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第七巻 るよの才能開花にひと押し!表裏で活躍し大忙しの愛瀬瑠奈!やった!官能小説から目が反れ始めているってそんな虫の良い話やっぱり無かったね

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第七巻 るよの才能開花にひと押しを!表と裏で活躍し大忙しの愛瀬瑠奈!やった!官能小説から目が反れ始めている!ってそんな虫の良い話やっぱり無かったね(※文字数制限オーバーの為一部サブタイトルを省略させて頂いております。第七話の正式サブタイトルはこちらになります。)






私のファンだと言って弟子になりたいと志願して来た同じ学校の後輩の高宮 美樹 (たかみや みき)ちゃん。最初私の作品が地味だったり有頂天になっているんじゃないのかと問いただして来たけれど、それは私の作品の登場人物になりきったツンデレの様な態度だった。後から美樹ちゃんの親友の加奈子ちゃんに説得されて再び私に謝りに来た。
本当は私の大ファンで私の作品が大好きだと・・・そして美樹ちゃんは私に憧れてWeb小説を書いて投稿する事に!
クラスの子と政樹、私は彼女の初投稿となる作品を読んでみたけど・・・
皆揃って凄い素質がある事を見抜き、今後も作品創りを続けて欲しいと願い、応援する事になった!
アクセス数、ブックマーク数、投稿して間もなく上昇して行った。
私も美樹ちゃんの小説のページへ書き込みを行い、美樹ちゃんはそれを直ぐに気付いて喜んでくれた。
私より才能があるんじゃないのだろうか?私はある思いが頭の中にあった・・・
美樹ちゃんが本気でそれに応えてくれるなら影ながら支援させて欲しいとも思ったから!
そして・・・










愛華「政樹?ちょっと私考えたんだけど・・・」

政樹「えっ!?どうしたんだよ?唐突に!?」

愛華「秋月さんにこの事を話してみようかなって思って・・・」

政樹「この事って、美樹ちゃんの小説の件か?」

愛華「うん!きっと秋月さんたちなら分かってくれる気がするの!」

政樹「良いアイデアだと思う・・・だが、肝心の本人が・・・」

愛華「勿論、先に美樹ちゃんに相談してみるよ!きっと私より高く評価されると思うの!そんな大きなチャンスがあるのに放っておく訳にはいかないから・・・」

政樹「お前っていつも自分優先じゃないよな?」

愛華「えっ!?・・・それって・・・?」

政樹「あぁ・・・いつも周りの人を大切に考えて自分の事は二の次だろ?それじゃお前自身が壊れてしまうぞ?」

愛華「政樹・・・・・うん♪ありがとう!私はもう大丈夫だよ?政樹が戻って来てくれたからそれだけで十分だから・・・はっ!?」

政樹「愛華・・・・それは流石に恥ずかしいから・・・」

愛華「ごっ!?ごめん・・・でも・・・本心だし・・・」

政樹「余計恥ずかしいわっ!!」

愛華「えへへ・・・」

茜「ごめんなさい?アツアツの所・・・」

愛華「へっ!?・・・・・おっ!?お姉ちゃん!?どっ!!どうしたの!?何かあったの!?」

茜「秋月さんが来られてるけれど、降りて来てくれないかな?あまり待たせちゃうのも失礼だし・・・」

政樹「何分くらいですか?」

茜「かれこれ・・・15分程になるかしら?・・・」

愛華「ごっ!?ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!!政樹行こう!?」



茜「もう完璧に2人の世界ね・・・若いって良いわね♪・・・って私も若いか・・・そろそろ私も良い男が欲しいわね・・・」



小波「あっ!?先生、すみません、突然お邪魔しまして・・・」

愛華「いいえ!?それより凄く待たせてしまったみたいで・・・ごめんなさい・・・」

小波「いえ!それは良いのですが、この間先生の新刊で挿絵を政樹君が担当して頂いた事で更に好評を得ているので、今後もコンビで活躍して頂けたら良いかなと言うお話と・・・」

愛華「そうだったのですか・・・私も更にやる気が出て来て凄く嬉しくて!政樹も引き続きやってくれるって言ってますのでむしろ私が感謝したいくらいで・・・」

小波「それは良かったです!作家のやる気を出させるのは編集者の醍醐味でもありますし!」

政樹「俺も秋月さんの様な編集さんが担当してくれるなら凄く心強いです!これからも宜しくお願いします!」

小波「ううん!これからも2人手に手を取り合って良い作品創りを続けて行って欲しいと心から願っています。」

愛華「?」

小波「それから、今日は私事で恐縮なのですが・・・少しお話させて頂きたい事がありまして・・・」

愛華「はい!・・・その表情だと真剣なお話みたいですが・・・」

小波「やはり先生には隠せませんね!顔に出ちゃってますか!?」

政樹「一体何があったのですか?」

小波「折角政樹君に高く買ってもらったのですが・・・実は私、会社を退職する事になりまして・・・」

愛華「嘘!?・・・ですよね?・・・秋月さんが退職なんて・・・無いですよね!?」

小波「・・・・・・・・・・・・・・」

愛華「だって・・・色々と凄い人だし、顔も広いし政樹と再会させてくれたのも秋月さんだったし・・・私まだ秋月さんにお返しも出来ていません!それなのに・・・どうして!?・・・」

小波「私って結構差し出がましいって内部では思われていて・・・あまりこう言う事を外部に出す事はご法度なのですが、本当は上の方からは嫌われているんです!でも同僚や同じ部署、下の方からは凄く頼りにしてくれているのも事実なのですが・・・」

愛華「そんな・・・私も抗議します!」

小波「いえ、それはダメです!既に決まった事ですから・・・それに、これからがある先生が外部と言う立場でその様なアクションをされてしまうと全て終わってしまう恐れがあります・・・ですからどうかここは・・・」

愛華「・・・・・・・・・秋月さんがいなくなるなら・・・私も・・・止めます!プロとしてやって行くのを止めます!」

小波「愛瀬先生?・・・いいえ、あえてここは愛華ちゃんと呼ばせて頂きます。愛華ちゃんには実は色々と助けて頂いています。私の精神的な面で・・・今日迄この会社でやって来られたのは正直言って愛華ちゃんのおかげでした。」

愛華「えっ!?・・・私は何も・・・」

小波「政樹君と再会する事に少しばかり協力させて頂けたのも、愛華ちゃんが色々と私の意欲を高めてくれていたからです。私の過去はお話した通りです。本当は私も諦めていました。色々と人生から逃げようとしていたんです・・・ですが、愛華ちゃんが、愛瀬瑠奈と言う1人の女性が私を・・・途方に暮れていた私を前へ歩ませてくれたんです!だから・・・だから私は・・・」

政樹「分かります!」

愛華「えっ!?・・・政樹?・・・」

政樹「何ででしょうね!?こいつと一緒にいると知らず知らずの内に良い方向へ進むんですよ!でも知らず知らずの内だからこいつがいてくれたおかげなんだって実感沸かないんですよね・・・俺もこいつの事空気みたいな存在だと思っていたからこいつと初めて離れて痛い程・・・苦しいくらいに分かったんですよ・・・やっぱり俺はこいつがいないとダメなんだって・・・知らない間にこいつに色々と教えてもらっていたんです!行き詰った時にこいつが助けてくれる意志じゃなくて本当に自然にアドバイスをくれたり、本当に助けてくれていたんです!だから・・・秋月さんはきっと俺と同じ事を感じてくれたんだと思います・・・ですよね?秋月さん?」

小波「えぇ!全くその通りよ!・・・全て政樹君の言う通り・・・私は政樹君より後から愛華ちゃんとは知り合いましたが、凄く沢山助けて頂きました。本当に短い間でこれから長い事関係を続けて行きたかった・・・勿論ビジネスとして・・・でも個人的にはプライベートでも親友になりたいと思っていました・・・」

愛華「勿論です!私、秋月さんとなら・・・ううん!小波お姉ちゃんなら喜んで親友になりたいです!」

小波「愛華・・・ちゃん!!ありがとう!本当に・・・ありがとう!これからは、ビジネスとしてじゃなくて、個人的な関係になっちゃうけれど・・・影からフォローさせてもらうから、こんな私でも良ければ・・・お願いします!!」

愛華「こちらこそ、至らぬ所ばかりですが、何かあれば絶対に秋月さんのアドバイスを受けたいです!宜しくお願いします!」



秋月さんが出版社を退職する事になり、私へお詫びに来てくれた・・・
私はショックだった・・・とても・・・とても・・・
あれだけ色々と活躍されていて、助けてくれたのに!上の人たちからは嫌われていたなんて!!でも、秋月さんとプライベートで仲良くしてもらえる事になり、今迄どうしてそうしなかったのだろうと今更ながら感じていた・・・
そして、その状態から秋月さんが退職したのは私の家に来たあの日から1月後の事だった・・・
私たちの関係はこれ迄より深くなり、時々私の家に来てくれ、休日に遊びにも出掛けた。
そうこうしている内に数か月程が経っていた・・・
美樹ちゃんを商業へデビューさせようと考えていたのに何も出来ていない・・・
この数か月の間も美樹ちゃんはこれ迄通り定期的に小説を投稿し続けていた。
私も良いアドバイスかどうか分からないけど出来る限り美樹ちゃんの役に立てる様努力していた・・・
私個人も担当さんが代わって、新しい編集さんが付いた。





松下 翔子「初めまして、本日から愛瀬瑠奈先生の担当になりました松下 翔子と申します。どうぞ宜しくお願い致します。」

愛華「あっ!?初めまして、私は香波愛華と申します。宜しくお願い致します。」

翔子「前任者の方から色々とお話をお聞きしています。私は・・・本当は秋月さんに続けて欲しかったのですが・・・本当に申し訳ありませんでした。」

愛華「いいえ・・・それは松下さんの責任では無いと思うので謝らないで下さい。」

翔子「私も秋月先輩から色々と教えて頂いてここ迄成長する事が出来たのですが、上の方が凄く酷くて・・・あっ!?私も先生の作品は最初の方から読ませて頂いていたのですが凄く感動的で惹かれるものを感じていました。それを教えてくれたのも秋月先輩だったんです!困っていたら直ぐに助けてくれて、いて欲しい時にいつも側にいてくれて、アドバイスもくれて・・・本当に素敵な方です!」

愛華「秋月さんは今の出版社に無くてはならない存在だろうと・・・私は出版社の人間じゃありませんが強く感じます・・・松下さんが仰った通り本当に素敵な方です!」

翔子「秋月先輩の様に出来ないと思いますが私はその少ない教えの中で学ばせて頂いた事を全力で先生の為に使わせて頂きます。どうか先生の為にもお仕事続けて行って欲しいです。私からも・・・私個人からも先生の1ファンからの気持ちとしても先生には・・・」

愛華「ありがとうございます。私、頑張ります!相方も今はいますので松下さんの為にも良い作品を創り出したいと思います。」

翔子「先生!!」

愛華「松下さんが後任の方で良かったです。私、きっと秋月さんの後任は秋月さんみたいな感じじゃないから不安でした・・・でも松下さんなら私・・・頑張れる気がします!」

翔子「やはり・・・先輩が言っていた通りの方の様です。」

愛華「えっ!?・・・秋月さんが・・・ですか?」

翔子「不思議な人だけど、人を勇気づけてくれて、それもナチュラルだから嫌味が無くて、本当に作品だけじゃなくてその作家自身惹かれる魅力を持っているんだって、知らない間に助けてもらっているからって・・・きっとあれは本心だろうなって思っていましたが今凄くそれが分かりました!」

愛華「秋月さんがその様な事を?・・・」

翔子「はい!絶対に良いものを沢山持っているから勉強させてもらいなさいねって言っていました。」

愛華「そんな!?とんでも無いです!私こそ・・・秋月さんには色々と勉強させて頂きました!これからも秋月さんの様な考え方を持って行きたいです!」

翔子「はい!私もです!・・・と言う事で、早速最初のお話なのですが、宜しいでしょうか?」



そうして新しい担当の松下 翔子さんと言う女性の編集さんが付いてくれて私も安心していた・・・でも・・・どこか今迄の様な空気にはなれなかった・・・



政樹「お~い?愛華~?生きてるか~!?」

愛華「えっ!?・・・あぁ!政樹?どうしたの?」

政樹「何だか上の空だな?・・・まぁ、秋月さんの件があるから分かる気がするが・・・あまりそこに固執し過ぎても良く無いからな・・・」

愛華「うん・・・分かってるよ・・・でも・・・何か変な感じなんだ・・・」

政樹「まぁ、時間が解決してくれる問題もあるだろうけどな・・・」



♪プルプルプルッ!!プルプルプルっ!!!



政樹「おっ!?父さんからだ!何だろう?・・・もしもし?俺だけど・・・何かあったの?」

政樹の父「どうだ政樹?そっちの方は?大分馴染んで来たか?」

政樹「あぁ!皆受け入れてくれて良くしてくれている!父さんはどう?変わり無い?」

父「あぁ・・・こっちは母さんも元気で変わりは無いのだが、実はだな、さっきそっちの方の会社から連絡があって、どうやら上役が亡くなられたそうで、私が昇級する形になりそうなんだ・・・だがこれはまだ予定になる、決定じゃないからあまり周りの関係者には伝えない方が良い・・・」

政樹「本当に!?って事は決定すればこっちは帰って来るのか?」

政樹の父「あぁ・・・これからは恐らく日本でずっと生活する事になると思われる・・・」

政樹「実は・・・こっちも色々とあって、丁度数か月程前に秋月さんが退職されたんだ!」

父「何だと!?その事については連絡を貰っていなかったぞ!?秋月さんが・・・あれだけやり手だったのに・・・色々と世話にもなったものだし・・・」

政樹「何か下からも同僚や同じ部署からは慕われていたみたいだったけど上からは嫌われていたって言ってたし・・・」

父「そうだったのか・・・彼女くらい動いてくれる人材はそれ程いないからな・・・日本にいた頃も色々と部署は違えど世話にもなっていたし、上からすると少々厄介な人物だったのかもしれないな・・・」

政樹「父さん!!」

父「いや・・・そう言うつもりで言ったんじゃないんだ!当時から既に上からあまり良い見られ方をしていなくて、常に同僚や部下に目をやって非常に面倒見が良くて上からすればいけ好かなかっただろうと言う一般論だよ!」

政樹「秋月さんが辞めちゃってから愛華の様子も何か変で・・・余程ショックだったみたいで、ボー然としているみたいな何か空白が出来てしまったみたいな感じなんだよ・・・」

父「そうか・・・あれ程の担当者が降りてしまえばそうなるのも無理は無いだろうな・・・」

政樹「それから、秋月さんには俺自身物凄くお世話になったんだよ!実は俺・・・」

父「あぁ、秋月さんから聞いている!小説の挿絵を担当する事になったのだろう?おめでとう!丁度その連絡をくれたのが彼女と連絡を取った最後だったんだ!本当に彼女には世話になった・・・勿体無いよ・・・」

政樹「とりあえず今日の話は決定した時に改めて俺も愛華たちに話をするよ!」

父「悪いが、もう少しだけ様子を見てくれ!少なくとも数週間以内には結果が分かると思う!そうすれば私たちも戻るか滞在するのかもはっきりとするから・・・じゃあな!又連絡するよ!」

政樹「あぁ!無理すんなよ!?いつも働き詰めだったし・・・」



愛華「政樹?どうしたの?おじさんからみたいだったけど?」

政樹「あぁ、何でも無いよ!こっちの方は慣れたか?って心配してくれていたみたいだ!」

愛華「そう・・・やっぱり大事に想ってくれているんだよ!」

政樹「そうだろうな・・・恐らく!」





父さんから電話があってから2週間程が過ぎたある日の事、再び父さんから電話が入った!





政樹「父さん?進展あったの?」

父「あぁ!私が任命されたよ!これで日本へ戻れる!帰国は来週末頃になりそうだ!すまないが詳細は後日伝えるが迎えにだけ来て欲しいのだが・・・」

政樹「勿論だよ!連絡待ってるから!」



これで父さんと母さんが日本へ戻って来る!
上役と言っていたけどどのくらいの位置なんだろう?
それはさておき愛華にも一応報告しておいた方が良さそうだし・・・



政樹「愛華?ちょっといいか?」

愛華「うん!どうしたの?」

政樹「実は、この間俺たちの小説の出版社の上役が亡くなったんだ!」

愛華「あっ!?そう言えばニュースで言ってたね!」

政樹「それで、俺の父さんがその人の職に就く事になったんだ!」

愛華「嘘!?・・・でしょ?・・・」

政樹「いや、今、正式に決定して、来週末辺りに日本へ帰って来る事になった!」

愛華「そうだったの!?・・・良かったじゃない!!おじさんとおばさんが帰って来てくれるんだよ!うん♪良かったよ♪」

政樹「あぁ・・・それは確かに良いのだが・・・」

愛華「?・・・どうかしたの?政樹?」



折角愛華と同居状態だったのに・・・又家に戻る羽目になるなんて・・・チクショー!!!
良い事ばかりじゃないんだよ!!茜さんの手料理ももう・・・orz



学校にて・・・



智也「マジかよっ!?あんな大手の上役って相当じゃないのか!?流石だな!!お前たち本当凄いよ!人生勝組だよな!」

夏葉「あら!!凄いじゃないですか!!これはお赤飯を焚かなくてはいけませんね!!」

智也「いつもながら凄い切り口で攻めて来るよな?・・・パートナーながらどうツッコんで良いのか分からん・・・」

愛華「夏葉ちゃん?・・・それは女の子の日だよ!?おめでたいからそうだな・・・おはぎ?」

智也「珍しく香波がボケを担当?」

政樹「別に俺がめでたい訳じゃないんだよな・・・あくまで俺の父親だから・・・」

智也「それじゃぁ、親父さんたち、日本へ戻って来るのか?だとすれば色々とお前は複雑だよな?男として・・・」

夏葉「あら?男ならどうしてご両親が戻って来るのが複雑なんですの?」

智也「色々とあるだろ?ほら・・・政樹たちって同居だし!」

夏葉「へっ!?・・・あっ!?そう言う事でしたか・・・それは女子としても複雑ですわよ?」

智也「やっぱそうだよな?男女関係無いよな!同居してんだし!!」

政樹「あの・・・そんなに同居同居言わないでくれないか?・・・周りの目があるしさ?・・・ほら?」

智也「あっ!?悪ぃ!」

愛華「そう言う事だったんだね!・・・大丈夫だよ!離れていてもお仕事も一緒に出来たり家にもいつでも遊びに来てくれて良いから♪」

政樹「いやっ!?・・・そう言ってくれるのはありがたいのだが・・・」

夏葉「愛華さん?殿方はプライドと言うものがありまして・・・」

智也「又語り始めたぞ!?お姉さんモードか?」

美樹「あの・・・先輩方?宜しいでしょうか?」

愛華「あっ!?美樹ちゃん!どうしたの?何か行き詰っちゃった?」

美樹「いえ・・・おかげさまで第10話も好調で、トータルアクセス数が既に10万程になってしまいました!!驚きました!!」

愛華「うわぁぁぁ!!おめでとう!凄いよ!10話の時点でもうそんなにアクセスされているんだね!!」

美樹「先輩のアドバイスを反映させて頂いた所がやはり好評だったみたいで、ブックマーク数もシリーズ累計1000を超えました!!本当にありがとう御座います。」

愛華「既に私の時を追い抜いている!!」

美樹「そっ!?そうなのですか!?・・・光栄です!!」



こうして平凡な日常に戻りつつあった・・・
政樹が言っていた通り、政樹のご両親も無事に帰国して、政樹は実家へ戻った!
でもお仕事を一緒にする事になったから学校以外でも毎日私の家へ出向く事になり、そう言う生活も数週間程が経ったある日・・・



政樹の父「突然申し訳無いね・・・」

茜「いえ、とんでも無いです。お久しぶりです。それから、昇進されたそうで、おめでとうございます。おじさま、昔から仕事一途で頑張って来られましたもんね!・・・お茶ですが良ければ!」

父「あぁ、ありがとう!・・・今回は前任者が亡くなられたから私が代理の様な形になってしまっただけだからね・・・偶然と言えば偶然となるかな・・・」

愛華「おじさんは実力だと思います。色々と私たちが小さい頃も頑張っている所は見ていた気がします。」

父「あぁ・・・そう言ってもらえると私も報われる気がするよ!こいつを無理に連れて行かなければ良かったとずっと考えていたのだが・・・」

愛華「もう、政樹も元気に戻って来てくれたのでそれで良いんじゃないでしょうか?」

父「そうかい?・・・本当に君は優しいな。息子には勿体無いくらいだよ・・・」

愛華「いえ・・・そんな事は・・・」

父「すまない!今日は、少し君たちにも協力してもらいたい事があってだね・・・数か月程前に秋月さんが辞められたと聞いていたんだ・・・」

愛華「はい!!秋月さんが突然辞められるって家に来てお話して行って・・・私、悲しくて・・・」

父「息子からも色々と聞いているが、私も丁度昇進した事で社を改変させて行くつもりでいるんだ!私が受けて来た事も含め、少々荒いやり方が定着しきっている弊社を建て直すつもりでいるのだが、その1つ目の課題を先日会議に掛けて来たのだけれど、有力者を追放すると言う実態について・・・」

茜「それはまさか!?」

父「茜ちゃん、流石察しが良いね!・・・そう、秋月さんの事だよ!彼女程の有力者を会社として追放では無いにせよ、それに近い行為を会社側が行ってしまった・・・これは重大な過失であり、損失でもある・・・そこで私は彼女にコンタクトを取ったのだが、やはり彼女も色々と苦しんでいた様だ・・・だが、一度会社を出て行ってしまった身、今更戻った所で・・・と言う意志を持ってしまっていたのだよ・・・私も会社側の身として、彼女に無理強いするなんて事は出来ない・・・色々と説明をし、二度とその様な事が無い事を彼女に説明した!だが・・・」










小波「お気持ちは大変あり難く、嬉しいです。それにはっきり言って、加賀谷さんが上役に就かれたなら安心出来ます。ですが、私が社に戻れば又上からは同じ様に見られてしまう事、そして現任の方からも同じ目で見られているだけに加賀谷さんにも多大なご迷惑をお掛けしてしまう事は目に見えて分かります。ですので大変あり難いお申し出ではありますが、このお話はお受けする事は出来ません。」

父「そうか・・・君は会社の人間からこの様に言われて色々と考えていると言う事だね?」

小波「はい・・・そうなりますね・・・」

父「分かったよ!では、私が政樹を助けてくれた父親としての私からの頼みだったらどうだい?」

小波「あっ・・・それは・・・ですが・・・」

父「私が政樹の成長を手助けしてくれた秋月さんにもう一つお願いさせて頂くと言う事では如何でしょうか?」

小波「・・・・・・・・本当に申し訳ありません。加賀谷さんには私も大変お世話になって来ました。ですのでその恩をお返しさせて頂いたと言う事で・・・」

父「やはりやり取りが上手ですな・・・私も結構頑張って来ましたがあなたの様な方とは初めてです。ご意志はお強い様ですね・・・」

小波「本当に・・・本当に申し訳ありません。この上ない名誉だと考えています。それ程迄に私を高く評価して下さったのは加賀谷さんが初めてです・・・」

父「分かりました!ですが、私は諦めません。私が会社の代表としてのお願いはここで終えます。あなたのご意志の強さ、しかと受け取らせて頂きました。ですが・・・あなたのファン、あなたを必要とする者からのオファーもこの先続く事をお忘れなく!では、これにて・・・」










父「愛華ちゃん?悪いのだが、おじさんからのお願いだと彼女はどうも恐縮し過ぎてしまい上手く戻せないのだよ・・・そこで、愛華ちゃんや政樹・・・他に秋月さんのファンの方たちから彼女に戻ってくれないかお願いをして欲しいのだよ・・・随分と身勝手なお願いだとは心しているのだけれど、どうか・・・どうか・・・宜しくお願い致します。」

愛華「おじさん!!そんな・・・頭を上げて下さい!私も秋月さんには戻って欲しいって思っていたので、むしろ良い機会だと思うんです!おじさんが上に就いたと言う事は会社の改革にも繋がるでしょうし、だから私も喜んでお手伝いさせてもらいます!」

父「愛華ちゃん・・・ありがとう!!本当に・・・本当にありがとう!!息子を救ってくれた時もだが、今回も、色々といつも助けてもらっている・・・本当にすまない・・・」

愛華「いいえ!政樹を生んで育ててくれたから、私もこうやって生きる気力を持って今日まで生きて来られました。こちらこそ本当にありがとう御座います。」

政樹「秋月さんの件は俺たちでどうにかするから父さんも疲れただろうからゆっくりしろよ!いい加減倒れるぞ?」

父「政樹・・・あぁ・・・分かったよ!それと・・・茜ちゃん?すまないのだが・・・迷惑で無ければこいつをもう少し預かってくれはしないだろうか?私も当面忙しくて家の中もバタバタすると思うので、女房にも負担を掛けてしまっているから・・・これはこいつの父親としての私からのお願いなのだが・・・無理強いはしないよ・・・」

茜「喜んで!おじさんが大変なのは見て来ていますから安心して下さい!政樹君も愛華と一緒なら落ち着くだろうし、愛華もそうでしょ?」

愛華「お姉ちゃん・・・そうだけど・・・」

父「本当にありがとう!では、私も戻るのでこの辺で。これはつまらない物だが、皆で召し上がって下さい。」

茜「そんな・・・とんでも無いです・・・でもありがとう御座います。ありがたく頂きます。」





そして私たちは秋月さんを家に呼んで説得する事に!





小波「こんにちは♪どう?愛華ちゃん?変わらずやってるかな?」

愛華「はい!いつも小波さんに頂いたアドバイス通りやっていますがスムーズに運んでいます!いつもありがとう!」

小波「今日は何かあったの?」

愛華「はい・・・実は・・・秋月さん?今、お仕事はどうなりました?」

小波「あぁ・・・そう言う事か!・・・ごめんね、私はもう戻らないって決めたの!だから・・・」

愛華「秋月さんが退職するって話を貰う時に丁度私、凄い人を発見する事が出来たんです!」

小波「ん?それはどう言う事かしら?」

愛華「私の学校のとある後輩なのですが、その子は私に凄く憧れてくれていたんです!」

小波「そうか・・・凄いじゃない!やっぱり愛瀬 瑠奈先生は実力派だから!!」

愛華「そうじゃないんです・・・凄いのは・・・本当に凄いのは・・・その後輩で・・・」

小波「愛華ちゃんが凄いって!?・・・」

愛華「現在も初めて書いた小説をシリーズ化させて10話辺り迄になりました。トータルアクセス数が10万程に到達して、ブックマーク数も1000程獲得している様です。」

小波「それって・・・愛瀬 瑠奈先生よりも・・・」

愛華「はい!明らかに私より高い数値です。そして、私だけじゃなく、政樹や学校のクラスメイトも彼女の作品は凄いと大好評を得ました。」

小波「そっ・・・そうなんだ・・・じゃあ愛華ちゃんも頑張って・・・」

愛華「秋月さんにその事をお話して、彼女も商業の世界へデビューさせたかった・・・」

小波「えっ!?・・・それって・・・・・」

愛華「勿論、私も今迄通り頑張るつもりでいました。でも私の弟子になりたいって私の所へ来てくれて、お願いされて・・・私も何が出来るだろう?と思いながらも私も新人のほぼ素人でどうすれば良いのか毎日考えて・・・きっと秋月さんにも伝わる様な作品だろうなって思って・・・それで・・・うっ・・・うぐっ・・・」

小波「愛華ちゃん・・・ごめん、ちょっとその子の小説のページ見せてくれない?」

愛華「はい!・・・こちらです・・・」

小波「ちょっと時間頂戴ね!今から読んでみるから!」

愛華「はい!」





そう言って秋月さんは必死になって美樹ちゃんの小説を読んでくれた・・・





小波「・・・・・・凄い!・・・この作品・・・」

愛華「やっぱり小波さんにも伝わったんですね!良かった・・・」

小波「はっきり言って愛瀬 瑠奈先生の様な強さは無いけれど、反対で上品さがあって、更に続きが各話毎に気になるから一気に読んでしまえるわ!!1話だけしかまだ読んでいないけれど、続きを早く読みたくなっちゃう!この様な作品は久しぶりの様な気がするわ!」

政樹「俺もそう思いました!最初凄くぶっきらぼうに入って来て、ツンケンしながら愛瀬 瑠奈の作品を批判していたんだけど、後から同級生の子と入って来て、実はデビュー作の主人公に憧れてその子の振りをしていたって謝って来ちゃって!それ程こいつの作品を好きでいてくれたんですよ!そして色々とこいつもアドバイスを出してあげて、影響も強く受けていて・・・この後の話も進んで行くに連れて愛瀬 瑠奈の雰囲気が上手く出されて来るんです!」

小波「そうだったの・・・愛華ちゃんも頑張ってるんだね・・・私が見ていない所でも・・・」

政樹「父さんが色々と説得していたのは聞いています。それが失礼だったなら謝ります。ですが、父さんも凄く秋月さんには世話になっていて、感謝しか無いと言っています。あの説得は恐らく父さん自身の気持ちが強いのだと思います。それと秋月さんには一つ重要な事をお伝えしろと父さんから言われていました。」

小波「えっ!?重要な事?」

政樹「自分で言うのはおこがましいからってちょっとシャイな部分があるもので・・・実は、父さんは副社長になったんです。社長は良き理解者なので安心して欲しいと・・・だからもし又秋月さんが何かされたなら遠慮無く言って来て欲しいと言っていました。それから、この後の話は俺たち・・・こうして愛瀬 瑠奈のファンたちが感謝の想いとたった一つの願いを叶えて欲しいと言う強い想いを述べます・・・どうか、愛瀬 瑠奈と宇奈城 太部多井(うなぎ たべたい)をこれからも成長させて下さい。お願いします。」

小波「ちょっと、政樹君?土下座なんてしないで!!」

政樹「いいえ!これは本当に一生に一度の大事なんです!秋月さんが良いと言ってくれる迄この頭、決して戻しません!!!」

小波「もう・・・ダメよ、私なんかがいなくてもちゃんと成り立つわ!だからそう言うのは止めてお願いだから・・・」

愛華「お願いします!!!」

小波「ちょっと愛華ちゃん迄・・・ダメよ!!」

茜「秋月さん!宜しくお願い致します。」

小波「ちょっとぉ!!茜ちゃん迄どうして!?そんなに私がいないとダメなの?」

全員「はい!秋月さんは天下一の編集さんですから!!」

小波「はぁぁぁ・・・分かりました!もう一度戻してもらえる様に話をします。だからもう土下座は勘弁してぇっ!!!」






こうして、小波さんの固い意志を覆す事に成功した私たちは、政樹のお父さんへも報告し、無事小波さんを元の部署へ戻す事が出来た!そして・・・





小波「先生!?秋月 小波丸川書店編集部へ復帰致しました!又、今日からお世話になりますが、宜しくお願い致します。」

愛華「わぁぁぁ!!!やっぱり小波さんはこの方が良いよ!」

政樹「あぁ!俺たちもビシッとなるよな!これからも宜しくお願い致します。秋月さん!!」

小波「えぇ!こちらこそ!・・・それと・・・本当にありがとう!私、本当はこの仕事大変だけれど、大好きなの!こうして皆と繋がり合えて怒られる事も多いけれど、支持してもらえる事も多いの!だから・・・あなたたちには本当に感謝しているわ!茜ちゃんも本当にありがとう!」

茜「いいえ!私も秋月さんには戻って来て欲しいと思っていました!これで一件落着ですね♪」

小波「ですが・・・」

愛華「?・・・どうしました?」

小波「先生?例の本業の方・・・官能小説の方も忘れていらっしゃらないですよね?こちらの新作の方も宜しくお願い致しますね♪」

愛華「へっ!?・・・あれは終わったんじゃ?・・・だって今迄何も話無かったから・・・」

小波「いいえ!とんでも無いです!先生は言われなくてもきちんと仕事を全うされる・・・そう私は信じていたのですが?」

愛華「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!?政樹?どうしよう?まだ構想すら練っていなかったよぅ~!!!」

政樹「まぁ、アレだよな?お前って人の事ばかりだから自分の事を二の次に回すのを止める事だろうな?・・・うん!」

愛華「そんなぁぁぁぁ!!酷いよ!政樹だって手伝ってくれて良いでしょ?ほら、協力するからって言ってくれてたでしょ?男子だから官能小説のネタになる事いっぱい持ってるだろうし・・・」

小波「先生?期限は来週末です!宜しくお願いしますね♪」

愛華「あっ!?ベテランの小波先生ならきっと良いネタも沢山?」

小波「私は基本一般作品が中心ですので官能作品はちょっと・・・」

愛華「酷いよぅ~!え~ん!え~ん!」

小波「先生なら大丈夫です!きっとこれ迄あった事を解決して来たみたいにあっと言う間に良いモノを創り上げてくれると私は信じていますから!」

愛華「ちょっと前より酷くなってない?性格変わってない?秋月さん?小波さ~ん!!」










こうして小波さんが無事に帰って来てくれたのは凄く嬉しいけど・・・やっぱり官能小説からは逃げられない様です・・・とほほ・・・





小波「あっ!?それから、先日見せてくれたあの子の小説ですが、早速部に取り合ってみましたが、大好評で!良ければ書籍化のお話も進めたいと言う結論に至りました!」

愛華「小波さん!!ありがとう!本当にありがとう御座います。」

政樹「やっぱ秋月さんは仕事が早いよな!流石です!!」

愛華「一応本人には確認を取っていますがお願い出来るならと言っていました!」

小波「では、早速戻って彼女に連絡を入れさせてもらいますね。上手く行けば今の投稿している作品を書籍化出来るかもしれません!あの作品は私も驚きましたから!きっと人気が上がるでしょうね!」

愛華「はい!宜しくお願いします!」

政樹「師匠だからな!ここは結構重要な部分だろう!」

愛華「ふふん♪」

政樹「ドヤ顔かよっ!」

小波「ふふふ♪じゃあ、私は戻りますね!・・・先生?くれぐれも新作忘れないとは思いますが宜しくお願いしますよ?」

愛華「はぁぁぁぁぁぁぁい・・・・・早速書かせて頂きま~す・・・orz」



数時間後・・・



♪プルルルル!!プルルルル♪



愛華「あっ!?美樹ちゃんからだ!・・・もしもし?美樹ちゃん?」

美樹「あっ!?先輩!!聞いて下さい!この前先輩が仰っていた編集さんからお電話頂いたのですが・・・わたっ・・・わたっ!?・・・私の作品が小説になるみたいなんです・・・どうしましょう?」

愛華「美樹ちゃん落ち着いて?秋月さんからの電話だよね?さっき家に来てて部に戻って電話を入れるって言っていたの、書籍化の話も編集部にも好評で是非と言っていたから後は美樹ちゃんがOKかどうかだよ?」

美樹「そんな・・・私の書いた作品が巷に出て知らない人に見られちゃうんですね!!そんな・・・私・・・恥ずかしいです・・・」

愛華「あぁ・・・はははは・・・(美樹ちゃんもきっと天然さんなんだろうな?夏葉ちゃんみたいに・・・)」

美樹「でも・・・先輩に追いつく為にも・・・是非・・・」

愛華「うん♪もう追い越されちゃったと思うけど、とりあえず契約のお話にもなると思うから、ご両親の許可やお話もこの後あると思うから!」

美樹「えっ!?・・・あっ!?はいっ!両親は自由奔放主義なので大丈夫だと思います!でも緊張しちゃうな・・・」

愛華「私も最初はそうだったけど、恐らく美樹ちゃんの担当も電話を掛けてくれた秋月さんだろうから安心して!あの人は敏腕で優しくて私も色々と尊敬している人だから!相談もきちんと乗ってくれるし♪」

美樹「あっ!?はい・・・ありがとう御座います。それだと安心出来ると思います!でも先輩ですら尊敬されるお方・・・きっと私もおもら・・・気絶してしまうかもしれません!!」

愛華 (あぁぁぁぁ・・・・・この前止めるって言っていたのに結局習慣になっちゃってるみたいね・・・)










こうして、怒濤の展開が落ち着き、次は美樹ちゃんの小説がいよいよ書籍化される!?予定になり、楽しみになって来た・・・来た・・・はず・・・うん!そう・・・そうだよ?私の官能小説も絶賛執筆中なぅ・・・頑張ろうっと♪














第七巻 終
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