見回した。
訳も分からず入ったお店は、どうやらパン屋さんだったらしい。焼けたパンの香ばしい匂いがすごくする。
店内はテーブル席がいくつか備え付けられていて、カウンターのショーウィンドウにパンが保管されていた。どうやら購入してから中で食べられる形式らしい。
しかし……白を基調とした清潔な雰囲気の店内は、物凄い音で包まれていた。天井付近からゴツゴツっとした鈍い音が断続的に響いていたのだ。
雨が降っているとポツポツ雨音がすることもあるが、振ってくるくるみの実が天井に当たるとこんな音がするのか。
「いらっしゃいませ。外、すごかったでしょう?」
お店の出入り口付近で立っていた私に向かって、くすくすと微笑する店員さんがカウンター越しに話しかけてくる。
「あ……す、すみません。ぼうっとしてて……」
くるみの雨から逃げるようにしてお店へ入ってきたのが見透かされているらしく、若干恥ずかしくなる。
「いえいえ、せっかくですからパンでも食べてゆっくりしていってください。そのうち風も穏やかになると思いますから」
エプロンをつけた店員さんは、奥の厨房へと入っていき、オーブンから焼きたてのパンを取りだしてきた。
香ばしい匂いの焼きたてパンがショーウィンドウに並べられていく。それを見ていると、くるみが天井を叩く音が遠くに感じられ、喉が自然と鳴った。
……確かに、ひとまずパンでも食べてゆっくりした方がいいかもしれない。そのうち外のくるみの雨も穏やかになるかもしれないし。
そうと決まれば、後は食欲に忠実になるしかない。
私はふらふらっと吸い寄せられるようにショーウィンドウに近づき、ガラス越しにパンを眺めた。
さっき焼き上がったパンはどれだ、と確認してみると、まさかのくるみパンだった。
「うち、くるみパンが有名なんですよ。ほら、外もくるみがすごく振ってるでしょう? だから新鮮なくるみがいつでも取り放題なんです」
……なるほど、こんな変な場所でパン屋をしているのは、くるみが簡単に取れるからなのか。
くるみの木は背丈も高く、くるみの実を採取するのは中々骨が折れる。だけどこの街道は風が強く吹き、勝手にくるみの実が落ちてくるという訳だ。
くるみか……膝から下を壊される怖さを味わわされたことだし、次は私がくるみを味わうのもいいかもしれない。
「リリア、なにかアホなこと考えてない?」
「……妖精ってさ、心読む力とかあるの?」
そうとしか思えないくらいライラは鋭かった。
ひとまずくるみパンを購入した私は、店内のテーブル席へと座る。
白い紙包みに入れられたくるみパンを開放し、早速一口食べてみる。
くるみパンは通常、ハードタイプの硬いパンが多い。しかしここはふわふわな柔らかいタイプのパンで、もっちりとした生地の中にふんだんにくるみが入っていた。
噛むとふわっとした食感で、中はもっちりと柔らかい。小麦の甘さが柔らかい生地の中に溶け込んでいるみたいだ。
その中でコリコリっとしたくるみが主張してくる。くるみは割って細かくされていて、柔らかいパンを邪魔せずに食感のアクセントになっている。
くるみ自体は香ばしく、噛んでいくとじんわり甘さが滲むようだ。くるみ自体に含まれる油が、またいい感じに口の中を潤わせてくれる。
くるみの雨が天井を騒々しく叩く中、椅子に座ってゆっくりとくるみパンを食べる。なんかすごく安心感があった。
ライラと分けつつくるみパンを食べ終えた後、食後の一息をつきたくて紅茶を追加注文した。
一応飲み物も売っているが、パン屋なのでそこまでこだわっているわけではないようだ。紙コップに入った紅茶を、ゆっくり飲んでいく。
テーブル席から窓の外を眺める。くるみの雨は、まだまだ強く振り続いていた。
「これ、この調子で振り続けたらどうするの?」
ライラの問いに、一度紅茶を飲んでから答える。
「私の膝から下が破壊される事になるね」
「今日はずっとそればかり言うわね」
それだけ膝やすねにくるみが当たるのは痛かったのだ。
……早く、くるみの雨止まないかな。紅茶をずずっと飲みながら、私は窓の外を眺めつづけた。
くるみの雨がお店の天井を叩く音は、ずっと鳴り響いている。
旅をするに当たって、私は通常こういった街道を歩くようにしている。
たまに横道にそれて獣道や森を進む事もあるけど、基本的には街道がメインルートだ。
町から町を繋ぐ普遍的な道だけあって、街道は何の変哲も無いことが多い。
しかし、時折街道の中でもかなり特徴的な場所があったりする。
今回私が出くわしたのは、その手の妙な特徴を持つ街道だった。
強い風が吹き抜け、木々の葉が騒々しくざわめく。それと同時に、木の実がぼろぼろと落ちて、まるで雨のように街道へと降りそそいでいた。
街道を歩く私は、そんな光景に出くわして思わず足を止めていた。
降りしきる木の実の雨を眺めながら呆然としていると、ライラが喋りかけてくる。
「ねえリリア。ここ、なに?」
「……えーっと、くるみ街道……らしいよ」
地図を広げながら現在地を確認してみると、そこには街道名が記されていた。
通常街道につけられる名は、繋がる町の名称が入っている。例えば、湖町クラリッタと以前モニカたちと立ち寄った夜が来ない町フェルレストに繋がる街道だったら、クラリッタ街道とか、フェルレスト街道とか、そんな名前になる。
だがここの正式名称はくるみ街道。その名の意味は……目の前の光景がまざまざと語ってくれる。
街道の両端にみっしりと密集して生える木々。それはこの街道名が示す通り、くるみの木なのだろう。
くるみは油が取れたり食用にもなるので、わりと身近なものだ。
風に揺られ落ちてくる木の実は黄緑色をしているが、あの中に入っている種子が普段食べられるくるみである。あの黄緑色の部分はいわば殻で、かなり硬い。
くるみ街道にはこんなにくるみの木が生えているというのに、なぜかよく強い風が吹き抜ける。そのせいでくるみの木が大きく揺れ、その拍子にぼたぼたとくるみが落ちてくるのだ。
その光景たるや、壮観というよりも恐ろしい。硬いくるみの実がまさに雨のように降りそそいでいるのだ。
雨ならば当たっても濡れるだけだが、これは当たれば絶対痛いに決まっている。
「ねえ、これどうするの……? 風が止むまで待つ?」
ライラも降りしきるくるみの雨に圧倒されているらしく、震え声だった。
「ううーん……風、止むのかな。さっきからずっと吹きっぱなしだし……」
耳を澄ますまでもなく、強風が吹きぬける大きな音が鳴り響く。この風がいきなり止むとはどうにも思えない。
「しかたない……走って突っ切ろう。落ちてくるくるみは帽子である程度防げるでしょ」
「ええー! 無茶よ。落ちてるくるみで足を滑らせて、動けないままくるみの実で滅多打ちにされるのが目に見えてるわ」
「怖いこと言わないでよ……」
でも確かに街道にはくるみの実がたくさん落ちている。走って足を取られたらライラの言う通りになりそう。
こうなると、できるだけ足をあげないようにしながら小走りで進むしかない。なんか間抜けっぽいけど、それが最善だ。
「よし……行くよ。ライラ準備はいい?」
「ちょっと待って」
ライラは帽子のつばから降りてきて、私の肩へと座った。
「ここならリリアの帽子のつばがくるみ避けになるわ」
「……」
ちゃっかりしてる。まあライラ小さいから、くるみの実に当たったりするとひとたまりもないだろうし、しかたないけど。
心も決まり、ようやく私は小走りでくるみ街道を進み始めた。
すると、当然ながら風で落ちるくるみが私を打ち据える。確かに魔女帽子である程度防げてはいるが、風が強くて足とかにもごちごち当たってくる。
「いたたたたっ! これ痛いっ! ちょっ、思ったより痛いって!」
「だから言ったのに……」
風に飛ばされるくるみが膝やすねに当たり、じわじわ痛みが蓄積していく。
耐えられない程ではないが、いつまで続くのかと思うと精神的に辛いものがあった。
「やばい……やばいやばい。ちょっとどこかに逃げようっ」
「どこへ? 木の下なんか、それこそくるみが落ちまくってるわよ」
そうだった。雨だったら大きな木の下で雨宿りでもできただろうが、振ってくるのはあいにくとくるみの実。それを避けるためにくるみの木の下に行くなんて、本末転倒だ。
このままでは私の膝から下がくるみの実で破壊されてしまう。それだけは避けたい。そんなことになったら、モニカ辺りにアホほど呆れられる。
そんな私への救世主とばかりに、やや遠くの方にお店が見えてきた。
くるみの雨を防ぐために帽子を目深に被ってうつむき加減になっているので、何のお店かは分からない。しかし、こうなるともう入るしかなかった。
私は小走りでお店へと向かい、慌ただしく扉を開け中へと駆けこむ。
「はぁっ、はぁっ……危ない。膝から下がくるみで壊れるところだった」
「なに言ってるの?」
ライラは私の言ってる意味が分からないようで呆れていた。くるみで膝下が破壊される恐怖、味わってみないと分からないよね。
無事くるみの雨から一端逃げられた私は、ようやく息を整えお店の中を見回した。
訳も分からず入ったお店は、どうやらパン屋さんだったらしい。焼けたパンの香ばしい匂いがすごくする。
店内はテーブル席がいくつか備え付けられていて、カウンターのショーウィンドウにパンが保管されていた。どうやら購入してから中で食べられる形式らしい。
しかし……白を基調とした清潔な雰囲気の店内は、物凄い音で包まれていた。天井付近からゴツゴツっとした鈍い音が断続的に響いていたのだ。
雨が降っているとポツポツ雨音がすることもあるが、振ってくるくるみの実が天井に当たるとこんな音がするのか。
「いらっしゃいませ。外、すごかったでしょう?」
お店の出入り口付近で立っていた私に向かって、くすくすと微笑する店員さんがカウンター越しに話しかけてくる。
「あ……す、すみません。ぼうっとしてて……」
くるみの雨から逃げるようにしてお店へ入ってきたのが見透かされているらしく、若干恥ずかしくなる。
「いえいえ、せっかくですからパンでも食べてゆっくりしていってください。そのうち風も穏やかになると思いますから」
エプロンをつけた店員さんは、奥の厨房へと入っていき、オーブンから焼きたてのパンを取りだしてきた。
香ばしい匂いの焼きたてパンがショーウィンドウに並べられていく。それを見ていると、くるみが天井を叩く音が遠くに感じられ、喉が自然と鳴った。
……確かに、ひとまずパンでも食べてゆっくりした方がいいかもしれない。そのうち外のくるみの雨も穏やかになるかもしれないし。
そうと決まれば、後は食欲に忠実になるしかない。
私はふらふらっと吸い寄せられるようにショーウィンドウに近づき、ガラス越しにパンを眺めた。
さっき焼き上がったパンはどれだ、と確認してみると、まさかのくるみパンだった。
「うち、くるみパンが有名なんですよ。ほら、外もくるみがすごく振ってるでしょう? だから新鮮なくるみがいつでも取り放題なんです」
……なるほど、こんな変な場所でパン屋をしているのは、くるみが簡単に取れるからなのか。
くるみの木は背丈も高く、くるみの実を採取するのは中々骨が折れる。だけどこの街道は風が強く吹き、勝手にくるみの実が落ちてくるという訳だ。
くるみか……膝から下を壊される怖さを味わわされたことだし、次は私がくるみを味わうのもいいかもしれない。
「リリア、なにかアホなこと考えてない?」
「……妖精ってさ、心読む力とかあるの?」
そうとしか思えないくらいライラは鋭かった。
ひとまずくるみパンを購入した私は、店内のテーブル席へと座る。
白い紙包みに入れられたくるみパンを開放し、早速一口食べてみる。
くるみパンは通常、ハードタイプの硬いパンが多い。しかしここはふわふわな柔らかいタイプのパンで、もっちりとした生地の中にふんだんにくるみが入っていた。
噛むとふわっとした食感で、中はもっちりと柔らかい。小麦の甘さが柔らかい生地の中に溶け込んでいるみたいだ。
その中でコリコリっとしたくるみが主張してくる。くるみは割って細かくされていて、柔らかいパンを邪魔せずに食感のアクセントになっている。
くるみ自体は香ばしく、噛んでいくとじんわり甘さが滲むようだ。くるみ自体に含まれる油が、またいい感じに口の中を潤わせてくれる。
くるみの雨が天井を騒々しく叩く中、椅子に座ってゆっくりとくるみパンを食べる。なんかすごく安心感があった。
ライラと分けつつくるみパンを食べ終えた後、食後の一息をつきたくて紅茶を追加注文した。
一応飲み物も売っているが、パン屋なのでそこまでこだわっているわけではないようだ。紙コップに入った紅茶を、ゆっくり飲んでいく。
テーブル席から窓の外を眺める。くるみの雨は、まだまだ強く振り続いていた。
「これ、この調子で振り続けたらどうするの?」
ライラの問いに、一度紅茶を飲んでから答える。
「私の膝から下が破壊される事になるね」
「今日はずっとそればかり言うわね」
それだけ膝やすねにくるみが当たるのは痛かったのだ。
……早く、くるみの雨止まないかな。紅茶をずずっと飲みながら、私は窓の外を眺めつづけた。
くるみの雨がお店の天井を叩く音は、ずっと鳴り響いている。
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