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出会い
しおりを挟む「欲しいスキルは、《テイム》と《生産の手》ですね。」
『テイムはわかるんですが生産の手はわからないですね。詳しい説明をしてもらっても?』
「はい。生産の手は、緑の手の凄い版みたいな感じです。緑の手は植物を育てるのに便利なスキルで、生産の手は欲しい物、もしくはその材料が育てられるという感じですね。欲を言えば、能力や味、その他が自由に決められるとありがたいです。」
『ふむ…。分かりました。ついでにテイムした動物とはテレパシーで話せるようにしておきますね。』
よしっ!日々の妄想が現実になりそうだわ。
『では眷属の子犬を連れてきますね。』
あー、楽しみだな♪名前とかも考えた方が良いのかな?
う~ん。可愛い方がいいよね…。
『こんにちはなのだ!ご主人さま、昨日は助けてくれてありがとうなのだ!』
うっ、可愛い~
「こんにちは、お名前はあるの?」
『ううんなのだ。ご主人につけてほしいのだ!』
「君はクリーム色だから、リームはどう?」
『嬉しいのだ!ありがとうなのだっ、ご主人!』
『決まりましたか?ではスキルを授けます…。はぁっ!』
ーピリッー
いたっ!なんか大きめの静電気が走った感じ…。
『ではその子をお願いしますね。サービスで鑑定もつけておきました。それでは…』
行っちゃった…のかな?最後まで声しか聞こえてないから分からないけど。
『ご主人!何するのだ?』
「うーん、まずは自分の事鑑定してみようかな。《鑑定》っ!」
____________________
名前:桜木 遥
性別:女性
年齢:20歳
称号:料理上手
スキル:テイム・生産の手・鑑定
眷属:リーム
状態:正常
____________________
「リームも鑑定してもいい?」
『もちろんなのだ』
____________________
名前:リーム
性別:雄
年齢:2歳
称号:無し
スキル:愛嬌・念話
状態:正常
____________________
スキルとかも試してみないとな~!わくわくだ!
「私は庭に行くけど、リームはどうする?」
『リームも行くのだ!ご主人、お庭に出て何するのだ?』
「スキルを試して見ようと思ってさ。もしかしたら食べた事がない位美味しいお野菜作れるかもしれないし。」
『楽しみなのだ~!リームも味見したいのだ、お手伝いもするのだっ!』
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